いつの間にやら2014年も2月になろうとしています。昨年1年を振り返り何をしていたか。
とにかく、患者様に応える日々であったことは間違いないことです。また、大学の教官として学生教育に走り回りました。また、2013年上旬には公的な組織での活動として、松島の公民館で「あきらめないがん治療」についての講演会を行いました。
それから、がんになりにくい体をつくるという趣旨のもとに元京都大学呼吸器外科教授:和田洋巳先生より講演会の演者に招かれました。ありがたいことです。会場は患者会の方たちも来られており、熱い質疑応答が展開されました。患者様たちの食事への関心の高さがひしひしと伝わりました。
そして、3月には福岡市医師会から、新しい医療というテーマのもとに、私は免疫療法についての講演を依頼されました。これは医師や薬剤師や看護師などプロフェッショナルな人たちが聴講者でしたので緊張しました。私はこの中で「免疫細胞療法の不確かさ、難しさ」というテーマで話を致しました。
少しこの点についてお話しましょう。私自身、免疫の研究をしていましたし、実際の臨床でも患者様に適応してきた経験があります。こういったことで私に白羽の矢が立ったのでしょう。
さて、なぜがんに対する免疫細胞療法は不確かで難しいか・・・それは実に簡単なことです。
がんは同じ顔をいつまでもしていないから!!です。
ここからはちょっと専門的になります。がんの目印となるがん抗原(主たる成分はタンパク質であり、タンパク質の小さなものをペプチドといいます)は、がんの表面からどんどん消えていきます。また、変化をします。仮に残っていても免疫寛容といって免疫細胞はがんを敵(異物)とみなさなくなります。また、免疫担当細胞の一部マクロファージががんの仲間となって、Tリンパ球のレセプターを破壊することもあります。いくらがんの目印のペプチドをワクチンとして用いても、相手が変化してしまっては攻撃の仕様がありません。また、目印が消えてしまっては、T細胞も取りつく島がありませんし、NK細胞もがん細胞上のMICAやMICBが消えてはこれも取りつく島がありません。それゆえ、効果が上がらないのです。これが、免疫細胞療法やがんペプチドを利用したワクチン療法のそうかと言えば、日本には古くから免疫賦活剤(免疫活性剤)があり、医薬品として認可されています。、最近では医薬品として抗体療法が効果を上げています。これは、臨床試験で有効性が認められた医薬品なのです。がんペプチドワクチンや免疫細胞療法は現在大学などの研究機関で臨床研究中です。多くのひとに効果を上げるには、まだまだ時間が必要です。また、民間でもこういったがんペプチドワクチンや免疫さ細胞療法が行われていますが、かなり高額です。効果に対する費用が掛かりすぎるのが現状です。実はこういった治療は病状によってすべき時期、すべきでない時期があります。つまり治療のタイミングが重要なのです。そういったことと、経済的事情も考えなくてはいけないでしょう。
私は、このクリニックのホームページにもあるように、外来で行える、低用量化学療法(抗がん剤を患者様の体調を崩さず、副作用をほとんど出さずに使用する)でがんにダメージを与え(こうするとがんの目印がはっきりして、免疫に見つけられやすくなることは多数の論文で証明済み)そこに医薬品である免疫賦活剤(免疫活性剤)を使用することで、相乗効果を得てがんを征圧する免疫化学療法を行っています。
患者様はコーヒー片手に、好きな本を読みながら、リラックスして治療を受けています。
そして、先ほども述べましたように免疫療法の仕組みや、さまざまな方法は理解することが難しい領域です。
医師会からも依頼されましたように、大学の先生からも、ペプチドワクチン療法や免疫細胞療法などさまざまな免疫療法のアドバイザー的役割を果たしてほしいと頼まれました。そこで、免疫療法全般に対するセカンドオピニオンも行っています。
さてさて、まじめで、難しい話が続いてきましたが、2013年5月ころ私は何をしていたか・・・・・
博多の5月といえば・・・・・そうドンタクです。
患者会から依頼を受けまして、
医療アドバイザーをしていました。
はやり、まじめに仕事をしていました。 患者様たちとドンタクパレードの後、お酒を飲んだりしたのですが、みなさん元気です!!病気の話がほとんどなっかたように思います。すごい!!パワフル!!
5月のこのころ自宅では何をしていたか???
ギターのネックが割れて
修理をしていました。
そして、
色々心労もあり、糸島に癒されにいったりと・・・
ここは、某 陶器の工房さんです。
この靴も陶器なんですよ。
かわいいでしょ
それでもって、こんなに素敵な海の光景です!!
イングリッシュカフェに立ち寄ってみたりしました。
イギリスの方サイズの料理ですので、
おなか一杯になります。
なかなかプロっぽい写真でしょ!!
海岸で戯れるカップルの光景は微笑ましいですね。
とても、幸せそうでした
さてここは・・・
実は私の自宅のそばの神社の銀杏の大木です。
すごいでしょ!!トトロがいそうな感じです。
すごいパワースポット!!
素敵な存在は身近にあるものですね。
ひとの身体も内なる力の存在こそが基本と最近とくに思えます・・・
こんな感じです。
私はとても落ち着きますよ。
すごいもの発見
これは、この時期にクリニック経営も大変ですので、ほかの病院に当直の仕事に行った帰りに見つけました。
なぜ、50%ではないのか???
生真面目さか?
強く49%を主張する姿勢がなんか
いいです。
ところで、ラビ君は元気でしょうか?
元気です!!
風呂上がりのラビチ!!
かわいいい
また、9月になりますとリレーフォーライフの季節となりました。また参加させていただきました。
これは、2012年にもリレーフォーライフとは何かのお話はしましたので、前のブログを参照されてください。
また、また、
ボランティア救護班です。
夜は、患者様やご家族、友人たちの思いが、キャンドルに照らされます。
さて厳かな気持ちになりましたですよね。
神聖な気持ちのままに
神楽の舞台にご案内しましょう!
私は初めて夜神楽を見に行きました。
私も、氏子さんに交じってお囃子をやりたいなと思ったりします。
なぜなら・・・・
私もお囃子に関係がありますので・・・・
なんでしょうかこれは??
長年の夢だったんですね。
笛を吹くことが。
これは、舞台が終わった後の、リラックスした風景です。
舞台あがるときは、めちゃくちゃ緊張します。
そして、新しい年を迎える前に、私のとてもとても尊敬する先生。
大先輩でもあり、日本を代表する乳腺外科医である渡辺良二先生がわざわざクリニックに来てくださいました。
うれしい限りです。
これまた、とてもとても尊敬する腫瘍内科の田村和夫先生にしてもそうですが真に実力のある先生は、ほんとにやさしいんです。これホントです。
そして、新しい年2014年を迎えることができました。 本当に色々なことに感謝です。ありがたいことです。
ラビ君!!元気ですか?
さすがです。
20歳超えてしまいました。
ありがとうね。
本当に
ありがとうね。
霜柱が土を押し上げている風景を久しぶりに見ました。サラサラ流れる水も大きな力を発揮します。
寒い時期に凛とした姿を梅は見せてくれます。すがすがしく力強いです。
きびしい環境に力強い姿を自然は見せてくれます。
私たちも自然界の一部です。
もう一度可能性を信じたいです。
患者様と向き合ってうまくいったこと。
自分にも患者様にも満面の笑みが浮かびます。
うまくいかなかったとき。
悔し涙がほほを伝うこともあります。
私に命を支えるお手伝いをさせていただいた方々に感謝いたします。
ひとだけでなく、ワンちゃんにもです。
神様のようなことはできませんが
ここでしかできないこと。
応え続けることに
今年一年も頑張りたいです。