そもそも中国で民間人が不動産を売買できるようになったのは1997年頃からである。まだ、10年程の歴史しかない。それまではみんな公務員のようなもので、結婚すると公務員宿舎を割り当てられ、購入する必要はなかった。私も昭和39年築の公務員宿舎に住んでいたことがあるのでわかるが、日本の公務員宿舎も昔のものは今から思えば粗悪であった。中国も同じで民間売買できる前の建物は粗悪である。
マンションの民間解放以降、タケノコのようなマンション建築が始まり、ニョキニョキと30階建のマンションが建つようになったのは大連では7年くらいであろうか。中国人は都合が悪くなると、いいわけで「私達は発展途上だから」というが、まさしく発展途上と思わせるマンションが多く建っているのである。デザインこそりっぱだが、内装は汚く、床貼りも盛り上がっていたりするのは普通で、洗濯機が入らない間口50センチ位しかない洗濯機置場(洗濯機はトイレに置いてあった)や、最上階の物件でリビングの天井は全てガラス張りのため、夏の日光は遮ることができないペントハウスなど笑うしかない物件がいっぱいある。

建築中のマンション
花様年華 5_14_01