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何かを一緒に体験した場合、その経験の記憶や感じ方や見え方は人それぞれです。
阿修羅王を見た人が、左の顔を見た場合と右の顔を見た場合に表情が違うように。
ヤカンを注ぎ口から見た人と後ろから見た人では形状が違うように。
同じ次元からでは、立ち居地や目線が違えば、当然違うものが見えます。
しかし、相手の見え方を否定しても始まりません。
三次元の固定した視線から物事を捉えた場合は、全然違う経験や体験ですが。
同じ次元から見る場合は、相手の目線や立ち位置に立ってみると
同じものを違う受け取り方をしている事が理解できますし。
少し上のの次元から物事を見る場合は、全体が見渡せるので、
こちら側の目線もあちら側の目線も見方によっては正しいと言う事になります。
此処で大きな問題です。
■世の中には、分かり合うと言う事を同じ目線から同じ世界を見て経験を共有する
それが分かり合うことだと思い込んでいる人がいます。
その様な人は、
同じ体験に対して、違う見方から見る人がいると、その考えは違うと訂正して同じ考えを持たせようと説得しようとします。
しかし、分かり合うと言う事は、
○相手の立場に立ってみたり
○少し上の角度から全体を見渡してみたり
して
自分と相手の目線や立ち位置の違いを理解した上で
相手との違いを認め合い、尊重し合う事。
それが、分かり合うと言う事であると福地結路は思います
