ゆうこのゆるゆる通信

おとぼけ天然キャラ(*^_^*)箏奏者・福田優子の周りで起こる、日々諸々のこと

伶倫楽遊

11月30日、東京オペラシティコンサートホールにて行われた伶楽舎第十三回雅楽演奏会に行ってきました。

前半は芝佑靖復曲・構成「露台乱舞」
ステージ上に露台を設え、一度ホールを完全に暗転させて始まりました。
薄暗い中「白薄様(しろうすよう)」を歌いながら色とりどりの闕腋袍を着た楽人が静々と入場する様は実に優雅でした。

「殿上人の酒宴」と言う設定はありましたが、特に何か演技があるわけではなく、むしろ淡々と演目が奏されます。
わずかに「萬歳楽」を舞っている最中、酔客役の楽人が今様「池の涼しき」に合わせてユラユラヨロヨロと上機嫌にひとしきり舞って退場したくらい。
その粛々とした雰囲気がかえって中古の酒宴の喧噪を凍結保存したようで、幻想的な雰囲気でした。

20分の休憩の後、武満徹の「秋庭歌一具」。
舞台中央に「秋庭」として1パート1人の雅楽の編成が並びます。
そして2階席中央のパイプオルガンの下に「木魂(こだま)1」(笙、篳篥、龍笛)、
2階席上手と下手に「木魂2」と「木魂3」(羯鼓、木鉦、笙、篳篥、龍笛)

前半の「露台乱舞」は「人間」の世界でした。
しかし「秋庭歌一具」では…

「秋庭」から立ち昇る楽に呼応するように二階席から「木魂」達の楽の音がゆっくりと雲のように垂れてきた時、私は深く秋を感じ、宇宙を感じて身震いしました。
一般的な「雅楽」に感じる星々の宇宙ではなく、もっと湿り気を帯びた「自然」、深く暗い森の中にある「宇宙」のように感じました。
そして終演後、遅まきながらこのホール、東京オペラシティコンサートホールには「タケミツメモリアル」と言う名前が付いていた事に気付いたのでした。

だからオペラシティを会場にえらんだのか…

一つだけ残念だったのはホールの客席が平土間のため前半の舞が見にくかった事です。舞楽は足も重要なので平台で一段高くしてもらうだけでも大分見やすかったと思います。

それから雅楽を見る場合の心得を一つ!!
とっても心地良い音楽なので、気持ち良くなって居眠りしてしまうのは致し方ないと思いますが、自信のない人は鼾対策をしましょう!!!
NHKのテレビカメラの脇で轟々と鼾をかいて爆睡している方がいましたので。

映画みたいな夢

先日、火事の夢は縁起が良いと言う話になり、
「私は昔、宇宙ステーションで火事に遭う夢を見た事があるけど、とても怖かったから縁起が良くても見たくない」
と言ったら、自分の意図とは全然別のところで驚かれました。

[その1]
夢に宇宙ステーションが出てくる事自体がありえない
…のだそうです。

確かに、その夢を見た直後に友人2人にその話をしたら、顔を見合わせて
「すげー!さすが優子ちゃん!」
「スケールがデカい!」
と驚かれたので一般的ではないかもしれませんが…

そんなにあり得ない?

[その2]
その夢では、6つの楕円形のエリアが六角形に繋がった宇宙ステーションの一角で火災が起き、延焼しないよう火災の起こっているエリアが遮断され、そこに取り残された私は、シャッターは頑丈でビクともしないし、火は迫ってくるし、酸素はいずれなくなるし、どうしよう!と恐怖していました。

細部まで設定のある夢はあまりないそうです。
また、ストーリー展開するのも珍しいとか。
え?私はそんなのばかりですが?

もっともSF映画のような夢を見ていたのは十代から二十代の頃で、最近の夢の舞台は専ら日常生活です。
転寝をしている時によく見る嫌な夢は…

本当はやる事があるのに、どうしようもなく眠くて転寝しているわけです。
いい加減作業を始めなければと思い、起きて作業を始めます。

ところがだんだん周りの様子が辻褄が合わなくなり、自分がまだ寝ていて夢を見ている事に気付きます。

ハッと目覚め、これはいけないと起き上がって作業を始めます。

でもだんだん周りの様子が辻褄が合わなくなり、自分がまだ寝ていて夢を見ている事に気付きます。

ハッと目覚め、これはいけないと起き上がって作業を始めます。

でもだんだん周りの様子が辻褄が合わなくなり…

が延々と繰り返されます。

そして本当に目覚めた時には体はぐったり、気分は荘子。
そう言えば、以前似たような夢についてブログに書いてました。
→胡蝶の夢

この夢を知り合いに話したら「『インセプション』みたいだ」と言われました。
そう言う映画があるそうです。

地味にはなっても映画のような夢を見るのは変わらないようです。

と言うか、みんな、映画みたいな夢は見ないの?

箏衛門の動画アップしました

箏衛門コンサートの動画をアップしました。

7月にやった28thコンサートのではなく、27thコンサートでまだ公開していなかった動画です。つい最近だと思っていたのですが、なんと一昨年の演奏でした!

ところで、今まで動画をアップロードして処理が終わるまでに平均7〜8時間かかっていました。最長で12時間かかったこともあります。
終日パソコンを立ち上げて監視する必要があり、ついついスローペースになっていました。
ところが一昨日、丸一日休みだったのでアップロードを始めたら、90分程度で終わってしまいびっくり。
いったいどうしたのかしら?

パソコンを変えたわけでもないし、思い当たるのは最近プロバイダの光ファイバー回線の交換工事があったくらいです。
交換して上りが速くなったのかしら?

何はともあれ、ここに書いて言い訳できなくなったので、これからはマメに公開しますね(目標)。

1000と4の大きな違い

小学校に上がるか上がらないくらいかの頃、「1000年女王」と言うアニメ映画がありました。
「銀河鉄道999」でおなじみの松本零士原作です。
観には行ったのですが小学生には複雑な話だったようで内容は全く覚えていません。
出てくる女性がみんな綺麗で満足したのと、すでにこの頃から電気的に合成された音を好んでいたので喜多郎の音楽を気に入ったのは覚えています。

さて先日聞いた本当にあった話。

当時高校生だった人が学校でその映画を見に行く事になりました。
いわゆる鑑賞教室のような感じでしょうか?
配られたチラシを受け取った一人の生徒が

「4年女王って何?」

と言ったそうです。
一体どんな書体・デザインだったのでしょう?
真っ先ににそう言われたら、もうクラスのみんなはそれが「4年」にしか見えず、映画館に入って映画が始まり、冒頭、ナレーションが「1000年に一度の春」と言った瞬間に

「あれは"4"ではなくて"千"だ!」

と誤解に気付き、爆笑だったそうです。
まだ始まったばかり、可笑しくも何ともない状況を説明するシーンで爆笑する高校生の一群。
それにしても

4年女王…

かなりスケールが小さいです。
とこぞの小国の女王様がクーデターで追い落とされた感じがします。

と言うか、タイトル表記は主に算用数字を使っていたようなので、映画館に入る前に「1000年女王」と言うロゴか何か見て気付きそうなものです。
よほど興味なかったんですね。

心底がっかりしたこと

心底がっかりした事がありました。
ガーデニングが趣味の大家さん、高齢になり足腰が弱ったようで管理が追いつかず、おかげで家の周りは若干ジャングルのような雰囲気になっておりました。
そしてとうとう限界を感じたのか、数日前から業者が入って庭木の撤去を始めました。
それはもう徹底的に。
かつてはお隣と共演していた紫陽花も
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これは6年ほど前に2階から撮影。
no title
お隣の紫陽花はだいぶ前になくなりましたが

シャガも
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名前の分からないこの花も
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毎年玄関前を華やかに彩ってくれたサツキも
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ぜ〜んぶこの通り!
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サツキが一株だけ残ってくれたのが救いです。手前の生き残っている木は、梅が満開になった後くらいに黄色い花をつけます。まだ業者さんが来るみたいなので安心はできません。花の写真を撮っておけば良かった!

居間のガラス戸を開けたところにあった八重山吹
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これも綺麗に引っこ抜かれました。

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ここのフェンスには薔薇の蔓が一面に伸びていて、初夏に深紅の花が咲き乱れると、それは華やかだったのです。

大家さんが手入れできなくなって色々伸び放題でしたので少々不便に思っていましたが、こうも綺麗サッパリなくなると、むしろジャングルの方が良かった。

あ〜ショック!
あ〜がっかり!!

日本三曲協会定期公演「日本の響」

29日(土)、日本三曲協会定期公演「日本の響」にて、比河流先生の新作「コスモドラグーン」の初演が無事終わりました。

なんと!本番が一番上手くいきました!!
比河流先生の要求をほぼ全部実現でき、現時点でできる最も理想的な仕上がりになったのではないでしょうか。

この合奏には色々な流派の人が参加し、初めてご一緒する方も多かったのですが、最初の練習から和気藹々としていて、とても楽しい時間でした!!
あまりにあっと言う間で、もっと一緒にいたかったなぁ。

ところで、久々に五線譜で楽譜を頂いて実際に弾いてみて、改めて比河流先生の作品は五線譜で記譜した方が適していると思いました。
リズムパターン同士の噛み合わせや、複数のパルスを並行させることで違うリズムや効果を生み出すポリリズムなどは、五線譜の方が圧倒的に分かりやすく、ぱっと見ただけで関連性を識別できました。
縦譜でも読み取れないことはありませんが、パート数が増えるほど五線譜が有利です。

まぁ、理解しても弾けるかと言うとそれはまた別の問題です。
二章の後半、2箏がひたすら同じリズムパターンを弾く箇所は、楽譜から読み取れるリズムパターンと、実際に演奏すると奏法上アクセントが付きがちな位置が違ったので苦労しました。
繰り返すうちに弾き癖で変な所にアクセントが入り、次第にリズムが感じられなくなってしまうのです。
私は訓練でリズム感を身に付けたクチなので、こう言うのは苦手です。
さらっとできる人が羨ましい。

比河流先生作品のようにリズムが前面に出てくるタイプの曲が演奏されている時、違和感を感じる事があります。
3次元空間を2次元の平面に押し潰して押し込めたような、のっぺらぼうでなんだか奇妙な感じ。
そう言う時は多分構造が無視されているのだと思います。

比河流先生の曲の魅力を最大限引き出すためにロックについての楽理的な勉強がもっと必要だと、最近よく思います。
特にポリリズムについてはしっかり理解して自力で認識して弾けるようになりたいんですが…
現代邦楽の演奏はやらないといけないことが多すぎて大変!!

【告知】日本の響

今週末日本三曲協会定期公演「日本の響」に出演いたします。
私が参加するのは比河流先生の新作「コスモドラグーン」です。

委嘱初演です!

比河流先生の曲は十七弦を担当する事が多いのですが、今回は2箏になりました。
同じ旋律が、繰り返すうちにいつの間にか役割が代わっていたりするので面白いです。
レイヤーが少しずつ差し代わっていくような曲です。
上手くいったらステージ上でちょっとした立体音響のようになるはず。
先生が狙っている事を狙っている通りに弾けると良いのですが、横に広がって並ぶと細かい刻みが聞き取りにくいのでちょっと心配です。
モニタ欲しいなぁ。
上手くいきますように。

【日本三曲協会定期公演第3回日本の響】
◆日時:2016年10月29日(土)開演:第1部 15:30 / 第2部 18:30(各回開場は30分前)
◆会場:国立劇場 小劇場(東京都千代田区)
◆料金:第1部、第2部とも 一般4,000円/学割3,500円
   通し券 一般7,000円/学割6,000円
◆チケット・問い合わせ
公益社団法人日本三曲協会
http://www.sankyoku.jp
◆曲目
第1部
コスモドラグーン〈沢井比河流〉委嘱初演
四季の眺〈松浦検校〉
砧〈生田検校〉
五段砧〈光崎検校〉
鉢の木〈今井慶松〉
   
第2部
シェークスピアによる断章〈武智由香〉委嘱初演
住吉〈山田検校〉
対動〈山本邦山〉
楓の花〈松坂検校〉
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国立劇場のサイトはこちら
livedoor プロフィール
福田優子箏演奏会
〜物語ること6〜

日時:2016年5月8日(日)
開場:14:00/開演:14:30
詳細はこちら

仙台で行っていたコンサートシリーズ「物語ること」を東京でも開催いたします。
是非お越し下さい。

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