7月に来たときはツールが始まり、40度にもなる日があったのに
3か月たつと、もうめっきり寒くなってきた。
季節の移り変わりを感じると共にシーズンの終わりも感じる。
イロンデール(燕)は南下の季節だ。

父の誕生日である9月30日にオマールの合宿所を最後に残ったモンゴルのガンツムールと島野選手と大掃除して
パリで古物市をしている康司に空港まで送ってもらった。
オマールから空港まで160kmであるがガンツムールと島野と3人で出発を同じ日にあわせられたのは良かった。

今回はオマールに延べ11名の選手が滞在して、それ以外の町に5名。
15名、5か国の選手がフランスに滞在したことになる。

エミレーツ航空のシートに身を沈めて、外を見ながら物思いにふけるが
また、来期の選手獲得と今いる選手のケア、そして何よりもスポンサー獲得が重要課題となる。

貧しいが夢のある良い選手がアジアには眠っているが、そうじてビザの獲得が難しかったり
きにくい理由が山積している。

ドバイ上空にたどり着き、砂漠のなかの町が煌々とオレンジ色に輝く。
石油がなかったら、ここらは全く暗闇なんだろうな。
などと考えるが石油がなかったらそもそもこの飛行機は飛んでいない。

先日、カンの阿曽選手のホームステイ先に短期滞在しているガンツムールを迎えに行ったときに
ルーアンの町からただならぬ煙が上がっていた。
悪臭が漂い、工場が燃えていたが化学物質で皆が避難するほどの惨事で、オマールからさほど遠くないフォージュ レ ゾウでも汚染での魚が死んだと聞いた。

どうも、石油製品は自然のかえるのにも時間がかかるし、燃えれば悪臭が漂う。

悪臭もいろいろあるが、石油製品の悪臭はどうも地球全体に悪い気がする。
などということをボーッと考える。

ドバイに着くと
楽しみにしていたラウンジだ。
4回ぐらい欧州を往復するとシルバー会員になれて
ラウンジが使える。

まず、シャワーを浴びて(結構待たされるので出発間際に行くのは危険)、ワインにアーモンドを食べる。
シャワーを浴びながら、また雑念が
この水もこの砂漠のなかでは貴重なものだ。
石油をお金に換えて、それで湯水のように湯水を使う。
貨幣経済がなければ成立しない話だ。

ドバイの人にとって、エコということはどれくらい興味があることなのだろうか?
まだ、空港から出たことがないので何とも言えないが、煌々とした明かりからも
まったく、節約という概念が必要ないない人たちがたくさん住んでいるのだろうと察する。

自分の家ではなく、ホテルとか公共のものになると 水も電気も使わなくては損だという考えの人はこの世の中にたくさんいる。

今年はとにかく忙しかった。
仕事が忙しくて、どうにかなっちまう人も世の中にはたくさんいるが
自分がやりたいことを仕事としている場合は、どんなに忙しくとも忙しいと感じる暇もない。
そうなってくると、他人の事に構っている暇もなくなり精神衛生上、非常に良いことが分かった。

もちろん、選手がふがいない走りをしたとき、思いが伝わらないときは顔に出すし
叱り方もほめ方もさまざまなパターンを
駆使しなくてはならない。

ここまでの飛行機で隣の真ん中の席に座ったバングラディッシュのおっさんが肘でつついてくるので
穏やかにさとした。
昔は穏やかにはこういう話は出来なかったなあ。

さあ、日本で家族に会うのが楽しみだ。
温泉、寿司。

ワインもアーモンドも食べたので、そろそろ機上の人となります。

ベトナムレポート第2弾 少々お待ちを