日本の不動産投資は現在基本的にインカムゲインのみとなっている。
インカムゲインとは収益、すなわち家賃からのあがりである。
かつては不動産価格は上昇するものという不動産神話があり、バブル崩壊前ではインカムゲインは不動産投資のキーポイントにはならなかった。バブル期には都心の優良物件では1年に100%も上昇することがあり、家賃収入が0.5%でも不動産は売却が可能であった。
しかし現在の日本は様変わりし、不動産価格の上昇=キャピタルゲインを得るために不動産投資を行うことは非常に難しくなった。経済成長率が1%前後、人口減少、少子高齢化、政治のねじれ等々日本の経済、社会環境で不動産価格上昇は今後くるとはとてもいえない。開発案件のように付加価値を生んで価格の上昇があることはまだまだ可能であるが、中古のマンションやアパートを購入して、黙っていただけで価格が上昇する時代は日本では終焉したといえる。

大連の街並み
100_9390





不動産投資でインカムゲインとキャピタルゲインを同時に生むことはできないのか。
時代を遡ることはできないが、他の国ではまだ可能ではないか。これが出発点である。

今後経済成長が見込める国としてBRICsがあげられている。ブラジル、ロシア、インドそして中国。しかし、これらの国への不動産投資を書いた本は皆無であり、実行している人も聞いたことがない。私は不動産鑑定士であり、不動産の専門家であるといわれている。既に3,000件以上の不動産を評価し、ハゲタカとの不良債権処理での評価も先んじて行ってきた。専門家である以上、一般の人がやれるように先んじてやってみようと思ったわけで、それが専門家、実務家であると思っているので、自分で投資してみた、そんなわけである。