ゆうこのゆるゆる通信

おとぼけ天然キャラ(*^_^*)箏奏者・福田優子の周りで起こる、日々諸々のこと

2014年01月

老化?

いや〜今月は本当に忙しかったぁ〜(◎。◎;)
お正月のお仕事2日、演奏会が2つ、先輩に声をかけて頂いたお仕事2つ。
もちろん日常のいつものお仕事も…

お正月のお仕事やいつものお仕事以外は、難曲だったり、弾き辛くて侮れない曲だったりして、結構どれも練習量が必要な曲ばかりだったので、中旬に体調を崩したのは大誤算でした。
結果、
いつもより練習不足の状態で、
いつもより難しい仕事を、薄氷を踏む思いで突破。
いつもよりミスが多かったのは否めません。

それにしても、最近本番中に、普段なら絶対にやらないあり得ない間違いをする事が増えました。
頭で思っている事と違う事を手が弾くのです。
以前より図太くなったので、その度に仕方ないと切り替えて次へいくのですが、なんでそう言う事になるのか自分でも理解できないし、びっくりするし、弾き終わった後はしょんぼりとします。

先輩に悩みを話したら
「それは年だね…」

年…

確かに、そう思う事はあります。
とにかく物覚えはとても悪くなりました。昔ならすぐに曲を覚えてしまったのが、今はいくら練習してもなかなか頭に入りません。ページをめくった所などは、思い出せずに「次なんだっけ?」と止まってしまう事もしばしば。

ある年齢を過ぎると、若い時よりテクニックに関わる事は落ちてくるので、自分もそう言う領域に入ってきたと言う事でしょうか。
これからは、意識的に、退化を補ってさらに上達するように練習しないといけないんだなぁ。

山元支援学校で演奏してきました。

あっという間に1月も終わりですね。
さて、先日は亘理郡山元町の山元支援学校で演奏して参りました。
同じ沢井箏曲院の先輩、磯貝さんのお手伝いです。

24日早朝、車で山元町に向けて出発。
ミュージック・シェアリングの学校公演では動きやすい洋服ですが、今回は着物も楽しみにしているとの事で、着物での演奏になりました。

曲は、生徒さんが歌えるような曲を中心に7曲。途中で触れ合いコーナーがあり、全員がお箏に触りました。

鑑賞したクラスは全員が肢体不自由で車椅子やベットに乗っており、立奏台に載せたままだと十分に接近できずに、形だけちょっと触って終わってしまうので、途中から箏を抱えて生徒さんの車椅子の肘掛にのせ、触りたいだけ触ってもらいました。振動を感じたり、自分で音を出せた方がみんな絶対に楽しい。もちろん中には慣れない物に恐怖を感じて後ずさりする人もいますが、それはそれで良いのです。感想が「音が出てびっくりして怖かった」でも全然構いません。びっくりさせてごめんね、とはちょっと思いますが。

最後に写真撮影をして、生徒さんに見送ってもらい終演しました。
本当は見送ってくれる生徒さん一人一人と握手して退場したかったのですが、時間が押しており、学校は時間で動いているところなので、手を振るだけで出ました。
後で聞いたらそんなに慌てなくても良かったらしいので、それならもうちょっと積極的になっても良かったなと反省。
でも、とても楽しかったです。

「箏その未来へ」

先週の月曜日は、民音主催
「箏その未来へ 沢井比河流・沢井一恵と箏アンサンブル」
と言う長い長いタイトルの演奏会に参加しました。
曲目は
・黒田節による幻想曲
・六段の調べ
・春の海
・夢の輪
・絲乱舞
・焔
私は「夢の輪」の17弦と「焔」の4箏を弾きました。

二回公演で、最初の回は12:00開演だったため入り時間がとても早く、有楽町のよみうりホールに8:00入り。
その後のタイムスケジュールを考え、着物を着て入ることにしたので、朝は6:00起床と早起きでした。
今月はお正月のお仕事も4:00起きとか5:00起きだったし、24日にも6:00にお迎えが来る仕事があって、早起きが多いです。

演奏会の方は二回ともお客さんが沢山きてくれて、演奏も特に事故もなく無事に終わりました。
ただ、ソロに入れたPAのハウリングが酷かったのが気になりました。
休憩明けの「夢の輪」は、緞帳が上がった途端に「ブーン」とも「ワーン」ともつかないハウリング音が聞こえ始め、ちょっと弾くと「キーン」と言う状態。
一回目の公演は仕方ないとしても、二回目の公演では修正を入れて欲しいなと思いました。二回目の方がさらに酷くなった気もするので、PAさんの目指すところと、私の考えと違うのかもしれません。

さて、このところ大きい演奏会と言うと、実行委員として人に指示して回る役が多かったのですが、今回は久々に若い人に混じって調弦の手伝いをしました。
調弦を取る楽器を先輩の前に置き、取れたら下げて、すかさず次の楽器を置く、と言う手順で、「夢の輪」と「焔」用の楽器合計45面を二回にわたって運び続けたら、次の日から腰回りと背筋が筋肉痛になりました。

学生の頃は下っ端だったので、大きな演奏会では早朝に集合して楽器屋さんと共に楽器を500面くらい搬入したりしました。
その頃は、箏を一度に二面持って走れたし、17弦もさほど重いと思わず抱えて走れました。
内弟子の時は、立奏台・柱・17弦の入ったフライトケース(25kgぐらいはあると思う)を持って階段を駆け上がることができ、居合わせた先生方をびっくりさせた事もありますが、それもすっかり今は昔です。

久々だったので頑張ってみたけど、重労働は世代交代してもらう時期かなぁ。
箏だけでなく、裏方も「未来へ」と思った会でした。

過労???

しばらく更新をサボってました。
ご無沙汰しておりますm(_ _)m

さて、何かと忙しい1月ですが、体調を崩してしまいました。
一昨日、仕事が終わって着替えている時に、スカートを履こうとしてお腹が異常に張っているのに気が付きました。
その日はそのまま何事もなく就寝

翌朝、胃と腸の痛みと吐き気で目が覚めました。熱も出ているので、さてはノロにでも感染したか、と思って病院に行ったら、ノロでも食中毒でもなく、
なんと

腸の右側が全然動いていませんでした!

お医者さんがお腹をポンポンと叩くと、左側は鈍い低い音なのに、右側は打てば響く高くて張りのある良い(?)音
右側に聴診器を当ててもシーン。

お医者さん曰く
「いや〜こんな患者は久々だよ〜」

原因は過労とストレスだそうです。


ん?
過労?

私、そんなに働いた覚えはないんですけど…

楽譜の拍子と本当の拍子

元々邦楽には拍子やリズムの概念がないせいか、拍子に対して無頓着な人が多いと感じます。

合奏練習で、6/8の曲を3/4で弾かれたりその逆をされ、続く私が混乱して上手く引き受けられない、という事は今までに何回かあるし、
3/4の曲を4/4に近い拍子で器用に弾いている人(多分その人は無拍で弾いている)の事を伝え聞いた事もあるし、
3/4の曲を、用紙の4/4のフォーマットを修正せずにそのまま使って書き、とても難しい事になっている楽譜を渡された事もあります(でも多くの人は小節線を無視しているので普通に弾ける)。

などなど…
リズムの強い音楽に親しんでいる筈の若い人でも、意外に拍子の感覚が適当な人がいるように感じます。
(そう言う私も、西洋音楽の人から見たら、拍子の感覚がない部類なんだと思いますが)

若い人がそうなのだから、例えば宮城道雄は三拍子の曲を書いていますが、当時の音楽の環境を考えると、西洋音楽的な拍子の感覚で書いているのかは微妙。
当然の事ながら、その宮城道雄の曲を弾く人に拍子の感覚がないと、強拍を伴った三拍子の周期はなく、単に四分音符三つ分の長さのメロディを延々と繋げた曲になります。

で、今悩んでいる事は、拍子の概念が実感として理解されていたか怪しい時代の、拍子の指定がある曲を、どう弾くかと言う事です。

例えば3/4の指定の曲を西洋音楽的な三拍子で弾いてしまって良いのか…

当の作曲者が拍子をあまり意識していない場合、演奏者が拍子を意識した演奏をすると、作曲者の思い描いていた曲とは違うことになってしまうかもしれませんよね。

それに中には、便宜的にこの拍子で表記しているだけで、実は本当の拍子は違うのではないか?と思う曲もあります。

結局自分の独断と偏見で判断する事になるのですが…
現代音楽で「聞こえる音と楽譜の拍子が違うように思えるけれど、実はこれはポリリズムで…」など、意図的にややこしくしている曲も弾いたりしているので、妙に疑心暗鬼になり自信がなくなってしまいます。

考え過ぎと言われるかな?

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