2010年04月30日

マナスル基金、新校舎に訪れて


 我々はマナスル峰山麓のサマ村に学校建設中ですが、建物に関しては9割ほど完成。後は内装と暖房器具、そして寮のベッド。それとこれが最も大切ですが、水。学校の近くには安定して水が手に入る場所がないため、何処からかパイプで水を引っ張ってこなければならない。サマ村の上流になると約2キロのパイプを使わなければならないが、長すぎるような・・・。これは専門家の意見も聞きながら至急取り組まなければならない。

 第二次工事はもう間もなくスタートしますが、
上空から見た建設中のマナスル学校
上空から見た建設中のマナスル学校

食堂、グランドの整備、などなど。12月までには全て完成させたい。
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 上空から見た建設中のマナスル学校
子どもたちから歓迎を受けて
子どもたちから歓迎を受けて
頭の中は既に第二工事のことで一杯
頭の中は既に第二工事のことで一杯

 4月26日、清掃後、生徒達と父母を建設中の新校舎に集めこれからの経緯についての説明会を開きました。学校計画を発表した頃は、親の中には「子供は労働力。学校に子どもを取られてはたまらない!」といったような反発もあったものの、あれから3年。そのような意見はごく一部になりつつある。少しずつであるが教育の意味を理解しようとしている。

 今現在使用している校舎はまるで馬小屋のように狭く暗く、こんな所で勉強しているのかと不憫ですが、もう少し待って頂ければ、明るく広い新校舎に移れる。子どもたちも初めて訪れた新校舎の中を見学し大喜び。
マナスル基金の仲間入り!
今年からノエビアさんもマナスル基金の仲間入り!
新校舎と子どもたち

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新校舎と子どもたち
今現在の教室
今現在の教室
この旧校舎も今年でお終い
この旧校舎も今年でお終い

 そして秋田県立大学の二村宗男助教授、そして研究室の学生たちが今年2月にサマ村入りしソラーシステムを設置してくださった。おかげで寮の各部屋が明るくなりました。本当にありがとうございます。またこれもとっても嬉しかったのは彼らが日本からランドセルを20個ほど集めてくださり、これが大人気。もちろん、ネパールにはランドセルがないので初めて見るランドセルに「うわー」と目をキラキラさせながらおおはしゃぎ。ランドセルには寄付してくださった日本の子どもたちの写真やメッセージが書いてあり、村の子どもたちも「日本のみんなにありがとう!」と嬉しそうでした。

 12月に私は再びサマ村入りしますが、それまでにさらに100個ほどのランドセルを集めたい。
ソーラーシステム
秋田県立大学の学生によって設置されたソーラーシステム
寄付されたランドセルを背負う

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寄付されたランドセルを背負う
僕の原稿通信を実現してくれています
富士電機さんのソーラーシステムが僕の原稿通信を実現してくれています
子ども達と新校舎に向かう
子ども達と新校舎に向かう
 お祭り参加(これはたまたま)、清掃活動、学校視察、また父母との意見交換会と二泊三日の短いサマ村滞在でしたが、とっても意味のある時間を過ごせました。これでカトマンズに戻ります。
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ヒマラヤに学校を作ろうプロジェクト・前編
ヒマラヤに学校を作ろうプロジェクト・中編
ヒマラヤに学校を作ろうプロジェクト・後編

4月26日 サマ村にて 野口健
(クリックしたら写真が大きくなります)

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この記事へのコメント

1. Posted by miyabi   2010年04月30日 19:54
日本でのランドセルが、ネパールの山岳エリアで使われるって、なんだか、素敵ですね。国を超えたランドセルのリサイクル。これ、ケニアでもしてみたいかも♪
ランドセルって、意外に丈夫ですよね。
学校、凄く大きいですね!新しい教室、とても、居心地よさそうで、子供達の学ぶ環境には最高ですね。すばらしい活動だと思います。
ここまでにたどり着くまでには、数々の苦労があったんだと感じつつ、多くの方の協力を得て、実現しているんですよね。でも、学校建設って可能なんですね!なんか、またよと勇気を貰いました。ありがとうございます。
2. Posted by aoao   2010年04月30日 20:21
思ったよりでっかいなぁー。
これからまた食堂、グラウンドが出来てくるんですね。
それまで首を長ーくしながら待ってます完成が楽しみだぁー。
3. Posted by いちご   2010年04月30日 22:11
5 健さん素敵な事ですね こども達に夢を持って希望を捨てずまっすぐに生きてもらう事は何よりも尊い事ですから周りの大人ができる限りの環境を作りすくすくと育ち大きな大きな花を咲かせて、また次の世代と繋がっていけば本当に素晴らしいです ランドセルでこんなにも喜び笑顔のこども達にもっともっと喜んで欲しいですね(o^∀^o)
校舎の屋根の色 綺麗なブルーでヒマラヤの青い空のようで健さんカラーでいいなぁ〜〜 着々と進み良かったですね

4. Posted by 物言い   2010年04月30日 22:12
「よかったなぁ」と思うお話し、ありがとうございます。
仰るとおり水廻りの工事は大事です。給水工事は手間がかかるかと思いますが、頑張って頂きたいと思います。
やはり、日本はこういうところで貢献していくべきなんじゃじゃないかと思う。
核兵器を持ち空母まで建造し、宇宙にロケット飛ばしてバブル景気で万博まで開催できるような某国に開発援助するより、よっぽど意義がある。
5. Posted by さとべりぃ   2010年05月01日 00:16
空の色と同じ校舎の屋根が眩しいですね空から降りてきた校舎みたい。
たくさんの人の協力でここまで建設が進んだんですね!あの手作業の建設現場を思い出すと感慨深いです。

ランドセルは素敵なプレゼントでしたね日本の子供たちとサマ村の子供たちが繋がって嬉しくなりました
ランドセルって本当によく考えられたもので、後ろに転んだときに後頭部が直接地面につかないようになってるんですよね。

12月の完成がたのしみ学べる環境が整えば教育への考え方も根付いていきますよね、きっと
6. Posted by ハスユ   2010年05月01日 21:01
5
 健さん、こんばんは、ハスユです。

 90%の完成、おめでとうございます。
僕も募金活動に少しだけ関わっているので、うれしいです。

 完成が待ち遠しいですね。


 
7. Posted by fowan   2010年07月14日 19:08
twitterを読みました
藤巻さんから100本のピアニカのプレゼント
もう感動です!!サマ村の学校も今年中に完成の運びのようで、野口さんを囲み笑顔笑顔の子供達の姿が、そして 藤巻さんからのピアニカの響きが、学校を囲むヒマラヤの山々に木霊して・・・想像しただけで涙が止まりません。
おめでとうございます。
その日も近いのですね。
野口さんの行動にお心にガーンと打たれっぱなしです。ありがとうございます。
 藤巻さんありがとうございました。
 
8. Posted by Rigel★   2010年07月15日 21:41
5 野口さんのブログにお邪魔するようになったきっかけは、亮太くんからでしたが、その行動力、思いやる気持ちなど諸々の野口さんの人間性に、本当に胸が打たれました
山にも人にも深い愛情を持っているんですね
ヒマラヤの学校の新旧の差には驚きました。子どもたちは心から喜んでいるでしょうね
もちろんピアニカも大喜び大はしゃぎでしょう?
野口さんのつぶやきで知った時は、野口さんと同じように涙が出てきました
亮太くんが野口さんと出会って、こんな素敵なサプライズがあって、私たちファンにも繋がって、自分にも何かできないかな…って今すごく思います
ランドセル?あんなにも喜んでもらえるんですね
確かに今年1年生になった息子も、初めてのランドセルに大喜びしてました

一人の力は小さくても大勢が協力したら大きな力になりますよね?
自分に出来る何か、考えます
9. Posted by shine3274   2010年07月16日 01:45
5 野口さんのつぶやき、拝見させて頂いております。米国在住ですが(もうすぐ帰国します)、こちらの日本人友人が6年前、ネパールから養子縁組しました。ネパールへ行った時の様子を始め、養子をもらった時点で子供が年齢不詳でしたので(推定7歳)、そこから教育させる事の大変さ、目の当たりにしてきました。まだまだ彼女の戦いは続いていますが、いつか幸せになって欲しいと思っています。
私たちの想像をはるかに超えたネパールの子供たちの環境。これから先、日本で自分にできる事は何か?考えてしまいます。
ブログを引き続き、拝見させて頂きますね。
野口さんの働き、頭の下がる思いです。
有難うございます。

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