稲田からご報告があります。
試行錯誤しながら、生きてきた稲田ですが、今回は「父」「母」なにより、気付けていなかった「自分」と向き合う作品になりました。
なぜ、いまか？という質問があったのですが、はっきりとは言っておりませんでした。
伏兵コードは、今回の公演をもって、一旦お休みをします。
伏兵コードを立ち上げたのは、30歳前。30歳過ぎて、戯曲を書き出しました。知識もないまま、戯曲を書いて行く中で、OMS戯曲賞佳作、OMS戯曲賞大賞を頂いたことは、励みになりました。
生きて行くことに、前向きになりました。
父や母のことを書きながらも、自分の気付いていない部分と今回向き合うきっかけになったのは、いま、お付き合いしている方のおかげです。
いまも思考錯誤しながら生きていますが、突発的に、ことを起こす危なさは無くなりました。
そういった精神状態が、今回の作品と向き合わせたと思います。
これは私事ですが、結婚準備、妊活準備に入ります。劇作家は続けていきますので、劇作家活動はお休みしません。
数年先に、私の中になかった「母の概念」と真っ向から向き合う作品を作りたいです。
今後の伏兵コードの予定は立てていません。時間はかかるかもしれませんが、また伏兵コードとして公演ができればいいなと思っています。
人生世知辛いので、もしかすると、早くに戻って来るかもしれません。その時は、沢山の方の力をお借りして頑張ります。宇和島に帰ってしまわないように。
稲田真理
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