2011年02月02日

広島駅南口広場再整備検討

ご存知の通り広島駅と紙屋町を結ぶ広電市内線は駅東側を大きく迂回して運行していて都心と駅との間の大量輸送機関としての役割を果たしていません。また広島駅南口広場は狭いスペースに自家用車、タクシー、バスに広電が乗り入れ入りきらないバスやタクシーが周辺に溢れている状況です。
この問題を解決する為に広島市は整備案を検討しています。

その検討委員会が広電の南口広場乗り入れについて平面案、地下案、高架案の3案を提示したという新聞記事が上がりました。
広島電鉄の新路線で意見交換
Tn20110113004001広島市は12日、JR広島駅(南区)南口広場の再整備を考える検討委員会(有識者7人で構成)の2回目の会合を市役所で開いた。広島電鉄が構想する路面電車の新路線「駅前大橋線」について、市が広島駅に乗り入れるルートの構造3案を提示し、委員が意見を交わした。
 駅前大橋線は、駅東側を迂回(うかい)する現行ルートを変更し、駅正面を直進する。距離は現行より200メートル短縮される。広電は2016〜17年の開通を目指している。
 構造3案のうち、平面案は道路上を通って駅前大橋を渡り、南口広場に電停を設ける。事業費は約30億円。3案のうち最もコストを抑制できる一方で、周辺道路の渋滞を招く可能性がある。
 地下案は、稲荷町交差点北側から地下に入る。猿猴川の下をくぐり、南口地下広場の下(地下約15メートル)に新設する電停に乗り入れる。事業費は約250億〜300億円で、最も高い。
 高架案は、駅前大橋南側と南口広場の間を高架化で結ぶ。電停は広場に高架で設ける。事業費約70億〜100億円。ただ、短い区間に高低差ができ、広電側は「運行に支障が出る」としている。
 3案とも猿猴橋町の電停は廃止する。委員からは「バス、タクシーなど他の交通機関のスペース整備も併せて考える必要がある」「電停が消える地域への対策も必要だ」などの意見が出た。(2011.1.13 中国新聞)


3案の比較をするとこのようになります。
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地下案は事業費は事業費が莫大で高架案は広電が勾配がきつく古い車両は登れないとして拒否する姿勢を見せているのが困ったところです。
しかし実際にはこの2点のいずれかにするしかないと思います。資料では広電が平面で乗り入れた場合は従来の電停では車両が納まらず東郵便局方向へ曲げる様になっています。そうするとバスのスペースが大きく削られることになります。現在でもバス停は何箇所のも分散しており、便によっては乗る場所と降りる場所が違うなど非常に分かりにくくてまた結構な距離を歩かされるので実に不便です。
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これが高架にすると広電が使っていたスペースが他に転用できバス停の集約を図ることができます。
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勾配が急であるのが高架案を拒否するのであれば勾配を緩くする方法、例えば稲荷町から徐々に上がって行くというのはどうでしょうか。この場合は勾配の問題は解決をしますが、京橋通りとの交差点を塞がぬようにすると中間電停は高架上になりますのでエレベーター等を含めると費用が150から200億円近くになるでしょうから費用面で現実的ではありません。これだけ出せるのであれば地下案を進めるでしょう。

ところで勾配が急で上れないというのは本当なのでしょうか。今回の検討会議で配布された資料を見ますと高架の場合は勾配は45‰となっています。これは1000m進むと45m上がるということです。軌道建設規程では
第十六条 本線路ノ勾配ハ千分ノ四十ヨリ急ナルコトヲ得ス但シ特殊ノ箇所ニ於テハ千分ノ六十七迄ト為スコトヲ得
として特殊な場合は67‰までの勾配を認めています。この特殊な場合というのは特に特に規定がなく最高時速60kmと同じで言わば申請したもの勝ち。この特例がいつ出来たかまでは知りませんが広電の車両でいえばグリーンライナー以降は問題なく上るのではないでしょうか。また駅前大橋自体も中央部では2階相当の高さまで上がりますので平面で行っても勾配はそう変わらないのではないかと思います。
また高架に上ることの出来ない古い車両は横川江波間や白島線に回すなど方法はあります。広島駅から横川・江波方面に向かうとするとJRで横川まで行ってから広電に乗り換える方が早いですのでいっそ江波・横川線は広島駅乗り入れを止めるというのも手です。

広電が交換を拒む1番の理由は南口整備事業が実現される際は国の交通結節点改良事業として行われる可能性が高いのですがその際費用分担が国・自治体・事業者が1/3づつ負担することになっいて、広電としてはホントは平面がいいのだけど仕方なく高架を了承するから負担額を下げてくれ、もしくは車両を入れ替えるので補助金を出せとか横川江波線の広島駅乗り入れを止めるんで補償金を出せとかそういう条件闘争のようなきがしてなりませんません。

過去に広電はアストラムライン開通に伴う郊外からしない直通バスの廃止の際にバス会社に市から補償金が払われたという例もあります。
尚、この直通バス廃止の際に広電は実態とかけ離れた始発から終点まで大人が乗っている事にして補償金の請求をしたぐらいお金にはうるさい会社なんです。

この整備案に関してはバス業界、タクシー業界からもスペースを広くしてくれという要望が出ています。その点も含めての検討がされることを願います。

fugajin_doko at 02:05│Comments(0)TrackBack(0)このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック 鉄道 | 街づくり
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