2011年04月26日
2010年08月26日
猛暑のあとに
連日30℃をはるかに越えた猛暑の夏を過ごしています。
外に駐車してある車たちが本当に可哀想に思えてなりません。人間は、当然ですが、陽射しが熱ければ日陰へと行け、水分を摂取したりで熱からは非難できますが、車たちは・・・。
特に黒系の車は気の毒です。昨年、黒のM.Bを一台仕入れる際に驚いたのは、「この高年式なのに何で?」と言うくらい塗装の表面の艶が変で、とにかく持って帰り、一度きちんと研磨すれば何とかなる!!なんて思っていたらそれが大間違いで、屋根からトランク・ボンネット等、車の真上の部分全ての塗装の表面が、泡を吹いたように噴火口みたいになっており、要は火膨れ状態になっているのだった。強烈な太陽に容赦なく照り付けられ、焼け爛れてしまったのである。
昨今、デザイン性に乏しい車が多いから、車選びの際に白か黒しか選べず、車がかっこ良く映えて見えないので、更に一層黒い車が多くなっていくだろうし、とにかく黒を選ぶ人は、不思議に実は!車の手入れを余り行わない人が多い事実があるから、今後がとても心配である。
そしてもう一点!!
この猛暑だから、エアコンは快適装備と言うより、今年は命を守る為の必需品!なので、入れっぱなしの使いっぱなしであると思う。
秋口に入った際の車の疲弊度は、更に昨年を上回りそうな気配がする。
エアコンのスイッチON!で、ラジエターのFANが自動で強制的に廻り始め、エアコン・コンデンサーを冷却する為にファンが高速回転する。猛暑なので、水温油温は上がりっぱなしで、圧力もパンパンにかかっていて、ラジエターが破裂寸前までに膨らんでいるだろうし、当然、冷却ファン関係も全て全開!!なのである。よって、各ファン関係のモーターの焼き付き、ラジエター本体の液漏れ、ホースの劣化、リザーバータンクの亀裂、各駆動ベルトの劣化等が心配である。
この狂ったような夏が終わった頃には、どのような症状を持ってしまった患者さんが来店されるだろうか?とても気掛かりな夏であります。
異常を感じたら、早めにおいでください。
2010年07月27日
7月17〜18、19日の展示会のお礼
連日の猛暑の中、時ならぬ?展示会を3日間にわたり開催させていただきました。
来る8月7日8日に、ついに“フェイズ?”として登場する『NEW Elise』の展示会の前哨会としての意味も含め、しかも昨今の自動車業界の“お粗末な顛末”に対しての当社の意気込みも含めての開催の運びでした。
前日、国産のメーカーが何と!この時期に!!『今後、スポーツカーはもう造りません!売りません!』・・・と?!
何たる失態!メーカー自身が、この売れないご時勢に、更に輪をかけたような発言は、もう驚きを通り越して全くあきれ果てました!
世間様に、お利口!!よろしく『私は地球にヤサシイ?!面白くも何ともない車を作り続けて行きます!』と宣言したのでした。
そして、この連日の猛暑の中、実に嬉しいことに、車の夢を求め、3日間で約100名くらいのお客様(全く新規のお客様も含め)に御来場頂き、ただ!!感謝感激でした。
何台かの御成約、御商談もいただきました。
本当に本当に、この暑い最中、ありがとうございました。
今後も面白く無いメーカーは除き、楽しく走れる車たちのために頑張っていきますので、是非ともよろしくお願い致します。
ありがとうございました。
2010年06月29日
活躍の季節
2010年06月22日
本当に使えるもの
一昨年まで、在庫の車の置き場にあちこちと貸し倉庫を借りて保管していたが、以前から目を付けていた当社近く、約200mの所の倉庫が手に入った。この倉庫は、大型トラックが荷物を積んだままでも出入りできるくらい巨大で、中央に柱が無く、大切な車たちを保管するのに最適で、しかも雨の多い北陸、この車たちもショールームではなく、この倉庫に入っていれば、エンジンも気軽にかけられるし、いざ試乗となっても管理がとても楽になるのだ。
これであちこち移動させる苦労が一気に解消した。しかし長年、薬品から建築資材と、単に物入れとして使われてきたもので、中の汚さは想像を絶するもの。窓ガラスは煤とカビで真っ黒で、床のコンクリートも割れ割れ、壁は剥がれ、ゴミが散乱し・・・でも約一ヵ月後にはなんとか車たちを並べられるようになった。
しかし寒い冬場には、気が付かなかったのだが、少々暖かくなったら、蜘蛛たちの天国で、しかも床をよく見ると、丸虫がウヨウヨ歩いている。それらが皆、蜘蛛の餌になって、からからに乾き、床に散乱しているのだ。しかも、車を出し入れしていると、タイヤに付いた小石も目立つし、これはいけないということで、急遽大型の掃除機を買ってきた。いざ掃除しだすと、これが又巨大な広さだし、車を並べて、その間の狭さの所が蜘蛛たちは特に好きみたいで、余計に丸虫の亡骸が多く転がっているものだから、大型の掃除機を引きながら、その狭いところをヨイショ、ヨイショ!ガチン!ゴロン!ブーン?!すぐ転倒する。掃除機の車輪が小さすぎる。しかもホースの付け根がすぐ外れるし、気を取り直して、もう一度差し直し、ヨイショ・ヨイショ!と。今度はホースが取っ手から抜けて、しかも又転がって・・・。もう全く、一人漫才をしているような?
で、別の某有名メーカーのものを買ってきて、さぁ新品の新型だぜ!って同じく掃除を開始するが、本体の真上から排気して、そのすごく汚くて臭いこと。巻き取りコード付き!に騙されて使ってみたが、この某有名メーカーのものも所詮子供だましみたいな、全くのおもちゃだった。
すっかりあきらめていたのだが、ある日、工具メーカーのカタログの中に、ドイツ物の掃除機を発見し、メーカーに問い合わせたら、何と『デモ機があるから一週間くらい貸すから使ってみて』とのこと。使ってみたら・・・素晴らしい!排気もサイドからやんわりだし、エアエレメントも付いているし、ホースも細長く、差込口も深く、抜き差しが使いやすいし、なんといっても車輪も大きく実に使い勝手がいいのだ!
こんな世界のものでも、やはりドイツ物がいいのか?と正直なところ驚いてしまった。 国産は形だけとか便利をうたっているが、こて先の見た目だけで、今の自動車と同じ。実戦にはかなりの妥協と手抜きを諦めねばならないようだ。
2010年06月01日
歴史は繰り返すー基本に忠実に!
歴史をふんだ年?になると・・・歴史は繰り返す!!との意味が深く現実味を帯びた響きにて、今が良く見えてしまう時が、多々あるようになった。あの時のバカげた事が多少、姿を変えて、今まさに目の前に起きていたりして、過去の顛末を思いおこされるのだ。全く同じストーリーとか!同じ流れの事件だったりして。・・・だから、大概の事にはもう驚かないけれども・・・
僕の若い頃に、
★“車にはパーフェクト処理を!!”、“新時代の輝き!パーフェクト処理”とか!
★エンジンオイルに、この液体を入れると、パワーアップして燃費も飛躍的に伸びます!!
★このブースターをお車に付けたら、パワーUP!!
なんてのも有りました。
確かにあの頃の自動車は、一生懸命に造られていただろうけど、何となくショボイ所も有り、これらのパーツを付けると、確かに何か変わったように思えたものだった。そして、カーショップに並ぶきらびやかなパーツからエンジンオイルまで、車好きには愛車をパワーアップし、そしてドレスアップするのが、日常の夢と断言出来る時代でもあったのだ。
そして今、21世紀にも、やはり胡散臭い?同じ様なものは存在していた。又新たに発生していたと言うべきか?
それらが、今や誰でも使用するネットに掲載されると一気に真実味を帯びて、今までの地道なものは捨て、これこそ“王道!!”と言わんばかりに、流行りだすのは40年前と全く同じだ。
レースカーのスポンサーになってるメーカーだから、これはきっといいんだ!!(実際はあくまでもスポンサーとしての広告であり、現実は危なくてこんな物使用出来ない!!)とか。とにかく派手に情報を前に出した者の勝ち!!なんてね。
現実に車をダメにしてしまうエンジンオイルや、車の美しさの基本中の基本!!の高価なハズの塗装を削りに削ってしまう『ガ〇△★ー◎×△グ』と呼ばれるものも本当に本当に!やめて欲しいものだ。
本当に素晴らしいものだったら、あの、賢いメーカー、〇〇ダとかト〇〇さんなんかは、とっくに採用していますよ!
でも、今は儲からなくなってるから、サブの新たな事業展開で増収の為、〇〇処理って、再び価格表にまで掲載され、以前と同じ流れになりそう!!な!?
人はプロと言えども、器用・不器用は絶対にあります。それも好きでやるか?それとも金の為にやるか?で行う仕事は、随分違ってくると思います、自分は!
そして思い出される事は、大昔の話ですが、“パーフェクト処理済み”のステッカーが窓に貼り付けてある、外装がひどい状態のポンコツ置き場にある車。
普通はボディ表面が錆に覆われる事は先ず無いが、ステッカーが誇らしげに付いている車は、どれもこの世の物と思えないくらい酷い状態であった。
『ノーワックス!』『洗車いらず!』と謳ったことにより、ユーザーが過信しすぎて、車の手入れを全く行わなかったことが原因か?はたまた、施工業者が全体をゴシゴシ削ったのが原因か?は、今はもう昔!で分かりはしないのだが・・・
とにかく、変な事はせず、ベーシックに基本的に付き合いましょうよ。
又、迷った時は相談くださいね。毒舌にて返す?!かも知れませんが!
2010年05月15日
この街で生きていく
暗い路地を抜け、右へ曲がったら、サンマルタン運河へ出た。
そう、ここはパリの郊外、下町のバスチーユという街。大都会であるパリなら、今の仕事もきっと上手くいくのに・・・
ここバスチーユ地区は、様々な職人達が多く住むのどかな街である。
今、自分のやってる仕事は、人口が多くて、密度が高い所なら、その中にはきっと僕の仕事を理解してくれる人も多いはず。
ここでは、昔ながらの、ルイ15世の時代そのままのような?静かな、どちらかと言うと、よく言えば落ち着いた町。人口はそこそこ多いのだが、悪く言えば封建的な暗い町かも知れない。
場所を間違えていたのか、僕は・・・都会へ行けばもっと売れてゆくのに・・・職人に戻ろうか?
街を歩いてゆくと、人形をかかえた老女がある店へ入ってゆくのが見え、僕も引かれるようにその店に入ると、そこはアンティークドールを修復する店で、先ほどの老女は、その彼女が子供の頃に母親からもらったこの人形を修理に持ってきたのだという。ジュモウ(JUMEAU)か?
直しながら、修理しながら、愛しみながら、親からもらったこの人形を大切にしているのだという。それにより、家族のこと、親のことをいつまでも大切な思い出として持ち続けれるのだとも言っていた。
店主も自信に満ちた笑顔で、「自分の仕事に誇りを持っています!さみしい街だけど、私がこのような人たちの夢を引き継げるように精一杯頑張っているんですよ!!」って!
救われた気がした。場違いな?こんなさみしい街でも、地道に我が道を行く人がいる・・・・・
僕は満足な温かい気持ちでその店を後にした。
明日もこの街で頑張ってみようと・・・・・。
2010年05月07日
近くに有っても見えてないものたちへのレクイエム
5月の大型連休にはどんな過ごし方をされましたか?今年も海外旅行への人々の数が更に増えたとか?
本当は国内の方へ目を向けてくれれば、内需拡大で、街も人も活気と元気が戻るのでは?といつもながら思います。
まぁ、考えてみれば、1000円効果で高速代は安いものの、ガソリン代を考え、そして本当に行きたい所と言えば、込み合うのは必須で、大渋滞覚悟で出かけなければならず、実は本当は行きたくない海外へとなるのだろう。
今更ながら、国の道路の整備には時間も金もかかりすぎるだろうし、ましてや、今行われている無駄を省こうとの、あのイジメに近い行革!
「2位ではいけないんですか?」ってやつ。
これでは昔からの美しい文化財の保護どころか、本来やらなくてはならない必須の文化財保護が疎かになる。美しい景観の整備はどうする?イコール、今後の日本の名所は、ただのセメントで固めた形だけ整えた文化財になってしまうような?
これではますます国内への旅どころか、旅をしたい本来の目的である、非日常を味わいたいからこその休日の過ごし方から、かけ離れてしまうと思う。
ほんの近所に、びっくりする程の素晴らしい建物があります。
お客様のお屋敷で、先代が北前船の豪商であったとか。
この立派で美しい日本古来のお屋敷は、市や国が、実は全く手を貸すどころか、持ち主である個人様が、一生懸命に保護と管理をされているのが実情なのです。全く頭が下がります。
一個人が先人の財産を守る。いや、先人の“文化遺産”を個人が一人で守っている!!
この事実!どう思いますか?
こんな美しい日本の風景と建築物を保護する機関が全く無く、ただ民衆に知られず、そのままひっそりと朽ちてゆく・・・のか?
そして人々は、自分の育った地の美しさを全く知らずに、ただ忘れ去って・・・
世の無常か・・・。
2010年04月30日
喜怒哀楽

もうすでに、50年近く経っていて、少年の頃に聞いた、耳にしたフォークソングを再び耳にすることが出来、涙が出そうになった。あの頃に、一気に、頭の中が戻ってしまうような・・・
しかし、今の若者が聞いたら、たぶんおもいっきり「クサイ!」「ダサい!」って言われそうだが、しかしそれが、当時は大面目に歌われて、そして感激しながら聞いていたのだ。
いやはや、時代の流れとは、こういうものなんだと・・・
当時は、世の中が、今よりもっと純粋に生きている人が多かったと思うし、何をやっても、考えても、それらがどんどん輪を広げて、人々たちの共感を得られると言うか、何かしらのパワーが有ったと思う。
どうして今の世界はこうなのか?
ひと言でシラケてる?くさい?というのは簡単だが、いつ頃からこうなったんだろうと思ってしまう。

そういえば確かにそうだ。怒るやつなんて誰もいないんだ。いつも僕は怒ってますけど^0^
そして哀、哀愁とも表現できるが、今はそれがいきなり死とか刹になっているような?角棒を持って官憲と戦え!とは言いません、今や!
別れを哀しみなさい!とは言いません。
しかし人として生まれたからには、人間同士の葛藤とか、友情とか、愛情とか、もっと人間味豊かに表現出来る世界だったら、きっと世の中は再びとても豊かで楽しい生活が出来るんだろうな〜なんて、深く深く考えてしまいました。