2021年09月01日

読んで得する歯の話2021-9

自分自身を愛する人を大切にする 兵庫県高砂市 藤原歯科医院



☆「新型タバコ」の本当のリスク☆
 これまではタバコといえば紙巻タバコのことでした。紙巻タバコはタバコの葉を紙でくるんで先端に火をつけて燃焼し発生した煙を吸い込みます。一方、新型タバコは一般的に加熱式タバコと電子タバコのことを指します。加熱式タバコは紙巻タバコのようにタバコの葉に直接火をつけるのではなく、タバコの葉を加熱してニコチンなどを含んだエアロゾルを発生させる方式のタバコです。電子タバコは吸引器に専用の溶液(リキッド)を入れて、コイルを巻いた加熱器で熱を発生したエアロゾルを吸い込みます。国内では加熱式タバコが大きなシェアを持っていて2020年4月〜6月時点で加熱式タバコの市場占有率は26%まで高まっています。アメリカの大手タバコ会社が日本での紙巻タバコの販売を10年以内に終了し、加熱式タバコの販売に重点を置く方針を示すなど紙巻タバコからの移行が加速度的に進んでいます。「新型タバコには害がほとんどないって本当ですか?」これまで何度もこの質問を受けてきました。加熱式タバコの販売会社の広告を見ると「有害物質を90%オフ」などと書かれています。さらにテレビ番組で加熱式タバコがクリーンで好感が持てるイメージで紹介されたこともあって「新型タバコ=害が少なくておしゃれ」という認識を多くの人が持つようになったと考えられます。しかし現時点で報告されているさまざまな研究結果をもとに考えれば「新型タバコを吸う人は紙巻タバコを吸う人と同等の健康被害を受ける可能性がある」というのが私の見解です。加熱式タバコには基本的にタバコの葉が入っています。タバコの葉にはニコチンも含まれていますので、それを吸い込むという意味では紙巻タバコと同じです。ただ紙巻タバコの場合、約九百℃で「燃焼」させるのに対して加熱式タバコは約三百℃で「加熱」させます。この「燃焼」と「加熱」の違いによって出てくる有害物質の種類や量が違ってくるのです。ものによっては紙巻タバコと比べて有害物質が少ない物もありますが、ほとんど変わらない物質や逆に加熱式タバコの方が多いとされる有害物質もあります。実は皆さんが考えるより加熱式タバコには大きな健康リスクがあると考えられているのです。また、紙巻タバコから加熱式タバコにスイッチしたところでニコチン依存は維時されます。それどころか現在加熱式タバコが紙巻タバコに比べ吸いやすい環境にあることから、紙巻タバコ以上にニコチンを接取しやすくなり、より強固なニコチン依存症になってしまう恐れもあります。




fujiwarasika at 00:00コメント(0)読んで得する歯の話  

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