2018年07月23日
7月 臨床病理学セミナー
先日、月に一度の臨床病理学の院内セミナーが行われました。講師はIDEXXラボラトリーズの平田雅彦先生です。
今回のテーマは『炎症へのアプローチ』でした。
セミナーの内容は生体内で炎症反応が起きているときに血液検査のデータや血液塗抹にどのような変化や特徴が出るのかというものでした。
血液検査での炎症反応の指標としては白血球数、CRPまたはSAAがあります。多くの炎症性疾患でこれらの血液検査項目は高値または低値の異常値を示します。
炎症が起こるとすべての炎症性マーカーがすぐに上昇するわけではなく、それぞれの項目の上昇には時間のズレがあります。このためにこれらの値を参考に炎症がいつ起きたのかなどの推測していきます。
院内セミナーでは実際の症例の血液検査結果や血液塗抹所見から何が起きているのか?どの疾患が考えられるのか?追加検査で何が必要なのか?など実践的な内容でした。
今回の院内セミナーも非常に勉強になりました。
また、今年は例年に比較して気温が高いために犬や猫も熱中症に対する対策が必要です。熱中症は発見や対処が遅れると亡くなってしまうこともあります。適切な室温管理と十分な水分補給が非常に大切になります。何か体調に異常があるのかな?と感じた場合には様子を見ずに診察に来ていただくことをお勧めします。
獣医師 網本
今回のテーマは『炎症へのアプローチ』でした。
セミナーの内容は生体内で炎症反応が起きているときに血液検査のデータや血液塗抹にどのような変化や特徴が出るのかというものでした。
血液検査での炎症反応の指標としては白血球数、CRPまたはSAAがあります。多くの炎症性疾患でこれらの血液検査項目は高値または低値の異常値を示します。
炎症が起こるとすべての炎症性マーカーがすぐに上昇するわけではなく、それぞれの項目の上昇には時間のズレがあります。このためにこれらの値を参考に炎症がいつ起きたのかなどの推測していきます。
院内セミナーでは実際の症例の血液検査結果や血液塗抹所見から何が起きているのか?どの疾患が考えられるのか?追加検査で何が必要なのか?など実践的な内容でした。
今回の院内セミナーも非常に勉強になりました。
また、今年は例年に比較して気温が高いために犬や猫も熱中症に対する対策が必要です。熱中症は発見や対処が遅れると亡くなってしまうこともあります。適切な室温管理と十分な水分補給が非常に大切になります。何か体調に異常があるのかな?と感じた場合には様子を見ずに診察に来ていただくことをお勧めします。
獣医師 網本