2018年05月
2018年05月29日
福岡、東京、岡山で出張手術と講演
5月20日は、福岡で「骨折治療の基本」についての講義と実習を行いました。
前日19日から福岡に出張、今回の福岡、岡山の講習会の主催はイタリアのイントラウマ社、同社のアジア担当のガブリエルさんともつ鍋を食べました。屋台を覗くと、アジアからの観光客が多くて驚きました。
5月21日は大阪に戻って、手術器具に荷物を交換して東京に出張、22日は朝から動物救急センター 府中でホワイトシェパードの前十字靭帯断裂に関節鏡とTPLOの手術、午後は大阪に戻って大阪府立大から紹介、来院したゴールデンレトリバーの前十字靭帯断裂に関節鏡とTPLOの手術。22日のゴールデンレトリバーの手術には、ガブリエルさんが当院の見学に来られました。
5月23日は岡山、以前、当院に勤務していた高塚先生のノースヒルズ動物病院でボーダーコリーの前十字靭帯断裂のTPLOの手伝いをして、24日は岡山で講演。
福岡、岡山の講習会では、小型犬の橈骨(とうこつ:肘から手首までの骨)の骨模型を用いて、参加者にイントラウマ社のプレートを用いて、手術の練習をして頂きました。
院長 是枝
前日19日から福岡に出張、今回の福岡、岡山の講習会の主催はイタリアのイントラウマ社、同社のアジア担当のガブリエルさんともつ鍋を食べました。屋台を覗くと、アジアからの観光客が多くて驚きました。
5月21日は大阪に戻って、手術器具に荷物を交換して東京に出張、22日は朝から動物救急センター 府中でホワイトシェパードの前十字靭帯断裂に関節鏡とTPLOの手術、午後は大阪に戻って大阪府立大から紹介、来院したゴールデンレトリバーの前十字靭帯断裂に関節鏡とTPLOの手術。22日のゴールデンレトリバーの手術には、ガブリエルさんが当院の見学に来られました。
5月23日は岡山、以前、当院に勤務していた高塚先生のノースヒルズ動物病院でボーダーコリーの前十字靭帯断裂のTPLOの手伝いをして、24日は岡山で講演。
福岡、岡山の講習会では、小型犬の橈骨(とうこつ:肘から手首までの骨)の骨模型を用いて、参加者にイントラウマ社のプレートを用いて、手術の練習をして頂きました。
院長 是枝
2018年05月27日
5月臨床病理学セミナー
当院では、月に1度平田雅彦先生(IDEXXラボラトリーズ)を招いて院内セミナーを行っています。
先月に引き続き、今回も尿検査についてご指導いただきました。
尿検査の中には、化学的性状を見るスティック検査、尿中の細胞成分を見る尿沈渣検査、尿の濃さを見る尿比重など複数の項目があります。
今回はその中でも、尿沈渣検査についてのお話をしていただきました。
尿の中には様々な細胞が含まれます
移行上皮細胞は正常な尿でも見られますが、このように多数の白血球や細菌が見られる場合膀胱炎が疑われます。
また、同じ膀胱炎でも急性のものと、炎症が長期化してしまい慢性化してしまったものとでは尿中への細胞の出方が異なってきます。
膀胱炎が慢性化して末期になってしまうと、治療しても治りにくくなってしまいます。
そのため、膀胱炎も早期に発見し、急性の炎症のうちに治療しておくことが大切になります。
尿の回数が多くなってきた、尿の色がおかしいなど、ご自宅のわんちゃんねこちゃんのおトイレの異変に気づかれた場合は、なるべく早く尿の検査を受けて頂ければと思います。
獣医師 三上
先月に引き続き、今回も尿検査についてご指導いただきました。
尿検査の中には、化学的性状を見るスティック検査、尿中の細胞成分を見る尿沈渣検査、尿の濃さを見る尿比重など複数の項目があります。
今回はその中でも、尿沈渣検査についてのお話をしていただきました。
尿の中には様々な細胞が含まれます
移行上皮細胞は正常な尿でも見られますが、このように多数の白血球や細菌が見られる場合膀胱炎が疑われます。
また、同じ膀胱炎でも急性のものと、炎症が長期化してしまい慢性化してしまったものとでは尿中への細胞の出方が異なってきます。
膀胱炎が慢性化して末期になってしまうと、治療しても治りにくくなってしまいます。
そのため、膀胱炎も早期に発見し、急性の炎症のうちに治療しておくことが大切になります。
尿の回数が多くなってきた、尿の色がおかしいなど、ご自宅のわんちゃんねこちゃんのおトイレの異変に気づかれた場合は、なるべく早く尿の検査を受けて頂ければと思います。
獣医師 三上
2018年05月18日
東京での出張手術:ゴールデンの股関節形成不全に対する人工関節全置換術
5月10日は、埼玉県大宮市でトイプードルの膝蓋骨脱臼、11日は栃木県宇都宮市でトイプードルの膝蓋骨脱臼を伴う前十字靭帯断裂にTPLOの出張手術。
宇都宮は初めてでしたが、駅前は餃子屋だらけ、手術を終えて帰りに餃子を食べました。
5月17日は、東京の動物救急センター 府中で、股関節形成不全(CHD)のゴールデンレトリバー、1歳齢、雄、35.0kgの人工関節全置換術(THR)の出張手術。前十字靭帯断裂に対するTPLOの手術器具は、当院で私が使用する器具と全く同じものを、動物救急センター 府中でも揃えて頂いてますが、人工関節の手術器具は特殊なので、当院から前日に全て搬入します。
ペリカンケースに手術器具を詰めて16日から東京出張。
17日の人工関節全置換術は、無事に終了。
皆さん無事に退院し、元気に歩けるようになることを祈っています。
院長 是枝
宇都宮は初めてでしたが、駅前は餃子屋だらけ、手術を終えて帰りに餃子を食べました。
5月17日は、東京の動物救急センター 府中で、股関節形成不全(CHD)のゴールデンレトリバー、1歳齢、雄、35.0kgの人工関節全置換術(THR)の出張手術。前十字靭帯断裂に対するTPLOの手術器具は、当院で私が使用する器具と全く同じものを、動物救急センター 府中でも揃えて頂いてますが、人工関節の手術器具は特殊なので、当院から前日に全て搬入します。
ペリカンケースに手術器具を詰めて16日から東京出張。
17日の人工関節全置換術は、無事に終了。
皆さん無事に退院し、元気に歩けるようになることを祈っています。
院長 是枝
2018年05月04日
2018年05月02日
5月の皮膚科専門診療(予約制)
当院では、毎月1回、皮膚科顧問の関口麻衣子先生(アイデックスラボラトリーズ:動物皮膚病理診断医)による皮膚科予約診察とスタッフ向け院内セミナーを行っています。
5月の皮膚科専門診察は、5月23日(水曜日)です。
皮膚疾患には、ありふれた疾患から生命を脅かす疾患が存在し、感染症やアレルギー性疾患、悪性腫瘍、自己免疫性疾患と多岐にわたり、若齢から高齢の動物と幅広く経験されます。
より高度な皮膚科診察、治療を提供するため、当院では2015年4月より関口麻衣子先生を皮膚科顧問獣医師として迎えています。
関口先生の皮膚科専門診察は、毎月1回、予約制となっており、詳しくは当院スタッフにお問い合わせください。
院長 是枝
写真は、2015年から2016年にかけて6回行われた大阪府獣医師会学術講習会で講演される関口先生。(VETS CHANNELより引用・改変)
5月の皮膚科専門診察は、5月23日(水曜日)です。
皮膚疾患には、ありふれた疾患から生命を脅かす疾患が存在し、感染症やアレルギー性疾患、悪性腫瘍、自己免疫性疾患と多岐にわたり、若齢から高齢の動物と幅広く経験されます。
より高度な皮膚科診察、治療を提供するため、当院では2015年4月より関口麻衣子先生を皮膚科顧問獣医師として迎えています。
関口先生の皮膚科専門診察は、毎月1回、予約制となっており、詳しくは当院スタッフにお問い合わせください。
院長 是枝
写真は、2015年から2016年にかけて6回行われた大阪府獣医師会学術講習会で講演される関口先生。(VETS CHANNELより引用・改変)
2018年05月01日
ゴールデンウィークの出張手術、犬の前十字靭帯断裂に対するTPLO
4月27日は、東京の動物救急センター府中で、ピットブルの前十字靭帯断裂に関節鏡、TPLOの手術、28日は埼玉県の山崎どうぶつ病院で、ヨークシャテリアの膝蓋骨脱臼を伴う前十字靭帯断裂にTPLOの出張手術でした。
東京の動物救急センター府中は、CT、MRI、関節鏡などの最新機器が導入されており、日中は主治医の先生から依頼のみを受ける二次診療施設、夜は夜間救急病院として年中無休24時間稼働している施設で、東京の練馬、文京の3施設が同じ形態で運営されています。
先月のブログで、4月12日にバーニーズマウンテンドッグの股関節形成性不全(CHD)に対して人工館説全置換術(THR)を施術したことを書きましたが、27日には術後2週間の入院を終えて退院前でした。退院前のレントゲン検査でも異常はなく、あとは飼い主様のお迎え待ち。
人工関節を装着した右後肢を着地、負重して問題なく歩くことが可能です。
術後は2週間の入院で、抜糸と退院前のレントゲン検査を行って問題がなければ退院。手術で切開する大きさは、私の場合は人差指の長さぐらいなので5cm前後ですが、これは執刀医により異なり大きくガバッと切る先生もおられます。
個人的には、私の家族や犬が手術を受ける際は、不必要に大きく切るのではなく、必要最小限でして欲しいなと思うので、私が行う人工関節の手術では大型犬でも5cmもあれば十分だと考えています。
ピットブルの手術を終えて出てくると、人工関節を装着して2週にも関わらず、バーニーズが後肢のみで立ち上がってるのをみて驚きました。人であれば人工関節の手術後は、医師の指示を守りながらリハビリを行いますので、いきなり無茶はしませんが、犬は言葉が通じないので難しいところです。
調子がイイ証拠でもあるのですが・・・
28日は埼玉県大宮市の山崎どうぶつ病院で、ヨークシャテリアの前十字靭帯断裂にTPLOを行って大阪に戻りました。連休の初日だったので、東京駅も普段より少し人が多くいました。
29日と本日1日は、主治医の先生から骨折の紹介で来院されたトイプードルとイタグレの手術でした。散歩中に溝に落ちたり、ショッピングカートから落ちて骨折しています。小型犬種の骨は小さく細いので、人からすれば大したことはないと思えることで骨折が起こるので注意が必要です。
明日、2日は午前9時から、東京の動物救急センター府中で、トイプードルの膝蓋骨脱臼を伴う前十字靭帯断裂の出張手術と、日本獣医生命科学大学で「人工関節はリスキー」と診断を受けた股関節形成不全のバーニーズの再度の検査、診断、説明のため、明日は始発の新幹線で出張です。
院長 是枝
東京の動物救急センター府中は、CT、MRI、関節鏡などの最新機器が導入されており、日中は主治医の先生から依頼のみを受ける二次診療施設、夜は夜間救急病院として年中無休24時間稼働している施設で、東京の練馬、文京の3施設が同じ形態で運営されています。
先月のブログで、4月12日にバーニーズマウンテンドッグの股関節形成性不全(CHD)に対して人工館説全置換術(THR)を施術したことを書きましたが、27日には術後2週間の入院を終えて退院前でした。退院前のレントゲン検査でも異常はなく、あとは飼い主様のお迎え待ち。
人工関節を装着した右後肢を着地、負重して問題なく歩くことが可能です。
術後は2週間の入院で、抜糸と退院前のレントゲン検査を行って問題がなければ退院。手術で切開する大きさは、私の場合は人差指の長さぐらいなので5cm前後ですが、これは執刀医により異なり大きくガバッと切る先生もおられます。
個人的には、私の家族や犬が手術を受ける際は、不必要に大きく切るのではなく、必要最小限でして欲しいなと思うので、私が行う人工関節の手術では大型犬でも5cmもあれば十分だと考えています。
ピットブルの手術を終えて出てくると、人工関節を装着して2週にも関わらず、バーニーズが後肢のみで立ち上がってるのをみて驚きました。人であれば人工関節の手術後は、医師の指示を守りながらリハビリを行いますので、いきなり無茶はしませんが、犬は言葉が通じないので難しいところです。
調子がイイ証拠でもあるのですが・・・
28日は埼玉県大宮市の山崎どうぶつ病院で、ヨークシャテリアの前十字靭帯断裂にTPLOを行って大阪に戻りました。連休の初日だったので、東京駅も普段より少し人が多くいました。
29日と本日1日は、主治医の先生から骨折の紹介で来院されたトイプードルとイタグレの手術でした。散歩中に溝に落ちたり、ショッピングカートから落ちて骨折しています。小型犬種の骨は小さく細いので、人からすれば大したことはないと思えることで骨折が起こるので注意が必要です。
明日、2日は午前9時から、東京の動物救急センター府中で、トイプードルの膝蓋骨脱臼を伴う前十字靭帯断裂の出張手術と、日本獣医生命科学大学で「人工関節はリスキー」と診断を受けた股関節形成不全のバーニーズの再度の検査、診断、説明のため、明日は始発の新幹線で出張です。
院長 是枝