中学・高校に通っていたのは遥か昔ですが、そう言えば「校則」と言うものがあったなぁとふと思い出しました。
今にして思えば、どうでも良い小さな事に随分躍起になっていたものです。
転校した先の高校では服装に関する決まりが細かくありました。おまけに転校早々、なんの因果か風紀委員になったような記憶があります。
それまでは服装に拘らない学校で過ごしていたので、まぁ校則を覚えるのの難しかったこと!
まず、
「ルーズソックスは禁止」
「…ルーズソックスってなんですか?」
90年代半ばから10年ほど全国的に大流行したルーズソックスも、当時はまだ一部地域でしか流行しておらず、千葉の高校では聞いた事もありませんでした。
見れば分かるよ!
と言われましたが、しばらく分かりませんでした。
「ヘアバンドは良いけど、カチューシャはダメ、ターバンもダメ」
「ええっ?ターバン??」
インド人が巻いてるターバンをしてくる人がいるんだと驚いたら、幅広のヘアバンドの事でした。
スカート丈の検査は滑稽でした。
椅子の上に立ち膝になり、裾が座面に付いていたらOK。
そのため丈の短い生徒は一生懸命腰を低くして
「裾はちゃんと付いている!」
と主張するのです。
ウエスト部分を折り返して短くしている人は、澄ました顔でクルクルと元の丈に戻し、検査が終わるとまた澄ました顔でクルクルと折り返して短くします。
なんとも漫才のような光景でした。
ちなみに私が通っていた千葉の中学は校長先生が
「成長期で背が伸びるんですから、丈を決めたら(買い替えないといけなくて)大変でしょう」
と仰って長さの決まりはなく、
千葉の高校では、制服を改造する人はむしろ丈を長くする方向に向かっていたので、少々短いくらいなら何も言われなかったような気がします。
所変われば良し悪しの基準も変わるものです。
スカート丈の検査の目的は
「服飾に気を取られていないで勉学に集中しろ」
と言う説明でしたが、もし膝下3cm丈が大流行して、みんなが支給されたままの長さのスカートに夢中になったら、それも取り締まるんだろうか?と考えたりしました。
女子高生のスカート丈は、仙台の高校では私が転校する頃にはすでに短くなっていましたが、どこに行っても短くなったのは大学に入ってからのように思います。
それから20年経ってもまだ膝上が定番なので、よほど支持されているんですね。
親のような歳になってみると、短いスカートは元気よく見えて可愛いと思います。
余談ですが、実は私も堂々と校則違反をしていました。
仙台の高校は、ブラウスにベストかセーターを着ていれば冬服、半袖長袖に拘らずブラウスのみなら夏服と規定されていました。
ところが校舎内は教室はもちろんのこと、廊下からトイレまで、至る所にセントラルヒーティングが入っていて全館一斉暖房だったので、私は冬場は暑くてセーターを脱いでブラウス一枚で過ごしていました。結果的に常に夏服。
ある時友人に不思議そうに
「いつも夏服だよね?」
と指摘されましたが、
「だって暑いんだもん」
と返事して終わりました。
あんなに堂々と年中夏服だったのに、そう言えば誰にも注意された覚えがありません。
スカートの丈に比べれば重要じゃなかったのでしょう。
今にして思えば、どうでも良い小さな事に随分躍起になっていたものです。
転校した先の高校では服装に関する決まりが細かくありました。おまけに転校早々、なんの因果か風紀委員になったような記憶があります。
それまでは服装に拘らない学校で過ごしていたので、まぁ校則を覚えるのの難しかったこと!
まず、
「ルーズソックスは禁止」
「…ルーズソックスってなんですか?」
90年代半ばから10年ほど全国的に大流行したルーズソックスも、当時はまだ一部地域でしか流行しておらず、千葉の高校では聞いた事もありませんでした。
見れば分かるよ!
と言われましたが、しばらく分かりませんでした。
「ヘアバンドは良いけど、カチューシャはダメ、ターバンもダメ」
「ええっ?ターバン??」
インド人が巻いてるターバンをしてくる人がいるんだと驚いたら、幅広のヘアバンドの事でした。
スカート丈の検査は滑稽でした。
椅子の上に立ち膝になり、裾が座面に付いていたらOK。
そのため丈の短い生徒は一生懸命腰を低くして
「裾はちゃんと付いている!」
と主張するのです。
ウエスト部分を折り返して短くしている人は、澄ました顔でクルクルと元の丈に戻し、検査が終わるとまた澄ました顔でクルクルと折り返して短くします。
なんとも漫才のような光景でした。
ちなみに私が通っていた千葉の中学は校長先生が
「成長期で背が伸びるんですから、丈を決めたら(買い替えないといけなくて)大変でしょう」
と仰って長さの決まりはなく、
千葉の高校では、制服を改造する人はむしろ丈を長くする方向に向かっていたので、少々短いくらいなら何も言われなかったような気がします。
所変われば良し悪しの基準も変わるものです。
スカート丈の検査の目的は
「服飾に気を取られていないで勉学に集中しろ」
と言う説明でしたが、もし膝下3cm丈が大流行して、みんなが支給されたままの長さのスカートに夢中になったら、それも取り締まるんだろうか?と考えたりしました。
女子高生のスカート丈は、仙台の高校では私が転校する頃にはすでに短くなっていましたが、どこに行っても短くなったのは大学に入ってからのように思います。
それから20年経ってもまだ膝上が定番なので、よほど支持されているんですね。
親のような歳になってみると、短いスカートは元気よく見えて可愛いと思います。
余談ですが、実は私も堂々と校則違反をしていました。
仙台の高校は、ブラウスにベストかセーターを着ていれば冬服、半袖長袖に拘らずブラウスのみなら夏服と規定されていました。
ところが校舎内は教室はもちろんのこと、廊下からトイレまで、至る所にセントラルヒーティングが入っていて全館一斉暖房だったので、私は冬場は暑くてセーターを脱いでブラウス一枚で過ごしていました。結果的に常に夏服。
ある時友人に不思議そうに
「いつも夏服だよね?」
と指摘されましたが、
「だって暑いんだもん」
と返事して終わりました。
あんなに堂々と年中夏服だったのに、そう言えば誰にも注意された覚えがありません。
スカートの丈に比べれば重要じゃなかったのでしょう。