Mint Uttawadee「closer」今月のおすすめはコレ!
GMMグラミーからいつのまにかSONY BMGへと移籍した「セクシーな方のMint」こと、Mint Uttawadeeによる3枚目のアルバム「closer」です。
(ちなみに「セクシーじゃない方のMint」はRS所属。でもこの呼び方はあんまりなので「アーティスト肌の方のMint」と呼びたいです)

正直いうと、最初にCMショップで見かけたときは買うつもりはこれっぽっちもありませんでした。GMMグラミーから出した前回のアルバム「ラーンワン・ティー・インヤイ」(最高のご褒美)の印象がメタメタだったせいです。

中山美穂をエキゾにしたようなジャケットの写真にはやる気を感じて買ったものの、肝心の楽曲がいまいち。ほぼ全曲がベタなタイポップスにありがちなスロー・バラードで、何回か聴いたものの印象に残る曲が一曲もありませんでした。

だもんで、今回の「closer」も当初は買う気はまったくなかったのですが、
いまSONY BMGはTata Youngの次に彼女を押しているらしく、BTS駅のテレビでいっつもCM流れているほか、どこのCD屋に行ってもこの子のポスターやらポップやらが大量に置いてあって、自然にこのアルバム・ジャケットが目に入ってきます。

特にMaeng Pornなど大きめのチェーン店に行くと棚一つ分がこのアルバムになってたり、さらにはChannel Vのおすすめシールが貼ってあったりしたため、
「これだけ気合の入ったプロモーションを展開してるなら」と、PRの意気込みに負けて、ふらふらとレジに持っていってしまいました。

さっそく聴いてみたのですが、予想に反してなかなかいい!
ラテン調の曲あり、最近流行りのスローテンポなポップあり(AnnやLookpadの新アルバムに多い感じの)ノリノリのダンスチューンあり。
いきなり英語オンリーの曲を歌いだしたかと思えば、今度はイタリア人歌手とデュエットしてみたら、返す刀でNop Ponchamniと共演してMr.Zの名曲「プラー」をフィーチャーした曲を歌いだす……といった感じで、楽曲のバラエティがものすごく豊かな上、1曲1曲が個性をビシバシと主張してきます。これはすごい。
注:実際の曲順を無視してテキトーに書いてます。

こりゃあすごいや、と思ってクレジットを見たら、その顔ぶれもまたすごい!
楽曲ごとにプロデューサー&参加アーティストがことなるのですが、
SONY BMGとその傘下のレーベルBakery Music(NopやBoy Trai)とBlack Sheepに所属しているアーティストの名前がずらり。

さらにはアサニー・ワサンにMeaw Jirasak、Silly Foolsなどのプロデューサーとして活躍してきたSimon Henderson、おしゃれ音楽で定評のあるインディーズのSuburbianやら顔の広いKoh Mr.Saxmanなど、SONY以外での面々も多数参加してます。

中にはイタリア人歌手なんてのもいて、この制作陣の多彩さには目を見張るものがあるといえます。まさに「総力を結集した」という表現が適切でしょう。
(この「レーベルや国籍の枠を超えて、多彩な人材を制作陣に揃える」ってのは、Tata Youngの「Dangerous」の発展型と思われます。今後、SONY BMGの得意技になりそうな予感)

でもって、彼らの作るバラエティ豊かな楽曲に対応しているMintもすごい!
彼女はもともと7歳から歌の勉強をはじめ、11歳でスイスに音楽を学ぶため留学。最終的にはイギリスの王立音楽学校を卒業していて音楽の基盤がしっかりどころじゃないくらいある上、
タイ語、英語、フランス語、イタリア語、スペイン語が話せるそう。
今回のアルバムでは複数の言語を使った曲があったり、バラエティ豊かな楽曲を用意することで、そんな彼女の能力を目一杯発揮できているのではないでしょうか。
気合の入ったプロモーション展開にも納得の一枚。「セクシー裏番長」くらいは狙えそうです。

ただ気がかりなのは、主だったラジオ局のチャートにまだランクインしてなかったり、BTS以外の街中で流れていた印象がないこと。すごくいいアルバムだと思うのですが、一般のタイ人にどれくらい受けているのかは、いまだ未知数です。僕はイチ押しですけどね。

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