2011年05月09日

野口健写真集4〜エベレスト生活〜



1番目 静かなベースキャンプ

静かなベースキャンプ

2番目 平賀カメラマン、撮影開始
平賀カメラマン、撮影開始

写真は22枚あります。「続きを読む」よりご覧ください。


3番目 いよいよアイスフォールへ
いよいよアイスフォールへ

4番目 アイスフォールからプモリ峰を眺めて
アイスフォールからプモリ峰を眺めて

5番目

6番目

7番目 キャンプ1に到着
キャンプ1に到着

8番目 
キャンプ1からの眺め 左奥の雲を被っているのがエベレスト

9番目

10番目 恐怖の梯子越え
恐怖の梯子越え

11番目

12番目 吹き曝しのキャンプ2
吹き曝しのキャンプ2

13番目 平和なひと時
平和なひと時

14番目


15番目 僕の宝物たち
僕の宝物たち

16番目 平賀カメラマンとサーダーのダワ・タシ。この二人は仲良し。
平賀カメラマンとサーダーのダワ・タシ。この二人は仲良し。

17番目 キャンプ2の僕のテント前で突然現れたこの人は誰?
キャンプ2の僕のテント前で突然現れたこの人は誰?

18番目

19番目 いよいよ7000Mの世界へ
いよいよ7000mの世界へ

20番目 宇宙が近くなってきた
宇宙が近くなってきた

21番目 平賀カメラマンは頭にもカメラ
平賀カメラマンは頭にもカメラ

22番目 テント内で、一人で、はい、ポーズ。カシャ。
テント内で一人で、はいポーズ。カシャ。

5月3日からエベレスト登山開始。5月に入ってからアイスフォール越えは初めてで、本当ならこの時期にキャンプ2ぐらいまでは到達していたいものの、今回はスタートが遅れたため、5月に入ってからとなりましたが、その時々の状況がありますから、それにしっかりと合わせていければ、いいんです。92年に初めてヒマラヤ入りしてから、もうかれこれ四十数回はヒマラヤに訪れているので、今更、慌てても仕方がない。今回もマイペースで一歩一歩。

8年ぶりのアイスフォール越えとなったが、今年のアイスフォールはルートが安定していて状況がいい。クレパスの数も98年の秋に比べたら半分以下。そして氷がしっかりと固まっているので固定されているハシゴがさほどグラつかない。とっ、強がってみてもやはりハシゴ越えは心臓に悪い。

アイスフォールを超え、キャンプ1に到着。ここも吹きっ曝しで時にテントが飛ばされてしまうほど。ただ一面が真っ白な銀世界でまるで砂丘にやってきたみたいだ。キャンプ2に向かって歩いている登山隊員たちがまるで蟻の行列のように、大自然の中では人間の存在は点でしかない。はかなくもあり、また、逞しくもある。都会の中ではなかなか感じる事が少ないが、この大自然の中にいると人の存在が愛おしくなることがある。まるで高山植物のように厳しい環境下に耐えながらも、必死に、また健気に生きている。

5月3日 ベースキャンプ〜キャンプ1へ
5月4日 キャンプ1〜キャンプ2〜キャンプ1に戻る 
5月5月 キャンプ1〜キャンプ2へ
5月6日 キャンプ2〜ローツェフェース取りつきまで〜キャンプ2へ戻る
5月7日 キャンプ2〜キャンプ3〜キャンプ2に戻る
5月8日 キャンプ2〜ベースキャンプに戻る

このスケジュールで行動してきましたが、文字で読むのはいかにも簡単ですが、実際はこの上り下りの繰り返しはなかなかハードなのです。今回はキャンプ3で清掃活動して下りてきましたが、理想はキャンプ3泊。そこで寝ると寝ないとでは大きく違ってくる。もう一週間、全体のスタートが早ければ8000Mの世界に突入するまでに一回ベースキャンプで休んだ後にもう一度キャンプ3入りし一泊したかったんですが。5月20日以降はいつモンスーン(雨季)が来てもおかしくないとの天気予報もあり、今回は高所順応活動はこれで終了ということになりましたが、それでもこの短期間の中ではベストを尽くせたかと思います。エベレスト直前のロブチェピーク登頂がなかなか効果あったような気がします。


それにしても6000Mを超えた高所での生活は何もかもが大変。夜は高山病の影響で頭が痛み、また空気が極度に乾燥しているため気管がやられ咳に苦しめられる。もう「コンコン」「ゲーゲー」酷いものです。上部からの電話の音声をこのブログ・HPでも聞けるようになっていますが、かなりお聞き苦しいですよね。すいません。どうしてもあんな声になってしまうのです。

今回は雪崩で雪をかなり吸い込んでしまい咳が特に酷い。あまりの咳の勢いで食べた物を吐き出してしまうほど。97年に初めてエベレストに挑戦した時は、咳のし過ぎで肋骨3本を折ってしまった。また2001年のエベレスト清掃活動では肺炎にやられ、とんでもない思いをした。高山病で苦しめられている最中は「なんでこんな事をやっているのだろうかと、こんな苦しみは二度とゴメンだ!」とブツブツ呟いているくせに半年後にはまたヒマラヤにいたりする。自分でも訳わからない。結局のところ、人間の行動全てを理屈で説明するのは不可能なんじゃないかと思う。

清掃活動のような社会的なテーマがあるときもあれば、ただ、がむしゃらに頂きを目指したくなる時がある。そこには公なテーマなどいらない。ギリギリの世界に身を置いてただただ必死に生きたいだけ。自己満足と言われれば自己満足。道楽と言われれば道楽。なにしろ命を賭けて遊んでいるのだからそんな贅沢な事はない。故に僕にはギャンブルにハマる人の気持ちが分からない。そんなにスリルを求めたいのならエベレストに来た方がよっぽど刺激的だろうに。なんて、これも極論かな。

さて、今回の写真集はカラーにしてみました。次回は再び「白黒」の世界となります。キャンプ3で行った清掃活動等は平賀カメラマンの写真特集で近々アップします。こちらも期待していてください。僕も平賀カメラマンもあれだけの雪崩に遭遇しながらどちらのカメラも壊れていなかった。雪まみれになったのだけれど。日本製のカメラは実に丈夫だ。


まとまりのない文書になりましたが、これも酸欠の影響?
では、次回の写真集も楽しみしていてください。頭ガンガンしながらも必死に撮影していますよ!

2011年5月8日 エベレスト・ベースキャンプにて 野口健

2011年野口健写真集1
2011年野口健写真集2
2011年野口健写真集3


fuji8776 at 21:51│Comments(18)TrackBack(0)

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この記事へのコメント

1. Posted by yosan   2011年05月09日 23:01
5 高山病の体調は大丈夫ですか?
平賀さんのphotoはとてもこの世の風景とは思えないほどの、世界です。
清掃活動をしながらのキャンプ、大変ですが体調には気をつけて頑張ってください。
また平賀さんのphotoも、楽しみにしています(´ー`)ノ
2. Posted by vanillaki   2011年05月09日 23:03
5 大丈夫ですかっ?!

本当に、雪崩の事も高所生活の事も活字で読むのは簡単なことですよね・・・。

「わ〜スゴイ!わ〜コワイ!」と騒いでブログやツイッターを読んでいた自分が恥ずかしいです

どうかご無事で
3. Posted by sayu   2011年05月09日 23:39
今野口さんの写真を見ると涙が出てしまいます・・・。(:_;)

人の行動は不思議ですよね。
野口さんは、山の神様に呼ばれてしまってるのかもしれませんね。なんて思ってしまいます★

私も、体が痛むのに無理してしまうことがあります。(野口さん達には到底及ばない程度ですよ!)周りは「無理をしないでね」と言ってくれます。でも、無理をしないとその先に行けないんだよなぁと思う自分もいるんです。

だから、毎回無理をしてあとで体が悲鳴をあげるという。笑

そして、大事な人達には私も「無理をしないでね(><)」と言ってしまうという(^▽^;笑

私は以前よりオンとオフを分けられるので時々休みながら、今後も私はやりたいことを続けていきたいと思います(^^)♪

話がだいぶそれてしまいましたが、野口さんの写真を見て「山って本当に大きい!!!!」と感動しました!自然て、本当に凄いですね(^^)

では、今後もご安全に〜☆☆”
4. Posted by ma-   2011年05月09日 23:58
5  体調はいかがですか?
雪崩にあったんですね!!
無事でよかったです(*^_^*)
すばらしい世界ですね。写真が綺麗で見入ってました。
その中にある厳しさ・・・
 そのギャップがあり、実際に身に感じることが出来るからいいんでしょうね。
そして更に、清掃。
 自分の為にだけ、行動されていない、
山・自然を愛する姿勢がステキです。

神様のご加護を。 
無事を祈ってます(^^)v
5. Posted by t-tsubana   2011年05月10日 06:15
5
高所順応活動の旅、お疲れ様でした。かなりのハードワークの中、たくさんの素敵なお写真で今回の足跡を残して頂き有難うございます。
キャンプ3での清掃活動が続けられない事は悔やまれますが、天候が悪くなるとわかっての活動は、冒険と言うよりは、ただの暴走になってしまいますからね。そのバトンまだ次に持ち越せますか?

人間の行動を全て理屈で説明するのは難しいですね。でもそれを追究していけば、必ず意味があるのだと思うのですが、
健さんがこの、ギリギリの世界、に戻って来てしまうのは、結局そこが好き、山が大好きだからでしょうね。好きなことがたまたまお仕事になって誰かに感動や勇気を与えている、登山家、冒険家は立派な素晴らしいお仕事です。決して遊びや道楽だなんて思いませんよ。今の健さんはアルピニスト。他の皆さんが経験出来ないものをたくさん持っているはずですから自信持ってくださいね。

また日本のカメラで撮影されたお二人のお写真を楽しみにしております。

個人的にはお仲間の笑顔が一番好きです。
6. Posted by ハスユ   2011年05月10日 06:50
5

 健さん、平賀カメラマンさん、小島マネージャーさん、シェルパのみなさん、おはようございます、ハスユです。

 写真、スゴイですね。澄んだ青空・宇宙に近い山々、自然は美しいですね。

 でも、梯子を進む写真を見て、怖いと思いました。この写真1枚でも大変なのがよくわかります。

 テントのオレンジ色や黄色の人の写っている写真を見るとなんだかホッとします。

 お気を付けて活動を続けてください。

 ビスタリビスタリ 
  
7. Posted by sunukomomo   2011年05月10日 08:38
健さん.:*・✿ ✿.。.:*・ヾ(Ő‿Ő✿)ォハョォ✫゚*

さらっとみてしまってました5000m・6000m・という標高の数字を反省…^^;

ただただ感謝・感謝・感謝です♪

(✿ฺ◕‿◕ฺ)зア✿ฺリ✿ฺガ✿ฺト✿ฺウ✿ฺε(◕‿◕✿ฺ)з

この気持ちを、自分の身近な人へ還元できるよう努力します!!(;´▽```…
8. Posted by 宮崎京子(山京)   2011年05月10日 10:42
5 疲れた心身に染み入る数々の写真、ありがとうございます☆人はなぜ生きているのか、なんてことをふと考えていた私にはぴったりの文章で、、、理由なんて探すものではないのかも。しかし、体調不良のなか、こんなにも美しい光景をカメラにおさめ、さらには私たちに見せてくださるためにブログにUPしてくださるそのenergyはいずこから。健さんには、純粋な愛があるような気がします。健さんが癒してくれた世界を、もっともっと広く伝播していけたら、世の中はもう少し生きやすくなるかも。
引き続き、ご体調にはご自愛下さいね。
皆様のご無事を祈っています☆
9. Posted by maimai(remi_mai2)   2011年05月12日 22:03
5 健さん、お変わりなくお過ごしでしょうか。
あんなに細くて華奢な梯子を沢山の荷物を背負って渡るんですね。荷物がなくても、きっと足がすくんで動けない気がします。梯子の下は相当深いのでしょうね。
お電話でも咳がお辛そうなのが気になりました。早く治るといいですね。とはいえ過酷な環境下では難しいのでしょうか...。
健さんの少年のようにキラキラした瞳がとっても印象的です
これからも皆さんのご無事をお祈りしています。
10. Posted by マジシャンSHINGO.   2011年05月13日 12:10
5 素晴らしいお志事、ありがとうございます。恐怖のはしごは、刺激が強過ぎますね・・・健さんをはじめ多くの人がそちらで活動されている事実は、多くの人に勇気を与えていると思います。自分も、その勇気、刺激を良いベクトルで回りの人に拡散していければと思います。引き続き、安全で実り多き登山を祈っております。最後にテント前の、サングラスをかけた謎の人物気になりますですね・・・
11. Posted by みゆき   2011年06月14日 00:03
5 白黒写真が続いた後の、このブルーは目にも鮮やか☆
(あ、すみません。ブログ一気に見てコメントしているから、よけいにそうなのかも)
エベレストブルー☆なんちゃって!
アイスフォールの氷が映すブルー
そこから見たプリモ峰の影のブルー、空のブルー
どれもが同じ青であって同じ青ではない
素敵ですね★
山間を歩く姿やテントが小さく見える・・・ってことはそれ以上に山が大きいっていうこと!凄い!!!
太陽も大きく見えるんですけど、そこにいるときにも、太陽の大きさって感じるんでしょうか?
平和なひと時の写真も、なんだか好きです♪
ちょうどその頃、私も赤のペディキュア塗ってルンルン気分で同じ目線で自分の足元見てましたから(笑)や、関係ない話ですみません!
野口さんは、その時何を考えてましたか?
恐怖の梯子超え、雪崩も、野口さんが無事だったからこそ安心して読み進められます。無事で本当によかった!
12. Posted by java easy download   2012年01月07日 11:18
サウスオール旅行限られた
13. Posted by laptop cleaning solution   2012年01月11日 05:14
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14. Posted by t21 ibm notebook   2012年01月13日 21:21
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15. Posted by cheap notebook drives   2012年01月14日 12:27
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16. Posted by seus sony download   2012年02月13日 12:41
サウスオールの旅行エージェント
17. Posted by popeye cartoon   2012年04月01日 00:35
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18. Posted by turbotax 2004 download   2012年04月01日 13:35
ヴァッレトラベルストップ

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