音楽感想文 Chain Listener

主にジャズの感想

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大森明を初めて聴いたのは
Charles Mingusのアルバム

ここではBarry Harrisの名盤『Magnificent!』の
メンバーとの共演で
引き締まった音色とフレーズを聞かせる
アルトサックスらしい艶とともに
どことなく陰りのある感じがいい

「Ruby My Dear」は
大森を導くRon Carterのベースが印象的で
アンプで増幅した音を引き延ばす奏法が
何かと不評だったCarterも
このアルバムでは自然で
沈み込む重い音が録られている

スタンダード以上に魅力的なのがオリジナル曲で
とくに「M's Lullaby」は哀感に満ちたバラードで◎
Harrisのピアノもエレガントである

Akira Ohmori 『To Be Young and Foolish』(LP)

Label:Union
Rec:February 10&11, 1983

Akira Ohmori (as), Barry Harris (p), Ron Carter (b), Leroy Williams (ds)

Side A ①To Be Young and Foolish ②Ruby My Dear ③Bud City
Side B ①Triste ②It's You or No One ③M's Lullaby ④Princess

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Ira Sullivanを聴いたので、
他にないかと手持ちのアルバムを探すと
このJ.R. Monterose盤となった

Monteroseは
ぶっきらぼうなトーンのフレーズを
ブツブツと途切れさせて
間をあける特徴的な演奏
Sonny Rollinsに比較される人だが
聴いているとCharlie Rouseっぽいとも感じた

Sullivanのトランペットは
時折り音を外すものの、
丁寧に細かいフレーズを重ねる

Horace Silverの簡潔なピアノも
アルバム全体の地味さに拍車をかける

何回も聴いていくうちに良さが分かってくる
スルメ盤ではないか

J.R. Monterose 『J.R. Monterose』

Label:Blue Note
Rec:October 21, 1956

J.R. Monterose (ts), Ira Sullivan (tp), Horace Silver (p), Wilbur Ware (b),
Philly Joe Jones (ds)

①Wee-Jay ②The Third ③Bobbie Pin ④Marc V ⑤Ka-Link ⑥Beauteous
⑦Wee Jay (alt take)

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「ファイブ・スポット」というクラブは
とても狭い場所だったそうで
何人か客が入るとすぐ満員になり、
演奏中は非常に暑かったとか

そういう空間に
この濃いメンツが揃って
②「ビーフシチューのブルース」を演じるのだから
さぞ迫力があっただろう、
CDを聴いても伝わる

ふだん穏やかなKenny Dorhamも、
大先輩のHawkinsを前に
かなり熱く意気込んでいるのが分かる

なお、国内盤CDでは④⑤のクレジットが逆になっているので
実際の演奏曲順をここに記す

Randy Weston 『Live at the Five Spot』

Label:Liberty
Rec:October 26, 1959

Randy Weston (p), Coleman Hawkins (ts), Kenny Dorham (tp), Wilbur Little (b),
Roy Haynes (ds), Clifford Jarvis (ds-⑥), Brock Peters (vo-③)

①Hi Fly ②Beef Blues Stew ③Where ④Star Crossed Lovers ⑤Spot Five Blues
⑥Lisa Lovely

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