酒井恵理子のワンストップコンサルティング☆ : ビジネス

ビジネス

October 16, 202314:50

何が定着するか

カテゴリ: 建築関連; ビジネス

長かった暑い夏がついに終わったら、
もうダウン羽織っている人を見かけて

、
全く秋服の出番がない。

さて、純木造〇階建て、日本初耐火木造〇階建て…
木造をより高く、より大きく、飽くなき挑戦は後をたちません。
これ自体悪くない流れです、
大手さんが取り組めば、木造を推進する立場として
一般消費者への説得力がぐっとアップしますから。

ただ、これらは、たぶん採算度外視

の、
「木造でここまでできる」という各社の技術力や環境への意識の
広告塔のようなものですから、大手企業や公共施設だからできる、という印象です。

そこを、
手の届くところでなんとかしたいと日々頑張っていますが、
それと全く同じ動機から、中小ビルでも木造にチャレンジ、
そして建物の上層階に木の箱が乗ったような、ツリーハウスビル高木ビルを
建てた高木社長のインタビュー記事を偶然見つけて感動し
（少し前のことですが）、早速見学に行ってきました。

20230913_085805

おぉぉぉぉぉ。

竣工済みと聞いていたものの、現場は朝イチから工事進行中。
現場の責任者のような方に、中を見せてもらえないかとお願いすると、
プレスの方ですか？と聞かれ

、
全然違います

、偶然記事を読んだもので…と伝えたところ、
内装はこれからで、まだ案内できる状態ではないとのこと。

が

！

対応くださったその方こそ、インタビュー記事に載っていた社長本人だったのです！
引渡しを受け、あとは自社で内装の手配をして現場に立ち会っている、
ということでした。
少しの時間でしたが、木造化を進めていきたい互いの熱い思いを
語りあう機会を頂きました。かなり興奮した一件でした。

このように、もっと一般的に大型木造を増やして、
一過性でなくこの流れを定着させていくことが必要、
と東大の腰原先生が投稿されているのをたまたま見つけた。
うんうん、その通り

。

そういう意味でも、「収支は別にして木造でここまでできた！」、
というすごい事例を見せつけられてるだけでなく、
一般の地主様に提案できる、十分採算のあうもの、
例えば弊社が持っているような、汎用材を使いリーズナブルに
大開口を作れる技術などを、もっと多くの方の目に触れるようにしないと

。
引き渡したあとも、地場の大工さんが駆けつけて
対応できるようなものでないとならないんですよね。

腰原先生の言葉を借りると、
木造でどんなことができるかの競い合いは終わりで、
その中で何が定着するかを見極めることが大事、のようです。

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September 05, 202216:40

展示会出展～動かせる木造空間～

カテゴリ: 日々の仕事; ビジネス

早９月

。８月中に一度は投稿したかったのが
しそびれて月が替わってしまった～。

９月１日は防災の日でしたね。遠い昔、関東大震災があった日。
では、それはいつだったか西暦で答えられますか？
私はYES

小学生の頃だったかな、先生が、
地震が起きたら一番先に逃げるのは兄さん、と覚える
と言っていた。１９２３年。
これは一生忘れない、毎年９月１日になるとこのことを思い出します。
暗記の語呂合わせって最強ですね。
来年で１００年なんですね。

さて、５月ぐらいから忙殺されていたのは、
７月２７～２９の３日間開催の東京ビッグサイト
レジャー＆アウトドアジャパン２０２２という展示会に
木造トレーラーハウスを出展することに決めてから
その準備にあけくれていた

からです。

以前から意識していたものの、１つ１つ営業することなど
到底できないレジャー＆アウトドア業界だけに、
万人単位で向こうから来てくださる展示会において
どのような切り口でどうアピールするか、
展示用の仕様決め、そこからのスタートでした。

キャンプやグランピングサイト（場）で泊まれるトレーラーハウスは
今どき全く目新しくない、
正直「今さら」感があるので、トレーラーハウスであることを
強調するのでなく、「動かせる木造空間」という出展名にして、
サイト運営者やホテル事業者様向けにサイトのファシリティ
（受付棟、休憩所、管理棟、ショットバー、コーヒースタンド、
ランドリー棟など）として使ってもらう、そこを狙うということにしました。
敷地内でのちょっとした移動や季節によって向きを変えることも可能。
宿泊以外のニーズについてメンバー内で慎重論も出ましたが、半ば押し切って、
一例としてショットバーをイメージした内装に決めました。

それに加え、躯体以外も極力木を使う、
できれば国産材にこだわる。というコンセプトで臨みました。
世の中に安価なトレーラーハウスがたくさん出てきていますので、
あくまで木にこだわる分、価格競争では太刀打ちできませんが、
そこは我々のこだわりを貫き、賛同いただける相手に売る、と決めて…
で、出来上がった外観スケッチがこちら。
20220829095403-00011

仕様を説明するための分解図です。

外壁は会津杉、床は鳥取杉のCLT、サッシは木製、打合せ用テーブル・椅子も
天然木を使いました。こんな感じに仕上げましたよ。これで１４㎡。

展示会ではブースへの立ち寄りやすさが肝ですが、
階段を上り個室に入ることになるので、入りにくいのではないか、
どうやって中まで誘導するか念入りにシミュレーションしましたが、全く杞憂で

、
想像以上の多くの方に入っていただきました。
当初３日分で用意したチラシは１日でなくなり

、急遽追加したくらい。
そして、実際に中に入っていただき、
木の香り、柔らかい空気感を体感してもらえるところが実物展示ならでは。
写真や動画では伝わらないところです。
入った瞬間ほぼ全員から、いい匂い、やっぱり木はいいね～、と声があがり、
なんだかすごく世の中に役立っているような気持ちに

なりました。

怒涛のような３日間が終わってからは、手分けして名刺交換した方への挨拶や
問い合わせ対応で、夏休み前も大忙し。現在いくつか商談中です。
自然と共存していただける木造が、キャンプ場・グランピング場・ホテル等
運営者に受け入れられたようです。

そして、この展示会で改めて感じたのがサウナ需要

。
これからの研究課題です。

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March 03, 201517:46

古民家活用の一件

カテゴリ: 土地活用・建物再生; ビジネス

ＩＥを立ち上げたときのひそかな楽しみ、
今日のグーグルのDoodleもかわいいです。

今日は桃の節句。女の子の日。今朝主人に、
ねー、女の子の日と言ったら？と
聞くと・・・、

出○

ですって

。。。。。。

昭和の建築物、風情ありますね。
ノスタルジーを感じる人は多いと思います。
そんな古いもののよさを有効に活用している
ケースをよく見かけますが、昨年足を運んだ
ビストロもそうでした。古民家をほとんど
そのまま活かしていて、ちゃぶ台でワイン、という
幸せな空間が。。。。
昨年１０月にその時の感想を書きましたが、
その後日談。

そのお店にガーーン、と刺激受けましたので、
お店のＨＰをみると、やはり仕掛けている会社が
あるのです。
夢屋さん。いいお仕事されてます。

さっそく問い合わせをしたい衝撃に駆られましたが、
手ぶらでは何なので、具体的な案件を手土産に
しようと考え、古民家探し。
（もちろん、隙間時間で、です。）

住宅街に古民家があってもそれは普通、
お店が並ぶ繁華街に取り残されたように佇む
古民家だから意外性があって、それがねらい目なのです。

私はいい具合に新宿区出身なので

、
そうそう、同級生の実家なんかどうかな～、と
心あたりに声を掛けてみると、
意外とあるもので、立地的にはばっちり。
「でも、今貸してるんだ。」

で、しばらく忘れていましたら、
年末にその同級生から連絡がありました。
ちょうど賃借人が退去したので、借主募集している、と。
ただし、父親の建物だからどうなるかわからないけど、
自分としては飲食がいいと思う、とのこと。
年明けに早速現地を見て、うん、なかなかいい感じかも。
写真を撮って地図を添えて、弊社の紹介、
なにかご一緒に手がけましょう、手始めに・・・的な
内容で夢屋さんに問い合わせしました。
程なく担当の方から電話をいただき、
お会いして一緒に物件を見ることに。

立地的にはちょっと奥まりすぎているという点を
気にされていましたが、建物のサイズ、構造は
好感触でした。
夢屋さんは、社長様が建物をみて、瞬時に
判断されるそうです。いける、いけない、と。
あまり具体的な話は書けませんが、
即座に判断されるのは、持ち込む側としては
助かります。ダメならその理由を確認し、
さっさと次、へ移れるからです。

そんなことで、あとは賃料との兼ね合いを踏まえ
社長様の判断を待つ、というときに
同級生から電話が・・・。
「親父が知人に貸してしまった」と。
住宅として借りたい方が見つかり、既に
賃貸借契約もしてしまった、ということなのです。

なんとも段取りが悪い話の暴露みたいですが

、
（実際のやりとりはもっとありましたが、ここでは省略）
住宅で使ってくれる人がいるならそれに越したことは
ありません。
そもそも立地はう～～ん、だが、安く借りれるなら土俵に、
というニュアンスのお話だったので、
先方も固執するわけでもなく、この話は終わってしまいました。

この件はひとつの足がかりで、事業者様とのお付き合いで
肝心なのは、その次ですね。

あー、また魅力的な建物が近所に。。。
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January 21, 201518:56

上司気取り型の・・・。

カテゴリ: 雑感; ビジネス

昨日は大寒だったそう、
二十四節気で次は立春なんですね。
でも現実東京はこれからまだ２ヶ月くらいは
気が重くなるほど寒い日が続きます。
今日は寒い！

さて、デスクでＰＣに向かうとき、
つい日経新聞のページは見てしまいます。
ビジネスに絡む興味深いコラムが満載。
魅力的な見出しがならびます。

昨日一気に読んでしまったのが、
猛威を振るう反社会的消費者というコラム。
特に興味深かったのが、一切怒鳴らない
新種クレーマーの台頭。
ネチネチタイプというのでしょうか。
コールセンターの統計で、面倒なクレームを
持ち込むのは圧倒的に男性高齢者が
多いのだそうです。
たとえば、不良品を交換させただけでは終わらず、
「原因を特定して報告書を提出
してください」と何度もやりとりを続け、やっと納得
したと思ったら、「今後の対策をまとめてみましょう」
と言ってしまう

そんな方々の穏やかなクレームは
「上司気取り型クレーム」とか「昔とった杵柄型
クレーム」と呼ばれ警戒されている、とのことです。
よく言ったものですねー。見事に揶揄していて
ちょっとふきだしそうです。

記事によると、結局その手の人々は
時間があって元気。
一方で会社中心の人生を送ってきたため、
女性に比べ地域に居場所がなく孤独。
持て余したエネルギーを最もぶつけやすいのが企業、
とくに顧客相談窓口、とのことなのです。

確かに「上司気取り型」の方、いらっしゃいますね。
その予備軍も。（今後は女性も増えそうで、
自分も気をつけなくては）
建設的な考えに基づき人に意見することは必要ですが、
モンスター化したクレームはまったく別です。
そう言わせてしまう根っこを上記のように
分析されていると知ると、言っている本人は
どう思うでしょう。

持て余したエネルギーを、
あらぬ方向にもっていってほしくないですね。

本日は前置きのつもりで書いた内容が
メインとなってしまいました。

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August 18, 201101:14

短い夏、プラチナタウン

カテゴリ: プライベート; ビジネス

短い夏休みはとうに終わり、短い夏ももう終わりかけています。
（暑さでうんざり、早く終わってほしい～と思っている方も
多いでしょうが・・・。）
最近当然に日が短くなってきましたね、１８時台でも暗くなり、
夜は蝉のジージーに混じって、虫のリンリンという声が
聞こえてきたのに気づき、季節の移ろいを感じます。

この夏休みは、金曜と月曜に有休をとり（弊社に夏期休暇は
ない）　４連休でしたが、どこへ行ったということではなく、
のんびりしてました。木曜日の夜は、久しぶりの友人と
都庁上のレストランで会食。
実は５年前に1口を半分ずつ出資したベトナムファンドが償還となり
その残念会でした。（１００万円が９万円です・・・。

）
時期が悪かったです。でも、当時みんなこぞって投資に走ったのでしたよねー。
5年、あっという間でした。
結果に一喜一憂するくらいでは投資はできませんよね。。。

しかし、話は、彼女が今肌身離さず持ち歩いてフル活用している
ipad2で終始持ちきり。多彩な機能を目の前でプレゼンされては、
たまりません。世界観が変わったくらい目から鱗が落ちました。
ipad１より１００㌘軽くなったそうですが、まだちょっと重いので、
持ち歩きがどうかなぁと思いますが、活用することで、生活が
変わることは間違いなし。
スマホの画面でさえ、全く満足できなくなりますね。

そんな感化を受けた夏休みの始まりでしたが、この夏休み、
一番時間を費やしたのは「衣替え」

。
GWには完全にしまえなかったセーター類などの冬服を
ようやくクリーニングにだしたり、手洗いしたり、
こんな真夏に毛糸のセーターをいじっているのも妙でしたが、
これを着る時期も、あっという間にやってくるのだろうな～と思います。

そして、勧められて、読むぞ～と決めていた小説を読み終えました。
「プラチナタウン」　
7月下旬初版のできたてほやほやの本です。
いわゆるシルバーでなくて、プラチナ。
大手商社でバリバリに働いていた主人公が
ひょんなことから、過疎の債務超過の出身地の町長になり、
田舎の生活を逆手にとって、大型の高齢者向け施設を誘致し、
村を再生させるまでの話です。
高齢者向け施設を企画立案するまでの試行錯誤が、
今仕事で少しばかり関わっているだけに、手に取るようにわかり、
とても興味深く、一気に読み切りました。
これまでも触れてきましたが、高齢者をひとくくりにして、
単に受け皿を作ればいい、という発想では、
長期でみた場合の経営はなりたたなくなる、という点なども、
弊社の会議で侃々諤々してきたところです。

主人公の、先を見据えた、芯の通った仕事の進め方に
学ぶところが多かったです。（小説だけど。）
地方の遊休地の有効活用の究極をみたようでした。
実現するといいですよねー。

そして、毎年恒例の盆の「迎え火」をして、
遠い記憶の中の故人に思いを馳せた夏休みでした。

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July 28, 201118:06

デイサービスとお弁当

カテゴリ: 土地活用・建物再生; ビジネス

週末からいよいよ蝉が鳴きだし、真夏モード全開となりました。
今朝のように雨上がりで少しひんやりした空気に、
夏草のいい香りが混じって、ミンミン蝉がなくという状況

、
一年で一番好きかもしれません。

相変わらずいろいろなことがある毎日ですが、
気付けば７月も最終週になっていて、
更新もすっかり滞っておりました。

未読の新聞はたまるし

・・・。
山盛りの個人宛のＤＭはタイトルだけさっと見て
ゴミ箱行きですが、最近はこんな感じ。
20110725144847

これは(株)総合ユニコムさんのセミナーのＤＭです。
不動産に限らず、ビジネス全体の動きをすごい勢いで先取りして
セミナーや書籍発行を展開している会社で、
タイトルをみるだけで、ホットな話題が
わかるというわけです。今、まさに介護介護、です。
とはいえ、これらは不動産に結びつきます。
事業を展開するには、場所確保が必須だからです。

ある医療法人も（子会社の運営事業者が）
これから大々的に新築のデイサービスを展開していくということで、
当ビルダーも土地探しの依頼を受けており、
土地活用したい地主様とのマッチングも重要な役割になってきます。

提案エリア別の今後の人口推移や
65歳以上の方の割合の推移などを調べて、
これからの土地活用の選択肢を
説明するようにしています。

昨日は、ここ数ヶ月ご一緒して土地活用としての
「デイサービス」を提案している事業者
（弊社は活用手段の提案、建築営業として、
彼らはデイサービス事業を展開する営業として）
の方が会社に寄られたので、雑談しました。
高齢者向けにお弁当がいかに有効かという話で
盛り上がりました。

一人暮らしの私の母も、ワタミのお弁当を週5日とっており、
とても楽しみにしています。
デイサービスなどでの食事の準備はスタッフの
かなりの負担になっているのも実際だそうです。
できたてのお食事を目玉にしていても、現実
プリカット材料を仕入れて、資格も特にない普通のスタッフが
手探りで（適当に）調理している実態もあるそうで、だったら
栄養バランスがとれて、とびっきりおいしいお弁当のほうが
ずっといいよね

、ということです。
衛生面だけ気をつければ、ポータブルである点も
実に使い勝手がいいようです。
いかに、気持ちのこもったお弁当を提供できるか。
そう考えると、お弁当事業もまだまだ開拓の余地が
ありそうです。

こんな話題をしていると、
またまた、自分の専門がわからなくなります

。

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July 07, 201123:00

「サ高住」のこれから

カテゴリ: ビジネス; 話題

今日は七夕ですね。
かろうじて雨は降りませんでしたが、
新宿の空には星が見えません・・・。

今日は「学研ココファン」の社長である
小早川仁氏のセミナーを聴講してきました。
「サービス付き高齢者向け住宅を成功させる
開発・運営ノウハウ」というテーマです。
４時間で約４万円のセミナーに、定員一杯の
（たしか６０名）参加者には驚きました。
恐るべし「サ高住」。　ものすごい注目度です。

今年の4月に公布（施行は１０月）された
改正高齢者すまい法に基づき創設された「サ高住」、
いわゆるこれまでの「高専賃等」。
１０年間で６０万戸整備という目標も公表されています。
今年だけでも、供給促進のための予算は３２５億円。
整備した事業者（土地オーナーを含む：運営事業者ではない）に
補助金が出ます。
予算達成次第締め切るということで、
住宅金融支援機構から長期で低金利の借り入れもでき、
建設会社等の営業のインセンティブになっているのです。

セミナーは非常にためになり、大いに参考になった

部分と
ちんぷんかんぷん

の部分がありました。

昨今、気付けば、いたる所で、高齢者向け住宅ビジネスの
セミナーが行われています。
パイオニアである小早川氏はひっぱりだこです。
といっても、会社はまだ７年。
ブログを読み返しても、その頃（実際にはそれから少し
たったころ）、一時的に高齢者向け住宅の建築がラッシュで、
私もにわか勉強してそのテーマで書いています。
あの「学研」が作ったということで、
学研ココファンの第一号が話題になったことも書いてる、書いてる。
そして、時代は、高級有料老人ホームバブル。
バーリントンハウスが出来たのもこの頃でした。
今読んだら嘆かわしい感想を書いていますが、
その頃においては、そんな勢いがあり、
様々な業態から、こぞって高齢者向け事業に参入したのでした。
そして、バタバタと事業に失敗。
結局、バリアフリーなど一応形が整っているだけで、
豪華な立派なハードを提供しても、入居者が本当に望んでいる
ソフト面の研究不足で、入居者が入らず、
採算割れということだったのです。
ゼネコンだけが儲かって。

しかし、学研は、このような目先のゴージャスな建物には
目もくれず、もくもくと、２０年後も存続する
（つまり、本当に必要とされているサイズ、内容の）
高齢者向け住宅（施設でなく、住宅という概念のもの）
に特化して地道にやってきたことが
今日実を結んだ、ということのようです。

これまで何度も書いていますが、
高齢者はひとくくりにはできません。
あと１０年後に７５歳になる世代は、
明らかに今の７５歳世代と違う。
豊かな時代を知り、選択肢が多く多様化した
ライフスタイルを過ごしてきた世代。
インターネットも駆使するし、趣味も嗜好も多様。
そのような方たちに選ばれる住まいの
提供ができなければならない、ということです。

ターゲット層を定めずに事業計画を進めても、
不人気物件になるだけ。
身につまされるお話でした。

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January 18, 201023:45

行動計画を立てる

カテゴリ: ビジネス; 日々の仕事

自分の行動計画を立てる、
仕事における目標設定をして、
自分でその達成までの行動計画を立てる。
昔いた会社ではこのＭＢＯ（ＢＯはバイアウトでなく、
バイオブジェクティブ＝目標管理）
を全社的にやっていました。
そのやり方の是非はともかく、
自分で目標を設定し（もちろん、それは会社なり、部署なりの指針、
そしてその人の期待役割に合致したものでないと意味ないですが）
自分でその達成のための計画をつくる、
人が決めたのではなく、自分で能動的に立てた計画なのだから
達成しなくてはならないし、逆に達成するために日々どうするか
考えながら行動する。
もちろん、達成度だけで計ると、
余力を残し、思いっきり目標設定を下げる人がでてくるとか、
目標に挙げたものしかやらない人とか、
上に立つ、しかるべく人がジャッジできないとならない分、
導入には色々弊害もありますが、
この考え方は仕事の基本だと思います。

当社は、ワンマン会社ということもありますが、
実は全くそのような仕組みはありません。
社長の具体的な指示を受け、予定日までにきっちり仕上げる、
それが社員の役割です。

でも、私の中では昔からこの目標管理が普通になっていて、
具体的な指示はもらいたくなく（←生意気ですが）
課題を与えられたら、この仕事をいつまでに達成するためには、
いつまでにこれをやって・・・予定より遅れていたら
夜間、土日もいれて調整する、そんな感じで仕事をする
傾向があります。社長からは異端児扱いされています。。。

話が大きくなってしまいましたが・・・、
当面の課題に向けてTo do listを作ってみたら、
目標日までにやることがまだまだ一杯！！
自分でやるべきこと、社員で分担してやってもらうこと、
そして、それをいつまでにやり、誰と誰とで打ち合わせし・・・。
社員全員へ協力依頼するものもあるし・・・。

そんな感じで年初からかなりタイトなスケジュールで
動いておりまして、こんなこと↓もその中の一つ。
同じフロアの社員全員に協力してもらい、サイクルハウスの
各部屋の番号プレート作成。
手作りしてます。。。おかげ様であっという間に完了。

今月末の内覧会に向けて、
まずまず予定通りに進んでいるではないか

ふと何か忘れているような・・・・・・・・。

ブログの更新でした！

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December 09, 200923:36

IKEA

カテゴリ: 日々の仕事; ビジネス

昨日は新三郷のＩＫＥＡに出動。
サイクルハウスに設置する設備の下見です。
買い物リストを十分吟味して臨んでも
１回では到底決めきれない。
１回目の滞在時間４時間。
これはかなり根気のいる仕事になりそうです。
時間的もタイトですし

。

実はＩＫＥＡに足を運んだのは初めてでした。
（ちなみに日本でブレイクする前に
海外では何回か行ったことありましたが。）
驚きの広さ。。。
少なくとも日本の店舗の空間ではない

。
入り口に使い捨ての紙のスケールが
おいてある気の利きようや、
施設として小さい子供連れ客への
細かな心配り、メンバー特典が多数、などなど
主婦層に受ける理由がよくわかります。
一日いても飽きないでしょう。

組み合わせが色々可能で、オリジナル家具が
つくれる点は非常に画期的ですし、
雑誌の中だけの空間と諦めていたような部屋作りが
お手頃価格で実現できる点は革命的だし。
これでこの値段はあり？と思うほど
とにかくリーズナブルな価格のものが多い。

ということで、取り入れたい工夫や
わくわくするような品はたくさんありましたが、
（例のくねくねミラーもありました！）
日本人の（少なくとも私の）感覚での
実用性という点では？？

のものが
多かったように思います。
同行した他の２名も同じ感想。
これは消費者が吟味して取捨選択すれば
いいことなので、個人的な印象を書いたまでですが。
今回ここで購入するものは
かなり限られる、という結論です。

次からは絶対スニーカーで来ようと誓ったほど、
足が棒のようになったそのあとは・・・
上司と待ち合わせて（よりによって）立食パーティーに参加。

この模様はまた明日以降。

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November 20, 200909:43

レジャーホテルフェア

カテゴリ: ビジネス

冷たい雨の日と、さわやかな晴れの日と交互ですね。

さて、冷たい雨の降る火曜日、大急ぎで行ってきたのが、
ここ。

ビッグサイトは8月の賃貸フェア以来でした。

正式にはレジャー＆サービス産業展だったので、
ＮＥＷビジネスが色々。とても興味深いものがあったのですが、
ほんのちょっとしか時間がなかったため、
レジャーホテルフェア会場へ直行。

レジャーホテルとは、もちろんラブホテルのことです。
しかし、侮れないです。様々な業種が関係していて、
ビジネスの宝庫なのです。
ベッド、テレビ、空調、ジャクジメーカーは当然のこと、
普通の住居にはあり得ない、無駄に豪華で
きらびやなもの、怪し気なものが並ぶブースがたくさん。
非日常的だから楽しく、かなりハイセンスです。

怪しく美しい室内電飾や装飾品。
造花やアメニティーグッズ、入浴剤、部屋着、健康グッズ
自販機、シャワー、ケイタリング、それこそコスプレの業者もある。
参入業種は本当に多いですね。
レジャーホテルと言われるだけあります。
勝手にもたれるイメージと違い、「進化」しているのです。
そして、設計会社の出展も多かった。

何故今回訪ねたかというと、当社の関連会社の
ハートトラストウィンの山内社長がこのたび
女性によるレジャーホテルのプロデュース集団を結成し、
そのお披露目

もあったからです。
女性ならではの感性でホテルをプロデュースするという
ことですが、かなり反響あるようです。

そう、不動産も女性の気持ちをキャッチすることが
ポイントですが、投資対象であるホテルの
収益性を向上させるのも「女性」、これがキーワード。
女性が抵抗なく、気持ち良く使える空間の追及は
今の時代に必須のようです。

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