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 SharkPrison_00
脱獄した女囚たちが逃げ込んだ森に水陸両用ザメが現れて襲われるという
内容の映画です。

原題 SHARKANSAS WOMEN'S PRISON MASSACRE
製作 2015年・米 84分
監督 ジム・ウィノースキー
出演 ドミニク・スウェイン、トレイシー・ローズ、シンディ・ルーカス、
   クリスティーン・ヌエン 他

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解説・あらすじ
「サメパニックと女囚アクションを組み合わせた異色作。アーカンソー州
女子刑務所を脱獄し、森の奥深くに逃げ込んだ女囚たち。ところが、そこ
には地の底から現れた古代鮫の大群が待ち受けていた。女囚たちは次々と
鮫の餌食になり…」
(ぽすれん)


最初に述べておきますがアルバトロス作品です。もうこれと上記あらすじ
だけでお腹いっぱいというか、そもそも近寄らん方が…というお気持ちを
抱かれるかもですが、強ち間違いとは言えません。いや、むしろ賢明だと
申し上げて差し支えありますまい。


冒頭、どっかの石油会社が発破をかけて採掘してたら、地下海(というの
が米大陸にあるらしい)へ通じてしまい、そこから海水のみならず淡水も
O.K.、さらには地面の下も進むことが出来る古代のサメが出てきて作業員
が襲われる…と、ここまで約3分半ほどですわ。実にシンプルに、実に胡散
臭く、実に簡潔にプロットを語ってまして、これはなかなかの掘り出し物
ではないか…と思ったんですが、ここまででしたね。さすがアルバトロス。
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(C)2015 CALUV Film Project, LLC 以下同


他方、女囚数名が刑務所外の作業中に外部の手引きで脱獄、妙に手際よく
山間の別荘みたいなのまで用意してあって逃げ込んだが、そこがサメ現場
だったんですなあ。山の奥深いとこなんですけど、何しろこのサメ、川を
上ってきて、土の中を泳いで襲ってくるんで逃げ場がありません。さすが
に岩場とか地盤の固いところは無理なんで、そういうところを選んで逃げ
ようとするんですが、次々と犠牲者が…。果たして生き残ることは出来る
のか、というような流れですわ、端折って言えば。
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小ネタとしては、外部の手引きってのが女囚の一人の同性愛者パートナー
だとか、途中何かの調査員が巻き込まれて人質になるとか、その人質の1名
が女囚の一人と懇ろになる等ありますが、どれもこれもはぁ…ってなもん
です。というか、この映画って非常に流れがよろしくないんですなあ…。
進行がギクシャクしてるというのか無理があるというのか、いや、アルバ
作品なんでそういう風でもいいんですけど、何でかなあ…何故か結構イラ
つきましたね。作風として変にマジ路線だったからかも知れません。
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キャストですけど、トレイシー・ローズぐらいですね。見知ってたのは。
はい、あのトレイシー・ローズです。紳士の皆さんにはこれでお分かりに
なるかと。淑女の皆さんはスルーしてください。相当前にネタにした映画
アバター・オブ・マーズ』でも出てましたな。今回は刑事役。この人と
部下の男のやり取りなんて、ほんと詰まらん会話がダラダラ続いてシンド
かったですよ。タランティーノの意味なしダラダラ話シーンを真似てるの
ではないかと思いましたわ。
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さて、サメですが、確かに地中を移動します。前にネタにした『アイス・
ジョーズ
』や『ビーチ・シャーク』でも同様でしたんで、こうした生態に
ついて特に驚きはありません。本作ではちょっとサメの活躍が少なかった
ですねえ。クルマのタイヤをパンクさせて人間を移動出来なくする、など
という小技はあったけど…。今思ったら、この映画ってサメより女囚の方
に重きが置かれてた感があり、それがイライラの原因なのかもですなあ。
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そういや女囚たち、最初から最後まで露出度高めの服装で通してまして、
ひょっとすると本作ってそういう目の保養系の映画だったのかもですね。
あんまり保養にならん人もおったが…。またまた以前のネタ話で恐縮です
けど、『処刑島 みな殺しの女たち』と同様、本作でも皆さん戸外シーン
では吐く息が白くて、ロケ地結構寒かったんやろなあ…とちと気の毒に。
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と、過去ネタの話ばっかりになりましたが、それぐらいこの映画で語る点
ないということですわ。ハッキリ言うて地雷寸前のレベルですけど、眼福
を求める方とか、地中サメ(Land Shark言うてました)に生物学的興味を
抱かれる方にはよろしいかも知れません。でも、面白くないです。

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