福岡市民救援会

2013年、市民運動家に対するえん罪逮捕、不当な家宅捜索などがあり、市民による市民のための救援会が必要とされ結成されたのが福岡市民救援会です。内田博文九州大学名誉教授と荒木龍昇福岡市議会議員が共同代表です。

カテゴリ: 福岡県警前抗議行動(沖縄派遣)

沖縄派遣費用住民訴訟に引き継ごう!

 昨年7月22日から暑い日も寒い日も半年、毎週通った福岡県警本部ですが、福岡県警機動隊が帰任したので、いったん終了することになりました。みなさん、大変お疲れさまでした。しかし、また福岡県警が沖縄へ弾圧に行くようなことがあれば、わたしたちは、また集まって抗議します。

まだ、那覇拘置所に3名が勾留されています。一日も早い奪還を!!
不当な起訴も下げさせる闘いを!!
みんなで勝ち取っていきましょう!! 

 事務局長から、福岡の沖縄連帯の闘いは終わらないという決意のメッセージです。

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筒井です。

7月から継続してきた福岡県警沖縄派遣抗議行動は、1月13日で一旦中止します。

また、沖縄に派遣されるような事があったら、再開します。

今、沖縄派遣費用に関する住民訴訟を1月20日に提訴するべく準備しています。

沖縄から帰ってきても、その責任追及を住民訴訟という形で引き継ぎたいと思っています。

皆さん。住民訴訟への結集とご注目をお願いします。

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第26回目、1月13日の福岡県警抗議の画像を2枚。
宣伝カーの紙看板がボロボロで作り直そうとしたところでした。
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 県外から派遣されていた機動隊員500人は帰任していたことが、1月6日の沖縄タイムスで報道されました。しかし、辺野古で「広範囲の抗議が確認されれば対応を考える」と沖縄県警幹部が話しているとのこと。油断はなりません。

 さて、福岡県警への抗議行動は、1月いっぱいを予定していましたがどうしましょうか? はい。それは別途、連絡します。

では、機動隊員が帰ってきても、使われた税金の問題はどうなりますか?
はい。「福岡県警沖縄派遣費用住民監査請求」は却下されました。わたしたちは、これについて黙っていずに提訴することとしました。以前にもお願いしましたが、締め切り間近となりましたので再度のお願いです。

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福岡県警沖縄派遣費用住民監査請求人の皆さん

 12月20日、福岡県警の沖縄派遣費用に対する監査請求が却下されてしまいました。
 理由は、「機動隊の人件費は、何処にいても、何をしていても、条例で決まっていて払わなければならないのだから、違法な目的で派遣されていても、違法な公金支出にはならない。」「福岡県に損害は、ない」というのです。
 ふざけた話で、この論理でいくと県職員がどんな違法な行為をしようが、住民監査請求の対象にはならない、ということになります。不当に住民監査請求の幅を狭める監査結果です。納得できません。
 東京も同様の理由で却下されたようです。東京の仲間は、住民訴訟に打って出ることを決めています。私たちは福岡県民は、どうしましょう。
 私は、皆様方の協力が得られれば、住民訴訟に踏み切りたいと思います。住民訴訟の原告を募ります。
 原告になっても良いと思われる方は、原告参加費年間1千円を添えて,下記の連絡先に連絡下さい。

   福岡市東区箱崎3丁目33番10-402号 福岡市民救援会

   郵便振替口座 01760-3-72385  福岡市民救援会
       但し、福岡県警沖縄派遣住民訴訟原告参加費と明記して下さい。

 筒井の携帯番号は 090-9585-4279 です。
 参加の意思の有無を筒井まで、ご連絡下さい。

   締め切りは、1月15日
迄です。どうか、よろしくお願いします。

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時間がないので連絡先携帯電話番号を入れています。おかけ間違いのないようにお願いいたします。

最後に、沖縄タイムスの記事を1枚貼ります。

2017年1月6日沖縄タイムス県外機動隊500人帰任 ブログ

福岡県警は沖縄での弾圧やめろ!
国は、不当勾留している仲間たちを解放しろ!

2017年、福岡市民救援会、旗開きでした。

1月6日、毎週金曜の福岡県警本部への抗議です。この日もなかなかに寒く、じっとしていると凍えそうで、ついつい柔軟体操や筋トレみたいなことをしてしまいました。

はじめは参加者が少ないかなと思いましたが、時間半ばには13名になっていました。いつもの素敵なメンバーたちです。継続は力。路上は市民の獲得した権利の場。福岡県警から沖縄弾圧に派遣されている機動隊が撤収するまで、わたしたちは抗議を続けます。7月からずっと暑くても寒くてもやってきたメンバーで、これからも頑張ろうと決意した旗開き行動でした。

那覇拘置所に不当勾留されているリーダーの接見禁止がいつまでもとれず、
手紙も認められていないのは警察庁の指示!・・・だとか。
要するに国の指示による弾圧なんですね。 
あからさますぎる!

福岡県警前で抗議している仲間が、リーダーに手紙を出したけど返却されたそうです。 
ちょうど拘置所に移送された時期だったみたいで、
今度は拘置所に出したそうですが、また返ってくるんでしょうね。 
くやしいです!
徹底的に孤立させるつもりなんでしょう。 
 

珍しいお客さんがありました。よく太っていて、どこで寝て食べて、なのかな~?

次回は、1月13日の金曜日!4時から5時です。

新しい参加者もぜひ!おいで下さいね。

画像は3枚。

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 2016年12月30日、福岡県警本部前。非常に寒い。風も冷たい大晦日の前日。多くの職場はお休みに入っているので、もしかしたら、普段来られない人も来てくれるかもと期待したり、いつものメンバーもさすがにこの日は来れないかもと思ったりしながらの参加でした。結局、10人。いつものメンバーでした。

 まずは元気にシュプレヒコール。そして、交代でマイクスピーチ。とにかく寒い。管理人は、耐えきれず、筋トレと柔軟で体を温めていました。すると、あれ?あっちに歩いて行ったり、こっちに歩いて行ったり、ウォーキングしてる人もいました。情宣する場所は日陰でもあり、じっとしてられない寒さでした。

 情宣する場には、いつも沖縄米軍基地について手作りの説明ポスターを掲げています。Fさんの手作り。通行人が不思議そうに見ていきます。まじめに読む人も時々います。福岡市民救援会の特注ポスター(いのうえしんぢさん制作!)も並べています。

 なんとか一時間やりきって、お互いに来年も頑張ろうと声をかけあって、2016年の福岡県警機動隊派遣抗議行動は締められました。次は、2017年1月6日(金)16時から17時です。

 高江ヘリパッド建設は工事途中で沖縄県不在のまま、返還式も強行されてしまいました。辺野古新基地建設も再開されました。辺野古・高江闘争関連の被弾圧者、もう全員移送されて、那覇拘置所に3名の仲間が不当に勾留されたままの年明けです。このまま、全国の機動隊が沖縄に居続けて弾圧を継続するのかわかりませんが、とりあえず、1月6日、1月13日とも、福岡県警への抗議を継続します。一刻も早く、3名の身柄を解放させなければなりません。リーダーの健康も心配ですが、10月4日からずっと勾留が継続されている仲間も本当にきつい状況だと思います。3名をなんとかして奪還しましょう!
 

 本年も福岡市民救援会をよろしくお願い致します。

※画像は8枚。

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※福岡市民救援会のメーリングリストから、連絡先など少し編集して、ご報告、ご案内致します。


みなさまへ

福岡県警の沖縄派遣費用に対する監査請求が却下されてしまいました。

理由は、

「機動隊の人件費は、何処にいても、何をしていても、条例で決まっていて払わなければならないのだから、
違法な目的で派遣されていても、違法な公金支出にはならない。」

「福岡県に損害は、ない」

というのです。

ふざけた話で、この論理でいくと県職員がどんな違法な行為をしようが、住民監査請求の対象にはならない、ということになります。
不当に住民監査請求の幅を狭める監査結果です。納得できません。
東京も同様の理由で却下されたようです。東京の仲間は、住民訴訟に打って出ることを決めています。
(※東京は本日12月20日提訴しました。下に参考記事を貼っています)

私たち福岡県民は、どうしましょう。

福岡市民救援会事務局は、皆様方の協力が得られれば、住民訴訟に踏み切りたいと思います。
住民訴訟の原告を募ります。
原告になっても良いと思われる方は、ご連絡ください。

締め切りは、来年1月15日迄です。

原告参加費は年間1千円です。
郵便振替口座 01760-3-72385  福岡市民救援会

但し、「福岡県警沖縄派遣住民訴訟原告参加費」と明記して下さい。

連絡先は、
福岡市東区箱崎3丁目33番10-402号
福岡市民救援会

 ff_qen2016☆yahoo.co.jp (☆をアットに変えて下さい)です。

どうか、よろしくお願いします。


※参考記事

沖縄へ機動隊派遣は違法と提訴
都民「自分の税金なぜ弾圧に」
                                   2016/12/20 19:1212/20 19:13updated

 米軍北部訓練場(沖縄県東村など)のヘリコプター離着陸帯(ヘリパッド)建設現場を警備するため、警視庁が機動隊員を派遣しているのは違法な公金支出だとして、東京都民183人が20日、警視総監と派遣決定時の前総監に対し、派遣した隊員の給与約2億8千万円を都に支払うよう求める住民訴訟を東京地裁に起こした。

 原告は映画監督の高畑勲さんら。記者会見した高木一彦弁護士は「自分の税金がなぜ沖縄の弾圧に使われるのかという声が都民から上がっている」と話した。

 警視庁の友利英昭訟務課長は「訴状が届いていないのでコメントできない」としている。





沖縄ではずっと、反基地の闘い、弾圧との闘いが続いています。
県外からの応援も続いています。

誰が逮捕されても、どこが家宅捜索されても、闘いは続く。
それは、何か別の運動をするためじゃない。
お金をもらってやってる訳じゃない。
(お金をもらってやってるのは警察や防衛局!政治家!)

沖縄に自分たちの命を守るため、生活を守るために闘っている人がいる。
だから、県外からも応援に出かけていく。 

名護署でハンストして闘っている方も、今日で20日という。大丈夫なのかなあ。

リーダーは体調が悪いという。大丈夫かなあ。
沖縄タイムスによると、
「オーストラリア国立大学のガバン・マコーマック名誉教授ら海外識者10人」が12月16日、
リーダーの勾留2カ月余の状況を巡り、「釈放を求める」声明を発表したという。
国外の抗議の声にもこの国は知らんぷりか。

オスプレイは落ちるし、空港についても胴体着陸だなんて、
やっぱ、バタバタと落ちてくる奴なんだなぁとゾッとしながら、
でも、この悪寒は風邪のせいかも、
いやいやそうじゃない、なんて思っています。 

福岡県警への抗議は12月2日は、29名の参加で盛り上がりました。

が、翌週9日は11名。まあ、仕方ないか。
あ、違った!訂正します。この日、13名でした。失礼しました。

そして、16日は13名でした。
しかし、16日はとても寒くて、防寒着をまだゲットできていなかった管理人は風邪ひいてしまいました。
途中から宣伝カーに退避していたのですが、今日ものどが痛いです。
それにしても、諸先輩方はすごい!
上から下まで完全防寒で、いつもと変わらぬ元気でした!
管理人も昨日、BOOKOFFで防寒着をゲットしましたから、次回は頑張れそうです。(たぶん)
そして、ケーサツの方々の防寒は凄いですね。(悔しいですね)

いつもカメラから逃げてる若手の警備課、油断してたので、撮りました!
20161216福岡県警前 警備課と交通課
抗議する側はこちら。
20161216福岡県警前

体調悪く、なんかピリッとしない報告でした。
 

【報告】福岡県警は高江に行くな!連続行動20回達成!

 7月22日から毎週、福岡県警への抗議行動は、ついに20回を迎えた。毎週、平日の4時から5時に集まることは簡単ではない。しかし、高江の人々の闘いを思いながら、権力の暴力に怒りを燃やしながら参加してきた。この日を一つの節目として、普段より多くの結集呼びかけを行った。そういう特別な日を決めて呼びかけることで、マンネリ化した運動とならないようにしたかった。そして、次に何をするのか考えなければならない。

 毎週、10人を切らないようにと願いながら集まっていた県警前、「大結集」と言いながら、10人だったらどうしようと思いつつ向かったが、20人をこえていたのでホッとした。最終的に29人の仲間が集まり、赤旗を持って、福岡県警に向かって抗議の声をあげることができた。
県警連続抗議20回
 県警の青い「かまぼこ」がいつもと違う位置に止められていたのは威嚇なのか?もっと抗議の仲間がくる、混乱するとかいかぶったのか?
県警連続抗議20回 3
 しかし、「旗をありったけ出すぞー」と言ったはいいが、その準備に時間がかかるということは考えていなかった。10分ほど要した。準備しながらのシュプレヒコールとなった。でも、賑やかで嬉しかった。

 参加者のスピーチ半ばで、わたしを含む3人で県警本部に入った。

 まずは、「情報公開室」で、情報公開非開示決定に対する「審査請求書」を提出した。しかし、受領書は発行されなかった。それでも「審査請求は受領書はありません」「間違いなく受け取りました」という言葉を信じるしかない。

 次に「被害者支援・相談課」だ。仲間が、昨日、「抗議文を出したい」と言い出して作った抗議文を渡すために行った。
 まず、前回質問していた「前にここで渡した抗議文は誰に渡したのか?」の回答を求めた。回答は相変わらず「しかるべきところに渡したが、どこかは言えない」であった。

 とりあえず、抗議文を読み上げた。相手は感情のない顔で聞いている。読んだあと、福岡県警の暴力、弾圧について抗議した。

 「ここで話を聞いてもらっても仕方ない!愚痴を言いにきてるわけじゃない。あなたたちに話しても人形を相手にしてるのと同じだ」と言うと藤平警部補は「わたしたちは人形ではありません」と怒った。「じゃ、小学2年生だ」と言い直すと「小学2年生じゃありません」と怒る。(問題はそこ?)

 「本部長宛なのに本部長は知らないのではないか?」「どうすれば本部長に会えるのか?」「本部長に会わせろ」と煮え切らない県警側の態度に怒りは増すばかり。しかし、時間切れで、「また来る」と言って部屋をあとにした。この部屋を突破せねば!なにが相談係だ、ふざけるな!

 本部を出る前からドア越しにシュプレヒコールの元気な声が聞こえてきた。あー、いつもより声が大きい!

 高江の弾圧を止めるために、わたしたちが現場に行くことが一番いいのはわかっている。でも、様々な事情で行くことができない(高江に行っている人もいるが)。だから、わたしたちは、とりあえず、福岡県警に嚙みついている。福岡でも、もっと大きな声にならなければと思う。もっと、高江の状況を知らしていかなければ。そして、辺野古の工事も再開されそうだ。今、すでに辺野古の事件をでっち上げられての逮捕弾圧が行われている。なんとかしなければ!

 忙しい中、12・2に参加してくださったみなさん、お疲れさまでした!!

 なお、住民監査請求ですが、東京は窓口却下という、ひどい対応で許せませんが、実は福岡もまだ受理については揉めているようでハッキリしないのです。ここで、却下となれば、今後の監査請求という闘い方にも影響が出てくると思われます。ぜひ、注目していてください。

 12月3日 朝日新聞 朝刊 西部本社版に12・2結集行動の記事が掲載されました。
20161203朝日朝刊 福岡県警抗議20回

【大結集を!
12月2日(金)
16:00〜17:00
福岡県警抗議!連続20回達成!集中行動!


 11月26日の琉球新報に、高江ヘリパッド工事の警備のため、派遣されていた福岡県警機動隊の引き揚げが始まったと報道されました。しかし、まだ、工事は続行中、抗議者たちへの弾圧も継続中です。機動隊の引き揚げの規模も公表されていません。そして、不当逮捕された6人の仲間が勾留されたままです。起訴された仲間もいます。

 12月2日(金)16:00〜17:00、福岡県警本部への連続20回抗議達成!集中行動は予定通り行います。雨天決行です。

 11月25日、定例金曜の県警抗議は、延べで12名でした。どうぞ、これを大きく上回る大結集で、福岡県警の機動隊派遣に対して、そして、高江での弾圧に対して、一緒に抗議の声をあげましょう。

 また、この日は、公文書開示請求の審査請求も行います。どんな方法も駆使して弾圧と闘いましょう!

 以下、11月25日の県警抗議の画像です。

20161125  1

20161125  2

 福岡も寒くなりましたが、権力の思うままにさせないため、弾圧を許さない闘いを続けていきましょう。

【福岡】高江弾圧抗議!大結集!拡散お願いします!

12月2日(金)16:00〜17:00福岡県警本部。
高江に機動隊派遣するなの福岡県警抗議!
連続20回達成!集中行動!


 7月22日からはじめた毎週金曜日の抗議行動を、なんとか10人前後で頑張ってます。県警前で、マイクで、高江に派遣された福岡機動隊の暴力的弾圧を糾弾し、情報開示請求や文書申し入れで県警本郡の中にも入り抗議してきました。そんな行動も12月2日で20回目を迎えてしまいます。 そこで、20回目くらい賑やかに元気にやろう!と思いました。横断幕・赤旗・幟たくさん出す予定です。しかし、それを持つ人がいないとできません。平日で出てきにくいと思いますが、なんとか調整して参加できませんか?
 また、12月2日は、情報公開請求の異議申し立ても行います。この結果次第では提訴になります。

 高江では、これまでも、でっち上げによる現行犯逮捕された人が多数出ていましたが、今は「犯罪のあった日」よりずっと後の逮捕、事後逮捕が主流になっています。
 事後逮捕は、警察が(抗議)行動のあった後で、証拠やシナリオをゆっくり作るので、でっちあげられるほうは、いつ、どこで「犯人」にされているかわかりません。警察は現行犯でっち上げだと証人・証拠が揃わず起訴できなかったため、事後逮捕に切り替えたのではないでしょうか。確実に起訴するための事後逮捕です。

 実際に、いま、不当逮捕・勾留されている人が6名になっています。接見禁止がついて弁護士しか接見できなかったり、必要なものが差し入れできない状態です。
 起訴されると保釈請求できますが、証拠隠滅・逃亡の恐れなどを理由に勾留が続いています。健康状態が心配される人もいます。一刻も早く、6名を奪還しなければなりません起訴の取り下げも強く求めなければなりません。
 福岡市民救援会は、11月18日に抗議声明を出しました。様々な団体や個人が高江の弾圧に対して抗議の表明をしていけば、少しは力にならないかと思ったからです。

 10月20日に、福岡市民救援会他8団体、個人92名で、高江の福岡県警派遣等について住民監査請求(福岡県職員措置請求)を起こしました。
 監査委員事務局より、請求書の補正を出して欲しいとの連絡があり、11月15日補正書を提出しました。近いうちに、請求の受理と監査に入るかどうかの回答が来て、監査に入ることが決まれば、意見陳述の日程等の調整に入ります。

福岡市民救援会は、以上のように取り組んでいます。

どうぞ、みなさん、12月2日は、ひとりでも多くの結集をお願いします。

「福岡県警の沖縄・高江へ職員派遣に反対する福岡県民有志」と共にお待ちしております。

20161118県警抗議

福岡県警本部

高江大弾圧!抗議声明
沖縄・高江のヘリパッド建設工事抗議闘争への不当弾圧を許さない!
不当拘束・不当逮捕・不当勾留・不当起訴をやめろ!
直ちに仲間を解放せよ!

 報道によると、在日米軍は、11月15日、沖縄県の北部訓練場(東村高江)を現地視察し、日本側への部分返還の条件としているヘリコプター離着陸帯(ヘリパッド)建設工事の完了見通しが立ったとして、年内返還の方針を週内に日本側へ正式通知するとのことです。日米両政府は、12月20日に返還式典を開く方向で調整に入っているとも言われています。

 しかし、ヘリパッド建設工事が行われている高江の住民たちは、この工事を受け入れておらず、9年間、工事の中止を求め続けています。既に完成し利用されているヘリパッド2ヶ所だけでも、住民たちの生活は騒音や振動によって、健康被害を受けています。これが計画通り6ヶ所全て完成すれば高江では生活できなくなるという危機感を持っています。また、類い稀なる自然に恵まれた「やんばるの森」を守りたいと願う人たちや米軍基地強化を許さないという人たちも一緒に、ヘリパッド建設中止を求める運動は続けられてきて、工事はしばらく止まっていました。

 ところが、今年7月11日、国は工事の中止を求める人たちをテントや車両も一緒に強制撤去しました。国は、工事の中止を求める人たちの排除のために、あらかじめ全国から500人以上の機動隊を派遣させました。住民150人ほどの高江に対して、あまりにも過剰な警備体制です。国は村や県の工事中止を求める意見書や決議文を国は無視し続けています。工事中止を求める議員が選挙で勝っても工事は止まりません。

 高江の住民に残された方法は、毎日、現場に座り込んで抗議するしかないのです。その住民たちを鍛えぬかれた機動隊が暴力的に排除しています。現場では怪我をしたり体調を崩して救急搬送される人が続出しています。その様子は市民によるネット中継で観ることができますが、機動隊の激しい暴力の数々は目をそむけたくなります。力のない女性や高齢者に対しても、あそこまで冷徹な暴力がなぜ可能なのか。それは、沖縄の人に向かって「土人」と言い放った若い機動隊員の事件にもみられるように、本土の沖縄に対する差別意識なのです。全国から集められた若き機動隊員たちは、高江で差別を学んで帰っていくのです。民主的な手段を尽くした果ての住民の座り込みに対しての警察権力の暴力は決して許されません。

 さらに、国は徹底的に住民運動を潰すために刑事弾圧を強化してきています。7月11日以後、8月11日、8月24日、9月6日、9月15日(2名)、16日(辺野古)と、逮捕弾圧が続きましたが、いずれも現行犯逮捕であり、逮捕翌日か翌々日には解放されました。でっち上げ逮捕するも事実を知る証人が多くて起訴できなかったとしか思えません。しかし、警察は逮捕のたびに報道関係者を呼び、被逮捕者について実名報道させました。無実であっても警察に留置されたり、名前が報道で晒されれば、被逮捕者の受ける痛手は計り知れません。このような重大な人権侵害は断じて許されるものではありません。

 わたしたち福岡市民救援会は、7月22日から毎週金曜日に、「高江に派遣している機動隊を撤収しろ」、「沖縄での弾圧をやめろ」と福岡県警の沖縄・高江へ職員派遣に反対する福岡県民有志と共に福岡県警本部に対して、抗議行動を行っています。福岡県警の沖縄派遣費用の開示を求める情報開示請求や監査請求も並行して行っていますが、高江の弾圧は厳しくなっていく一方です。年内にヘリパッド建設工事が終了予定とされています。このままでは、国は工事を進めるために、さらなる大弾圧を仕掛けてくるのではないかと危惧しています。
 実際に、高江では、10月になってからは、現行犯逮捕ではなく事後逮捕が連続しています。「9月24日の傷害容疑」で10月4日に逮捕されるというように、「犯罪事実」のあった日よりも後の逮捕なので、でっち上げがより巧妙に仕組みやすくなるとしか思えません。 
 高江での事後逮捕、再逮捕、起訴で勾留される人は増え続けています。この声明を書いている間にも1名が不当逮捕され、現在、6名が勾留されています。このような事後弾圧を許していては、誰も国を批判したり、自由に意見を言えない社会になってしまいます。

 わたしたち福岡市民救援会は、不当に逮捕された6名の即時解放、既に起訴している者に対する起訴の取り下げ、高江・辺野古の新基地建設工事の中止と、全ての機動隊の撤収を強く求めます。不当弾圧のための機動隊はいりません。
 わたしたちは国家権力による民衆への弾圧を許さず、志を同じくする仲間と共に闘います。

2016年11月18日

福岡市民救援会

【大結集を!】【情報拡散を!】
 12月2日金曜日16時から17時
 福岡県警抗議連続20回達成集中行動!


報道によると、高江ヘリパッドは年内に完成し、12月20日に仮返還式を行うことを政府は検討しているらしいです。

 この2年間で辺野古・高江の逮捕者は34人を超えました。

10月からは事後逮捕の連続攻撃で、起訴もされています。

このままでは、座り込みもできない社会になります。

 声をあげましょう!

 抗議しましょう!


福岡市民救援会は毎週金曜日に、福岡県警抗議行動を行っています。
高江に福岡県警機動隊も弾圧に出掛けて行っていることへの抗議です。
機動隊の撤収要求です。

その行動も、12月2日には20回目となります。

一人でも多くの参加を呼びかけます。

ありったけの横断幕・のぼり、パネルを出しましょう。

大きな声で、「福岡県警機動隊は高江から帰ってこーい」と叫びましょう。

福岡県警が嫌がるように賑やかに騒ぎましょう。

11月11日福岡県警抗議報告

12月2日「20回抗議達成行動」告知

 7月22日からはじめた福岡県警への抗議行動も、この日で17回目。金曜午後という、人の集まりにくい時間帯ながら、だいたい10人前後をキープしてきている。しかし、さすがに毎週はきつい。ブログでの報告も行動に参加しても毎度とはいかなくなってきている。しかも、来月には高江ヘリパッドは完成してしまうという話。。。。何かしなければ、なんとかしなければ。

 この日は、午前中に福岡拘置所で死刑の執行もあり、その抗議行動もまた、拘置所抗議、繁華街での抗議情宣とバタバタ追われるように動くしかない状況。しかし、国家に対して、警察に対して、権力に対しての怒りは増すばかり。

 県警本部前に宣伝カーが止まると、決まったメンバーの警備課が玄関から出てくる。こちらは宣伝カーに幕を張ったり、仲間が作った新聞報道のパネルを並べる。力作が高江の事件と共に怒りを伴って増えていく。
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 シュプレヒコールを県警に叩きつけ、仲間からの抗議の声がマイクリレーされる。
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ブログ3

 筒井、Fさん、まえだで、10月28日に出した「抗議申し入れ書」の回答を要求しに、本部の中に入っていく。しつくこく「どこに行かれますか?」「情報公開ですか?」と尋ねる警備課を相手せず、玄関に入る。中に入ると、もう追いかけてはこない。これって、持ち場が決まってるってことなのか?受付で名前など書かされる。住所と電話番号は職場でも構わないそうなので、組合を書く。

 被害者支援相談室に行って、「回答をもらいにきた」と言うと、「回答を出せるかどうかは、ここでは回答できないと申し上げておりました」との返事。対応は、山根警部補と添島巡査部長。

「しかるべき部署にまわすと言っていたが、あの文書はどの部署にまわしたのか?」と聞くと、「それは、お答できません。」

「本当はどこにも渡していないのじゃないか?」
「ちゃんと、しかるべき部署にお渡ししました」
「じゃ、どこか教えなさい。本当は捨てたんじゃないの?自分たちも読んでないのでは?」
「読みました。でも、どこにまわしたかはお答えできません」

「そもそも、わたしたちは抗議にきてるんだから、こんな相談室の対応っておかしい。抗議に対して対応できる人にあわせなさい。愚痴を聞いてもらいにきてるんじゃない」
「再発防止のために文書を出したのに、それがどこにあるかもわからない。不誠実すぎる!」

つい、声が大きくなり「しずかにしてください」と隣から苦情がきた。
暴れたくなるー!のを我慢して、不毛な協議を続けた。

 何も進展なく「協議」を終了して外に出ると締めのシュプレヒコールが轟いていた。

 片づけ前に、本部の中での不毛な内容を報告した。そして、行動提案をした。

 12月2日県警前抗議行動は20回目を達成する。この日、全力で取り組もう!赤旗でも幟でも横断幕でも、ありったけ持ち寄って、賑やかに抗議行動を行う。仕事や学校などあって、なかなか参加しにくい時間と思いますが、できるだけ多くの参加を呼びかけようということになった。

 そして、福岡市民救援会は高江の弾圧に対して抗議声明を出します。高江闘争で、いま、5人が逮捕勾留されていること、起訴も続いています。この弾圧がこれ以上のものにならないように。今、勾留されている方たちが一刻も早く解放されるように、検察は起訴を取り下げるように求めます。

 監査請求の結論は12月末になると思いますが、情報公開請求について異議申し立てをします。

 一番必要なことは、ひとりでも多く、高江に送り出すことですが、いけない人も知恵を絞って、なんでもできることをやっていきましょう!

 色んな行動呼びかけをきっかけに、高江のことを話そう!弾圧のことを話そう!この状況を突破しよう!!

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【福岡県警抗議】
10月28日、福岡県職員措置請求書(監査請求)を提出しました。


10月28日11:000,福岡県警の沖縄派遣費用に関する住民監査請求をしました。

私、Kさん、Wさん、Hさん,遅れてAさんが参加しました。

12時から、県庁記者会見室で、記者会見をしました。

参加した新聞記者は、朝日、西日本、読売、共同通信でした。

30分程、住民監査請求の趣旨を話し、記者の方は、「他所の地域はどうなっているのか」「他の地域との

連携はとれているのか」等に興味をもったようです。

住民監査請求は、東京、沖縄、千葉、神奈川であっているのではないか。と答えておきました。(報告 筒井)

****************

福岡県職員措置請求書

 地方自治法第242条に基づき、福岡県警が、本年7月以降沖縄・高江に機動隊を派遣した行為に伴った公金の支出(人件費、交通費、宿泊費等)の損害の回復のため、右損害額を福岡県知事及び福岡県警本部長に賠償させることを求め、次のとおり措置請求する。


第1、請求の要旨
   別紙のとおり。

第2、請求者


        住 所 ( ※賛同者・団体の住所が入ります)   
              

        氏 名 ( ※賛同者・団体の氏名が入ります)  

2016年10月28日



福岡県監査委員  各 位



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《呼びかけ団体》

福岡市民救援会
福岡地区合同労働組合
平和をあきらめない人々のネットワーク・福岡
天皇制に問題あり!福岡連絡会
靖国法案に反対する福岡の会

《賛同団体》

博多湾会議
サウンドデモ裁判原告団
戦争法を廃止する会
排外主義にNO!福岡

《賛同者名》
92名

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(別紙)

1, 安倍政権は、参議院議員選挙の翌日7月11日に沖縄・高江のヘリパッド工事に着工した。沖縄の民意は、参議院選挙において明確に示された。この「沖縄に基地はいらない!」との民意を潰すべく、安倍政権は全国各地から機動隊を投入している。
   この意向を受けて、福岡県警は沖縄・高江に機動隊を派遣し、沖縄住民を弾圧している。
   いつから、福岡県警は「戦前の特高警察に成り下がったのか?!」、戦後日本の警察は戦前の国策遂行のための国直轄の特高警察の拷問・人権蹂躙行政の反省の上に立ち、国家警察から地方自治体警察に民主化されたのではなかったのか。このことは、警察法第2条2項において「その責務の遂行に当たっては、不偏不党且つ公平中正を旨とし、いやしくも日本国憲法の保障する個人の権利及び自由の干渉にわたる等その権限を濫用することがあってはならない。」と明確に謳われている。今回の福岡県警の沖縄・高江への機動隊派遣は、明確に同法に違反している。と同時に、地方自治を謳う憲法と地法自治法に違反している。
 
2,公金の支出
 福岡県警は、この安倍政権の違法な指示に従い、福岡県職員である機動隊員を今年7月以降、沖縄・高江に派遣している。
 この派遣費用の内、装備費等は国費負担であると言われているが、派遣されている機動隊員の人件費は、県費から支出されている。
 我々福岡県民は、我々の税金である県費が本来の県民福祉につかわれず、沖縄・高江の住民弾圧に用いられていることに対し、到底容認できない。
 請求人らは、本監査請求をなすために、情報公開条例に基づいて派遣費用の情報公開請求を行ったが、福岡県警は、不当にも派遣人員数及び派遣期間ともに「非開示決定」をした。
 この非開示決定に対しては、別途異議申立等の手段を講じる予定であるが、本請求においては、合理的な推測により監査請求額を算定するものである。
 全国から500名の機動隊員が、沖縄・高江に派遣されているが、福岡県からの派遣が100名を下回ることはあるまい。
 その給与であるが、これも推定するしかないが、福岡県警察官募集要項によれば、高卒初任給が月額182,000円であるので、これを下回る事は有りえない。
 7月から派遣されているので、請求日現在10月であるので、4ヶ月分の給与相当額が違法な支出相当額になる。
 よって、182,000円×4ヶ月×100人=72,800,000円

3,結語
 よって、本件違法支出をした県知事及び福岡県警本部長に対して、連帯して福岡県に対し、72,800,000円を賠償させるよう求め本件措置請求に及ぶものである。

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☆ベタ記事ですが報道されました。

2016年10月29日朝日新聞朝刊
20161029朝日新聞 県警監査請求

【抗議行動報告】
福岡県警は9月6日の高江抗議の女性への暴力・セクハラを謝罪しろ


 10月28日金曜日、毎週金曜の福岡県警抗議行動の時間に申し入れ行動をしました。

 今回の申し入れ文は2通。

 福岡県警の沖縄・高江へ職員派遣に反対する福岡県民有志、福岡市民救援会による「抗議並びに申し入れ書」。内容は機動隊の撤収申し入れと派遣費用等の情報公開申し入れ。

 それから、福岡県警の沖縄、高江への派遣に反対する福岡県民有志、県民有志 Tによる「抗議書」。内容は、9月6日、高江での抗議者女性に対する福岡県警機動隊複数による暴力的セクシュアルハラスメントに対する抗議と再発防止の申し入れ。

 16:20頃、県警本部に入り、受付をして、犯罪被害者相談室に通された。その時、朝日新聞の記者が取材したいと申し出たが、「事前に連絡がなかった」と追い払われてしまった。16;36頃、県警側が席に着いた。対応したのは相談係の藤平警部補と添島巡査部長。
 「前に高江の9月6日の女性拘束事件について抗議をした。詳しいことは文書ですると言っていたので渡しに来た」と告げた。先に、筒井さんが「抗議並びに申し入れ書」を読み上げ、次にFさん、まえだで1ページずつ、「抗議書」を読み上げた。それに対する感想を求めても答えないのはわかっているし、そういうやりとりは前にさんざんしたので、「それで、これに対する回答は頂けるんですか?」と聞くと、「いえ、これはしかるべき部署にお渡ししますが、回答については、わたしどもではできるともできないとも答えられません」と、いつもの回答。「とにかく渡したから。今度また回答を受け取りにくる」とわたしたちは席を立った。

 県警前の抗議行動に戻りシュプレヒコールをあげて、この日の抗議行動を終了した。

 しかし、後で記者に聞いた話では、わたしたちの抗議を、県警は「警察相談」と言っていたそうだ。「警察相談だから取材は・・・」と。

 は?

 相談?・・・抗議なんだけど! なめとんのか?

 これでは駄目だ。なんとかしなければ!相談室から突破しなければ!

 こんなんで抗議行動だ!って言ってるのは自己満足じゃないのか?
沖縄では、もはや非暴力・不服従なんかじゃない。

 非暴力・直接行動!

 わたしたちは本気で沖縄と連帯したいと思っているのか?
 どこまで本気なのか?

 問われているのはいつも自分自身。ちょっと運動の作り方を考えたい。

 下に、県警に渡した文書を貼ります。貼り付けが「抗議書」(怒りが伝わってきます!)、
画像が「抗議並びに申し入れ書」です。

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福岡県警察本部
 本部長 樹下 尚 様

抗 議 書

2016年10月28日

福岡県警の沖縄、高江への派遣に反対する福岡県民有志
県民有志T


 2016年9月6日に、沖縄県国頭郡東村高江の米軍ヘリパッド建設工事に抗議する市民に対し、福岡県警が不当に身柄を拘束し、逮捕をした件について抗議します。

 彼女は県道70号で、警察の護衛付きで建設用の砂利がダンプカーで運ばれていることに対し、同じように抗議をする市民の車両3台のうちに2台目の車に乗って低速運転し、砂利の到着を遅らせていました。すると、神奈川県警の警察官がビデオを構えて車の前に来て、車両の停止を求めてきました。彼女はその指示に従い車を止めました。しかしそのビデオを構えた警察官の、「急発進をしてのけぞらされた」という事実と異なる言い分を理由に、突然 車内に複数人の福岡県警が襲いかかってきました。被害女性は「突然 運転席のドアの鍵が壊され、ものすごい勢いで男性警官数人がおおいかぶさり、押さえつけられた上で手錠をかけられた」と言います。福岡県警は、車両の停車指示を守った女性に対して言いがかりともいえる主張に従い、市民の車両を損壊し、無理やり女性を車から引きずり出したのです。しかも女性が「手錠が痛いから緩めてほしい」と言っても無視され続け、結果 女性の右手首には痣が残りました。

国家公安委員会制定の犯罪捜査規範、手錠の取り扱いについて
(手錠の使用)
第百二十七条 逮捕した被疑者が逃亡し、自殺し、又は暴行する等のおそれがある場合において必要があるときは、確実に手錠を使用しなければならない。
2 前項の規定により、手錠を使用する場合においても、苛酷にわたらないように注意するとともに、衆目に触れないように努めなければならない。

とあります。身長150㎝の小柄な女性が屈強な男性警官5名(注:新聞報道による人数)に取り押さえられた時点で、逃亡や暴行が不可能であるにもかかわらず、手錠までかけて身体の自由を奪うことは、上記の手錠使用規範の範疇を逸脱してるといえます。路上で数人がかりで取り押さえる不当拘束は長時間に及び、駆けつけた市民らは20人を超えていたと言います。ゆえに、上記に明記してある「衆目に触れないように努めなければならない」も、全く守られていません。

 また、荒々しく車から引きずり出されたことで、被害女性のポケットから車の鍵は落ちていたのに、それを見落としていた福岡県警により、女性は「警察車両の裏に担がれて、いきなり道路に組み伏せられ、複数人の男性警官から足、肩、両腕を抑えつけられたまま前の両ポケットを、さらに体をひっくり返されてお尻の両ポケットを、順に手を突っ込まれてまさぐられ、靴下まで脱がされた」と言います。着ていたTシャツがめくれ上がり肌や下着が露出した状態だったのを、彼女自身が何度も指摘したことで、ようやくTシャツを下ろしてもらったという証言にも、福岡県警の女性への配慮の無さが露呈されています。

 以上が、9月6日に高江で起きた、福岡県警による不当拘束被害者が語る事実です。
警察法第一章 総則第二条、警察の責務には

「警察の活動は、厳格に前項の責務の範囲に限られるべきものであつて、その責務の遂行に当つては、不偏不党且つ公平中正を旨とし、いやしくも日本国憲法の保障する個人の権利及び自由の干渉にわたる等その権限を濫用することがあつてはならない。」

とありますが、路上において、たったひとりの女性を男性警官が複数名で襲いかかり、法的な根拠もないまま見せしめのように取り押さえて手錠をかけ、ポケットをまさぐり靴下を脱がし、下着が見えるような状態で身体を束縛し、警察署に連行するというのは、完全に女性への人権侵害であり、国家公務員である警察の守るべき責務に反しています。

 そもそもこの低速運転による抗議は、当時 北部訓練場周辺一帯で行われていた抗議行動の一環であって、この日が初めてではありませんし、運転する市民の走法に目立った差はありませんでした。9月6日もいつも同様、車両3台が連なって抗議行動をしていた中で、この日に限り、しかも2台目の女性だけを、なぜ福岡県警はこのように不当に拘束したのでしょうか。事件が起きたのは、3台の抗議車両が新川ダム入り口から低速運転に加わった後、わずか数百メートル先の場所であり、長時間に渡って低速運転を続けたわけでもありません。また、3台のうち先頭車両は女性のずっと前を先導し、女性が警察の指示に従って車両を止めた際には、前方のカーブを曲がり姿が見えなくなるほど離れていました。ゆえに、実質的に機動隊やダンプカーの運転速度を遅めていたのは、最後尾の3台目の車両です。この車両には高江の住民が乗っていましたが、その高江住民は「逮捕されるのであれば、それは自分だったはずだ。なぜ2台目の、女性ばかり3人が乗った車が狙われたのか?意図的だと疑わざるを得ない」と憤っています。

〇「急発進をしてのけぞらされた」という言いがかりを根拠に不当逮捕したことを謝罪してください。
〇 女性を車から引きずりおろし、その場で手錠をかける必要が本当にあったのか、説明をしてください。
〇 男性複数人で不必要に女性の身体を触り、配慮の無い取り押さえをしたことを、謝罪してください。
〇 なぜいつもと同じ行動をとった3台のうち、2台目のこの女性ドライバーを狙い撃つかのように、その身柄を不当に拘束・逮捕をしたのか、明確な理由を教えてください。

これは重大な問題です。一般市民が、権力を持つ警官複数人により、事実に反することを理由に苛酷な拘束をされ、身体を不必要に触られ、人権を侵害されたのです。これは明らかに、刑法194条に定められた特別公務員職権濫用罪に該当する行為といえます。福岡県警は、この不当逮捕に対する私たち福岡県民の抗議を真摯に受け止め、必ず応じてください。そして、このような 権力の濫用を伴った不当な拘束を、沖縄で二度としないでください。(下は沖縄タイムス2016年9月7日記事)
20160906沖縄タイムス

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20161028県警抗議文

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ブログ

福岡県警の沖縄派遣費用に対する住民監査請求準備状況

※福岡県警の沖縄派遣費用に対する住民監査請求準備状況を報告します。

2016年7月26日付けで、公文書開示請求
 ・派遣に係る費用(人件費、交通費、宿泊費etc)が分かる文書
 ・支出負担を命じた者の官職氏名が分かる文書

8月8日付けで非開示決定及び部分開示決定
 A 非開示決定  理由:開示請求に係る公文書は、作成も取得もして居らず、存在しません。
                  (派遣が終了しなければ、わからな いとの口頭説明あり)
 B 部分開示決定
    ・沖縄県警への特別派遣について
    ・警察職員の援助要求について
    ・警察職員等の援助要求に対する受諾について

8月19日付けで、公文書開示請求
  ・本年7月沖縄に派遣されたことに伴う費用(交通費(運搬費を含む)、宿泊費、装備費、食費)が分かる文書
  ・上記支出負担を命じた者の官職氏名が分かる文書

8月26日付けで、公文書開示請求
  A ・派遣された職員の人件費
  B ・派遣期間が分かる文書

9月2日付けで、開示期間決定等期間延長通知書
  9月5日迄を9月20日までに延長する

9月9日付けで、非開示決定及び部分開示決定
 A ・人件費については、非開示決定理由:1号個人情報及び6号警備実施等業務に支障をきたす。
 B ・派遣期間が分かる文書については、部分開示決定(8月8日と同様)
       派遣期間及び人数等は、4号及び6号警備業務に支障をきたす。

9月16日付けで、9月19日付けと同様の公文書開示請求

9月20日付けで、

A 非開示決定
 ・派遣に係る費用(人件費、交通費、宿泊費etc)が分かる文書
 ・支出負担を命じた者の官職氏名が分かる文書
     理由:開示請求に係る公文書は、作成も取得もして居らず、存在しません。(派遣派遣が終了しなければ、わからな いとの口頭説明あり

B 部分開示決定
    ・支出決定決議書(平成28年度、整理番号0012061)
      理由:条例7条1項1号、2号、6号
    ・請求書(請求元マリックスライン株社会社)
       理由:2号、6号
    ・契約書(受注者マリックスライン株式会社)
       理由:2号、6号

が出ました。

 肝心の費用額及び契約期間共に、警備上の支障が出る(6号)との理由で開示されていません。

 けれども、派遣に伴う費用(装備費、運搬費等)は、一旦福岡県が負担して、後に国庫に請求することになっていることは明らかになったといえましょう。

 しかしながら、派遣期間、派遣人員等分からなければ、雲をつかむような話ですが、これでは情報公開の意味はありません。追って、審査請求をしたいと考えています。

 住民監査請求ですが、県警が負担している機動隊の人権費が分からないので、推測で監査請求するという手(推定、平均月収で算定する)もあるのですが、もう少し状況をみてみたいと思っています。

 2016年9月25日
以上

                                                 

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