2010年11月24日

月刊タウンはりま2010年12月号

自分自身を愛する人を大切にする 兵庫県高砂市 藤原歯科医院


☆第三の歯インプラント その壱☆

taun2010-12-1今月からあなたにインプラント(=人口歯根)についてお話ししましょう。この世に生まれて来て一番最初に神様からいただいたのが全部で二十本の乳歯です。次にいただけるのが親知らずを含めると三十二本にもなる永久歯です。本来なら最後まで自分の永久歯が揃っているのが理想ですが不幸にして事故や自己責任のムシ歯や歯周病などで何本か失ってしまう事があります。その時、神様からではなく自身の経済力で生えて(?)くるのが今月からあなたにお話ししていく第三の歯インプラントなのです。最近は新聞やTVなどの記事や報道、豪華ホテルでのインプラント説明会のコマーシャルも目につきますよね。意外にもこのインプラントは大学で研究開発されたのではなくて一般の開業医達によって開発された技術なんですよ。私・藤原がインプラントを勉強し始めた1980年代は大学や病院ではほとんど取り上げられなかった技術だったんです。現在では大学や病院に「インプラント外来」まであるのは当時を知っている者としては昔日の感があります。インプラントは歯の抜けた場所に人工の歯根を埋め込む技術ですが、その説明をする前に歯が抜けたままになっていると、どういう不具合が起きるかお話ししましょう。①かみ合わせる相手がいなくなると対合している歯が伸びます。②抜けた場所より後ろの歯が前に傾いて倒れてくる。③歯の数が少なくなるのでそしゃく能率が低くなる。④見た目が悪い(特に前歯)。これらの中で特に①と②が顎関節や体の不調を起こす咬合病(顎関節症)の大きな原因になります。続いてインプラント以外の治療法とその長所・短所をお話ししましょう。①取り外しの部分入れ歯。これは残った歯を削らなくてすみますが口の中に入れると、かさばった感じや異物感もしますし隙間に食べ物が入ります。何かの拍子に外れたりします。②セメントで固定してしまうブリッジ(固定性架橋義歯)これは外れたりはしませんが健康な歯を大量に削ってしまいます。次回はインプラントの歴史についてお話しします。
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fujiwarasika at 11:31コメント(0)トラックバック(0)タウンはりま  

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