Panda 16th Anniversary Compilation01

先々週末、ずっと欲しかったCDをようやく購入することができました。それは「Panda 16th Anniversary Compilation」

タイの老舗インディーズ・レーベルの一つである「Panda Records」が昨年創設16周年を迎えたわけですが、それを記念して昨年12月に所属アーティストが全員参加した2枚組、計29曲入りのコンピレーション・アルバムをリリースしました。値段は確か350B。

もし仮に「いま買っておかなきゃいけないCDは?」って利かれたとしたら、確実にこのCDを挙げますね。まぁ、タイはもうそもそもCDのリリースがほとんどないので、ほかに挙げようがないということもありますが。

買ってきてからというもの、かなりの頻度で聴きまくっています。

非常にPandaらしいPandaのコンピレーションで、本当にPandaの16年分の集大成が詰まっているようなアルバムで、彼らの活動を10年以上は見てきたこちらとすると、このPandaらしさがうれしくて、妙に感慨深かったり。
PandaCD02

って、「Pandaらしさ」を知らない人にはなんのことだかさっぱり分からないですが。

これは2000年代前半くらいの話になるのですが、いわゆる3大インディーズ・レーベルというものがタイにはありまして、その3つのレーベルがその後に巻き起こるタイ・インディーズ・ブームの下地を作ったんですね。

その3大レーベルというのが「Smallroom」「Hualampong Riddim」「Panda Records」

このうちSmallroomはかつてメジャーでは受け入れられなかったような音楽とそれをやるアーティストたちを商業レベルで成功させるまで持って行き、Hualampongは芸術性を高めて、いまは映画音楽の世界で活躍しているのですが、残った「Panda Records」というのは損得勘定抜きで音楽好きのために音楽をやるような、本当にインディーズらしいインディーズ・レーベルなんですね。合言葉は「手弁当」みたいな。

この辺はSoi Musicの中の人とかaireのginnくんの方がもっと詳しいのですが、彼らはとにかく商業的なことを考えていないからガツガツした感じがない。実際には採算とれなかったり、赤字続きだとレーベルが存続できないから考えてるんでしょうけど、端から見ているとそう見えない。のほほんと自由に音楽を楽しんでいる、そんなレーベルなんですね。

だからそんな「Pandaらしさ」がコンピレーションになると、どうなるか。まず曲順は単純にアーティストの名前でABC順です。

いや、普通はもう少し展開を考えて曲順練ったりするだろ! というツッコミもありますが、そこが彼ららしい。

さらに「コンピレーション・アルバムに各アーティスト1曲だけ参加」となれば、一番力の入った1曲を持ってくるのが普通だろうに、時々、テキトーに録音したような感じのトラックが紛れ込んでいて、いい感じの脱力タイムを作っていたり。この力みすぎない感じもいい!

そんなこんなで気が付いたら、ここんとこ毎晩このコンピレーションを聴きながら寝る日々が続いています。タイのアルバムでここまでヘビロテするのは本当久々かも。アルバム自体ほとんどリリースないし。

というわけで今一押しの一枚。以下の所で販売中です。一番手に入れやすいのは、BTSナショナル・スタジアム駅直結のBACC(バンコク・アート&カルチャー・センター)内「Happening Shop」かな?

PandaCDShop
Panda Records Shopページで通販にも対応しているほか、
iTunes Storeでも配信中!