2012年10月26日

ジャパンカップレポート

尖閣諸島の問題のおかげで、今年もこのレースを走ることができた。
というのは
トレンガヌチームはツールドハイナンを走ることになっており、チームは僕の出走を課していた。
どちらのレースも走りたいのだが、あいにく日程が重なっていたのだ。

ジャパンカップの前には登りでハードなインターバルトレーニングを飯田でした。
最後の仕上げで、標高2000mのシラビソに登った時に雨に降られ、凍えて下山。
翌日の夜からなんだか、声がおかしくなってきた。
金曜日会場に入ってからも声は悪化の一方をたどる。
なんてことだ。

子供が風邪をひいていたが、先日、風邪をひいて治ったばかりなので自分には免疫があると思っていた。子供を隔離するわけにはいかないし
「よい父親=よい選手」
ではない。しかし、両立している選手も多数いる。

自分がよい父親であるとは思わないが、風邪にかかった理由を子供のせいにするところは、どうやらよい選手でもないようだ。

さて、あらゆる手段を講じて風邪を封じにかかった。
温かい恰好をして、水を飲み、しょうが湯を飲み、たまご酒をのみ、抗生物質もとった。
皆さんの協力のもと、風邪はなんとか踏みとどまった。

随分、ハスキーな声になり。
こっちのほうがいいんじゃない?という心ない人もいたが、ジャパンカップでは多くの人に会うので、話す機会も多く。おまけにトークショーまで呼んでいただいて、嬉しい限りだが、声は裏返るばかり。

クリテの前にガーミンのクリストフ ルメヴェルと話した。
昔、ランカウィ出会ってから話す仲である。来年はコフィディスに移籍すると言っていた。
ほかの数名からも、シンイチと呼びかけられたが、誰だかよくわからなかった。
集団も随分世代交代してきたが有難いことだ。

崇史によると、サクソバンクのデンマーク人の中にも昔、康司と僕がワンツーフィニッシュをしたツールドチャイナの話をする選手がいるらしいが今回は来ていなかった。
クリテは大観衆の中、後半一度アタックした。
スタートゴール前の登り向かい風で思いっきり行ったら、ダメージが多く。
実際5人ほどの逃げを決めることはできたが、その逃げから遅れるという情けない結果に終わってしまった。
さて、レース前日のミーティングで若手が逃げにのることが確認された。
本番当日、スタートしてアタックがかかる。
黄色いカナダのチームのアタックに。
「今回は反逆する外国チームもいるから狙い目だ」と思った。
山頂を先頭付近で超えると、4人の先頭グループを確認したプロツアーの選手たちが下りで道をふさいで抑えにかかる。
抑えられると、どうしても行きたくなる。
間を縫ってアタックすると、ガーミンのクリストフ  ルメヴェルが
「シンイチ」と叫んだ。
一緒に抑えてほしいのかもしれないが、彼は僕の性分も知っている。
日本鋪道の小森亮平、シマノの阿部、ブリツェンの初山と一緒に、4人の先頭に追い付く。
日本鋪道が3人いる。
ナショナルチームの六峰とブリヂストンアンカーの井上。
いいメンバーだ。
なぜか、黄色いチームは誰もおらず。
「下から行くときついんだよな」と納得。
集団は3分でコントロールしている。
「後半上げられるように力をセーブするように」と六峰にに指示を出すが、若い選手はどうしても力んでペースを上げてしまう。
メイン集団のアシストを消耗させるのも大事だが、後ろがペースを上げた時に会わせてあげられる余裕が必要だ。
ゆっくり逃げたって、俺たちを早く捕まえすぎないように後ろもコントロールする。
だから、ゆっくり逃げても、早く逃げてもタイム差はあまり変わらないのだ。

逆に遅く逃げて、後ろを油断させて、力を温存して、後半一気に逆転不可能なタイム差に開くのは、逃げ切る選手の常とう手段だ。

そういう観点では、八人の逃げはペースが速く、後半上げられるかどうか怪しかった。
まあ、一緒に逃げている選手が消耗するのは悪いことではない。

自分はできるだけリラックスして逃げて、後半に力を蓄えるようにして走っていた。
山岳賞の前に初山が
「ぼく行きます」と丁寧に挨拶をしてくれた。
思わず「いいよ!」と言ってしまい、後悔する。
まあ、地元の選手だ。自分は逃げ切ることを目標に無駄な脚を使わないことにする。
しかし、三人ぐらいの逃げなら、争わずに分け合うこともあるのだが、8人ではまとまりにくいのが常。
彼がアタックした時に、日本鋪道の選手たちが思いっきり反応していった。

それにしても、今年の大歓声もすごかった。
逃げの醍醐味であるが、やはり逃げながら結果を狙いたい。

ジャパンカップは過去数回、逃げが逃げ切っている。
もちろん、外国勢を含む逃げであるが、もうそろそろ逃げ切りがあってもいいころだ。
ただし、過去の逃げきりは天候が荒れた時に起こっている。
そして、今回はいつも以上に外国勢に気合が入っているのを見ると、つかまるのは必至だ。
だから、いい状態で捕まれるようにして走っていたつもりだったが
残り4周回から日本鋪道勢の登りでのペースアップした時には、思ったほど力が残っていなかった。
集団につかまり、集団を見るとナショナルチームはほとんど残っていなかった。
あっちゃー

勝負できる力は残っていなかったので、そのままリタイヤした。
大声援を受けて走ったが、ふがいなさだけが残った。
2年前は逃げながらも最後のまで2位集団に残ることができた。
それ以上の走りを見せたいと思って、意気込んだが、あの時のコンディションではなかったのだ。
UCIポイントが取れなかったのも残念だった。

すべては自分の責任である。それが自分に帰ってきただけのこと。
ただ、こういうときもある。
気を取り直して、こーぢクラブに挨拶をして、パーティーに向かった。
切り替えもプロとしては大事なことである。

総じて言えば、あれだけの大歓声の中を走れたことは嬉しかった。
大歓声であったがゆえに余計に悔しかったのではあるが、いつか、自分が満足できる走りをするために日々精進である。
沢山の応援ありがとうございました。
次は週末の輪島です。


Posted by fugushima at 23:19│Comments(5)レース 
この記事へのコメント
うん、精進、精進。
Posted by イトウアキヒロ at 2012年10月27日 06:08
お疲れさん!
今年は宇都宮に行けなくて、どうでも良いじゃないかと自分に言い聞かせていましたが、
リザルトやレポートを見てたら、やっぱり現地で観戦すればよかったと後悔しきりです。
来年は見に行くから、精進ヨロシク(笑)


Posted by 寮生S at 2012年10月29日 20:56
1
�����������潟����� ��ŝ����障�����w
Posted by �����ゃ�����≪�ᦙ at 2012年12月25日 20:51
1
�����勉����潟����<����������c�⓾���櫐�������с�����. ���篏���������潟����<�������ŝ����с�����. ��������⓾�������������激�с�������������⓾����c�������������с�����. 篁���ャ�夌��������(膃�)���蕋壔�������������潟����̥�勉�����篁������˨�ŝ����障�����! ! 莖ʋ����������c����������⓾�������� �����c�����������篁���������⓾��������~�����
Posted by MBT��ュ嵯��激�ャ�若� at 2013年01月18日 18:32
1
��㋚����̹�∝�純����泣�ゃ�����
Posted by ��≪����c����号�ᦙ at 2013年02月19日 23:44

コメントする

名前
URL
 
  絵文字