フジゲン工場ブログ

ギターメーカー「フジゲン」直営オンラインショップのスタッフによるブログ。
工場ならではの、生の情報を発信していきます!

みなさん、こんばんわ。MICKです。

いよいよトランプ氏が、アメリカ合衆国の大統領なりましたね。


信州の冬は厳しいのですが、それでも着実に春の気配が漂ってきます。

朝晩は寒いのですが、日中の日差しが強くなってきています。

先日、我が家の庭にふきのとうが出ていました。


さて、2つ目の木材の価値を決める要素ですが、

その2.木材の種類

当たり前と言えば当たり前ですが、一口に木と言っても地球上にはたくさんの種類の

木があります。いたるところにあるありふれた木。限られた地域でしか生息していない木。

産業として植林されて管理されている木。湖に200年も沈んでいた木。CITES(ワシントン

条約)で保護管理されている木。ギター(楽器)に使う木に関して言えば、安いギターには

安い木を使いますし、価格が上がるにしたがって高級な材を使います。一般的には、

バスウッドやアルダー、メイプルは比較的に安く、マホガニー、アッシュ、ローズウッド

などは高価となります。木に限りませんが、ありふれたものは安く、貴重なものは高いのです。



その3.産地

同じ種類の木でも、その産地(育った土地、場所)によって、大きく価値が変わる場合があります。

なじみ深いところで、杉といえば『吉野杉』や『秋田杉』などが有名で、価格も高価だと

思います。(すいません。国産の木材の事はあまり良く知らないのでした)

ギター用の材では、例えばホンジュラス産のマホガニーとアフリカ産のマホガニーでは

大きな価格差があります。価格が高ければ良いのかという声も聞こえますが、そこは

木材を仕入れる担当者(現在は私)の目利きが重要となります。アッシュに関して言えば、

ギター愛好家に好まれる軽いアッシュは、北アメリカ南東部のスワンプアッシュとなり

ます。北部のホワイトアッシュは、重くて硬く、エレキギターの愛好家からは敬遠されますが、

野球のバット、高級家具などに使われています。価格もそれほど変わりません。

産地による木材の価値の違いは、価格だけではないという事です。



何かややこしい展開となってきました。

今日は、『文字だけブログ』となってしまいましたので、お口直しに1枚
vfl


それでは!!

MICK IMAFUKU




皆さんこんばんわ。MICKです。

明日は、南岸低気圧の影響で、またもや雪模様ですね。

長野県は南北に長いので、冬型の気圧配置(いわゆる西高東低)の時は

北部(大町)の降雪が多く、南岸低気圧の時は中部(松本)や南部にまとまった

雪が降るのです。この雪降りの事を地元の人は『上雪』(カミユキ)と呼んでいます。

すいません。どうでもいいような話で引っ張ってしまいました。


突板とは、木材を薄くスライスしたものです。

ギターで使用するのは、0.6mmの厚さで、厚突きと呼ばれています。

これに対して、高級家具や高級自動車などに使用するものは0.2mmという厚さで、

薄突きと呼ばれています。(曲面になじませて貼るので薄突きを使います)

突板に加工される木材は、最高グレードのものが選ばれます。薄くスライスして

たくさんの突板にした方が利益が上がる(儲かる)からです。先回のブログで、厚さが薄い

と価値が下がるように書きましたが、突板の場合は、幅や長さは充分ありますので、

価値はあるのです。
koa

コアの突板です。3Aグレードの良い木目です。
bl

こちらはブラックリンバ(コリーナ)の突板です。希少材です。
fm

お馴染みのフレイムメイプルです。4Aグレードくらいでしょうか。

これらの突板ですが、ギターに貼る場合は基本的にセンター2Pなるように貼りあわせます。

0.6mmの厚さのものを貼りあわせるのは特殊な技術と設備が必要となります。

さらに突板の裏側には、和紙が貼られます。突板の割れ防止、曲面へのなじみの良さが

求められるからです。これらの作業は、専門の業者さんにお願いしています。

昔は、突板貼りのギターに対して『貼りトラ』などと言う人もいましたが、技術的には

単板よりも高度な技術が必要となるのです。それはともかく、価値の高い木材を使い、

リーズナブルな価格で提供できるのが『突板』の魅力なのです。

ちなみに、表面だけを見て『ムク材』と『突板』を判断できる人はほんの僅かです。


今日は少し寄り道をして『突板』の話でしたが、つぎは前回の続きといたします。

それでは!!

MICK IMAFUKU

こんばんわ。MICKです。

週末からの寒波到来で、長野県北部でも結構な量の雪が降りました。

大町工場は、長野県でも北部に位置しているため、それなりの降雪量と

なりました。こんな時は、フォークリフトが大活躍です。フォークリフトのツメの先に

アタッチメントを取り付け、工場内の雪を掻くのです。
yukikaki

それにしても昨日、雪を掻いた後がスケートリンクのようにツルツルで、何度も転びそうに

なってしまいました。ちなみに、写真の人は私ではありません。O課長です。



さてと。本日のお題『木材の価値を決める要素』ですが、いくつかあります。

ギター用の材でも家具用の材でも基本的には変わりません。


その1.サイズ(幅、長さ、厚さ)

まず、木を伐採して丸太となりますが、丸太のままでは木の内部の様子が判りません。

そこで、製材業者はまず必要最低限に丸太をカットしていきます。マホガニーやウェンジ

などの場合、我々も立ち会う事があります。そこでBODY用、NECK用などに大まかに

カットしますが、木材は基本的には幅が広いほど、長さが長いほど、厚さが厚いほど

価値が高いものとなります。
nagai

写真は縦横が逆になっていますが、長い状態の板が立てかけてある風景は、

よく見るものです。

幅に関しては、聞くところによると700mmを超えるものは、価値が高いとされて

いるようです。(買い手からすると割高という事ですね)

先日、このブログで紹介したブビンガ玉杢の材ですが、幅は1,000mmは

ありましたので、非常に価値が高いものでした。しかし楽器の場合、いくら幅が広くても

そのままでは使えないので、幅をカットする必要があるのです。ちなみに、このブビンガ材は、

長さは4,000mm(4m)以上という代物でした。当然長さもカットとなります。

厚さに関しては、50mm位が一つの基準のようです。われわれが仕入れる木材も

BODY用は50mm=2インチが基本となります。

サイズに関して、簡単に言えば幅が狭いほど、長さが短いほど、厚さが薄いほど価値が

下がるものだという事です。


久しぶりのブログでやや長くなりましたが、続きはまた近日中に!!!


それでは。

MICK IMAFUKU

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