2016年11月28日

飯田上村にて康司講師の無料ローラー講習+温泉+霜月祭りに参加しませんか?

上村の中郷で12月3日に霜月まつりがあります。
お祭りのクライマックスは4日の早朝ですが、3日の14時から
康司コーチの3本ローラー無料レッスン
17時から神楽の湯で温泉に入り
夕食後 そのままお祭りに参加できるイベントを企画しました。
その日は上村の合宿所を開放しますので宿泊もできます。
もちろん、自分も行きますよ。
集合13時30分
場所 上村木工センター とちの木 駐車場

14時から16時 
康司コーチのローラー無料レッスン
用意するもの 自転車 自転車の乗れる格好
ローラーはこちらで用意しますが持ってこれる人は持ってきてください。(先着10名様まで 乗れない人も歓迎)
17時から 
車で12km離れた神楽の湯へ移動
19時 合宿所から100mの喫茶かみで食事
http://www.tohyamago.com/haku/kissa_kami/index.php
その後、お祭りに参加
http://tohyamago.com/simotuki/index.php
費用は実費 2000円ほど(お風呂代+夕食代)

申し込みは
allezallezbonnechance@hotmail.com
までメールで問い合わせてください。
締め切り
11月30日 17時

康司コーチの無料レッスン(参加・不参加)
神楽の湯 (参加・不参加) 入浴料金 ●大人/620円・小人/310円
宿泊(希望する・希望しない)
飯田駅、もしくは高速バス停(伊賀良)からの交通手段がない方はご相談ください。  

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2016年11月15日

PPAP

有名になりたい心というものは、誰もが少なからず持っていると思う。
ただ、それを表に出すか出さないか?

自分も自転車を始めるまでは、この世に名を残さずして死ねようかと考えていた。
学研の科学の懸賞でボールペンが当たった時は今なら虫眼鏡がいる程小さい自分の名前が載った雑誌を見せて友達に自慢したものだ。

自分がエースであるときは、ほかの選手も応援してくださいなどと
余裕ぶっておいて、逆にチームの中で自分よりも脚光がある選手が現れた時には少なからず、寂しい思いを感じるもの。

それを表に出すことの意味がないことに気づくのが遅かった。

自分は日本の中で強くなった時に、フランスでは自分の実力以上の選手が沢山いることでそして、その選手たちが自然体で生きていたことでバランスをとれてきたと思う。

先日、タイフーレイクが終わり、皆で簡単に乾杯をした。
その日の朝、ダニエルコッリは
「今日が俺の人生最後のレースになるかもしれない」と言いながらレースをスタートした。

今年、ツールドトルコ、ノルウェー、チンハイ、チャイナと彼と連戦してきて
自分の監督したレースの5勝のうち4勝は彼の功績が大きい。

康司の引退の時もそうであったが、自分の中で抑えきれないものが選手生命を吹き消すことはよくあるもの。
それを生き様ともいえるし、性ともいえる。

もちろん、皆に祝福されての引退が一番いいが、自分の生き様を曲げてまで生き延びるのも果たして幸せなのかと思うときがある。

最近はフェイスブックで人に見てもらうために馬鹿なことをする輩が増えてきて
また、それを肯定する風潮がある。

しかし、世の中でパイオニアになれる人数の数はごく一部で、残りはそのフォロワーに過ぎない。
PPAPなどを見ると世の中で成功するパターンは無限にある事を証明している。

「有名になること」を人生の最大目標に掲げるのは間違っていると思うが、有名でないと出来ないことも実際多いのが今の世の中である。
  

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2016年11月12日

選手時代よりも大きい悔しさ

ツールドタイフーレイクが終わった、
今日の最終ステージはコースが思いのほかきつくて、石橋が逃げに乗って奮闘したが
先頭集団にグロスが残ったのみ。
そこから飛び出した4人にぎりぎり乗れずに、周囲のチームにつぶされて13位でゴール。
そこにもう一人いればグロスを勝たせることもできたかと思うと
ゴール後、厳しい顔をしていたと思う。

昨日、マレスコの両脇を2位3位で固めた時の悔しさもあった。

監督として、笑って許しているばかりではチームは勝つことはできない。
だからと言って、怒っているばかりでももちろんだめだ。
怒るのは、怒る必要があるときで
怒りに任せて怒るのとはちょっと違う。

感情的に面白くない時でも、怒る前にワンクッション置くようにしている。

弱いから仕方がない場合ではなく
勝てるチームを勝たせられなかったとき
どうしても、悔しさのあまり、それが顔に出る。

選手の時以上に悔しいのは
自分の体を動かすよりも
人の体を動かすことが難しいからであろう。
逆に自分の体では勝てなかったレースに勝つこともできる。

難しいところは
体だけではない。
心も動かさねばならない事だ。

厳しいプロの世界
勝ちたいモチベーションは高いし、やらなければならないことも
わかっている分アマチュア選手よりは動かしやすい。

その分、レベルが高いので求められるものも大きい訳だ。

今回、2勝を挙げることができたが、もっと出来たと思うから
今後その穴をどうやって埋めるかを課題にやっていこうと思う。

明日、日本に帰ります。  

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2016年11月09日

マリーニ優勝

ツールドタイフーレイク 第4ステージでついにマリーニがステージ優勝を挙げた。
彼の優勝は心から喜べるもので、シーズン最後のアジアの辺境のレースであるが
昨年、7勝挙げたというマレスコ(サウスイースト)のスプリント連勝を阻止できたのも嬉しいことだ、

周囲の方から監督として祝福されるのも光栄なことであるが、自分は彼に連勝してもらうことが今回の課題だ。

どこのチームにも問題があると思うがうちのチームの問題点も多く。
それを解消しないと連勝はできない。

勝って兜の緒を締めよ、

自分を含めて、周囲にそうさせるのが自分の仕事だ。

まずは勝ててよかった!
明日、よい報告ができるようにします。  

Posted by fugushima at 22:13Comments(0)

2016年11月08日

フィリピンの大統領はおもしろい

初日のタイムトライアルはスタキオッティーが4位。
第一ステージは宿敵マレスコ(サウスイースト)に敗れて マリーニ2位。
本日第2ステージは宿敵マレスコに敗れて3位と優勝はありませんが毎日ポディウムに上がっています。

昨年の北海道総合優勝したスタキオッティーはツールドチャイナ総合2位になりながらも、現在来期の契約が取れていません。
チンハイレイクポイント賞のコッリも来期のチームは決まらぬまま。
(とってくれるチームがありましたら紹介よろしくお願いします)
日本人は人材不足で、彼らの足元にも及ばぬ選手が安泰ですが、外海の選手は強いまま引退していく選手も多い。なんとも、いたたまれない気持ちです。

そんなメンバーを引き連れてレースをしているのですが、なかなか楽しくやっております。

中国、皆さんいろいろご意見がおありとは存じますが、自分は好きになってきました。

もちろん、不合理なことも多く、車の運転など信じられないことも多い国ではありますが
人はいたってきまじめです。

同じ漢字を使う民族として、親近感を覚えますし、若い人と話すとそろって歴史よりも
未来のほうが大切だといいます。

こういった、意識は日本の若者よりもしっかりしているといえると思います。
メディアを中心に中国のことを悪く言うキャンペーンは多く
日本人と中国人の温かい触れ合いをあまり取り上げないのはお互いさまといえるのではないでしょうか?

日本と韓国と中国の仲が悪くて、得をしているのは欧米です。
日本にはさて、どんなメリットがあるのかというと…

これだけ多くの中国人が日本を訪れて働いて、日本語を勉強してくれているこんにち
われわれも、中国語を勉強しようではないでしょうか!  

Posted by fugushima at 00:19Comments(0)

2016年10月30日

バックグラウンド作業

先週のジャパンカップでは応援ありがとうございました。
今年、いや 監督として初めて応援していただきました。
余裕があるときは応えさせていただきましたがあの大観衆の中
よそ見をしながら運転できるほど熟練しておりませんでした。
しかし、声援はしっかり届きましたし、嬉しかったです。
ありがとうございました。

2周回ごとにゲストを乗せ換えながらの運転。
監督という仕事は、同時に多くのことをしながらいけないものです。
考えてみれば、自転車ロード競技という種目自体
自転車を操作しながら、考え、排せつして、補給を取り、補給を配り、無線を聞、メーターからも情報を見て、と
ほかのスポーツよりもバックグラウンド作業が多いものではあります。

そして、自分もNIPPO VINI FANTINIの監督をしながら
ボンシャンスの代表をして、連盟の仕事(少しながら)もやっている傍ら父親をして…

もちろん、それより多くのことを掛け持ちしている人も多く
不倫をしている人が短命に終わるという話も妙にうなずけます。

話が突然それました。

ジャパンカップはダミアーノ 一本で!という作戦で皆様にお話しした手前
残り2周でダミアーノが遅れたときは、アチャー!と頭を抱えたくなりました。

残る二人、デネグリとフィロージに託したのですがふがいない結果に終わり
レース後は苦虫を噛み潰したような顔をしていたかもしれません。

今回、ダミアーノという素晴らしい選手の監督をさせてもらう機会を与えていただき
結果が出なかったのは残念ですがダミアーノとの距離は近くなりました。

自分もイタリア語で細かい指示を出せないので英語でやっているのですが、ダミアーノにはイタリア語を話していました。
ゴール後、ダミアーノが必死に英語で自分に話しかけてきたときに、やはりイタリア語をしっかり勉強しなくてはいけないなと痛感したと同時に、やはり選手と監督というものは信頼関係によってお互い歩み寄れるものであると感じました。

惨敗のレースでしたが、悔やんでいる暇はありません。
来週から、ツールドタイフーレイク(中国 UCI2−1、11月5日から12日) に行ってきます。
今年最後のレース。
チームを変わるメンバー、残るメンバー
混在したレースですが今年を締めくくるいいレースにしたいと思っております。
  

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2016年10月19日

多様化の矛盾

東京に来ている。
朝飯は吉野家の朝定、鮭定食。
ご飯と焼き鮭とみそ汁のシンプルなメニューだ。

いままで多くの国に行って、いろんなご飯を食べてきたが
このメニューが一番体に合っている。
やはり、DNAにしみこんでいるのであろう。

だからと言って、
これが外国人の人に一番合うわけでもなく
トルコ人にはトルコの食事が一番合うであろうし
イタリア人はイタリアに帰ったら真っ先にピザを食べにいく。

やはり、食事が合わない国には長い間住むのは難しいと思う。

そなだけ長い月日をかけて風土に順応した食事が世界各地でできてきているわけだから
そんなに簡単に文化を受け入れられるわけもないのである。

宗教をはじめにしたものの考え方はもっと厄介である。

今、世界は人の流れもモノの流れも情報の流れも今まで人類が経験したことがないスピードで
進んでいる。

そのことはさらに多くのことを可能にして、地球は小さくなるばかりだ。

そして、長い年月をかけて蓄積されたものを効率よく掘り出して、派手に使ってる。

今の世の中では効率こそがすべてである。

自分も「無駄は嫌い=効率を重んじる」であるが
効率がいいことは、さらに効率を求めて、地球の回転は速くなるばかり。

その弊害は多くのところで出てきている。

そして、いま懸命に叫ばれているのが「多様化」という言葉
「お互いの違いを認めて仲良く暮らしましょうや」という考えであるが
この多様化のいくつく先には、均一化というゴールがある。

しかし、先ほども述べたように、人にはお互い譲れないものがある。

マクロ的には国家間
ミクロ的には夫婦間のささいな行き違い。

そして、人があまり我慢をしなくなったこの世の中ではたしてこの多様化、均一化は達成できるのであろうか?

答えはNOだと自分は思う。

だから、この世から戦争がなくなることもないし、この世の中の人すべてが幸福になれるわけでもない。

今、アメリカや西欧が世界の代表のようにふるまっているが、地球の歴史を見る限り
盛者必衰というのは自然の摂理である。

あまり、ほかの国の事には干渉しないでおいた方がいいのは分かっているが
やはり、自転車ロード競技で強くなろうと思ったら、やはり才能のある選手はヨーロッパにいって修行するのが最短のルートである。
そして、人類はどんどん加速していくのである。

ただ、俺は朝はやはり焼き魚にご飯に味噌汁が一番合っている。
  

Posted by fugushima at 01:21Comments(0)

2016年10月12日

運命の女神の眼鏡にかなうには

自転車という乗り物はまず、重心でバランスをとることが大切である。
そして、バランスをとったうえでペダルをこいで推進することで前に進むのだ。
推進力だけでもバランスだけでも目的地には到達しない。

自分も45歳になるが原始人のような過激な物について、コメントするだけでもドキドキするものである。
ある程度、自分をさらけ出さないとこういうものは書けまい。
作家という職業柄、真実であれ、造作であれ自分の内面をさらけ出すものでありそれは勇気を伴うものである。

自分は今まで自分を飾ってきた。
監督という職業柄、自分というものは最後まで飾っていくべきものかもしれないが
同時に自分は今までレースレポートで自分の内面を晒してきた。
自分はどこに行くのであろう…

飾りだけの文章の代表格は大会の政治家のあいさつ文のようなものである。
それはそれで、当たり障りがありすぎても困るのだが…
そういう意味でトランプ氏は文学的には非常に面白い!
彼はハンドリングがめちゃくちゃであるが推進力は世界一だ。

レースレポートでも代り映えのしない選手が自分は進歩していませんということをマメに報告してくるが
寅さんの失恋じゃないんだから、せめて進歩しないのであれば
読者としては面白さがあってほしいものである。

そこだけ進歩されてもこまるが、自転車が強くならなくても文章がうまくなったのであれば
自転車をやった甲斐があったといえるのではないか?

ボンシャンスでは若い時期に自転車という一つの物に夢をかけて試行錯誤して
多くの土地を回りながら、自転車がたとえ強くなれなかったとしても、その経験を通して
豊かな人生を歩めるきっかけが作れたらそれでもいいと考えている。
もちろん、自転車で強くなるために死力を尽くすのが大前提であるが

ペダルを回しながら、目標に向かって重心を決める。
晴れの日も雨の日も風の日も
時には落車するし、ミスもする。
そして、勝利を重ねて上がっていく。
重心が日本である選手もいればフランスである選手もいる。
今年から、ボンシャンスは良い選手が集まってきてフランスで第2カテゴリー8勝を挙げた。
強くなる若い選手の重心はヨーロッパにないといけないことは周知の事実である。

ボンシャンスでは推進力のある選手を探しています。
近々、2017年選手募集を開始します。

  

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2016年09月30日

破滅へのターボ

筒井康隆さんが書いた「原始人」の朗読を
中国では聞きながら眠っていたが、原始人になった夢はついに見なかった。
強烈な野蛮さとはこういうことを言うのであろう。
その野蛮という言葉すら存在しない時代、人間は欲望のままに生き、殺し、殺されてきた。
そのようにして今まで人類は存続してきたのである。
おこがましくも、自分が作者のエンディングに一筆加えさせていただけるのであれば
あの野蛮なままの人類のほうが、実はこの発達した世の中よりも永続性があるのではないかというところに
疑問を投じたい。

  

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2016年09月28日

中原へ

ツールドチャイナ1はマリーニのステージ1勝。
ツールドチャイナ2はリーダージャージを4日間キープしましたが最終ステージの前の日にアンドローニのベンファットに奪われて、最終日にスタキオッティーが総合を2位まで上げましたが優勝には届きませんでした。
今回、日本人選手も窪木と石橋が参戦したのですが2人ともいい働きをして窪木はアシストをしながらも総合8位入賞。
海外の第一カテゴリーで日本人が30ポイントのUCIポイントを稼いだのはもう少し報道されてもいいと思うが
それは俺の役目か…

とはいえ、監督というものは本音はなかなか言えないし

もとはと言えば、ツールドチャイナに日本のチームが招待されなくなってはや、4年ほどの月日がたつ。
今回、親しくなったオーガナイザーにこっそり、来年あたり日本のチームをよんでくれませんか?
と聞いてみた。
来年ぐらいから考えてくれるそうだ。

政府の方針での反日ではあるようだが、実際中国では自分は反日のどころか、皆ととても仲良くやってきた。

中国ではフェイスブックやツイッターは禁止されているが実際、使える方法があって皆こっそりと海外の情報を見ている。
これだけの観光客が世界中を旅しているわけで、マナーの教育が行き届いていない中国であるが、時間がたつにつれてこれも改善されていくであろう。

20年前に中国を訪れた時とは全く違い、160kmで巡行できる高速が張り巡らされている。
100万都市は小さいほうで、成都などは1400万人。
桁が違う。

これだけの人間が高層ビルに行儀よく詰め込まれて、物欲に目をくらましながら働いているわけである。

中国の経済はやばいと叫ばれて久しいが、発展途上というのは非常に面白い。

何が面白いか?
それは先がわからない面白さがある。

日本はどうか?
これから、日本が中国のGDPを抜き返すとは考えにくい。
それは中国が落ちない限りあり得ないであろう。
ではどうするか?

  

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2016年09月18日

過積載の発展途上

日本人はやたらと中国のことを悪く言うのが通例になっている。
しかし、自分は思ったよりも悪くないなと感じている。

なにしろ、この広大な土地で莫大な人口の人間たちがまじめに働いている。
世界を差し置いて景気がいいのは当然である。
今は武汉市にいるがここも人口が1千万人
ここでは100万都市は小都市である。
これだけの人間があまり文句も言わずに(言えないのかもしれないが)
働くのだから、それは強い訳である。
バカンスのために働いているフランス人とは違う。
日本人も昔ほど働かなくてもよくなってきた。
しかし、景気を良くしたければ、バズーカ どうのこうの言う前に
やはり、汗水たらして働く事が大切である。

選手も最近は練習量よりも質であるという方法が横行しているが
今の30歳以下で自分が強いと思える日本人選手はいまだに現れない。
どの選手もガラスのように壊れやすい。

泥棒もイタリアなどに比べれば少ない。

もちろん、フェイスブックなどが使いにくいのは不便に感じることもあるが
1995年ごろの時代に戻ったと思えば(こんな便利なものはなかったが)全く苦にならない。

車の運転では追い抜き車線を走っている車は後ろから車が来ても車線を譲らない。
だから、走行車線側から抜くのであるが、どの車も徹底して譲らないのでかえって安全である。
中途半端に譲る車があるとかえって危ない。

高速の脇を歩いている人もいるし、逆走バイクもあるので合流するときはしっかり前も見ていないといけない。

チンハイレイクと違い、ツールドチャイナはチームカーを渡されて勝手に携帯のナビゲーションを見ながら
会場までの行き帰りをさせてくれる。

それも500km超という距離をである。

自由を愛する自分はこれが結構楽しい。

さて、レースはツールドチャイナの最終ステージ
アンドローにチームと協力してスプリントに持ち込んだ。
マリーニは惜しくも2位であった。

明日から、ツールドチャイナ2が始まる。
初日はプロローグ。
好調のスタキオッティーがどこまでできるか楽しみだ。

それにしても、過積載が多い国である。
IMG_6364  

Posted by fugushima at 00:40Comments(1)

2016年09月16日

横取りされたプレゼント

ツールドチャイナ
第5ステージ
今、レポートを第五ステージから書いている。
それまでなぜかけなかったのか?
一応、その日その日のチームへの報告は書いているのだが、日記というものを書いていない。
問題が多く、それは自分の反省であったり、批判であったり、勝てない理由であったりするのだがそれをいちいち、チームへの報告以外書く意味がなかったのである。
 ヨーロッパでの高地合宿終えて万全の態勢で来ている選手たちが、時差、過密スケジュールでの疲労、トラブル、誤采配によって成績が出ない時は、修正しながら正しいことを続けるだけである。それが思うようにいかないからと言って、椅子を蹴り上げたりはしても意味がない。
初日、2日目は石橋、窪木、ニバリを中心にイニシアチブをとってスプリントに持ち込んだ。しかし、スプリントがうまくかみ合わなかった。
3日目の山では昨年の総合優勝者であるコッリがいきなり遅れて総合圏外に、のぼりのために連れてきたニバリが石橋のアシストを受けながらそのままちぎれて、それでも調子がいいスタキオッティーの為に好調の石橋をフルに使ってスプリントに持ち込もうとしたがいかんせん、駒がなさ過ぎた。
そして、スタッキオの足が攣った…
4日目は総合が関係ないので温存していたら最後の35kmで50人の集団に5人という最高の態勢になった。
ここから一気にイニシアチブをつかんでコッリのスプリントの為に逃げを追い。もう少しで捕まるというところでコッリが下りアタックしてしまい。結果、コッリはゴール直線で捕まり、前を逃げていた二人をぎりぎり捕まえられずにゴール。
この日は自分の誕生日であった。
力があるチームでかみ合わず勝てないとき誰が悪いか?
それは監督だ!
ただ、俺は誕生日には勝ったことがないが、誕生日の翌日には勝ったことがある。
そして、翌日窪木が逃げてマリーニが勝った。コッリも3位。

選手がゴールラインを超えた後、チームカーの中で優勝者のアナウンスを待ちながら、選手のいるテントに向かう。
今日も失敗したのではないか?
もしかしたら勝っているかもしれない。
他チームの選手が喜ぶ姿を見て、小さくため息をつく。
テントの脇を抜けるとき、彼らの雰囲気を見て
「ああ、今日も勝ってない」と独り言を言い車を止めに入ろうとした瞬間、ニバリが「イエーイ」とガッツポーズした。
「勝ったのか?」と聞いたら、「マリーニが勝った、コッリが3位だという」
嘘だろ!本当か!
選手が勝ったのもうれしかったが、俺の心境を逆手にとって、わざわざ沈んだ小憎い演技のほうが嬉しかった。
俺の誕生日プレゼントかと思ったら、この日はマッサージャーのフィリッポの誕生日。
翌日は飛行機での移動日なので夜に一緒にビールでお祝いをしたが、なんだか俺のプレゼントを横取りされた気がしてならなかった。
  

Posted by fugushima at 00:13Comments(0)

2016年09月01日

天才

芥川の本が好きだ。
どのようにしたらあのような文章が書けるのか?
やはり、天才にはかなわない。
うまい文章とは難しい単語を使わずに簡単な組見合わせで微妙なニュアンスを伝えるテクニックであると思っている。
もちろん語彙を持つことは大切だが
羅生門で登場する「きりぎりす」を使って、時間の流れを描写しているところなどは絶妙である。
  

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祖母のおもひで

お盆に岡山に赴きおばさん宅に泊まりながら墓参りをしてきた。
そして、おばあさんの事を思い出したので書いてみる。


「すんだ、すんだ」

まるで、トイレからでて、手を洗った後ような気軽さで祖母は言った。
当時 99歳であった祖母は100歳の誕生日を終えてあの世に旅立っていった。
もう、長い間老人ホームで過ごしていたが、ある日、脚の付け根の血管が詰まってこのままでは壊死してしまうといわれた祖母は、手術は必要ないといい。その後に
「すんだ、すんだ」と言ったのだった。
そこには悲壮感も大きな仕事をやり終えた達成感もなかった。
つまらない映画を見て、さあ家にかえってご飯にしようか。
そんな、感じで普通にさらりと言ってのけたのだ。

ヨーロッパにいた自分は祖母の葬式には参列できなかった。
僕のレースでの無事を毎日、祈ってくれていた祖母はそうやったたびだっていった。

オオカミ少年

実家から家出してきた祖母が大阪のわが家に一か月ほど過ごした。中学3年か、高1だった自分はその祖母をよく騙した。
何かと、うそを吹き込んで
「しんちゃん、ほんとう?」と眼鏡越しに上目遣いで見る祖母をおちょくって楽しんでいた。
祖母は決して怒らなかった。

社会人になってから、祖母にフランスから電話をしたことがあった。
敬老の日であったか、誕生日であったかは覚えていない、。何度、「晋一だよ」と言っても
「しんちゃんはいまフランスにおる。フランスからは電話はできんはずじゃ。よしたか(祖母の近くに住むいとこ)じゃろう。」といって最後まで信じてもらえなかった。
まだ、オレオレ詐欺もない時代である。
祖母だけは詐欺に引っかからなかったのではないかと思っている。

その後、本当にぼけてしまって、僕のこともわからなくなった時の寂しさと比べたら、今思えば大したことではなかったが、当時は信じてもらえなかったことがショックであった。
しかし、今思えばそれは祖母が無意識のうちにしたささやかな仕返しだったのかもしれない。  

Posted by fugushima at 00:07Comments(0)

2016年08月29日

イタリアでの地震について

地震のあった朝は僕は北イタリアのスイス国境近く、リヴィーニョにいました。
今回地震があった中部イタリア ペスカーラは春の合宿をした地域であり
ジュリアーニ監督の住んでいるところです。

幸い、数日前に戻っていた監督ですが無事が確認されています。

ペスカーラの地域ですが、人は山の上に藤壺のようにぎっしり町ができています。
美しいのですが見るからに地震には弱そうな建物が多く、今回もそのような建物が崩壊しています。

なくなった方々の冥福をお祈りします。  

Posted by fugushima at 08:03Comments(0)

リヴィーニョに来ています。

長らくご無沙汰しております。
更新していないと、いい内容を書かないといけないというプレッシャーから
さらに更新しにくくなりますね。

もう、見てくれる人も減ってしまったかもしれませんが、気負わずにまず書いてみます。

今年は台湾 ノルウェー コリア チンハイレイクと第一監督を務めさせてもらいいい経験を積めました。
次は9月9日から26日までのツールドチャイナ1,2です。

中国は嫌いではないです。

チンハイレイクではマリーニがステージ1勝。コッリがポイント賞を獲得してくれました。
面白い話もあったのですが、あまりに話が貯まりすぎて何から書いたらよいのかわからないのが実情です。

昨日まで3日間はツールドラブニールに参加してきました。
残念ながら、小野寺選手一人の完走になった今回のレース。

自分も減りゆく選手を見ながら、もどかしい日々を送ってきましたができることはほとんどなく。
ツールドフランスの登竜門であるレースはやはり厳しく。
日本のレースを走りながらこちらに突然来ても通用するはずもなく。

最低でもフランスのアマチュアトップカテゴリーで勝ちまくるかUCIの第2カテゴリーで参加資格のある23歳以下のうちに勝つ選手を輩出し、その中から調子のいい選手を選抜して初めて通用するものであると感じました。

NIPPO VINI FANTINIも同様です。

日本人に活躍してほしいのは自分も同じですが今のところ、スプリント、登坂力をとっても日本人以外が優れています。
だから、彼らのアシストをすることは自然で、アシストをしっかりこなしながら、実力を磨いていくしかない。

監督も経験が命、状況は全く同じです。

なんだか、まじめな話になってしまいましたがこれからもちょくちょく更新していくので、よろしくお願いします。
  

Posted by fugushima at 07:13Comments(1)

2016年07月08日

フランスに戻ってきました。

4月の後半にノルマンディーの家を後にして、レースの連戦続きだった。
弟の康司にノルマンディーで走るボンシャンスの選手達の世話を任せてきたが
このタイミングで戻ってこないと、選手のいるうちには戻ってこれない可能性があるので
7月17日から始まるチンハイレイクにはヨーロッパから入ることに決めたのだ。

日本で家族と過ごす事も考えたが、家族と1週間も過ごすとしなくてはならないことが
次々と浮かんでくるのだ。

家にいる時間、娘が日記を書いていた。
「パパが帰っていく日」
「行く」と「来る」の区別があいまいな小2の娘は「来る」と書きたかったのであるが
この間違いを見て、「うまいこと言っているな」と感心している場合ではない。

今日はオマールで選手と久々に2時間の練習に出た。
ほど、2か月乗れてなかった自分である。
サドルの感覚から尻の筋肉が落ちているのがわかる。

練習不足で乗る自転車ほど苦しいものはないが、集団になると体が自然と動いて一人で走るよりも圧倒的に速く走れるのは、やはり脳みそを体を動かしている証拠である。

昨日は倉庫の大掃除。今日は車のオイル交換。
明日は選手のレースに帯同する。

  

Posted by fugushima at 20:52Comments(0)

2016年06月24日

手放しでは喜べなかった監督初優勝

ツールドコリアはグレガ ボレが第6ステージでリーダージャージを獲得。
7、8ステージと残る3人のアシストで守り切った。
総合2位がイタリア人の監督であるノボチームであったことと、韓国の友人たちの助けも借りての
総合優勝であった。

これが自分にとっては監督3年目にして、初めての優勝となった。
マルセイユでは単独で指揮を執ったのは1レースのみ。
今年になって、台湾、ノルウェーに続く3レース目で総合優勝を手にできた。
確率的には悪くはないが、これが全く自分の手柄だという気がしないのは
今回、グレガボレという素晴らしい選手がいたこと。
ワンプロチームが第5ステージで圧倒的な力でリーダーを獲得した後に、一番きついステージで総崩れして
自分たちがタイミングよくリーダーをとれたことにすぎないということである。

第4ステージではグレガが後ろに残り、ベルラートだけが乗る23人の逃げが逃げ切りそうであったが
同じく、1人が乗るカザフチームと誰ものせていなかった香港チームが追って土壇場で振り出しに戻した。
この時は運を天に任せるしかなかった。
ただ、こういう事があって、こういう事になるのもレースである。
そして、ツアーオブジャパンの結果を見てもわかるようにアシスト3人(もしくはそれ以下)でも総合優勝できるのもレースである。

レースを終えて、嬉しいというよりも、ほっとしたのが正直なところ。
失敗しなければ、守れるのは分かっていたのではあるが最後の最後まで気の抜けない2日間であった。
昔から知るアジアの監督達に祝福してもらえたことは嬉しかった。

長かった連戦の日々が終わり日本で家族と過ごしながら今後の計画と領収書の整理に追われている。

日本は荒れ模様の天気ではあるが平和なものだ。
毎日、貯まったイタリア語講座を聞いている。
非常にわかりやすい。

思えば、自分は大学を卒業して何気なくイタリア語会話を聞いていた時期もあった。
当時はジローラモさんが司会をしていて、女性にやたらとボディタッチが多いなと思いながらみていた。
ただ、当時は必要度が低かったせいか全く身につかなかった。

そして、この連戦。

大事なことは英語で話していたが、徐々にイタリア語も耳に入ってくるようになってきた。
やはり、必要は発明の母である。

全日本選手権は個人ロードの会場のみ顔を出す予定です。  

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2016年06月03日

あわただしく韓国に向かいます

イタリアから戻り
2か月半ぶりに会った1日の家族サービスをしてから、ツアーオブジャパン 飯田ステージに向かった。
テレビの取材を受けたが、内容は幸也の話ばかり。
立場上幸也の応援ばかりしているわけにはいかないが
今回はプライベートな参加なので、幸也の話も沢山させていただいた。

結果は飯田ステージを2回勝っているデネグリは3位に沈んだ。
向かい風が強い中、250mから先行してしまったのだ。

自分も身に覚えがある。
飯田の直線は1km以上ある。

遠くからゴールが見えるので見余ってしまうのだ。

沢山の方に会えたが、ゆっくり対応する暇がなくて残念。
今はツアーオブコリアに行くために関空に向かう電車の中です。

久しぶりの韓国でもあります。
今回のメンバーはグロス、グレガ、元喜、石橋、ベルラート、ビオラ。
いいメンバーなので4勝しないと首にするぞとステファーノ監督に脅されています。

乞うご期待!  

Posted by fugushima at 10:01Comments(3)

グランモトーレ

途中ノルウェーに抜けたが、ジロデイタリアを最初から最後まで参加することができた。
人数も多いし余裕があるのかと思いきや、仕事の量もその分多く。
トラブルも多く。

選手だけでなくスタッフも疲れ切ってジロを終えた。
最終ステージのゴール。
普段はバスの中でテレビを見ながら選手を待つのだが、フランチェスコが見に行こうという。
たまにはいいなと思って、行ったのであるが
行きながら選手を迎えに行くという意味があったことに気が付く。
最後はゴール後の直線でオーロラビジョンの前で選手を待った。

2日前に下りで雪の壁に突っ込み大けがをしたグロスがあわやステージ優勝かと思ったが
捕まって、泣き崩れる彼をねぎらいながら
やはり、魅力的な選手をサポートするんのは楽しいなと思った。

そして、元喜を迎えに行ったわけである。
今年最初から、ジロを完走することを目標にしていた彼が完走したので
それは、有言実行で素晴らしいことである。

駆け付けた自分に彼が

「最後の1周、おろされたんですが大丈夫ですかね?」
「まじ!」出鼻をくじかれた自分のネットに出ている複雑な顔の裏には
「完走扱いになっているよな?!ここまで走って降ろされることなんてあり得るだろうか?今日のステージはまさかおろされるとは思っていなかったからオーバータイムチェックしてなかったけど、序盤、ゆっくりだったからタイムアウトは…」とシャンパンに酔った頭で必死に考えている顔です。

最終ステージも周回はとても危険で落車で3名がリタイヤした。
元喜も落車した傷がいたそうであった。
長い間最後尾を走っていたのは落車の影響もあった。

今回、自分はレポートを書くことが少なかったが
ある時は山の上で新聞と温かい紅茶を配り、ある時はバスでスポンサーの案内をし、ある時はチームカー。
ある時はカメラマンのアテンダントといわゆる何でも屋をしていたので、時にはレースの展開もわからないこともあり
大きなチームの歯車の一つなので、選手ほど書くことがないのです。

もちろん、チームカーにも乗りましたし、1日ですが運転もしました。


レースを終えて、マリオ第2監督とミラノに帰ったのですが彼が車の中で
グランツールの監督はグランモトーレでないといけないといった。

大きなモーターというわけであるが、選手、スタッフ、招待客などのロジスティックをしながら
全体を統制して、選手を管理する。

パソコンのようにたくさんのウィンドゥをひらいても固まらない余裕を持つ。
固まらないために、一つずつ確実に終わらせる。
まずは、自分をマネージメントしなくてはいけない。

そして、ユーモアも忘れずに…

自分はチームカーの中でコースの把握に必死になっているときに
毎週マリオは女性カメラマンに手を振っていたらしい。
そのことにも自分は気づかなかった。

まだまだ未熟である。
  

Posted by fugushima at 09:50Comments(1)