クマとフジオカ(冨嶽岡)2人が週末ドラマチック化計画を立ち上げる。
その第一段としてクマは無人島合宿案、自転車で海を目指す案等を提出。
それらをすべてフジオカは却下。
成人男性の早歩きは時速5km。
100km÷5km=20時間。
ということは、少し早く歩くだけで4時間も余らせて達成できる。
これはフジオカが常日頃より思い抱いていたことだった。

毎年毎年、走る姿を映像に見せ続けるあのテレビを馬鹿にしたい。
そのフジオカの個人的な思いで、
週末ドラマチック化計画の記念すべき第一段は「勝手に24時間テレビ」となった。

本当は次の週だったが、お互いに仕事で流れる。
そして、言い出してから2週間後、
誰にもその事を話さず、
それぞれにウルトラマラソンシューズを買い、
リュックに着替えとカッパと反射板を入れて、
2人だけで週末を、
勝手に100kmを歩いたのであった。
尚、その後も続くはずのドラマチック化計画は、
クマは彼女ができて幸せへ、フジオカは会社に辞表を出しフジヤマへと別々の道を歩むこととなる。