“ROAを向上させる経営VE”のプロフェショナルを目指して
謹んで新年のお慶びを申し上げます。
旧年中は格別のお引き立てを賜り厚く御礼申し上げます。
おかげさまで、弊社は本年で創業10年を迎えます。
これもひとえに、皆様方のご支援、ご協力のおかげと心よりお礼申し上げます。
2020年は、東京オリンピック・パラリンピックが日本で開催されるため、世界中の人たちが日本に訪れ、これまで以上に、日本の製品やサービス、企業に注目が浴び、大きなビジネスチャンスになることが予想されます。そこで、本年はこのビジネスチャンスを活用して、日本企業の持続と成長の原動力となる、『企業の稼ぐチカラ』を向上させるために、『経営VE』に取り組む必要があります。
『経営VE』とは、より高い満足を、顧客や企業、社員、株主に提供し、効率よく、売上の拡大や利益の拡大を図り、企業価値を向上させる取り組みのことです。SDGs(持続可能な開発目標)の達成にも貢献するものです。
政府が公表した成長戦略『未来投資戦略2017』の中で、『企業の稼ぐチカラ』を測る指標として、ROA(総資産利益率)の改善が2017年6月に掲げられました。そのため、ROAを数値目標とする企業が増加しています。ROAは、ROA=利益÷総資産で表され、これを向上させるためには、「利益を増やす」、あるいは「総資産を減らす」ことが必要です。弊社はこの“ROAを向上させるプロフェショナル”を目指します。
1. 「利益を増やす」ために
「利益を増やす」ためには、売上高を増やすこと、売上原価を減らすことが必要です。売上高を増やすためには、弊社では、新規事業創造VEによる「新製品・新サービスの創造」やマーケティングVEによる「顧客創造」など、事業構造改革を支援させて頂いております。
また「売上原価を減らす」ためには、弊社では、集中集約購買VEや標準化VE、レス化VEなどによる部材コストや生産コスト、間接コストの低減や、業務分析を活用した業務効率向上(生産性向上)VEによる総労働時間低減、原価企画プロセス構築など、コスト構造改革・業務改革を支援させて頂いております。
更に、「売上高を増やすこと」と「売上原価を減らすこと」を同時に実現するためには、部材や生産を標準化・モジュール化させ、製品の多様化を実現する、標準化・モジュール化設計開発VEや管理・財務会計分析による中期経営戦略など、事業収益構造改革も支援させて頂いております。
2.「総資産を減らす」ために
「総資産を減らす」ためには、不要な資産を減らすことが必要です。弊社では、適切な在庫管理のための納期の最適化や発注数量の適性化、設備のリース化、業務のアウトソーシング化、遊休資産の滅却など、総資産の最適化を支援させて頂いております。
3.価値創造人材の育成のために
ROAの向上を実行するためには、「利益を増やし、総資産を減らす」ことができる価値創造人材の育成が必要です。弊社では、①あるべき姿(ゴール)を描き、②現状を把握し、③問題を発見し、④問題解決策を立案し、⑤解決策を実行できる価値創造人材を育成します。そのために、機能分析やチームデザイン、創造思考などのVEの考え方や手法の知識を習得する14の『VE基礎講座』と、VE手法を活用して、実務における業務や組織、製品・サービスの問題・課題を解決し、同時にVEスキルを習得する4つの『VE実践講座』の2種類の研修サービスをご提供させて頂いております。
弊社はお客様企業の“ROAを向上させるプロフェショナル”として、VE(バリュー・エンジニアリング)技法と様々な技法を融合させ、お客様企業のトランスフォーメンション(事業構造改革・収益構造改革・業務改革)によるROA向上を実現するために、誠心誠意努力して参りたいと存じます。
本年も皆様方のますますのご発展とご健勝を祈念し、引き続き、倍旧のご支援、ご協力を賜りますよう心からお願い申し上げ、新年のご挨拶とさせて頂きます。