醤油ソムリエ 大浜大地氏の誕生秘話
インドネシアで大浜大地氏はマングローブ植林事業に参画した。そこの海で見たものは、自分を圧倒する自然の大きさであった。地球環境の異変に対し、人間の小ささを感じる。帰国後、マングローブ植林事業会社を退社。福岡で親しいスペイン料理のオーナーや仲間たちとスペインを車で旅する。その旅の途中、スペインの大富豪のオリーブ農園に縁あって、宿泊する。そこで、スペインのバルやオリーブの醸造技術の奥深さに触れる。帰国後、日本の醸造業に興味を抱き酒や醤油、味噌などの日本の醸造伝統食品を研究する。醤油との出会いは、日本人の食文化の根底に醤油があるという言葉に感動したためである。醤油の啓蒙活動をIT事業と同時に行う事を決意した。2009年6月から、醤油料理や醤油食品の可能性を追求する飲食経営者や醤油メーカーの仲間と共に、九州の醤油を研究する九州醤油研究会を開催している。それと同時に、九州醤油ソムリエ協会を設立する。九州の醤油文化啓蒙活動の拠点としてバール福萬醤油店舗をオープンする。バール福萬醤油では、黒田藩御用達の醤油として、伝統ある老舗、福萬醤油の親戚筋で、宗像郡神湊で150年の伝統を誇る中丸醤油の商品の販売と、全国や海外の醤油のテイスティングバーを併設するユニークな醤油バーである。