2011年07月26日

月刊タウンはりま2011年8月号

自分自身を愛する人を大切にする 兵庫県高砂市 藤原歯科医院


taun2011-8-1☆後ですか?それとも先に?☆
今月は京都の内科医の川合満先生のお書きになった「朝起きてすぐの歯みがきがあなたを守る」を基にお話ししましょう。この本を読んだ後、当院のスタッフに朝の歯みがきをいつするか聞いてみましたら、ほぼ全員が朝食後なんですね。小学生時代に「食後に歯を磨きましょう」という教育が刷り込まれているんですね。私は朝食前に洗面と同時に歯磨きするんですが、あなたは?唾液は正常な状態では1日1〜1.5ℓ分泌されます。唾液は起きている間は必要に応じて分泌されるので殺菌作用が働いて口の中は結構キレイなのです。ところが就寝すると唾液はあまり出なくなります。そうすると唾液が果たしていた抗菌・殺菌作用が低下するので口の中の細菌は元気を取り戻し爆発的に増えてきます。文献によると起床時の口の中の細菌の量と細菌が出すタンパク分解酵素の量はウンチ10gに相当すると言われています。この「ウンチ10g相当の細菌」が大問題です。唾液にはデンプンを分解する酵素はありますがタンパク質を分解する酵素はありません。ところが腸から口の中に上がってきた腸内細菌は「タンパク分解酵素」を持っています。実はこれがインフルエンザウイルスを私達の細胞内に取り込みやすくする元凶なのです。インフルエンザウイルスの表面には無数の突起があります。この先端はU字型で通常は細胞と接触しても特に悪さはしませんが腸から上がって来た細菌の出す大量のタンパク分taun2011-8-2解酵素と出会うとU字型が裂けて先端が針状になって私達の正常な細胞に突き刺さってインフルエンザに感染するのです。インフルエンザウイルスはタンパク分解酵素と出会わなければ感染しないのです。ほとんどの方は夜歯を磨いて寝るので朝の口の中は結構キレイだと思っていますが現実は厳しいのです。寝る前に歯を磨くのはムシ歯予防の為には有効ですし確かに細菌を減らします。でも寝ている間に細菌の量はネズミ算みたいにすごい勢いで増加するのです。朝起きた時には口の中が乾いていて何だかスッキリしないので「うがい」をしてから朝食を摂る人は少なくありませんが、うがいぐらいでは細菌はびくともしないのです。朝ごはんと一緒にほとんどの細菌は体の中へ入ってその一部は粘液にへばりついて呼吸とともに肺に吸い込まれて感染が起こるのです。だから朝一番に歯を磨いて少しでも早く口の中をキレイにしておく必要があるのです。
参考文献 川合満著 
(株)メディアファクトリー「朝、起きてすぐの歯みがきが、あなたを守る」


fujiwarasika at 15:55コメント(0) 

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