2021年05月12日

岡山県のレッグペルテス病のトイプードル、人工関節全置換術、術後1年検診

 2020年8月25日のブログで岡山県から来院されたレッグペルテス病のトイプードルを紹介しました。
 この子は、昨年の4月に岡山県の主治医の先生より紹介され来院され、生後9ヵ月齢の時に人工関節全置換術(THR)を施術しました。
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 赤矢印の左股関節は、レントゲンの透過性の亢進がみられます。両端白矢印は、筋肉の幅を示していますが、レッグペルテス病による痛みで運動機能が低下しているため、反対側に比べて筋肉が萎縮していることが解ります。
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 先日の術後1年検診では、人工関節全置換術(THR)により、痛みがなくなり運動機能が回復したため、筋肉容量が増加しています。

 この子で行った人工関節全置換術(THR)は、寛骨臼カップをセメントレス法、大腿骨ステムをセメント法のハイブリッド型人工関節法と言う方法を用いています。

 現在、日本で、小型犬にハイブリッド型人工関節法が可能な施設は、当院、たぐち動物病院ER八王子動物高度医療救急救命センターの3施設のみになります。
 
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 現在は、元気に走れうようになっています。人工関節全置換術の術後は定期検診が必要で、この子は現在、1年に1回の検診なので、次回の検診は来年です。
 いつまでも元気で走れることを願っています。

院長 是枝


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2021年05月10日

5月の出張手術、シェパードとイングリッシュコッカーの股関節形成不全

 4月は埼玉県や広島県などで5回の出張手術を行いました。緊急事態宣言が出ていますが、5月6日は東京都、7、8日は埼玉県で出張手術でした。
 今回は、手術器具を車に積んで往復しましたが、若くないので少し疲れますね。
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 6日は昭島動物病院(東京都昭島市)で、トイプードルの膝蓋骨脱臼と前十字靭帯断裂の併発例にTPLOの手術。

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 7日、8日は、たぐち動物病院(埼玉県久喜市)で、シェパードとイングリッシュ・コッカー・スパニエルの股関節形成不全(CHD)に対する人工関節全置換術(THR)。
 
 皆さんが、元気に機能回復して走れるようになることを願っています。

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 早くワクチンが普及して、コロナが収束すればと思います。私は、複数の病院で手術をするので、移さない、移らないには注意をしていますが、ワクチンの順番が来たら接種を受けたいと思っています。
 
 今年は、9月にモスクワ、11月にドバイで、股関節疾患に対する人工関節や前十字靭帯断裂に対するTPLOなどの講演依頼を受けていますが、現状では9月のモスクワには行けそうにない状態です。

 今日、11月に3日間、ドバイで開催される小型犬の骨折や股関節疾患(股関節形成不全、レッグペルテス病、股関節脱臼など)、膝蓋骨脱臼などのシンポジウムの案内が開始されました。現在のところ、各国から20名程の講師が招聘されており、私も講師の1人になっていますが、どうなるだろう?と思っています。

院長 是枝

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2021年05月01日

2021年5月の皮膚科専門診察(予約制)は臨時休診とします

 当院では、毎月1回、皮膚科顧問の関口麻衣子先生(アイデックスラボラトリーズ:動物皮膚病理診断医)による皮膚科専門診察とスタッフ向け院内セミナーを行っています。

 2021年5月26日の皮膚科専門診察は、臨時休診とさせていただきます。

 次回の関口先生の皮膚科専門診察は、6月23日、予約制となっており、詳しくは当院スタッフにお問い合わせください。

院長 是枝
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 写真は、2015年から2016年にかけて6回行われた大阪府獣医師会学術講習会で講演される関口先生。(VETS CHANNELより引用・改変)

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2021年04月23日

ゴールデンとラブのミックス犬の股関節形成不全に対する股関節全置換術

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 2歳齢のゴールデンとラブラドールのミックス犬、現在は走ることが可能です。盲導犬の候補犬で、盲導犬育成団体の方と一緒に当院に来た時は、パピーウォーカーと暮らしていました。
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 赤円は大腿骨頭(だいたいこっとう)で、本来は白円の部分の位置しています。左右両側性、重度の股関節形成不全で、白円の位置から赤円の位置に変位しており重度の亜脱臼を示しています。
 赤両矢印は大腿部の筋肉の厚みを示していますが、当院来院時は股関節形成不全による疼痛のため、運動機能は低く筋肉が萎縮していました。
 この足では盲導犬にはなれませんし、このままでは里親にも出せないため、盲導犬育成団体から人工関節全置換術の依頼を受けました。
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 生後11ヵ月齢で右側、1歳2ヵ月齢で左側に人工関節全置換術を施術。手術後約1年が経過して、今日は1年に1回の定期検診です。
 左右の股関節の痛みから解放されて、運動機能が回復したため赤両矢印で示す筋肉の厚みは、手術前より明確に長くなっており、筋肉容量の増量を示しています。
 現在では、里親のところで幸せに暮らしているようです。
 1年に1回の検診は必要ですが、一生涯、股関節は大丈夫だと思います。

院長 是枝

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2021年04月07日

2021年4月の皮膚科専門診察(予約制)

 当院では、毎月1回、皮膚科顧問の関口麻衣子先生(アイデックスラボラトリーズ:動物皮膚病理診断医)による皮膚科専門診察とスタッフ向け院内セミナーを行っています。
 2021年4月の皮膚科専門診察は、4月21日(水曜日)です。

 皮膚疾患には、ありふれた疾患から生命を脅かす疾患が存在し、感染症やアレルギー性疾患、悪性腫瘍、自己免疫性疾患と多岐にわたり、若齢から高齢の動物と幅広く経験されます。

 より高度な皮膚科診察、治療を提供するため、当院では2015年4月より関口麻衣子先生を皮膚科顧問獣医師として迎えています。

 関口先生の皮膚科専門診察は、毎月1回、予約制となっており、詳しくは当院スタッフにお問い合わせください。

院長 是枝
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 写真は、2015年から2016年にかけて6回行われた大阪府獣医師会学術講習会で講演される関口先生。(VETS CHANNELより引用・改変)

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