今回も考察で行きます。

【ベリー】について。
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ベリーとはロッドの一部でティップの下にあり、バットの上にあたる。

案外語られる事の少ないベリー。

語るのが少し難しいベリー。

中間のベリー。

ティップは以前に書いたのが俺の見解で、ティップは性格が掴み易い。わかり易い。

がベリーは如何なものか?

まず、考えてみれば、ティップを云々語るメーカーは多い。強靭なバットを唱えるメーカーも多い。

ベリーはよ?


そう。ベリーについて語れや。


そのベリー。


俺的にベリーは重要である。


何故か?

ティップを活かすも殺すもベリーであると思う。

元径で一番太いバット。先径で一番細いティップ。そのテーパーの中間のベリー。

モアザンのベリーはいい仕事をすると書いてきた。

何故にいい仕事をするのか?

それは硬すぎず柔過ぎない。

一見、超ファストテーパーのソフトティップでもしなやかで且つ張りの強いベリーがあってルアーウエイトの幅の広いキャスティングの安定につながり、ランディングの安定に繋がるのだ。

モアザンエキスパートAGS109ML/Mのベリーは極端なファストテーパーからジワリとバット付近まで素直に曲がる。

素直と書いたのは極端なパワーの入力と出力がある訳ではなく、予測に準じてしなやかに曲がるのだ。

つまりシーバスの挙動に追従するといった方が良いかも。

逆にシャープなティップを持つミッドストリーム962TRはシャープなティップからいきなり張りの強いベリーを見せる。

これはキャスティングに一躍買っていて軽いルアーもベリーで飛ばすことができる。

これはモアザンも一緒。

然し、ルアーのウエイトが増せば、ベリーからバット付近の極端に強いパワーが出る。

この極端に強いベリーからバットにかけての反発力を使いこなせなければ、ミスキャストすら誘発してしまう。ピーキーさがある。


ヴァンクールなどは…










強いね。強いけど。


フッコならベリーで十分。

15ヴァンクールの特性として、シーバスが掛かれば初代より素直に曲がる…


が…

うわぁ…

強いロッドだなぁ…

で終わる。

ランカークラスを掛けてみないと…
でもだ15ヴァンクールでランカーを釣ってないから…

まぁ。キャスティングではこの強く曲がり易い。変な性格のベリーは案外ピーキーと言うか。素直だと思う。それはこのレングスがそうさせている。

多分…


とまぁ。相変わらず自分のロッドを棚に上げ書いてみたが。

ベリーはティップを支える仕事。

ティップからのパワーの入りを受け止める役割。

また、バットに力をスムーズに伝える役目など。

ベリーの出来栄えで使えるロッドか?そうではなく、つまらないロッドになるか別れてしまう。

また極端な性格のロッドにもなってしまう。

ここは本当にメーカーの勝負所として俺は見ている。

ハイエンドだから間違いない。

ではなく、ロッドの性格なのでやはり作り手のセンスの問題が大きいのだろうか?

過去に使ったロッドでは、やはりラテオが良く考えられ、またよく作られているなぁ、と思ったものだ。

即ち素直なベンディングカーブを描く。

この素直なベンディングカーブを描く為に大きな仕事をしているのがベリーである。

極端なファストテーパーでしなやか過ぎるティップを搭載するモアザンもそう。

シャープなティップを搭載しハードなバットのミッドストリームもこのベリーがランカークラスを掛けると、何ともまぁ美しいベンディングカーブを見せる。

然し単に美しいベンディングカーブを見せるだけではなく、そこにある機能。


遠くに飛ばす。ランカーのパワーを制御するなど。


バットに力が移行する前にベリーが如何に仕事をするか?


俺的に今気に入っているロッド達はベリーがいい仕事をする。


案外、話から埋もれるベリー。

然しティップとバットを繋ぐベリー。

ベリー部の性格を垣間見た時にロッドが更に楽しいものになった。

【総括】


今回はベリーについて考察して見た。先程も書いた通り、ハイエンドだからではない。

ロッドそれぞれに性格がある。

特にわかり易いティップとは違うが、ティップを活かすのはベリー部だと思う。

なぜならば、如何にしなやか且つ繊細なティップでもベリーがヘタレだと、ロッドが大味になってしまう。と言うかだめロッドになってしまうだろう。

ティップがソフトでもハードでもだ。

考えて欲しい。ロッドの曲がりどころは千差万別である。狙う魚の大きさ。掛けた魚の大きさ。キャスティングでのルアーウエイト。

それぞれに合ったロッドが存在する筈。

つまり魚のサイズやルアーウエイトによって使い易い曲がりどころってのが存在する。

然し、中にはそうでは無いロッドも存在する。

やけにソフトなティップを搭載していてもベリーが仕事をしない。曲がり過ぎてしまう。また全く曲がらないなど。

バットに力が移行する前に変に力を殺してしまう。

そんなロッドも事実存在する。


ベリー部の役割とは、ティップとバットを繋ぐ生命線でもある。

特にバットの強さとはある意味どんな格安の無名のロッドでもある程度、曲がらない特性がある。

が…

曲がらないバットにヘタレなベリーは魚とのファイトで、人側のアドバンテージになるどころか、マイナス要素になってしまうだろう。

バットが突っ張って仕事をしない。

よく聞く表現だが、その前にベリー部がいかなる仕事をしているのか?


バットに力が伝わる直前のベリーの状態は如何なものか?

ティップについて謳うメーカーは多い。勿論バットも。

然し、俺的にいいロッドは本当にベリーがいい仕事をすると思う次第だ。


以上。


さて。


近況ですが。釣りに行ってないですね…


暑くて…


いやいや様々個人的な用事や夏風邪などが重なり釣りに行けない有様だ。


そろそろ釣りに行こうか考えているが、その前に溜めておいた記事を順にアップしよう。


ロッドについての話だけど。結構当たり前の事を今更考えてみた。


あくまで俺の視点だが、ティップ。ベリー。バットについて。そのロッドの部分について考えてみた。


興味のある方はどうぞ。


まず。


【ティップ】について。
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※左からモアザン エキスパートAGS。ミッドストリーム。風神R100MX。15風神ADヴァンクール。
ティップとは所謂穂先。竿先。そのティップとは釣り竿において結構重要な部分である。まぁロッドなどはティップからベリー、バットまで全て担う仕事がある訳だが、俺が考えるにティップはそのロッドの性格を良く表すと思う。ベリーやバットなどは少しマニアックな域になるがティップはロッドの性格がわかりやすく、ロッドの色が出やすい。

ざっとだが、ソリッドティップ。やチューブラーティップ。海の船釣りなどではチタンティップなど。更にグラス素材のティップやカーボンソリッドティップなど様々である。

カーボン素材でもある程度の応用は効くようだが、敢えてティップにこれだけの数の素材が用いられると言うことは、様々な魚種に対するアプローチとして有効なことが伺える。

ルアーフィッシングでも、淡水のバス釣りでもソリッドティップを用いたり、ソルトのメバリングやシャープな操作性を必要とするアジングなど。



シーバス釣りに於いてもバチ抜け対応などでソリッドティップを搭載するメーカーがある。

一つに【食い込みの良さ】を目論んでティップをしなやかにする。

一つに【操作性】を重視してティップをシャープにする。

一つに【キャスティング時の反発力】を重視してティップをハードにする。

など、ティップの作りでロッドの性格は分かりやすく変わる。

性格にはキャスティングなどはテーパー。元径と先径の角度にもよるが。

時に乗せ系を重視したティップはキャスティングのバランスを崩しやすく、オーバースペックな重量のルアーでポキリと…なんて事もザラである。

そんなロッドの性格を分かりやすくするティップについて。

俺的に考察してまとめてみた。

【ソフトティップ】

まずソフトティップについて考察をしてみる。ソフトティップとはいかなる時に活躍するのか?

今回の考察では、モデルとなるのはモアザン エキスパートAGS109ML/M。ダイワ曰くデーモン系?
まぁそれはいいとして。10フィート9インチにして、このクラスのロッドとしては、かなりソフトなティップを搭載していると思う。何となくヤベェんじゃねぇか?と思える程、細く柔らかい。
今年からモアザンを導入して思った事は、ソフトティップは時と場合ではかなりの戦力になると言う事だった。

俺的な感覚で流れを読むのはティップではなくリーリングである。リーリング感度を重視している。

ではティップは?

そう。ノリの良さ。

俺的にノリの良さは【バチ抜け】【デイゲームのバイブの早巻き】で大きな収穫を得た。

まず、必ずしもソフトティップでなくては釣れない…などと言う気はない。



俺的に思う事は、ソフトなティップは吸い込み易く、フックが絡み易いと考えている。シーバスと言う魚は吸い込み系の捕食を行うが、俺の感覚だと、吸い込みを感知出来きた。などは経験がない。俺の人間感度が鈍いか?どうか?は分かりかねるが、そんな神技を用いる必要はないと考える。

ルアーを吸い込む瞬間などは分からなくても良い。それがバス釣り時代からの俺の見解である。大事なのは、シーバスがルアーを吸い込んで反転した時、乃至、動いた時に出るアタリを明確に拾う事に重きを置く。

つまりティップに重みを感じてからでも全く遅くはないし、シーバスがルアーを吐き出す前に針がかりするはずだ。


バチ抜けなどは季節的なシーバスのコンディションでも、バチ特有の捕食でもどちらでも良いが、バチボイルを見る限り、豪快にボイルと言うわけではない。その微弱な吸い込みを感知できなくとも、シーバスがルアーを吸い込んで反転した時に乗せる。と言う表現だ。

言える事は、シーバスを掛けると頭を振りながら暴れるが、その時にフックアウト。これもそうだが、逆にフックが更にかかる事もある。

また、バチ特有のバイトに関して本気の鬼アワセはフック一本だと身切れとかに繋がってしまうと思う。

なので微弱なバチバイトに関しては、バイトに対して、乗った重みを感じてからフッキングを行なっても遅くはないと感じた。

ティップにしっかりと重みが乗ってからでも十分だと思うわけだ。

ティップに重みが乗ってからなら強くフッキングをしても、それはフックをしっかり刺す作業となるだろう。

それに俺が経験したバチ抜けは流れが弱く、流れを釣ると言うより、弱い流れに対してゆっくりと漂わせる程度のもの。

ラインスラックを殆ど出ない。

つまり、ラインスラックが出なければ、アタリはダイレクトになる。人間にダイレクトに伝われば、勿論シーバスにもダイレクトに違和感を伝えるだろう。

その手助けとなってくれるのがソフトティップだったわけだ。

では、バチ抜けと対極に値するデイゲームのバイブの早巻きでは?

実は理屈は同じだと考えている。

早く巻く。一巻き95センチのリールで、とにかく早く巻いても、シーバスは十分に捕食できる。その時に人間の反射神経を凌駕…などはどうでも良い。どれだけ早巻きでも、シーバスは吸い込み系の捕食である。その常にテンションを張った伸びないPEラインでシーバスがルアーを吸い込むフォローをする。つまり、ティップが吸い込みに合わせて入る。

それを感知できるかどうか?

いやいや。感知などは出来なくてよい。

大事なのはバイトを感じた時にはシーバスの口の中にルアーがあると言う事だ。

それならば、しっかりティップが入ってくれてからフッキングした方がフックアップし易いと思った次第である。

つまり、単にショートバイトを乗せると言う事ではなく【バチやデイゲームの早巻きでフッキングに繋がる】つまりフッキング前にしっかりとフックが掛かってくれる。

ここにソフトなティップの有効性を感じたのだ。

然し弊害もある。それはキャスティングである。モアザンはまだいい。然しハンパにソフトなティップを搭載して、ヘンチクリンなベリー…
いや、だるいベリーではキャスティングのフィニッシュでティップを納める事が困難となってしまう。

モアザンのベリーは素直で良い。

が。アゲインストの風ではやはりキャスティング時のルアーのブレを制御できない。

ティップがキャスティングの動作中に残り過ぎてしまうからだ。


【シャープなティップ】

シャープなティップとは?シャープとは?鋭敏な意味であるらしい。

そう。俺の思いつき…

ここでは、ミッドストリーム962TRを指そう。

操作性。

俺的に余り、操作性を意識した事がない。何故ならナイトゲームのスローなただ巻きがメインの釣りだったので。

然し、ミッドストリームのシャープなフィーリングのティップの使用感には中々驚かされた。

それはバイブの早巻きでも乗りが良く。リフトアンドフォールやトゥイッチングなどで抜群の操作性を誇った事だ。

つまり万能感の強いティップということになる。特出した何かがある訳ではない。

然しナイトゲームのスローな釣りでも、デイゲームのようなスピーディな釣りでも、そつなく平均的にこなす事ができる。

一見、味が無い。とか色が無いとか?

そういうことでは無い。

特にミッドストリームのティップは纏まりが非常によい。

また面白いのが、ミッドストリームのティップはキャスティングについても考慮していると思う。これはソフトなティップの弊害だが、ティップをソフトにすれば風の抵抗でティップがしなり過ぎてしまう。と言うかルアーが風の抵抗を大きく掴み、その影響がそのままティップに行ってしまう。

ティップとてキャスティングに関係がない訳ではない。ベリー、バットまで曲げ込む、バットからベリーへと力が移行しティップがルアーを弾き出す。

つまりティップはフィニッシュとなる。

このミッドストリームのティップはある程度のしなやかさを残しつつ、キャスティングに悪い影響が無いようににセッティングしてある。

シャープさと張りの強さを合わせ持った見事なるテーパーの設計だと思うね。

良さの次元は違うがラテオ96ML-Qなんかもこの部類だね。

因みにラテオは良いよ。


【ハードティップ】

ハードティップに関してはヴァンクールなどがそうである。

その名の通り、食い込み等のティップの仕事を排除していると考えてよい。吸い込みの良さ。ショートバイトの乗りの良さ。フックを絡みつけるなど。全て排除。

そんなもん考える余地無し。

では、ハードティップはどうよ?
そもそもハードティップなどと考える必要もない。考えるに値するのはハードなブランクスである事。そのロッド自体がハードで強い事。だからティップも硬いって事で粗正解。

一つ言うなればティップの硬さは即ち、キャスティングにつながる。テーパーをレギュラーやスローに設定してティップがベリーと一緒に曲がり込む。

これは俺的に柔らかいロッドだとクソになると思う。いやクソは言い過ぎか?

これにはテーパーデザインとカーボンの素材も絡むので一概には言えないね。

然しある程度、例えばミディアムアクション以上のロッドなら、ティップがブレない=アゲインストの風を切り裂き…

と言うことになる。


乗りの良さは?

針に絡む?

NO…

そんな事は関係ない。そんなみみっちい事は考えない。どうでも良い。一気にルアーを吸い込むサイズを問答無用でブチかけてやれば良い。遥か沖で掛けたシーバスの顎を撃ち抜いてやれば良い。

本当に安定したキャスティングを手に入れるならばハードなティップもある意味良い。

安定とはいかなる状況でもだ。どの方向からの風でもだ。

マジメに書くと、毎度書いているが、リバーシーバスの流れを釣る。これにはラインスラックは付き物である。ラインスラックが出ている事が前提である。

全てではないが…

でもラインスラックを上手く処理してピンに流すのもドリフト釣行の魅力だろうが…

水面、乃至、海面で流れに漂う軽いPEライン。バイトはまずPEラインに出る。どんなに感度が良くても、この瞬間を捉えるのは困難である。

その後にガイドが感知しロッドティップに反応が出るわけだが。

食い込み云々よりも既にルアーを咥えているシーバスに乗りの良さはナンセンスである。

ナイトゲームのスローな釣り。流す釣りでは、ハードなティップで問題ないと考える。

【総括】

ソフトティップ。シャープティップ。ハードティップと分けて書いてみたが、ソフトなティップだから全て良し。と言う訳ではない。ハードティップでは確かにバイトは弾き易い。特にバイブの早巻き…

然しナイトゲームのスローな釣り特にラインスラックを出すドリフト系の釣りではティップ云々は其れ程重要ではない。

シャープなティップは何方とも取れるが、何方でもない。

何が良いのか?と言う話ではない。ソフトやハードと極端になればなるほど扱い方もコツを要するようになる。

つまり適材適所だ。

常にソフトなティップだからショートバイトを乗せられる?

確かに乗りは良い。

然し弊害もある。

勿論、ハードティップもである。

特にソフトなティップを謳うメーカーは多い。

シャープなティップは時にはソフトとも呼ばれる事がある。

それに人の感覚も大きいので、一概には何が良いとかと言う話ではなく。その適材適所を理解して釣りに活かすことが大事なのだ。

俺的に、バチ抜け、デイゲームのバイブの早巻きはソフトティップ。なんでもそつなく、シャープティップ。

ランカー狙いでハードティップとなる。

何度も言うがこれが全てではない。

もしも迷われている方がいたら参考程度に思い出して貰えれば幸いですね。

以上…

どーも。


さて今回は風神Rグランドスウェル100MXラストインプレ。


さて。このロッド、買った理由は、サーフからヘッドランド。また利根川のデイゲームやオカッパリでのナイトゲームなど。



先ず。この風神Rのブランクに関して。


アピアのホームページを覗いていると、風神Rには2種類のブランクが存在する。
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と言う事らしいね。


つまり、シャープ系と粘り系で別れていると言う事なのか?


グランドスウェルはW.C.Wと言うクロステーピングを施しているタイプ。

片方は使った事がないからわからないが…


今回は風神Rグランドスウェル100MXについて。
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※アピアホームページから引用

前回の風神Rグランドスェル100MXのインプレを以前書いたが、今回はもう少し分かった部分と、あとはまとめ的に書いてみよう。



先ず、この値段的にこのクラスのロッドのライバルは少し差があるけど、ラテオやディアルーナ。それより少し高いくらいか?

いや。ダイワでいうとラブラックスに近いかもしれない。

アピアの風神Rは一つの特徴として【細分化】がされている。

港湾用から本格的な磯用まで揃えてある。

なので風神Rは選ぶ楽しみがあると思う。

全体的にみても、初心者から上級者まで満足出来るであろうラインナップだと思う。

特に、風神Rロックアンドストームなどはヒラスズキや青物を視野に入れていて、結構本気度の高いロッドだと思うね。

デザインの的にもシンプルでシックなデザインは交換がもてる。

まぁ。ラテオやディアルーナも同じなんだけどね〜。

今回はその風神Rグランドスウェル100MXのラストインプレだ。

風神Rグランドスウェル100MXの使用ルアーウエイトは粗メーカースペック通りだと思う。


まず、前回は利根川シーバスをメインに使って書いてみたが、デイゲームやサーフでも結構使い込んでみて、このロッドの性格は結論から言えばティップから張りが強いパワーロッドである。


買うにあたって、ティップの張りの強さを前提に考えた方が良いだろう。

少し話を逸らすと、一昔前、バス釣りでは、横の釣り、縦の釣りなどとよく言ったものだ。

簡単に言うと、横=巻きの釣り。縦=落とし込みやシェイキングなど。

横=ノセ。縦=掛け。

このような図式だったと記憶する。



シーバスゲームならデイゲームのバイブの早巻きなどがノセの釣り。

逆にスローリトリーブで流れを釣る、絶えずラインスラックを出す釣り。は掛けの釣り。


つまり、ティップに例えれば、常にラインテンションが張るならば、しなやかなティップで、常にラインスラックを出すならティップの硬さはそれ程気にしない。逆にティップから張りが強い方が俺的に好み。

これが今の俺の認識だが。

このロッドを少し分析してみると、10フィートでミディアムアクションより硬め。

ティップから張りが強いロッド。

この性格を使いこなすのに果たしてどのフィールドが適しているか?

あくまで、俺的な感覚だが、このロッドは外洋のサーフや比較的足場の低い磯の使用に適していると思う。

デイゲームで15g程度のバイブの早巻きではいかんせんティップが硬すぎると思う。

昨年から何度かこのロッドを用いてデイゲームにトライしたが、ミッドストリームやモアザン エキスパートAGSと比べてしまうと、兎に角バイトを弾いてしまう。

ノセた所で、直ぐにフックアウトしてしまう事が多かった。

特に近距離だと…


然しだ。


ナイトゲームなら、なんて事はない。


普通のパワー系ロッドで、ある程度シャープ
で、それ以上にパワーのあるロッドだと思う。ランカーハントに適している。

このティップは【掛ける】事に於いては、中々レスポンスが良い。ブランクスも対ランカーで何の不安もない。

つまりナイトゲームでも問題なく使えるティップである。


が…


敢えてこのロッドをナイトゲームで使用するメリットが中々見つからないのが現実だった。


例えば、このブランクで9〜9.6フィートなら
、何のためらいもなくナイトゲームで使用できるだろう。


一つにハンパに硬いティップ、強いベリーと10フィートというレングス。

これが俺的にナイトゲームで多様する12センチ15g〜20g程度のミノーやシンキングペンシルだと相性が良いとは感じられないのだ。

【決して悪いブランクではない】

下手に強いブランクを更に強く感じさせるテーパーデザインがそうさせる様な気がするんだ。

ティップは兎も角、ベリーに15g〜20gのルアーをキャスティングの際に乗せづらい。

いや。


表現が違う。

全然投げられるけど、回遊待ちで淡々と投げ続ける事が楽なロッドではない。

しかも10フィートクラス。

否。10フィートオーバーのモアザンエキスパートAGSはそれを余裕で可能とする。

値段的に比べる対象ではないが…

なので操作性的にも、キャスティング的にもナイトゲームで特にメリットが感じられないのだ。

特に最近使い込んで感じた違和感は?

風神ADヴァンクールより柔らかいにもかかわらず、投げ辛さを感じてしまう。

何故か?

それはティップからベリーの曲がり所にある。

ベリーからバットにウエイトを乗せるのためにはそれなりのルアーウエイトが必要となる。と言うか基準値がある。

どんなロッドでも基本的にそうなんだが、このロッドはその辺の応用が利かせ辛い。

なんと言うかハンパに硬いティップがベリーにウエイトが移行する前にキャスティング時のロッドのしなりを止めてしまう。

正確に言うとベリーは曲がっているが、その下にある、さらに強いバットを使えない。

ヴァンクールは更に硬いが?

でも短いでしょ?

短いから良いんだよね。

メーカーはルアーウエイトで下が7gと言うが、スピニングなので5gだって可能だろうが、ぶっちゃけかなり投げ辛いだろうね。

7gのプラグは無いとして、7gのジグヘッドならまだいけるかも。

でも10フィートでこの硬さは、使うシチュエーションは選ぶと思った。

とまぁ。少し辛口に書いてみたが、視点を変えて外洋のサーフゲームならどうか?


絶えず遠投をメインとするサーフゲームではミノーも20gオーバーの物を使う事が多い。

ミノーだけではなく、メタルジグやヘビーシンキングペンシル、ヘビーシンキングミノーなどでは、中々キャスティングし易いロッドである。

ルアーが25g以上のシンキングミノーを投げると、何とも投げ易いロッドに変身する。


40gのジグを躊躇なく投げられるのは、モアザンエキスパートAGS109ML/Mより投げ易い。

ジグならもう少し重いものを投げられると思う。



外洋のサーフなどでは特に早巻きが必要なわけではない。ある程度、打ち寄せる波からラインを捌き【ハンパな硬さ】のティップがラインの捌きやルアーのコントロール性を上げる。【ハンパな硬さ】が外洋のサーフだと【程よい硬さ】となる。

離岸流やサラシをユックリ攻める。


これには相性が良い。

40gのメタルジグを使用したが、このハンパに強いティップはジグをしゃくり易いんだ。これは中々良好だったね。

ジグをしゃくる際にティップの先の先から入るのではなく、ティップの後方に曲がりどころがある。その曲がりどころがジグをしゃくった際にジグを跳ね上げる、この感覚は良好だったね。

また。パワー面でも、過去にグッドコンディションのランカーシーバスを釣っているが、そのようなランカーを掛けると、しっかりと仕事をするブランクスである。

近距離で掛けたランカーシーバスにも動じない強さを見せた。しっかりと曲がりなが、バットがランカーに主導権を与えないパワーもこのロッドの魅力だろうね。

一見あまり素直に見えないロッドのベンディングカーブが、対ランカーだといい感じで弧を描く。

魚とのファイトは対ランカーとしても十分だと思う。

前にランカークラスの利根川GTとガチンコで勝負し曲げ込んでみたが、良い曲がりをしたよ。


ガイド構成は値段的にこんなもんだろうが、ラインの抜けは悪くない。寧ろ良いくらいだ。

グリップは以前書いたが、かなり好みの別れるグリップだね。

アップロック式で、締め込み部分は良いとして、フォアグリップは太めだと思う。

買うときはリールをセットした方がいいかと。

合うリールはダイワなら3000番。シマノならば4000番が良い。


俺的に利根川のデイゲームやナイトゲームでの使用を考えての購入だから、単に俺の使い方の問題だと思う。


勿論サーフも意識していたが。


まぁ。


初めからアピアのカタログ通りなんだよね。


このロッドは完全に外洋向けのロッドと割り切って使っていこうと思う。


利根川シーバスはモアザンエキスパートAGSとミッドストリームとヴァンクールに任せよう。


風神Rグランドスウェル100MXは外洋で今後も活躍してくれる事は間違いないだろうね。


以上でした。

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