2018年09月16日

アジアンパワー

シンタイのダミアーノ・チマのステージ優勝と総合優勝に加えて、ツールドチャイナはチマのステージ優勝と総合2位に終えて、明日からツールドチャイナ2に入る。
レースの後に町を歩いているのだがどうしても自分は庶民的な路地が好きでそっちに迷いこんでしまう。
とくにマージャンを軒先や路上でじゃらじゃらやっているのを見ると思わず後ろで観戦したくなる衝動に駆られる。
夜遅く、路上でカードゲームをしていたり、昭和初期の日本をほうふつとさせる(注 自分は生まれていないが)ものや、子供たちが路上で遊んでいて、近所のおやじにどやされているもの見ると
日本に今失われたものを見るようで ほっこりするのである。

自分は監督のたちばでありながらも、そういった物を感じる時間は大切にしたいと考えている。
これは、自分の心のメンテナンスだ。

監督なんて、マニュアルがあって こうすれば 選手はこう動くなんている方程式はない。

自分を出して、そして誠心誠意すること。選手の意見も聞きながら 自分の意見を織り交ぜて、ほかのスタッフの意見も聞きながら、徳にはほかのチームの情報も織り交ぜて指揮する。そのまとめ役が監督だと思う。

中国には当初ネガティブな考えを持っていた。しかし、人々の親切心に触れ 中国という国の大きさや勢い。将来性を考えると日本は中国から学びながら共存・共栄する道を進んだ方がよいと考えるようになった。

この広大な国土に勤勉な(よく働く)人間が13億人暮らしている。高速鉄道も高速も縦横無尽に走り、道も広いし土地も有り余っている。

ほかのヨーロッパ諸国同様、日本は完全に頭打ちである。活路をアジアに求めなくてはならないときに未だにアメリカに追従していたのではアメリカにいいように利用されるだけである。

韓国人も中国人も日本でしか通じない日本語を学ぶ人がおおい。それほど、日本のことを大事に思っているということだ。日本も彼らの言語を学んでももっと交流すれば近いだけにお互いにメリットは大きいと考えるのですがいかがでしょうか?

  

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2018年09月03日

和(かのう)食堂

学生時代、通い詰めていた食堂があった。
先日、ファイスブックで先輩からこの店が閉店したことを知った。
自分が生まれて2歳から開店して、学生時代も営業して、今日までやられていたことに敬意しかない。
A定食350円が僕は好きで2人前頼んで食べたこともある。
漫画を読んで、飯を食べて帰るだけの学生であったが卒業後、訪問するとおばさんが覚えていてくれた。
そして、ポストカードを置いていくと飾ってくれた。
その時おばさんが「もう、歳だから 早めにまた食べに来てね」と言ってくれた。
子供を連れて一度食べに行ったがここ数年行けてなかった。

今日、このニュースを知って、懐かしい夫妻の写真を見た。
写真を拡大してみると、自分のポストカードがまだ飾ってもらっている。
引退して5年がたち
ここ数年、行っていなかったのに 最後まで貼っていてくれたことに感謝の気持ちしかない。

生涯、働きづめの人生であったと思う。
生きていくためというより、一種の使命感でやられていたと思う。
ある意味、とても心が豊かな夫妻であると思う。

また、お会いできる機会があればうれしいですが

https://www.shimintimes.co.jp/news/2018/08/post-1747.php
  

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2018年07月23日

蚊の襲撃に寝床をよこどりされた夜 (ツアーオブ チンハイレイクの第一ステージの前夜)

昨夜から今朝にかけての話である
自分はあまり苦手なものはないが残念ながら蚊が飛ぶ部屋で眠れるほどの神経を持ち合わせていない。
11時と早めに床に入った自分の耳に「ぷーーーーーーうううん」とどこからか、蚊の羽音が来たかと思うと耳元に止まった。
ここで耳をたたくと目が覚めてしまう。
まず、洗濯物を絞った濡れたバスタオルを手元に置いて、また電気を消す。
来た!
素早く電気をつけるも蚊はあっという間にどこかに隠れている。
中国の奥地のホテルはか壁は白いが家具は木でこげ茶色。床も同様。
蚊と格闘するには不利だ。
濡れタオルを振り回して蚊を飛ばそうと試みるもどうも見つからない。
電気を消して、また待つ。
着た瞬間に電気をつける。
よく見ると枕もとの壁に息を凝らして止まっているではないか。
こちらも、さりげなくタオルを近づけて、息を凝らしながら
「エイッ!」
成功した。
これでやっと安眠が約束されたと思い床に就く。
「ぷーーーーん」
これを3回ぐらい繰り返したであろうか?時計の針は1時を回っていた。
指さしを片手にロビーに行くも誰もいない。

なんとか、撲滅するすべはないか?
明日のレースのためには眠らなくてはならない。
洗面所は白い壁で電気も強烈に明るい。

作戦が思いついた。
我が身を囮に蚊を洗面所に飛びよせて閉じ込めて白昼の明かりの中殺すのだ。
布団をシャワールームに敷き濡れたバスタオルを枕元において電気を消し横になり敵襲を待つ。
3分ほどで遠くから高い羽音が近づいてきた。
いくら、お前さんがその脳みその小さいわりに利口だとは言え、この俺の身を挺した作戦までは読み切れぬはずだ。
できるだけ引き寄せてから、扉を閉めて電気をつける。
仕留めた!
タオルについた蚊を見た時の達成感と言ったら、深夜の決闘に俺は勝った。

しかし、まだ部屋にいるかもしれない。
洗面所で寝ているとまた敵襲。
何回続いたであろうか?
5匹ほど退治したころで、時計は3時を回り。
自分は自室を蚊に明け渡して洗面所で眠る決心をした。
敗北とかそういうことを考えると眠れなくなるので、そのことは一斉考えずに脚は伸ばせなかったが、なんとか3時間ほど眠ることができた。

今日は売店に蚊取り線香を買いに行った。
小さいかわいい蚊取り線香を手に入れた。
ロービーでマッチをもらい点火。
これが効力を発揮してくれることを祈りながら今日は眠るとしよう。


しかし、人の心理というものの恐ろしさを感じる。
自分はできるだけ、生き物の殺生はしないで生きていこうと思っているが、実際 自分に被害が生じるときに相手を殺したときに「爽快感」すら感じてしまう自分が恐ろしい。
例えば、その蚊が自分の手塩にかけて育てたかであったら、血を吸われたぐらいで殺したりしないのであろうが…

さて、難しいことを考えたら眠くなってきたので寝ます。
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2018年07月09日

ドキドキの本質

子供はなぜいたずらをするか?
人間には「どきどき」 することを求める本質があるからである。
よく考えたら、動物だっておなじだ。
悪いことをすることが子供にとって成長において重要な枠割を果たしていると思う。

子供のころに悪いことばかりをしていた子供が大人になって成功する例もある。
悪いことをするのは「スリルがある」
そのスリルを求める気持ちと、社会のルールを守る はざまで人は生きていると思う。

このスリルを求める気持ちは誰もが持っていると思うが
子供の時にそれを燃焼させられるかどうか それは教育者にとって大事だと思う。

先日のフランス式コーチングセミナーでもあったが
6歳から12歳までの子供は全部うのみにしてしまうから、危険だという。
だから6歳から12歳までの間にスリルを味わいたい気持ちを良い方向で燃焼させること

良い方向とはスポーツである。
自分でするのもあるし、自分でできないときは応援することでドキドキする経験もできる。
つまり、スポーツはやるのも見るのも このドキドキ感が醍醐味である。

悪い方向のどきどきは
犯罪であったり、露出狂であったり、
ただ、この手のどきどきはごく一部の人としか感動を共有できない。


最近、よくユーチューブで危険なことをして注目を浴びる人がいる。
リスクを冒して、たまに失敗して後遺症が残ったり、死んでしまったりすると
それを見ている人は「ほれ見たことか!」と同情どころか、それを利用してストレスを発散したりする。
それは挑戦できないことへの妬みも見え隠れする。

原始人から今までの人間の歴史をみても、わざわざ 危険なことをする必要がないほど
人生はリスクの連続であった。
戦争があれば、やるかやられるか。
食べ物を取ることですら命がけ。

そして、航海に出て新しい発見をする。
そして、その延長線上で人は宇宙に飛び出していった。

最近は不景気で、人は宇宙の話ができなくなった。
昔は景気関係なしに人は夢を追い求めてきたと思う。

それが結果的に人類を進歩させて来たと思うが
理想的な世の中になった今、人はゆっくり退化を始めてきていると思う。

今の大人の役割は子供達に良い方向での「ドキドキ」感を与えること。
そのためには、自分たちも子供と「ドキドキ」感を共有することが大切だと思う。

「生まれてこの方悪戯をしたことがない」という人はいないと思うが、その人はきっと面白みがない人間だともう。

子供が悪戯するのは、よい方向の「ドキドキ」と悪い方向の「ドキドキ」の区別と限度を知るために重要なことで、それを大人はうまくリードする必要があると思う。

まるで無防備な集団からアタックするスリルったら ありゃしない。  

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2018年07月08日

楽しく 苦しむ

日本とベルギー戦に声をからして応援した。
サッカーは育成、強化という意味で成功している例だと思う。
ヨーロッパには多くのクラブがあり、子供から育成して、そしてプロリーグがある。
ベルギー人も代表でベルギーチームに所属している選手は一人だけの黄金期である。
日本人もJリーグ所属の選手は一人だけと聞いたが、ワールドカップのような大舞台での激戦を戦い抜くには普段から厳しい環境で戦い抜く力が必要だ。

この厳しい環境で戦い抜く力というものは、天才でない限り
厳しい環境のなかで生き抜く以外ほかはない。

この厳しい環境というものは
アウェイの中でも自分のポジションを作る力であったり
言葉の堪能さであったり
したたかに自分の成績を残すチャンスは逃さないことであったり
チームのエースや監督の信頼を得る誠実さであったり
自分の力をどのような状況で伸ばすことができるかを自分で見つけ出す力であったり

たとえば、フランス人がフランスチームでツールドフランスに出るのであれば、力さえあればスムーズにいくかもしれないが外国チームであれば、天才でない限りこのような能力が求められる。
トレーナーのメニューを忠実にこなして
「あなたのメニュー通りやっても強くならない、責任とってくれ」と言っても
「君に才能がないのだよ」と返されておしまいである。

トレーナーにとって、トップ選手がトップのレースで成績を出すことが大事であり
下っ端の選手が強くなることはさして重要なことでない。

逆に下っ端の選手は大事にされるために、アピールして成績を出すためには
皆と同じことをしていてはだめなのである。

ほかの選手と違うことをした場合、責任が生じる。
成績を出した場合は認められるし、失敗した場合は2度とトライさせてはもらえない。
ポーランド戦での時間稼ぎも結果、予選リーグを突破したからあの西野監督の判断は
勇気ある英断だったといえる。
ベルギー戦をみて、日本を批判する声はなくなった。

ロードレースでは日本代表がベルギー代表を破る日はまだまだ遠いが、国内で発掘と育成・強化のシステムを作り、そして選ばれた選手がヨーロッパでしっかり段階を踏んで上に上がっていくことによって、層を厚くしてトップが高くなれば第2の幸也を量産できる日が来ると思う。

サッカーは世界的なスポーツであり、それだけ競争も激しいが、コーチの資格など学ぶことは非常に多い。

我々が参加しているワールドツアーのレースも厳しさはサッカーと全く同じで、選手は衝撃を受けているが、今の選手たちの役割は各々の壁を突破して、次に上がってくる選手たちの踏み台になり、次世代の選手をさらに高みに導くこと。そして監督はそれをサポートしていかなくてはならない。

そのサポートの仕方は決して、やさしい言葉をかけることだけではなく。
楽に苦しみながらステップアップできる上昇気流をつくること。
  

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2018年07月07日

花畑の多様性

お久しぶりです。ツアーオブコリアからスイスに入り、ツールドスイス、イオニカ アドリアティカレースを経て、フランスノルマンディーでの4日の帰省をして、今はイタリアのリビーニョでチームの日本人選手(内間、吉田、伊藤、西村、中根)と坂本マッサーとひょうこう2200mのホテルで暮らしています。7月18日に中国のチンハイレイクにここから向かいます。
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毎日、息をのむような絶景の中、マーモットや高山植物の中をチームのヴァンで伴走しています。

ツールドスイス、イオニカでもドロミテなどに滞在したのですがここ6月7月は山や海などいいところばかり行かせていただいております。

大きな山に囲まれて暮らしていると自分がちっぽけなものであると認識できていい。


ひとつ、気が付いたことは
ヨーロッパの野原の花はバリエーションに富んでいること。
確か、日本はこうではなかったと思うのですが 今の多様性の世の中を象徴しているのでしょうか?

もちろん、この環境にあった植物だけがここに生息しているのですが
その中でうまく調和している。

日本の社会はどちらかというと異物は排除するかTVの中だけな感じがしますが
この多様化の流れは止められない。
おそらく、500年後は、人種はさらに混じって国境すらなくなっているかもしれません。
(人間が滅びていなければ)
市町村が合併するように国が合併すれば面白いですね。
まったく花の話から話が飛びましたが、雄大な景色に刺激されてそんなことを思いつきました。

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2018年04月24日

魔女の一撃

ツールドクロアチアを終えて、今はボローニャに来ている。
クロアチアではグロスのステージ1勝とポイント賞獲得といい結果で終えることができた。
ブリヂストンチームにいた時以来、久々に訪れたが相変わらず美しい景色に圧倒された日々であった。

チケットの関係で大会の5日前にザグレブにむけて飛んだのだが出発の当日、靴下をはこうとしたときに腰に激痛が走った。
やばいかもという予感は的中。
飛行機が飛ぶころにはまともに歩けなくなり、老いた両親に空港まで送ってもらい荷物を運んでもらう始末。

乗り換え地のドバイでも50歩ごとに、腰がびくつく状態。

レースの2日前にチームに合流したときに、ましになってきてレースと当日に車を運転できる状態に戻った。

ザグレブのホテルにいる間は、顔を洗おうとしても前に顔を出せないので片手で体を支えて、片手で顔を洗う。経験者の方はよくお分かりかと思うが、実際 ネットで調べて3日で峠を越すといわれても
実は俺はヘルニアではないかとか、いろいろ考えてしまう。

おかげでザグレブ空港わきのホテルでの2日間は200m離れた商店に50mごろに軽い痙攣を起こしながら買い物に行くのが日課でゆっくり回復することができた。

不思議なもので3日目には回復してきてレースが終わるころには完治した。
発症するまで腸腰筋やらハムストリングの張りは感じていた。
やはり、体のケアは大切だと感じた3日間でした。
  

Posted by fugushima at 01:58Comments(3)

2018年04月17日

フランス式コーチングセミナー第2弾のお知らせ

5月1,2日東京、4日5日大阪でフランス式コーチングセミナーをフランスのコーチエデュケーターアントワンフランソワさんを招いて開催します。
フランスは一時期低迷しておりましたが、最近盛り返してきました。
成人後にプロのレースで活躍できるためにプログラムされた、段階的な育成システムと
地方大会からナショナルチームまで選手のタレントに目を光らせるセレクショナーがいるなど
しっかりしたシステムができているからです。

多くの優秀な選手を輩出するには、インターハイチャンピオンではなく、世界チャンピオンの育成を目的とする育成方法を理解した各カテゴリー指導者の数が必要です。

幸也の出現は偶然が重なってできた奇跡でしたが、それを必然的なものにする準備を今から始めませんか?
両セミナーともまだ空きがあります。
ゴールデンウィークの真っただ中ではありますが、熱い思いを持ったあなたの参加を心待ちにしております。
申し込み 詳細は
https://bonnechance.jp/seminar/
まで

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Posted by fugushima at 07:02Comments(0)

2018年03月10日

ふと思いついたこと

世の中には他人の立場に立ってものを見れる人間と自分の立場でしかものを考えられない人間の2種類の人間がある。
と思ってかき始めたが、もうひとタイプあることに今気が付いた。
それは、他人の立場でしかものを考えられない人間。
これは神様か仙人かといったところか?

他人の立場に立ってものを考えるとしてもいい方向と悪い方向がある。
他人を思いやる方向ならよいが、他人の立場に立って考えてそこの弱みに付け込むとなれば、これは神様でも仙人でもない。
しかし、そういう人間に限ってさぞかし、様や仙人の顔をひけらかしているのが今の世の中だ。
  

Posted by fugushima at 15:38Comments(0)

2018年02月03日

3月2日3日 飯田でコーチングセミナーを開催します。

スペインは桜も咲く容器であると思いきや、今日は冷たい雨に風が吹き荒れて
ブエルタバレンシアナもチームタイムトライアル総合に関係ないという条件のもとバルベルデ選手がリードを守っております。

自分はレースに参加しない日本人選手4人とグロス選手のサポートでカルペに残っていますが
今日は第3ステージカルペゴールということで急遽駆り出されました。
初戦から170人のエントリーのレースは位置取りも激しく。順調に仕上げてきている選手ですが
厳しいです。そんな中ステージ12位に成績は悪くないと思います。

そんなことをしながら、日本では弟の康司に間に入ってもらい
「(おそらく)日本初のフランス人コーチによるコーチングセミナー」を企画しました。
講師はフランスピカルディ地方(今は北フランス地方になりましたが)でコーチ指導資格を持つ
アントワン フランソワさん
通訳にはフランスで指導資格を取得した経験を持つ小島裕樹さんにやっていただけることになりました。
優秀な選手の数が強い国を作るわけではない。優秀なコーチの数が多い国が強い国になる。
選手を育てるにはまずコーチを育てる必要がある。
そのためにはコーチを教える人とその教科書が必要になります。
今回はのテーマは
「小学生から中学生をいかにバーンアウトさせることなく18歳以降にピークを持ってくるか?」
です。フランスのコーチ研修を受けて感じたことは、コーチの先生も教科書どおりではなく
「基本を踏まえたうえで、自分で考えて、工夫して教えることを…」
あとは教室でお話ししましょう!

多数のご参加をお待ちしております。
シクロワイアードの記事は
https://www.cyclowired.jp/news/node/255447

自分のフランス研修の報告書は以下のリンクです。
https://www.joc.or.jp/training/foreign_trainee/report2015/report_h27.pdf

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2018年01月27日

人生は蟹の穴掘り

多忙と暇

今はスペインの合宿中だ。
先日、イタリアでチームプレゼンテーションをすまし、翌日 ペスカーラから、ベルガモ経由でスペインのヴァレンシア空港に入り合宿が始まった。
そうかと思ったら、3日後に自分はヴァレンシアからボローニャにとび、イタリアの監督の資格を取りに行き。
1日で終わってから(無事資格を取ることができました)その夜にベルガモからまたヴァレンシアへ。朝の1時に合宿先のカルペの宿に入り、その翌日から今日まで毎日選手の練習にチームカーでほかの監督と帯同して、終わったら今期のレースの準備の日々。
 非常に充実した日々の中にも家族に電話をかける時間、ランニングをする時間を設けて体重も落ちてきました。

 今日は少し早めに部屋に戻れたので、トイレで思いついたことを書いてみます。
 こういった多忙な日々は、余計なことを考える暇さえ与えてくれません。
 とはいっても、自分はまだ余裕がある方でマンゾーニ監督は日々のプログラムと練習コース、年間プログラム、レースの下調べ、選手のコンディション。選手スタッフの送り迎えのプログラム、配車など仕事が集中していたので、食事と夜の散歩の時間以外は常に頭がいっぱいで今自分が書いているような余計なことをする時間はなさそうです。

ただ、自分はこのように多忙な日々の中にもふと海辺にいって波打ち際で波を見ているうちに小さな生き物の生活を垣間見るといった時間を大切にしたい。
しかし、アリカンテの海というのは非常に長くてきれいなビーチであるのですが閑散期で人がいないのはいいとして、砂浜に生き物すら見当たらない。釣り人も全然釣れていない。これはヨーロッパ全体に言えるのですが非常に無機質な感じがする海なのです。

そんな海を眺めながら(この浜辺に見当たらない)蟹は毎日潮が満ちたら埋まってしまう穴を掘るのに忙しいですが、生きていることにも何の疑問もなければ、生き甲斐なんて全く関係がないわけで、ある意味非常に理想的に見えます。
迷いがない事は美しい。しかし、人間、余計なことを考えるから人間らしいともいえる。蟹も意外とふと波打ち際で潮が満ちたら埋まってしまうアジトを丁寧に作りながら、自分がやっていることの意味なんて考えることがあるのでしょうか?
ただし、人間もスパンは違えどやっていることはさして変わらない気もする。
などと、暇がありすぎると余計なことばかり考えて、そういうのは精神衛生上良くないのですが、この忙中閑あり。この時間でこれからもまたしょうもないブログを書いてみようと思った次第です。

  

Posted by fugushima at 06:53Comments(0)

2018年01月24日

2018年もすでに23日

長らく更新していなくてすいません。
監督も今年を3年目を迎えております。
監督をする傍ら、ボンシャンスの代表も務める自分ですが
チームの活動資金を集めるのはどのチームと大変です。

資本主義である以上、お金が世の中を動かすシステムは仕方がないのですが
お金が全て、ではないものを大切にすることでバランスが取れるのではないかと思う昨今です。

とはいえ、人類の今の繁栄は資本主義の力があってのものだというのも事実。

先日、ふと思いついたことを書いてみようと思います。

というのは

人間 大繁殖しすぎではないかということ。

今の人間の一人勝ちぶりは地球上で明らかにバランスを欠いている気がします。

そして、世界からほかの生き物の数が減っているのではないかということ。
焼き畑 環境汚染 抗菌。

たくさんの種類のものを食べることが人間の健康にとって大事なように
地球上にも、多くの種類の生物が生きることが地球のバランスにとってもいい。

だからと言って、
トキのように滅びゆく生き物を無理やり保護するのもそれも不自然な気がするのです。

外来種の魚が繁殖して日本の生態系が崩れているので、駆除したりしていますが
彼らが繁殖したもの、人間のようにフィットしたから繁殖しているわけで
この流れはやはり止められない。

こういった、生物の繁栄と衰退は地球的規模で言えば、人間のコントロールできないところにある気のではないか?

チームカーに乗り選手のお尻を5時間ながめながら ふとそういったことが思い浮かびました。
年始のブログには似つかわしくありませんがこれを年始のあいさつに代えさせていただきます。  

Posted by fugushima at 02:33Comments(2)

2017年10月15日

捧げた人生

高木秀彰さんが亡くなったと聞いたときは愕然とした。
自分の現役時代を撮り続けていただいた。
国内のあらゆるロードレースに足を運んで記事にしてくれる
非常に貴重な存在であった。
ボンシャンスで勝った2011年宮田ロード。
2009年 ツールド北海道 崇史のジャージを皆で守っているときの写真などは今でも家に飾らせていただいております。
記事に関しても熱がこもっていました。
国内のロードレースに捧げられた人生といっても過言ではないのでしょうか?
いえ、高木さんの人生にロードレースが捧げられたのかな?
このように突然、別れというものはやってくる。

ご冥福をお祈り申し上げます。
そして、ありがとうございました。



  

Posted by fugushima at 23:11Comments(0)

2017年09月24日

チャイナ最終日

今日は12時スタートなのでウィリエールのルカシント監督、ノヴォのリオネル監督、あと福井メカと朝のランニングに行った。
今回、ランニングシューズを新調してきたのだが走るのはこの18日間で2日目。
途中で何度も折り返そうかと思ったが40分最後まで走り切り爽快な汗をかかせていただいた。
やはり、ひとりで走るよりも皆で走った方が頑張れるものだ。
走り終わってから、リオネルが言った。
彼とは2002年、彼がクレジットアグリコールの監督だったころからの付き合いだ。
「お前はいつもアタックばかりしていたな。今はお前のような選手はいない」
そうだ。
俺のような選手もいないし、俺が走っていたような走り方を俺は選手に指導していない。
力を有効に使って勝つ方法を毎日指示している。
しかし、自分たちは人よりも体力を使って、それで勝ちに行っていた。
「馬鹿だとか、クレイジー」という賞賛の言葉をもらいながら

アマチュアのころからずる賢く買っていた選手は大成しない。
自分はフランスのアマチュアの時は、登りの下から莫大なギヤでアタックして、頂上付近で後ろの選手がアタックするのを待って、それについて行って逃げに乗ったものだ。

もちろん、プロの世界では違う走り方が求められるが

康司コーチはこのような走りを若い選手に求めている。
できる選手は限られている。
ただ、やはりそれができないと大成しないのも事実で、今の若い選手にはそういった後先考えない走りも求めたい。

今日のランニングで明日筋肉痛間違いなし。。。
では、最終日 行ってきます。  

Posted by fugushima at 10:12Comments(0)

2017年09月18日

チャイナ1終了

5ステージ 移動日3日 移動距離は3000kmを超えるツールドチャイナ1を終え今日は休養日という名の550km移動日です。
相変わらず、快適な中国の高速を走っております。
モンゴル近くから始まったツアーオブチャイナ。
車でここまで移動してきたことに妙な達成感さえ覚えます。
モンゴルの近くはあまり美人が少なかったけど、美人といえる人も増えてきました。

四川省を抜けて貴州からもうすぐ湖南省に入ります。
よくわかりませんが、白い日本の蔵造のような建物が多かったのがこの地域は木造の茶色い色が目立つようになってきました。
このような地域性にも注目すると、この移動もなかなか楽しいものです。

イタリア人たちは戻れる日を指折り数えていますが…

レースのレポートはチームのホームページをご覧ください。

  

Posted by fugushima at 13:30Comments(0)

2017年09月17日

中国は奥が深い

昨日は700kmの移動日
レースであることを考えなければ、中国の大きさを肌で感じられるこのツアーは素晴らしい。
それにしても、この中国の交通網の発展ぶりは素晴らしい。
この広大な土地をきれいな高速が時には3車線で張り巡らされている。そして、高速鉄道も拡張中だ。
そして、たくさんの人が興味津々に、ほとんどなにが行われているかも理解せずに道端に立ってスマホ片手にレースを見守っている。
中国の国民に自転車レースが何たるかを理解させるには相当な時間がかかると思われるが、それはアジアのどの国も(日本も含めて)状況は大して変わらないであろう。

仕事の合間に活気のある市場などを散策するのは、自分の楽しみである。
喧噪、クラクション、煙、動物、麻雀、ゴキブリ…
全てが活気にあふれている。

その中を言葉も何もわからぬ自分があたかも現地人のようなふりをして歩いているのは、レースを知らぬ人がスマホを抱えて道端で立っているのとさして変わらない。

中国人どうしても、言葉が通じないこの国だから、言葉がわからなくても、なんだか話しているうちに通じてしまうのである。

中国も楽しいところですよ!  

Posted by fugushima at 18:08Comments(0)

2017年09月16日

とりあえず更新

監督になってからというものめっきり更新が減ってしまってすいません。
立場というものは、人の口を慎重にさせるものなのかもしれません。
それでも、好きなことを言って失言する政治家には、尊敬の念すら覚えます。
言葉が足りませんでした。
失言を言って、なお続けられる人のことで、失言で失脚する人は思慮が足りなかったのではないかと言わざるを得ません。
家庭の中しかり…  

Posted by fugushima at 13:21Comments(1)

2017年06月18日

これでも上達した方なんです。

今の仕事について一レースも欠かさずやり続けていることは、選手のステムに距離表示を書いて張る単純作業である。
ささやかな仕事であるが選手には喜んでもらっている。
しかし、第1作目はひどいものであった。
字が汚い。バランスが悪い。見にくい。統一されていない。
書くときに心が落ち着いていないとそれが字に現れる。ゆっくり書けばいいというものでもない。手際が大切である。
簡単なものであるが、おろそかにはできない。
最初は紙に書いてセロハンテープで貼っていたが、日本製の白いビニールテープにマッキーで書くのが雨にも強いしベストであるという結論に至った。
まな板代わりのファイルの上にビニールテープを少し伸ばし気味に貼り、書き終わった後にナイフで切ると切り口に隙間ができてはがしやすくなる。
さらにわかりやすさを追求するために、10色のマッキーペンをアマゾンで注文している。
日本に戻るのが楽しみだ(もちろん、それだけではなく家族に会えるのが一番お楽しみではあるが、これはわざわざ書くまでもないと思っただけである)。
ただ、カラーバージョンの試作はしてみるも、それほど 多用はしないであろうと思う。
なぜなら、仕事はこれだけではないからだ。
ただ、どんな仕事でも改良する努力は必要であるし、同時に切り捨てることも必要である。


全く話は変わるが、最近感じることは 人間というものは忍耐が必要であるが、皆 多かれ少なかれどうしても我慢できない部分というものを持っているものである。
それがその人の性(さが)というものであろう。
その性によって、成功する人もいれば 奈落の底に落ちる人間もいる。
それは、その性が今の世の中にマッチするかどうか?
それだけの違いであるような気がする。
強い性の持ち主は世の中すら自分にマッチさせることができるであろう。
そのためには、仕事の「質」が問わあれるのが人間の世界である。



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Posted by fugushima at 01:41Comments(0)

2017年06月01日

監督の仕事

ヴァン アベルマートが2位に入ったツールドルクセンブルクの初日のタイムトライアル。
全部の選手についたがチームの今日のチーム隊列は後ろから2番目である。
ツールドベルギーと比べるとワールドツアーチームがBMCだけと少ないレースであるがタイムトライアルになるとなかなか厳しい。
昨日のレースが遅かっただけに今日のスタートもゆっくりなのでレースの下ごしらえをした後にこうやってパソコンに向かう余裕もある。
先日、ダンケルクの第3ステージで隣の乗った自分の師匠であるフランク モレールがコースの詳細を常に見ながら
「petit detail ca fait victore.」といった。
小さい詳細のなかに勝利のカギがある という話であるが
コースマップに距離や風向きを書き込みながら、そして選手のステムに貼る重要ポイントの距離を書きながら頭に叩き込む。
監督の仕事は把握する事にもある。
大体のレースは同じであるが、細かいところに違いが隠されているからルールブックもすべて目を通す。
つくづく、経験がものをいうう仕事だと思う。
第2監督という立場は第一監督と比べて気楽であることは確かであるが、準備は第一監督同様にやっていく必要がある。そして、確認作業をしながら進めていくのだ。
そして、ネットも大きな力になる。
スタート地点までの時間の計算、天候、風向き…自転車選手はネットをかなり使うからホテルの回線がダウンすることもある。そういったときに独自のネットへの接続手段を持つのも大切だ。IMG_9739
さて、そろそろ行ってきます。
  

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2017年04月24日

中庸の精神

小学生の同級生と昔の話をしていて思い出した話がある。
子供のころに岩手の水沢で飼っていた犬「ちゃくろ」は、自分が地面の上に倒れると飛んできて口をベロベロなめに来た。口を開けるとどんどん、鼻を口の中に突っ込んできて大変なことになる。
僕は小学生のころから犬と激しいディープキスをしていたことになる。
犬は知っての通り、ほかの犬が残した排泄物を鼻で突くように嗅ぎながら散歩をするから、考えてみれば汚い話である。

抗菌グッツがあふれている現代、果たして人の病気は減ったのであろうか?むしろ、あらゆるウィルスが増えて人は除菌するばかり。

人は生きている間に2トンの泥を吸うという話をタイの友人に聞いたことがある。選手はレース中に地面を流れている泥水を飲みながらレースを走る。昔、腹を壊した原因も時にはそれが元であったかもしれない。

今はボトルの回し飲みはご法度になって、NIPPO ヴィーニ ファンティーニでもボトルの回し飲みはもちろん、レースで使ったボトルは再利用すらしない。

サイトロメガウィルスや単核球症などの感染病で長期的に体調を崩すを壊す選手が多い昨今であるが、おそらくこういった病気も原因不明の不調として片付けられてきていたと推測される。

と同時にせめて子供のころは、あまり抗菌抗菌と言わずに多くの菌と接して、免疫の幅を増やしておいた方が将来的に強い子供に育つかもしれない。

この論法で言うと、うがい手洗いは厳禁だな。(よい子はまねをしないように)

  

Posted by fugushima at 15:27Comments(2)