ツールドタイの事前合宿でのNIPPO ヴィーニ ファンティーニ ファイザネのサポートで行った帰りに
まず、ピサヌルークからバスで6時間かけてパヤオに寄った。
最近、長時間の移動は良い仕事の時間になる。
パヤオには昔からお世話になっているバス選手のお父さん、ポーファーがいる。
ポーファーはすい臓がんを患っている
ポーファーの紹介でタイの2選手に会い。話をした。
どちらもよい選手だ。
一人はタイを代表する若手
もう一人は、彼と争っていたが、家庭の事情もあり今はくすぶっている選手だ。

その夜、チェンライのテューン、ナーソンリゾートに寄った。
翌日にはバンコクに飛び、バンコクで両親に合流して
明後日にネパールに行くという強行日程だ。

着いたその日に、同じく胃がんと戦っていた「ウアン」が亡くなっていた。

ウアンは、オーナー中川さんの奥さんノイさんの甥っ子に当たる。
昔から、母親とナーソンの切り盛りをしていた。
ウアンの意味はそのままデブの意味の通り。デブであったが
癌にかかってからはやせ細って
前回、2月に訪問した折に
「ウアンはデブじゃない。今は晋一がデブだ」といって笑って見舞ったのであるが
僕がついたその日に亡くなってしまった。

通夜に参席して、ひとり親のパーソワエを励まして
慌ただしくナーソンを後にした。
子どもに先立たれた母親の背中はいつもより小さく見えた。

ネパールのカトマンズに行くと言ったら、中川さんにもトミーにもうらやましがられたが
今回はタイ合宿に以前来たアジャイにあって、選手を発掘する目的と
父にエベレストを見せる目的だ。
昔、山登りをしていた父を連れて行ったが
正直、父はカトマンズの大気汚染にやられて
終始苦しそうであった。

車は古いし、道は狭い。
狭い道をバイクと車がガシャガシャとひしめき合いながら走っており。クラクションが絶え間ない。
ホテルも夜も建設工事の人が朝の1時までパイプを投げたりしていて、騒々しい。

3年前の地震の爪痕はいまだ深く残っており。遺跡を巡ったが、しつこい物売りには閉口した。

それをさし引いても、味のある街並みや人はとても被写体としてはいいものが残っていて
自分は楽しかったが。

選手も19歳のスラジと21歳のアノジはMTBの経験しかないがいい目をしていて
サポートしてやりたい気持ちになる。
ただし、彼らにはお金もないし、ビザを取るのも大変であるが
何とかして、彼らをロードレーサーにしてやりたいものだと思う。

大気汚染でかすんでいて、300km先のエヴェレストは見れなかった。
最終日の午前中、飛行機でエヴェレストを見るツアー参加も考えたが、おやじがダウンしていて
それも無理だった。

空港まで行って、雨が降っていたが雲の上はいつでも晴れているよ。
もしかしたらエヴェレストが見えるかもね。なんて言っていたら
雲の上に上がったとたん、雲の上に巨大な白いものが現れた。
それは、雄大なヒマラヤ山脈だった。

飛行機に乗って、これほど感動したことはない。
日頃の行いがよかったのかな?