フッ素入りの歯磨き粉とか歯医者でフッ素塗布とかよく耳にすると思います。今回はフッ素についてです。material_tp10

虫歯予防のメカニズム
虫歯
は、歯の表面に生息する細菌(s.mutans等の虫歯菌)が、砂糖などの糖分を分解し、酸を生成します。それによって歯の表面のカルシウムが溶解(脱灰)し、結晶構造が失われていくことで進行します。

フッ素は、歯の表面にあるヒドロキシアパタイト結晶中のOH-基をF-基に置換することにより、より結晶性の高い安定したフルオロアパタイトに変わることで、細菌のつくる酸に溶けにくくなるよう作用します。

また、虫歯は脱灰と再石灰化を繰り返しながら進行しますが、フッ素はその再石灰化を促進すると考えられています。

フッ素の安全性
高濃度のフッ化ナトリウムは、人の体をも浸食する劇薬ですが、 フッ素イオンは魚介類をはじめ日本茶などにも微量に含まれており、自然に存在している物質です。

しかし、低濃度でも水道水にある濃度以上に含まれていると歯に斑点ができる(斑状歯)ことがわかっていますが、大量に摂取しなければ身体に悪影響を及ぼしません。ha_buta11


フッ素の利用方法

  1. フッ化物の歯面塗布
    リン酸酸性フッ化ナトリウム溶液ゲル(APF)を歯面に塗布する方法が一般的で歯科医院や保健所などで受けられます。
  2. フッ化物洗口法
    低濃度のフッ化ナトリウム溶液で洗口する方法で、薬剤は歯科医院で処方してもらい、家庭で実行します。
  3. フッ化物配合歯磨剤の利用
    近年日本でも種類が増えてきていますが、パッケージに「フッ素配合」とか成分欄に「モノフルオロリン酸ナトリウム」と表示されているものがそれにあたります。

 このほかに諸外国では水道水がフッ素化されている国や、フッ化物の錠剤を服用させている国、フッ化物添加食塩を用いている国などがありますが、日本では現在のところこれらの方法は利用されていません。


ko-musiba_l通常、フッ素塗布は虫歯になりやすい乳歯に応用されることが多いのですが、唾液の量が減少してきて再び虫歯になりやすくなっている中高年以降の皆さんをはじめ、全ての方に適応があります。特に歯の根元などに虫歯が多く出来ている場合などは要注意で、フッ素塗布をお勧めしております。

 フッ素による虫歯予防は、確実にその病気にならないといった予防方法ではありません。フッ素を用いていても歯磨きや食生活に気を配らなければ虫歯になってしまいます。

フッ素塗布を受ける場合は、当院で歯磨き指導や食生活指導を併せて受けていただくことをお勧め致します。
健診後は、3~4ヶ月に一回の間隔で、歯科医院で継続して受けると効果的です。藤本歯科予防歯科

フッ素塗布を受けてから30分以内は飲食やうがいができません。ご注意ください。


                最寄りは本千葉駅 藤本歯科長洲医院
                           藤本俊輝