自毛植毛を院長自ら経験 ナガイクリニック福岡

「院長の長井です。」自分自身が薄毛で悩み、現在のFUT株を使用する、世界の自毛植毛の2大主流である二ードル法と、コンビネーションスリットのどちらの自毛植毛も自分自身で受けました。しかも、ニードル法による自毛植毛はDrチョイ先生に、TFUTによる自毛植毛は現在世界一の技術を持つDrシャピロー先生に行ってもらいました。世界自毛植毛界最高の2人の医師の技術と情熱と経験を自分のキャリアに生かし、同じ悩みを持つ患者様へ還元してまいります。 ■お問合せは「自毛植毛専用ダイヤル」→092−483−7576 まで

Google
☆☆☆ 右のサイドバー「カテゴリー」より、過去の記事が全てご覧いただけるようになりました!!! ☆☆☆                   ↑           ↑          ↑         ↑        ↑          ↑

イタリア旅紀行

帰りの道は私の妻と友人はいつの間にか寝てしまいました。すると 「Dormito?」「寝たかい?」と聞いてから、6速マニュアルを操りシビックをかなりのスピードで運転しました。そういえば、F1は運転したことはないけど、F2はあるよといっていたことを又思い出しました。

ニコラと車以外の話をしたのは、初めてだったのでとても新鮮でした。次の日ナポリ大学の外科の教授の従兄を紹介するよと言って帰っていきました。

イタリア人という人たちは、本当に一度仲良くなるとどんどん友人を連れてきて、どんどん友達の輪が広がるものです。そんな、その輪の中にいることはとても幸せなことなのですが、イタリア人の方が数が多くなるとイタリア語のスピードがとても速くなり、聞き取ることに必死になってしまうのが、残念というかなんというかです。結局次の日はうまく段取りが取れず、又カプリ島へ移動と重なり、従兄とは会えませんでした。

タクシーに乗りナポリのホテルを後にして、港に着きました。カプリ島行きは2回目だったので、ある程度チケットの買い方とか分かっていたのですが、久しぶりにイタリアにやられました。まずそんなに船便がないのと3社くらい船があるので、自分の一番いい船便を探さないといけないのですが、赤ちゃんを抱いた30歳代の女性が親切に
「どの便にするの?」といってきました。「大丈夫、わかっているよ」といっても、私の手からお金を取り、受付の店員に間接的に支払い、お金を要求されました。
本当は不本意なのですが、チケットを買う一連の作業に参加してもらった?(無理やりですが)のは事実なので仕方なく、10ユーロ払いました。
船の出港まで1時間余りあり、港の椅子に座ってのんびりしていたら、今度は老婆は来て、へんな英語で「baby, help my baby」などと言ってきました。要するに「金をくれ」ということなんですが、その赤ちゃんはなんとさっきの女性が抱いていた赤ちゃんと同じ赤ちゃんでした。

子供を出しにしてお金をせびる態度もそうですが、そんな道具にされている赤ちゃんがとても可哀そうで腹が立ち、思いっきりイタリア語で「誰の子だ!本当にお前の子ならさっきの女性はなんなんだ?その子のためにも物乞いせずに働かないのか?」
と怒ったらそれまで私の後ろに座っていた男が「お前は気が振れている!お前は気が振れている!」といって迫ってきました。絶対絶命かと思われた時、他の人が「こいつは頭がおかしいからほっておけ」と教えてくれました。
一瞬港で大変なことに巻き込まれるかと思い、ビビりました。なんだかんだでやっと船に乗り込み、ほっとしたためか船の中ですぐに寝てしまいました。

イタリア旅紀行

明けましておめでとうございます。
忙しさにかまけてブログ更新をすっかり、ご無沙汰してなんと年をまたいでしまいました。
旬でない学会報告もどうかと思いますが、イタリア旅紀行と思っていただければ幸いです。

さて、ナポリのおいしくない?麺でできたパン?画像はあまりのまずさに携帯でも撮影していたのが見つかりました。

それがこれです画像1


このように見た目は普通なのですが、安い弁当につけ合わせでついてくる、よくある出来合いのナポリタンスパゲティのようなものでした。
もちろん県民ショー焼きそばはとても美味しかったことを付け加えておきます。

さてナポリの午後からは、とても大切な友人であり、尊敬する偉大なエンジニアであるニコラ マテラッツィと待ち合わせしてドライブに連れて行ってもらいました。
ドライブルートの前にこのニコラさんどんなに偉大な人かというと、1979年から1983年までのフェラーリのF1 http://en.wikipedia.org/wiki/Ferrari_312T
のエンジンからシャシーまでを設計していた、まさに
知る人ぞ知る人なのです。さらにフェラーリF40http://blog.lmpcars.com/?p=889
ランチアストラトス、ブガッティEB110など、腕がなければコントロールできないというカテゴリーのスーパーカーも設計しています。
私はとてもラッキーなことに3年ほど前から、仲良くさせていただいています。
ニコラはもう70歳を超える年齢なのですが、車、特にエンジンに関する情熱はいまでもほとばしるものがあり、とても刺激的です。それに彼の家族には医師が多いこともあり、尚更親近感が湧きます。そんないわゆるおじいちゃんの年齢のニコラさんなのですが、自分でマニュアルシフトのホンダシヴィックで迎えにきてくれました。
そして一般の旅行者はなかなかいけないナポリ湾から、アマルフィ、http://stworld.jp/special/IT/amalfi/
を眺めることができる断崖の道をドライブしてくれました。途中でかわいい港街かわいい港街(画像)に止まりお茶をしました。

かわいい街



イタリアの例にもれず、店内にも椅子はあるのですが、外の椅子とパラゾルの下で、アイスを食べました。本当に映画の中に溶け込んだみたいな思いでした。
断崖の道路の途中で、ビューポイントがありここで写真を撮りました。アマルフィはあそこだよ!と教えてくれました。(画像)それから遥か下にある海を覗き込んだら、あまりに水が澄んでいたせいで、海底まで奇麗に見えました。
その瞬間に、私の生まれ故郷の鹿児島の坊津の海を思い出しました。
「そういえばナポリと鹿児島は姉妹都市だったなあ」とこの時に思い出しました。

ニコラトアマルフィ

第33回 日本美容外科学会総会



CAD7XJZU


イタリア学会報告はちょっとお休みして、学会報告です。

去る10日に第33回日本美容外科学会総会が、京都で行われました。
その中にAGA治療のセッションがあり、AGA治療に対してそれぞれの専門の先生方が、講演を行い、その後会場からの質問に答えるという形式でした。
倉田先生、武田先生のお二人が座長をして下さり、演者としてまず斉藤典充先生が、AGAガイドラインに沿った治療の総論を話されました。
とても簡潔で分かりやすいのはもちろんですが、流麗に話をされる事に、驚かされました。

次に佐藤先生がプロペシアを使ったAGAの治療の詳細と疫学的なお話をされました。
その中には女性に対して、使用した症例というとても珍しいお話もあり、興味深く会場の方々と共に、その効果を拝見しました。

最後に私が、植毛に関する適応と手技に関してお話しました。
私は植毛お宅として、私が構築した特殊な技法に関して説明するだけでなく、今回は形成外科の先生方に対する講演ということもあり、動画を使用して、お話をさせて頂きました。

このあと2人の座長の先生方の進行の元に、AGA及び脱毛症に関する活発な質疑応答が行われました。
いろいろな学会で、お話をさせて頂くことがあるのですが、今回もとても有意義でした。

終了後も、数名の先生方からご質問をいただき、その中には、私が愛読している形成外科の教科書の著者の先生もいらっしゃいました。
こんな出会いを設けてくださった、美容外科学会の関係者の皆さんと、萬有製薬改め、MSDのみなさん、それと今回の演者に選んでくださいった方々に感謝をいたします。

イタリア学会(7)



IMG_1856


2日目のこの日、朝は少し肌寒い感じでしたが、天気予報では昼から気温がかなり上がるとのことでしたので、薄いブルゾンを羽織って出かけました。
今回ナポリで唯一24時間自由時間がある日でしたので、効率よく観光をすることにしました。

しかしナポリは見所が、散らばっているので、いくつかの交通機関を駆使して訪ね歩かなければ、なかなか網羅出来ないのです。でもさすがにナポリは3回目なので、スムーズにたずねる術を覚えました。それはずばり、観光ツアー(Sight seeing)と書いた2階建スに乗ることです。http://www.skyscrapercity.com/showthread.php?t=239678

特に2階席は屋根がなく、オープンカー状態なのでナポリの海やソレントなどまるで絵葉書のような眺めを、特等席から堪能出来るのです。このツアーバスは世界中にあるのですが、多分ナポリの海沿いコースは最高な選択の一つに必ず入ると思います。

更に今回は驚いた事が。なんとそのバスでは英語やフランス語、ドイツ語、スペイン語など主要な国の言葉で録音された道案内ガイドの機器を貸し出すのですが、この中に日本語と韓国語と中国語が追加されていました。
言葉の意味や、名前の意味まで説明してくれるので、今まで以上にナポリのことを身近に感じることが出来ました。

その観光バスの後で、2階建ての景色のよいバール(喫茶店)でファーストフードのような昼ごはんを食べることにしました。
そこでお店の人が、これぞミラノの伝統料理だといい、パスタ?マカロニ?をパンの生地の代わりに使用した変な食べ物を出してくました。

しかしこれが美味しいとはいえない!というか美味しくはない食べ物でした。ついいつものように旅の食べ物はチャレンジだと、「Prova」したのがまずかったです。画像がみつかれば是非お見するのですが。テレビの県民ショーだったかで、有名になった「そのまま食べる焼きぞば」みたいな感じのやつを更に外を硬めに、中をやわ目に残しような食べ物でした。

イタリア学会(6)

IMG_1851


親切なレストランのおじさんのおかげで、やっとホテルに着きました。着いた時間をみたら、なんと日本の自宅を出てから24時間が経過していました。福岡から東京まで1時間30分程度、成田からローマまで13時間あとは、鉄道や待ち時間であっという間に過ぎてしまいました。24時間はやはり、遠い道のりでした。時差ボケぼうしの為に、通常ならイタリアの現地時間の夜10時〜11時になるまで、無理やり起きているのですが、今回は救急診療で、日本国内にいる時から時差ぼけでしたので、自然に起きていることが出来ました。

ナポリ1泊目のホテルは、駅近くで料金は安いのに朝ごはんが充実しているという噂のホテルでした。満腹や、安心感のために、気持ちよく1泊目を終える事が出来たのは言うまでもありません。


ところでこのホテルは、前回までの旅行で行っていた方角とは違う地区にあり、ここは高速道路を降りた、あふれんばかりの車が、いっせいにナポリ駅に向かう道路に面しています。

つまりかなりスピードを出している車が行き来しているのですが、なんと!!!!ナポリ駅周辺にはまるで信号がありません!

いつも思うのですが、イタリアは南にいくほど雑然としている気がするのです。ナポリの歩行者は、車のドライバーを半分にらみ?ながら、確固とした意思を持って、「今から、道路を横断するからな!轢くんじゃないぞ!!!」と言わんばかりの駆け引きをしながらわたるのです。

本当に轢かれるのではないか?と思うようなスピードで車は迫り来るのですが、阿吽の呼吸?かすれすれの妙技か?判りませんがみな轢かれることなく渡っていきます。

最初はこれがなかなか怖くて、横断するたびに、肝を冷やしていました。
しかしスーツケースを引いた老夫婦も、何事もなくわたっているのを見て、なんとなく恐怖が消え「横断歩道、みんなで渡れば怖くない」というふるいギャグのような気持ちで渡りました。

イタリア学会(5)

IMG_1844


会計が終わり、ホテルに向かおうとして、お店の人に道を尋ねたら、「あーでもないこーでもない」といいながら、店の客も一緒になって地図から探してくれましたが、店主が「ここから遠いから、送ってやるよ。ちょっと待ってな。」といい自家用車を持ってきて送ってくれました。

その車はフィアット500http://www.fiat-auto.co.jp/というかわいいけど、人や荷物の積載に制限がある車だったので、まず妻と友人をホテルに送ってくれ、その間店のスタッフや客とイタリア語での四方山話に花が咲き、思いがけず練習にもなり、いいことずくめでした。

無事送ってもらいながらの道中、店主は「イタリアの中でも、特にここナポリではこんな親切には逆に気をつけないといけないよ。」と笑いながらいいました。本当にそうです。初日からラッキーでした。ナポリでこんな事はまずありません。

それもこれもイタリア語を地道に12年くらい勉強したおかげだと思い、感無量でした。

イタリア学会(4)

IMG_1841


5月18日の朝7時に家を出たのに、ナポリに着いたのは24時間後でした。
ぐったりなりつつも、あまりにおなかが減っていたので、そこからホテルに行く方が近いのですが、ごはん屋さんを探すことにしました。

11時過ぎという夜遅い時間でしたので、ナポリの夜は結構あぶないのですが、イタリア語をそこそこ話せるという強み?を生かして晩御飯屋さんを見つけるべく、行動開始です。

これまたいつも行っていてナポリではお勧めの「ミンミ」http://viaggi.ciao.it/Ristorante_Mimi_alla_Ferrovia_Napoli__1058204
という地球の歩き方にも載っているレストランを探しましたが、夜が遅すぎて開いていませんでした。

でもその近くに、歩道にイスとテーブルを出して外でも食べれる、イタリアの典型的なお店があり、11時過ぎていても、OKといってくれたので皆でそこで今回の旅で初めての、イタリア料理を食べました。

実は私は無類の「たこ好き」なのですが、ナポリ料理はたこだらけ!!なのです。魚介のサラダもスパゲティペスカトーレ(supaghetti frutta di mare)もたことえびがものすごい量入っていました。

しかもおいしい!やはりイタリア料理最高と思いました。しかもユーロが下落していたこともあり、値段もものすごい安心価格でした。そこで遅い晩御飯を食べました。もちろんナポリならではの、海の幸です。特に「たこ」の料理が充実していますので、たこ好きの私はい1も2もなく、「たこ」の前菜を食べました。なんと。なんと美味しい事!

歩道にかかる、いわゆる大衆食堂でしたが本当においしかったです。
ここにはピザの窯もあり、真剣なまなざしでピザを焼いている姿が印象的でした。

イタリア学会(3)

20070603_449 (1)


着いた後の疲労感がいつもと全然違います。
やはり、ちょっと贅沢と思って乗った飛行機の座席でしたが、これからの行程を考えると大正解でした。

ローマの空港で、9時過ぎだったのですが、そこには泊まらず、荷物を受け取り今度は鉄道に乗ってナポリ駅に移動です。面白いことに、イタリアの駅には日本のような改札がありません。切符を買うのもひと苦労です、というのもどんなに忙しくても駅の窓口が全て開いてている事はなく、駅員さんの仕事は、マイペースです。どんなに「時間がないから早くして」といっても、「遅れてくるお前が悪い」といった感じです。

そこで最近流行の自動販売機(biglietteria automatica) に勇気を出して並んでみました。こちらのほうが行列が短く早く買えるからです。
前のイタリア人の買うのを参考にしようとじっと観察していたら、かなりとまどっています。
とどめに彼女の持っていたお札が使えなかったみたいで、なんちゅう販売機だ!と思っていたら、理由は良く分かりませんが使える紙幣の金額に制限を設けているようでした。
彼女のおかげで同じ失敗をせずに、なんとか買えました。

買った後、乗る前に日本人には理解しにくい、不思議な行程があります。
それは切符を買ったら、必ず列車に乗る前に、駅の自動検札機で刻印(timbrare ティンブラーレ)しなければいけません。これは改札の代わりになっているとのこと。

でも実際は列車の中で駅員が切符を確認しない事は多々あるので、無賃乗車もとてもやり易いのです。だから、こんな事をするくらいなら最初から日本の列車の駅のように自動改札機を導入すればいいのに。といつも思っていました。

次に列車の何号車に乗るのか、どちらが先頭でどちらが後方か尋ねるのですが、殆ど駅員さんは答えられません!
16車両くらいある列車もざらなので、かばんを引きずり右往左往するのは、いつものイタリアでの儀式みたいなものでだいぶ慣れました。

列車でナポリ駅まで、しばしの時間がありました。隣に座ったイタリア人の男性と話をしながら、移動しているとあっという間に着きました。
彼はシチリアの人でしたが、ナポリで働いているとのこと。どちらが好きかと聞くと、即座にシチリアと返ってきました。
イタリアの人のふるさとに対する愛情は、本当にすごいものがあるなとしみじみ思いました。

いつものミラノ経由の学会と違い、ローマの空港から入国して、ユーロ鉄道でローマ市内に行き、そこで又ナポリ行きの鉄道に乗り換えて、やっとナポリ駅に到着。外に出るといつも見慣れていた景色と少し違います。なんとナポリ駅でさえ、部分的にリニ−ュアルされて、近代的なエントランスみたいなのがありました。考えると初めて来た時から、もう6年くらい経っているので、当たり前なのかも知れません。でもそのおかげで着いた時間は夜の11時くらいでしたが駅周囲は悪そうな人がいてなんとなく怖いという、以前の印象は大分薄れていました。

イタリア学会(2)

IMG_0766


元々自分自身が南国の漁師町の田舎者なので、正規料金でビジネスクラスに乗るような感覚は持ち合わせていない(タクシーでさえ自分にとっては贅沢だと重います)のですが、マイルをこの時のためにせっせと貯めていて本当に良かったと思えました。

今回は妻とサポートのスタッフの3人で行きました。福岡空港を出て成田に着き、
チエックインの際に(マイルですいません)みたいな気持ちで、いつも以上に小さくなっていました。

でもそれとは別に、「自分は医師なので、急に具合の悪い人が出た時は教えて下さい。それとその時の処置を迅速にするために、搭載医療機材のリストを見せて下さい」と話しリストを見せてもらいました。

数年前とは違い、かなり充実していて驚きましたが、注射針の数が少なすぎると感じました。これでは2人以上の急変者には対応出来ないと思い、そのことを告げました。

リストをチエックして、ようやく安心できたのか、突然睡魔が襲ってきて、4時間くらい寝ていました。それだけでもいつもの2時間と比べ約2倍です。本当に気持ちよかったです。ビジネスは飲み物や、食べ物がふんだんにもらえるのですが、私はすぐに太る体質なので、それは遠慮していました。でもとにかく割りとゆっくり寝られたのが本当にラッキーでした。

イタリア学会(1)

IMG_0769


先月イタリアで行われた、イタリア毛髪学会に参加してきました。イタリア好きの私としては、やはりいつ行っても、心が和みます。特に今回の会場は「青の洞窟」で有名なカプリ島でしたので、興奮はなおさらです。しかも鹿児島市(ナポリと姉妹都市)に実家があり、生まれは枕崎市という、まさに港町出身の私にとってナポリからフェリーで渡るカプリ島は、とても親近感がありました。

特に今回は、発表前の挨拶から発表内容まで全てをイタリア語で行うという、自分自身にとってもとてもチャレンジングな体験でしたので、いつもの緊張とは又違いどきどきしていました。

今回の旅はとてもタイトでした。 私のクリニックに来てくれる患者さん達には良く話しているのですが、最近救急治療の魅力を再確認してしまい、植毛と同じくらい一生懸命に取り組んでいます。そのおかげで?急変時の対応にも以前より自信が持てるようになりました。ですから自分のクリニックでオペを行う場合も、以前より更にリラックスして行うことが出来るのですが、もちろんそのための機材も送管セット、AED 心電図、酸素ボンベ、緊急治療薬剤などひととおり以上おいてあります。余談ですが、いくら日帰りオペとは言え、そのような救急処置ができないクリニックでのオペはとても危険だと思いますので、緊急処置の機材がおいてあるか位は事前に聞いておくといいでしょう。
話を戻します!

そのためにイタリア出発の前日まで、救急医療にどっぷり浸かっていました。都合6日間連続で平均睡眠が、2、2時間でした。そんな状態ですから旅行の前からい「時差ぼけ」です。タダでさえ苦手な飛行機なので、いつもなら自律神経失調が全面に出て、ぐったりしているのに眠れないという、とんでもない状況になるところでした。

しかし今回はJALのマイルを貯めていたので、マイルでビジネスに乗るという姑息?な手段を選択しました。これがとても大当たりでした。本当にゆっくり寝られて、こんなに寝られたのは7日ぶりでした。おかげでイタリアに着いてからも、学会に備えて集中する事が出来ました。

自毛植毛 経過観察

この画像は術後約1年の経過観察の画像比較です。
(32歳男性:20代後半から薄毛が気になりだした。)
両方のM字部分への植毛で、700株の移植でした。
3ヶ月毎の経過も順調で、最終評価の時期の画像です。

IMG_1578

IMG_1581


頭頂部の軟毛化に対しては内科的療法(プロペシア内服)を併用した。

20100424_002
20100424_004


ご本人も大変満足されている。
密度を増やす2度目の植毛を検討されている。

男性型脱毛症診療ガイドライン

日本皮膚科学会から、男性型脱毛症診療ガイドライン(2010年版)が発表されました。

(日本皮膚科学会雑誌より抜粋)

男性型脱毛症は思春期以降に始まり徐々に進行する脱毛症である.
生理的な現象ではあるが,外見上の印象を大きく左右するので社会的な影響は大きい.

最近になり男性型脱毛症に有効な外用,内服の育毛剤が開発され,皮膚科診療においても積極的に使用されるようになってきた.

しかし,それでもなお皮膚科医の立場からは無効といえる科学的根拠に基づかない治療法が社会的に横行し,無効な治療法を漫然と続ける患者も少なくない.

このような現状の中で,科学的根拠に基づいた情報を選び出し,男性型脱毛症の診療ガイドラインを作成することは,医師,患者双方にとって標準的治療法を促進するために重要である.

欧米では既に診療ガイドラインが作成・公開されているが,人種,医療制度,
社会的背景などに大きな違いがあり,そのままわが国の診療ガイドラインとして受け入れるのは難しい.

そこで,わが国の実情に即した男性型脱毛症診療ガイドラインの作成にとりかかった.


【推奨度の分類】

A 行うよう強く勧められる(少なくとも1 つの有効性を示すレベル?もしくは良質のレベル?のエビデンスがあること)

B 行うよう勧められる(少なくとも1 つ以上の有効性を示す質の劣るレベル?か良質のレベル?あるいは非常に良質の?のエビデンスがあること)

C1 行うことを考慮してもよいが,十分な根拠がない(質の劣る?〜?,良質な複数の?,あるいは委員会が認める?)

C2 根拠がないので勧められない(有効のエビデンスがない,あるいは無効であるエビデンスがある)

D 行わないよう勧められる(無効あるいは有害であることを示す良質のエビデンスがある)ただし,本文中の推奨度が必ずしも上記の判断基準に一致しない場合がある.人種的差異,分野によるエビデンスの不足,日本の社会的特殊事情,さらにガイドラインの実用性を勘案し,エビデンス・レベルを示
した上で推奨度を決定した.


日本皮膚科学会ホームページ
http://www.dermatol.or.jp/ 



■ ミノキシジルの外用は 男性・女性共に 推奨度A

■ フィナステリド内服は 推奨度 男性に対してはA、女性にはD

■ 植毛術は 推奨度 自毛植毛術はB 人工毛植毛術はD
 ※自毛植毛推奨文〜十分な経験と技術を有する医師が行うとよい.
 ※FDAでは人工毛自体を有害器具として指定しており,その使用は事実上禁じられている

PDF

http://www.dermatol.or.jp/medical/guideline/pdf/120050977j.pdf

2回目の植毛〜密度を増やす〜

約1年前に1回目の植毛を受けられた患者様
定期的(3ヶ月毎)な経過観察を経てほぼ成長期毛の
発毛も完了が予測され、最終評価の来院でした。

定着率もまずまずでご本人の満足されていましたが
年齢も若く(27歳)既存毛がAGAの影響をほぼ
受けておらず、内科的療法は行っていないケース
でしたので、既存毛と移植毛とのコントラスト
密度の差が気になるようでした。

そこで2回目の植毛は密度を増やすことを優先的に
計画する事になりました。

20100220_0001


さらに2回目の植毛ではヘアラインの微調整も。
1回目の植毛でもヘアラインの自然さを出しては
いるのですが、全ての移植毛の定着まで予測は
できませんので、最終評価のこの時期に移植毛
によって作られてたヘアラインが確定されます。
最前列の1本毛、奥の2本毛3本毛と言う風に
コントラストをより自然に(生理的)近づけます。

植毛の適応か。

AGAのご相談に来院される患者さんには、ヘアラインの後退(M字、額が広くなるタイプ)もしくは、頭頂部の薄毛、またその療法を改善したいケースに別れます。

ヘアライン側は、優先順位として植毛の適応になります。

しかし、頭頂部の薄毛はAGAの進行状況にもよりますが、内科的療法が優先される事が多いのが現状です。

頭頂部の毛髪は、AGA特有の「毛根の萎縮(ミニチュア化)」=ヘアサイクルの短縮が起こりますので、細く(軟毛化)、成長期が短縮する為、早く抜けます。

そうなると、肉眼的に頭皮が透けて見える状態まで進行します。

ただし、拡大鏡で見ると毛根の間隔は比較的 保たれています。

?














頭頂部の軟毛化は、まず内科的療法での改善をお勧めします。

内科的療法の効果によって毛周期(ヘアサイクル)が改善すれば、成長期も伸び毛髪は太くなります。

030倍?













仮に、既存毛(ここでは軟毛化している頭頂部の既存毛)の間に植毛する場合は、既存毛の毛根を傷つけないように植毛しなければなりません。
しかし、内科的療法で改善が期待できる毛髪を傷つけるかもしれないリスクを犯してまで、植毛を第一選択するべきではないことを、当院では説明し理解して頂きます。

ただし、やはり例外はあります。例えば、AGAがかなり進行していて、かつ内科的療法での効果が見られないケースなどです。

そのあたりを患者さんと充分相談しながら、治療の順番を決めて行きます。

もともと 額が広いのがコンプレックス

男性型脱毛症で抜け毛が進行し額が広くなったというケースは、もちろん、自毛植毛で改善できることが期待できますが、もともと、額が広いことが悩みで自毛植毛を希望される方も多いものです。

名称未設定 3













額が広く見えるということは、頭頂部方向(縦)への面積だけでなく、両側頭部(横)への面積も含まれます。

名称未設定 6













このように、頭頂部方向(縦)への植毛だけでなく、両側頭部(横)への植毛も額を狭く見せる工夫です。

名称未設定 8













将来的に違和感の無いヘアーラインを作ることはもちろん重要ですが、男性型脱毛症で今後進行が予測されるのか(内科的療法も必要なのか)、相談に見えた時点での年齢、進行状況など判断し、植毛の計画を立てることも重要です。

よくある質問

自毛植毛について、「ドナーを採取した後頭部の傷は目立たないのか」「他人に気づかれないのか」という質問があります。

ドナーを採取する面積は、移植部位にどのくらいの株(=毛穴の数)が必要かで決まりますが、採取する後頭部の毛穴の密度も関係します。

1cm四方にどのくらいの毛穴があるのかは、個人差がありますがおおよそ、60〜70毛穴でしょうか。(当院では1cm四方の毛穴の数を5箇所計測しその平均値を算出します)

(詳しいドナー採取の算出方法は別の機会に致します。)

ドナー採取方法は、幅よりも長さで面積をとります。幅を狭くする事で縫合後に傷が外に広がろうとする力を抑えることができます。特殊な縫合方法も将来的に傷を目立たせない工夫があります。

例えば、1年後のドナー採取でできた傷跡が、長さ10cmでも幅2mm以下であればほぼ他人に気づかれることはありません。


それを見て頂けるのがこの動画です。

Q.手術した事は、他人に分かりますか?
http://www.nagai-clinic.jp/faq_hair.html

800株の自毛植毛

800株の自毛植毛をお受け頂いた患者様は
40歳男性ハミルトンの分類で?でした。

頭皮の状態もよくスムーズに施術も終わりました。

通常デザインの確認を患者様にしていただいて
施術をスタートさせると施術が終わるまでは
途中何度も鏡を見て頂くことはありません。

施術の途中にトイレに行かれたり
お茶を飲んでいただいたりはしますが
それ以外は眠られるか、DVDを見て過ごされるか
お話しをされるかです。

そして術直後に患者様に鏡を見て頂くのですが
患者様皆さん感動されます。

もちろんこれから定着までの期間を待たなければ
ならないのですが、まずは一安心といった所でしょうか。


内科的療法

男性型脱毛症の治療法には、大きく分けて外科的治療法(自毛植毛)と内科的療法がありますが、今回は、内科的療法での治療効果(症例)をご紹介します。

男性型脱毛症では、ヘアサイクルの成長期の短縮が起こり、毛包のミニチュア化と硬毛の軟毛化が引き起こされます。

20 0007


頭頂部では、頭皮が見えやすい分け目の部分の軟毛化(毛が細くなる)が目立ち始めます。

IMG_09700


ヘアライン(額の生え際)では、まばら感が見られるようになります。


※[内科的療法は、萬有製薬のプロペシア(1mg)の内服治療になります。
プロペシアは、抜け毛の原因物質であるDHT(ジヒドロテストステロン)の産生を抑えることで、男性型脱毛症の進行抑制と改善効果が期待できます。]

20080327_0003


20080327_0007


軟毛化が改善されることで、頭皮の見え方も変わります。
このような改善効果が見られ始める最初の時期は、個人差もありますが3ヶ月から6ヶ月の内服を継続した時期です。また改善が見られた場合は、内服を継続することで更に改善効果と維持効果が期待できます。ただし、内服を中止すると、元の悪いヘアサイクルに戻ってしまいますので、効果を維持したい時期(髪が大切と思われる時期)まで内服を継続する必要があります。



移植計画

006


事前のカウンセリングで、患者様のご希望を伺った上で、移植部位と面積・密度を、そして将来的に自然なヘアーラインをご提案いたします。

この患者様は1200株の移植を行いました。

四角形のマス1個は1cm×1cmで、そのマスに35〜40の毛穴(スリット)を作成します。

先端の三角形は、自然なヘアーラインを作るための工夫です。
(生理的なヘアーラインは一直線ではなくウェーブがあります。)

さらに、株分けされた株(移植する毛包組織)は毛穴単位で分けられていますので、1本、2本、3本の毛髪を含む株がそれぞれ作成されることになります。

ヘアーラインには1本毛を移植し、奥の方(頭頂部に向かって)には2本毛3本毛を移植します。これも自然な毛髪の流れ・密度を作るための工夫です。

下の画像は術12日後の経過画像です。

009


かさぶたができないこと。

6・30術後


この症例は、従来の施術方法での手術翌日の状態です。
新たな毛穴(スリット=毛包組織を移植する為の切開)を作成し
毛包組織を移植しているため、その隙間から染み出る血液が
翌日のかさぶたとなっていました。
他院での施術後も同様のようです。

一度かさぶたが出来てしまい、そのかさぶたを無理に剥がそうとすると
移植毛が脱落する恐れがあるため、自然に落ちるか、洗髪の擦り洗いが
出来る時期(約2週間後)まで待たなくてはなりません。


20080705_012


当院の施術は、独自の方法で術後のかさぶたができないのが特徴です。
その方法は、施術頂く患者様にもお教えし、行っていただきます。
(残る赤みに対しても対処方法をお教えしております。)

かさぶたは定着率には影響しませんが、施術部位を他人に見られる
可能性を考慮して、また、過剰な洗髪により移植毛が脱落する事を防ぎ
出来るだけきれいに治っていくことも重要かと思います。

実際に、患者様の声として、術後のかさぶたができないと言う理由で
当院での施術を希望される方が多いのも事実です。

患者様の術前の髪形(既存毛の髪の長さ)で、移植部位を隠す事が
出来ない場合は特に、重要なことではないでしょうか。


※スリットのサイズ、毛包組織のサイズも出血させない為の技術として
 大変重要な要素です。また、自然なヘアラインの作成や、1〜3本毛
 =移植毛(毛穴単位の株)の移植技術についてもここでは割愛させて
 いただきます。

広い額を狭くする方法(自毛植毛)

術後1年経過1年後
術前術前



この方は、約1年前に手術を受けた患者様です。
生まれつき額が広いのが悩みで、額を狭くすることを目的で
手術を希望されました。

実際に、男性型脱毛症特有のヘアーラインのまばら感もなく
頭頂部の軟毛化(毛周期の短縮による細くなった毛髪)も
見られず、内科的療法は開始していません。

1100株の移植です。
注目していただきたいのは・・・
サイド(こめかみ上部)は既存毛の生えている角度に合わせて
移植毛の角度を調整してある点です。

自毛植毛にとって・・・
「移植密度」と合わせて重要な要素が、「自然さ」です。

手術後の経過観察

本日、手術後の経過観察に患者様が来院され

術後6ヶ月の経過を拝見させて頂きました。

まず、写真を撮影しパソコンに取り込み

術前との比較をして見て頂きました。

個人差はありますが、術後6ヶ月は一旦抜けた

毛髪(移植毛)が徐々に生えてくる時期になります。

この患者様の場合も、休止期毛からの発毛が見られ

経過は良好でした。

次に、移植部位の頭皮をフォリスコープ(拡大鏡)で

拡大(30倍)して見て頂きました。

肉眼では確認しづらい発毛もフォリスコープを使うと

しっかり確認でき、患者様も喜ばれます。

当院では、術後3ヶ月毎の経過観察をお約束しています。

最終評価が1年から1年半ですので、それまで経過を

観察させて頂くことで、経過がどうであったのかを

知ることも出来ますし、患者様の不安も軽減されます。

本日来院頂いた患者様も、今後の発毛に期待感を

持って将来的に2度目の手術を希望されていました。



二次救急

10月になり、やっと時間が少しとれるようになりました。
先日のシルバーウイークで、二次救急の仕事に行ってきました。
今回の仕事先は、荒尾市民病院という地域の中核医療を担う、公立病院でした。
内科系と外科系の2人当直制で、私は外科系医師として働きました。

朝8時半から翌日8時半までの24時間勤務でしたが、
朝から重症の患者さんが早速運ばれてきました。
その時に驚いたことがたくさんありました。

一つはスタッフのみなさんの、てきぱきぶりでした。
とにかくいやな顔一つせず、
献身的に働く姿は感動的でさえありました。

二つ目は皆さんの親切ぶりです。
その病院ごとにシステムが違うのですが、
不慣れな私にも親切丁寧に対応してくれました。
特に薬剤師さんは48時間の勤務と待機になると、
笑いながら言いながらも献身的に教えてくれました。

仕事を初めてはっつと気が付いたら、
すでに昼過ぎて2時になっていました。

その勤務の間にも何人も非番のドクターが来院されて、
自分たちの仕事をされていました。
途中で外科的処置が必要な患者さんが来たときは、
率先して手伝ってくれました。

一般的な病院では考えられないことです。
久しぶりに本当の医師を見たという気分になれました。

そもそも私が自分のクリニックで行っている治療は、
人の生き死にとは無縁のものなので、
常々「人の命にかかわることもしたい」
と考えていました。

それで縁あって、
月に4回程度二次救急に携われるようになり、
医師としての自己満足を得られるようになりました。

本当の医師にせの医師というのははっきりとはないと思いますが、
やはり自己犠牲を払ってでも医師の仕事を全うする姿は、
まさに本当の医師!

時間外でも勤務が終わってからでも、
患者さんが多い場合は当たり前のように残ってサポートをしている看護師さんたち。まさに尊敬以外の何者でもない人たちでした。

ただ冷静に考えると、規模を縮小している病院は、休日でも勤務しているドクターたちのまさに自己犠牲の上に成り立っているという現状を変えていかなければ、本当に彼らは疲弊して医療崩壊につながるのでは?思いました。

彼らの神々しい?までの医療に真剣な態度に触れることが出来て、
きついながらも充実した気分で勤務を終えました。

又機会があれば、働かせていただきたいと思いました。



ナガイクリニックの自毛植毛の特徴

e865ae6b.jpg自毛植毛はどこの植毛クリニックでも同じなのかというご質問を良く受けます。その答えは「ノー」です。 自毛植毛は、最新の知識、経験、技術、センスに加え長時間の緻密な作業を黙々とこなす忍耐力が必要だからです。

それを踏まえてナガイクリニックの特徴を説明しますと、まずカウンセリングで十分に話し合い自毛植毛手術の適応を決めます。 ここで患者さんの希望が植毛で達成可能な髪型でない場合は、その理由を十分に説明し、お互いの意見のすり合わせを行います。(場合によっては、プロペシアなどの薬剤や内科的治療の方に適応がある場合は まずはそちらを勧める場合もあります。)

その際に自毛植毛が必要な部位の面積とドナー部位の密度を特殊ルーペで計測して、自毛の移植の適応な本数(株数)を決定します。

治療の流れ

e00eb405.jpg株分け

髪の毛は、毛穴単位で生えていますが、毛穴から1本の髪、 2本の髪、3本の髪と色々です。 それは一つ子、双子、三つ子みたいなもので、その毛穴単位のことを株といいます。髪は株ごとに移植するのが最も 自然で生着も良いとされています。

ところが髪は様々な向 きや深さで生えていますし、成長期の太く丈夫な髪もあれ ば、成長期初期や移行期のとても細く肉眼では見えないよ うな髪もあります。これをいかにロスなく均一に毛根を傷つけることなく、 株ごとにわけていくかということは、大変重要でかつ困難なことです。

我々はこの工程において、モニター付顕微鏡6台とマンティス実像拡大鏡5台を駆使して、正確な移植用 の株を作り出します。(肉眼ではどんなに器用なスタッフでも2割近くのロスが出ると言われています。) 株分けに大切なのは、スピードではなく、いかに正確にロスなく行うかだと思います。スピードは株分け スタッフの数を増やせば解決しますが、ロスしてしまった髪は2度と取り返せません。

この工程を早く済ますために特殊な器機を使用する方法もありますが、株の多大なロスを引き起こして しまいますので、施術する側が楽になる以外のメリットはないと考えられてますし、国際的にも同様の 見解がなされています。ご希望の患者さんにはクリニックにて実際にこの工程の違いを比較してお見せ しています。


植毛

手術は技術とセンスと経験といわれますが、植毛にはそれ に加えて忍耐と情熱が必要です。
一度の施術で平均1000株(1800本)以上を既存の髪の流れに沿って、場所によっては1平方センチあたりに、28株 前後を移植するのです。当然その場所に元々の髪が残っている場合は、それを傷つけないように密度を上げていくことが必要となり、拡大鏡の使用は必須となります。 当院では術前に、1平方センチのマスを患者さんの移植部位にデザインして、可能な限り正確に密度を達成するようにしています。

また、髪が生える角度は生え際から頭頂部にかけては15度前後、頭頂部から後頭部は30度、側頭部は10度以下というように部位別に細かな法則があります。これを無視するとせっかく生着しても不自然な 髪型になります。このように植毛手術は医師、看護士、株分けスタッフ全員によるチームワークの集大 成です。どのポジションが欠けても十分な結果は望めないのです。


術後の経過観察

術後の経過観察は植毛手術において最も大切なことの一つです。何故なら他のオペのように、結果が すぐ出るものではなく、術後3ヶ月程度の期間は移植毛の脱落が続きますし、結果を得る為には最短でも 8ヶ月、通常は12ヶ月を必要とするためです。

そこで、実際に定期的に画像を撮り、経過を追うことで客観的な評価が可能となりますし、患者さん ごとのデータとなります。又,私自身も3度の植毛を受けており、移植毛が脱落することは知識として充分あるのですが、その時期は やはり毎回不安になりました。患者様であれば尚更と考えます。

しかし、定期的な来院により、色々な 不安や精神的な負担も軽減できると考えています。又、もし期待通りの結果が得られない場合でも、データを集める事によって信頼関係を築けていれば、 出来る限りの対応が可能だと思います。この定期的な経過観察(遠方の方は電話と画像にて)をしていた だくことで、術後の保障もさせていただきますのでお互いにとっても有益なものとなります。

治療の流れ

cefb5b4b.jpg
カウンセリング

カウンセリングが治療の第一歩です。ここではいつから薄毛に気づいたか(薄毛の原因),どのような 治療を受けたか(治療歴)、家族の中に薄毛の人はいないか(家族歴)、などを問診して薄毛の程度(ハミ ルトン分類等)を診断します。
ここで植毛治療の適応か、内科的治療の適応かを判断します。自毛の植毛治療 を行う場合は、具体的な薄毛治療の内容について説明をおこないます。


デザインの決定

色々な角度から髪の毛に関する画像を撮り、(50倍画像も含む)実際の薄毛の状態を理解していただきます。次に希望のヘアースタイルについてそれが可能か否か、又可能であればそのヘアースタイルの為 に必要な髪の毛の株数(本数)を計算します。このときDrシャピローの提唱する頭皮のエリアごとに 密度と株数(本数)を算出して、術後の姿のイメージを行いやすくします。


ドナー採取

移植に必要な株数(本数)を決めた後、後頭部の移植に使う髪の密度を測定します。 実際には、1平方センチメートルあたりの密度を3から5箇所測りその平均値を出します。
次に頭皮の硬さを確認して逆三日月形のデザインを行い、メスを使用して切開をします。
この工程において拡大鏡を使用し、頭皮に対する髪の角度に合わせて、毛根を傷つけないよう細心 の注意を払って行います。髪の生え方はバラバラで平行には決して生えていませんので、 マルチブレードナイフでは毛根を傷つけてしまいます。 移植に使える後頭部の髪にも限界がありますので(日本人では、6,000株、 1万本前後)、十分注意してください。
局所麻酔に関しても、我々オリジナルの方法で行いますので、痛みと出血はあったとしても極軽度です。

ちょっと一息

先日、お母さんと中学生の男の子が相談に来られました。

生まれつき、側頭部に楕円形の髪が生えていない部位があるとのことでした。
しかし行きつけのヘアーサロンで上手に、オシャレな髪型してもらっているおかげで、
普段は気にならないとの事です。ヘアーカットというのも、患者さんを安心させる大きな要因のひとつになり得るということを、再確認しました。

早速見せてもらいましたところ、やはりその部分は肉眼ではほとんど髪がありません。

当時の産婦人科で原因をたずねると、
「妊娠中にお母さんのお腹の中で、へその緒が変な風にまきついていたりしたのでは?でもじきに生えてくるでしょう。」と言われたそうです。

しかし残念ながら生えてこなかったそうです。実はそのような例は時々あり、毛根自体が無くなってしまっているので、どうすることも出来ないということになります。

やはり毛根がなければ、育毛剤もマッサージも何も効果が見られません。
こういう症例がまさに植毛の適応なのです。
ただ私も含め、AGA男性型脱毛症の薄げの植毛とは、すこし勝手が違います。
AGA薄毛の場合の薄い部位は、髪が生えている部位との境界がぼんやりしています。

しかし今回のような場合やけがで部分的に髪の毛がない場合は、割と周囲との境界がはっきりしています。

そのため十分な密度を達成することが、AGAのケース以上に大切になります。
それに加えて皮膚の状態によっては、正常より硬かったり、血行が悪かったりと
大なり小なり、悪条件が考えられます。

だからこそやり甲斐があり、よい結果を出すことに喜びも見出せるともいえますが。

夏休みに治療の予定ですので、部分的な治療経過をお見せできると思います。

ところで毛髪治療自体が現行の医療法では、残念ながら保険外診療になりますので、全ての患者さんを治療できると言うわけではありません。
保険診療というのは、その病気があることで日常生活を送る上で著しい障害が見られたり、生命を脅かす危険があるものに限定されています。
私にとっては、「はげ、薄毛の悩み」も十分に大きな障害と思いますが、それは通用しないようです。
ですので、特に未成年の方でけがや、ヤケド、交通事故の場合やがん治療のあとの薄毛、はげ治療においては、保険治療に準じた治療費で、相談にのっています。
この場合は世の中に対するボランティアと思って、行っています。

もちろんボランティアばかりでは、クリニック経営自体がたちいかなくなるので、一般の患者さんが十分に来ていただけている事が、大前提になります。

どうぞ、植毛治療の患者さま!今まで以上にお引き立てくださいますよう、
スタッフ一同切に、お願い申し上げます。



続・自毛植毛の流れ

3ae756e2.JPGカウンセリング

カウンセリングが治療の第一歩です。ここではいつから薄毛に気づいたか(薄毛の原因),どのような 治療を受けたか(治療歴)、家族の中に薄毛の人はいないか(家族歴)、などを問診して薄毛の程度(ハミ ルトン分類等)を診断します。
ここで植毛治療の適応か、内科的治療の適応かを判断します。自毛の植毛治療 を行う場合は、具体的な薄毛治療の内容について説明をおこないます。


デザインの決定

色々な角度から髪の毛に関する画像を撮り、(50倍画像も含む)実際の薄毛の状態を理解していただきます。次に希望のヘアースタイルについてそれが可能か否か、又可能であればそのヘアースタイルの為 に必要な髪の毛の株数(本数)を計算します。このときDrシャピローの提唱する頭皮のエリアごとに 密度と株数(本数)を算出して、術後の姿のイメージを行いやすくします。

改めて、男性型脱毛症について

f5dde916.gif薄毛の原因

私は薄毛の原因についてお話しするとき、「受動的」なものと「能動的」なものに分けて考えています。皆さんご存知のように薄毛、抜け毛の最大の原因は男性型遺伝子によるものです。

これは遺伝子の中に時限爆弾のように組み込まれていますので「受動的」であり、2009年 現在では確実に防ぐ方法はありあません。

具体的には、DHTという男性ホルモンの一種に対する受容体というものが、男性型薄毛の人の毛根にはあり 、このホルモン刺激で髪が抜けるような環境、すなわち血行を悪くして栄養を妨げたり、 頭皮を硬くしたり髪の毛の周囲に炎症を起こしたりします。その結果正常なヘアーサイクルと比べ著しく成長期が短く、 毛の太さも細くなり肉眼で見て見えない、すなわち「薄毛」に変えてしまいます。

その外に補助的な薄毛の原因としては、喫煙、ストレス、不規則な生活、栄養不足、不潔な頭皮 などが分かっています。これらは「能動的」なものであり、男性型脱毛の方で、上記の原因 も伴っていれば一度病的な抜け毛のサイクルが始まると堰を切ったように進行しますし、 元来はげる遺伝子ではない方でも、容易に薄毛になったり、はげたりしてしまいます。


薄毛を防ぐ為の解決法

男性型遺伝子による「受動的」なものは今の医学では避ける事が出来ませんが、 DHTの働きやDHTそのものを抑える薬品として、プロペシア(フィネステライド)とリアップ(ロゲイン) があります。どちらも使用方法を誤らなければ、60パーセント前後の効果が見られるようです。 ただ、ネットでの個人輸入や、専門でない医療機関から処方を受けるのは、適切な経過観察が 行えない可能性があるので要注意です。

薄毛の「能動的」な要因は自分自身で注意すれば改善することが可能です。 具体的にはタバコを辞め、規則正しい生活を行い栄養(素)しっかりとることです。原因が何であれ、 薄毛の方に共通して言える所見として 頭皮の硬さが挙げられます。これは何百人もの患者さんを診察してきたからいえる現場の経験だと思いますが、それ故に頭皮のマッサージはとても大切だと思います。

温泉で救急蘇生!

さっき友人と温泉に行ってきました。
福岡市内にはたくさん、お風呂があるので気軽に行けるのです。

すると受付で

「おじいさんが、湯船で気を失って今助けているところなので待ってくれませんか?」

と言われ、

「私は医師です、見させて下さい。」

と言い走って見に行くと、数人の方に囲まれ高齢者の方が真っ青になって上向きになっていました。
そこにいた誰かの処置で、下顎挙上により気道は確保され呼吸はしていました。

循環をみるために暁骨動脈を触れ、概算で血圧80以上、そこで脈は82回整頸静脈怒張なし。
(心臓の可能性は低い)。

意識はJCS沓械娃阿任靴拭
指の爪の色は白く先端のリファイリングテストは適応がありませんでした。

ここで第一発見者の方が、数分前に湯船に浮いていることに気づき、息をしていなかったので
床に寝せて、心臓マッサージを数十回やっていたら、少量吐物がありその後手足の色が、蒼白から明るくなってきたと言われました。

考えられる診断として・・・

1.一時的に脳虚血(低血圧など)で意識を失い、そのまま溺れてしまったために呼吸が出来なくなって、更に脳虚血が進んだ。
2.脳(幹)出血のために、一気に意識を失い溺れた。
3.低血糖で意識混濁になり、溺れた。

これが浮かびました。

そこで瞳孔を見てみると両方とも縮瞳しているようでした。
でも勃起はなし。(橋出血の典型ではない?)

血圧は測れていませんが、80以上ということは100でも200でも可能性はあります。

しかし脈が82ということは少し早目です。
典型的は脳内出血では高血圧で除脈傾向なので、当てはまりません。2はなし。

発見した時は、末梢は白く割と冷たかったということは、末梢血管は閉じていたといいうことになり、生体は有効血流量を確保しようとしていたことが、考えられます。



ここで消防士さん到着!

せっかく、これらの情報を言っているのに、ほとんど無視して何故か何度も頸動脈を触診したり、
体の傷を見たり...。

頼まれれば、血管確保などしてもいいと思っていただけに、非常に残念に思いました。


これが全ての救急隊の対応とは思いたくないですが、現状の説明やバイタルサインの内容があまりに無視をされ続けて、手伝いたいという気持ちが萎えてしまいました。


現場のお客さんお方々も一生懸命対応したのですが、ほとんどねぎらいの言葉もなく、去って行きました。

皆の努力で、少なくとも呼吸停止から、再呼吸するようになったのに。


対応は残念でしたが、皆で頑張った事は大切にしたいと思いました。
とにかくいい状態で、患者さんが助かるのを祈るだけです。
それとこれからも切磋琢磨して、より自信を持って事にあたれるように頑張ります。

近況報告

え…非常に長い間更新をしませんで各方面から、お叱りをいただきました。
実は去年、毛髪学会の学会長に選んでいただき、それは名誉なことだったのですが、その11月に学会を開催せねばならず、その準備でてんてこ舞いでした。

更にそれとは別に日々の診療は行わなければならず、その合間に論文を書いたりの日々でした。
学会が過ぎたら抜け殻のようになっていました。

時を同じくしてリーマンショックが全世界を覆い、私の患者さんもメインは20代から50代の男性ですので、クリニックのコントロールにも今までとは違う対応でいかなければならず、本当にいろいろなことをやっていました。

2008年12月以降の簡単な予定としては、12月韓国Drと技術供与、2009年1月よりFUEマシーン開発参画、2月韓国にて韓国Drとオペ方法の技術供与、同時期ナガイクリニックの植毛法に関する原稿執筆依頼と相変わらず忙しくしております。

それと一昨日福岡の西日本新聞の広告部門からの取材がありました。
その時の担当の方もブログを読んでくださっていまして、この時もブログの催促をしてくださり、一念発起しなおした次第であります。

それと心に期するものがありまして、遠ざかり気味でありました、医師の本分で究極の使命と考える「少しでも多くの人の命を救命する」という活動を又再開しました。

将来(出来れば2年以内までに)、救急の技術を高めて、被災地にボランティアでいつでも行けるようになるという夢を実現すべく頑張りたいです。

そして、植毛のことならもちろんの事、美容外科医としても、救急医としてもバランスのとれた医師となり、「情〇大陸」や「〇ンブリア宮殿」などに呼ばれるまでになります。

これからも定期的に更新していくように頑張ります。

ティーブレーク


今回のウエルカムディナーパーティ?は場所の確保にとても困りました。というのもその日JALシーホークホテルでは、たくさんの結婚式があり部屋の争奪戦模様を呈していたからです。

なんとか確保出来た場所は貸切だったのですが、テーブルと席が全参加者の分はありませんでした。それで少し参加の皆様にはご迷惑をおかけしました。

しかし皆さん思い思いに語らっていただいていましたので、やれやれでした。

アトラクションとして、一つ目は声楽修行中の友人による、カンツオーネのアカペラを2曲 、次に友人たちによるサルサダンスのデモンストレーションを2曲してもらいました。

カンツオーネはイタリアからのお客様が感動して泣いていました。サルサダンスはとても妖艶でかつ明るくてとても魅力的でした。

でも参加したドクターたちにはほとんどが初めての事で、どう反応していいかわからず、ただただ凝視していたようで、ダンサーの方々にはやりにくい思いをさせてしまったかもしれません。

皆さんもカンツオーネとサルサダンスの出張パフオーマンスを希望の方は、気軽にお問い合わせ下さい。


第14回日本臨床毛髪学会

DVDによるビデオサージャリーと、株分け講習の後は、講師の先生がたによる、講義でした。この講義は実は講師の先生方はとても大変なのです。

何故かというと初心者の方にも分かりやすく尚且つ、専門の先生方にも興味深いという、相反する内容が必要だからです。

DVDでスリットを作成して、植毛する方法は説明済みでしたので、「脱毛症の診断と治療について」佐藤明男先生に、「植毛針による植毛施術に実際」について石井良典先生に、「まつげとまゆげの植毛」について白澤智裕先生にそれぞれ御願いいたしました。

佐藤先生の講義はいつもながら分かりやすく、脱毛症について学ぶことができ、男性型脱毛症についての、基礎知識だけでなく、治療、対策についても理解を深める事の出来るものでした。

それと講義中に「増毛駅」http://www.town.mashike.hokkaido.jp/ の画像を供覧していただきました。「ぞうもう駅」ではなく、「ましけ駅」なのですが、いずれにしても髪に対して、ご利益のありそうな名前です。

次が石井先生の植毛針を使用する植毛術に関する講義でした。植毛手術の方法には「スリットにピンセットで移植する方法」と「植毛針にて移植する方法」の大きく分けて2つあります。私は両方ともせ術としてマスターしていますので、どちらがどうというのではなく、お互いの施術の良いところ悪いところを知っていただけたらと思っています。私自身、植毛針での施術は側頭部や性毛など毛と皮膚に角度が余りない場所には、非常に有用だと思います。

そこで植毛針植毛針の施術の第一人者である石井先生にお願いいたしました。やはり講義の中で、性毛植毛、側頭部の植毛などさまざまなバラェティの症例提示がありました。

最後の白澤先生はまつげの症例は、日本一ではないかと思われる先生です。

彼は美容師免許と医師免許を持つドクターとしても有名で、だからこそまつげの植毛とまゆ毛の植毛には、なみなみならぬ情熱があり、その講義はとても有意義なものでした。

今回のワークショップと講義は、皆さんのおかげで歴代の中でもとても素晴らしい内容だったと思いました。

第14回日本臨床毛髪学会

今回の初日(15日)はワークショップという簡単にいうと「講義と実技の実践的な研修」みたいなテーマで行われました。
初めて参加の方だけでなく、いつも参加してくださっている方々にも、楽しめて実のある内容にしたかったので、通例と少し趣向を変えました。

例年ワークショップのメインとしてライブサージャリー(公開手術)があり、毎回色々なドクターがやってくれるのですが、
実際間じかで見れる人数に限りがあるのと、植毛という手術の性質上、同じ作業の繰り返しなので、折角施術している術者だけでなく
見学している方もなんとなく、集中が途切れてなんとなく冗漫に時が過ぎていくという感じが 無きにしも非ずでした。

なので今回は我々のクリニックで行っている施術をビデオに撮り、要点だけをピックアップして1時間にまとめて
会場で上演し、そこで質疑応答をして、施術を満遍なく参加者に見ていただくという趣旨で行いました。

特に!一開業医でしかない私が、会長に選ばれたのは、施術結果の優位性を見込まれたからだということを自分でも重々理解していたので、
企業秘密とも言うべき自分自身で練り上げた手技を万遍なく取り入れて上映しました。

最初は参加者の反応がどうなのかどきどきしていましたが、その後にいい内容だったと多くの参加者に言っていただき安堵しました。
簡単に挙げても、

1.患者さんの薄毛の診断とステージ分類、
2.必要な移植株数(本数)の算出の仕方
3.移植部位の適切なデザイン
4.後頭部のドナー移植株採取部位の決定
5.ドナー部位の正確な密度の算定
6.ドナー部位デザイン
7.ドナー部位麻酔
8.ドナー採取(切除)
9.ドナー採取部位縫合
10.株分けのための機材の選定
11.株分けのコツ
12.移植株の大きさに合せたスリットの選定
13.移植部麻酔
14.スリット作成
15.スリットへの株の挿入
16.術後の経過観察

とまあこんなところです。
この中で特に評価が高かったのが、8.ドナー採取(切除)でした。これは本当に私のオリジナルでほとんど毛根を切らずにドナー皮膚を採取するというものです。
ここに関しては、ノーカットで見ていただきました。

そのほかにも1.2.3.4.5.6.10.11.12.14.15.のなかにオリジナルの実践的な方法がたくさんちりばめてありました。
こんなに公開して大丈夫か?とも思いましたが「こんな面倒くさいことよくやりますなぁ」といつも言われていたので、大丈夫だろうと思いました。

しかし、二つ残念だったことがありました。
一つは本当に見て欲しかったドクター(改善を希望している)は、ほとんど参加していなかったことでした。
もう一つは以前産業スパイのような行為をしてきたクリニックがあったのですが、
そこのスタッフが紛れ込んでおり、(基本的に参加は予約性のため)そのスタッフにうちのスタッフが手取り足取り教えていたと言う事を知ったときでした。
特にDVDビデオ上映のあとで、当院で使用している機材を実際に使って株分けをやってもらうという実践講座があったのですが、
その時に、ほとんどのことを教えてあげたそうです。

もちろん参加してくださる方には、分け隔てなくお教えしたいのですが、以前患者のふりをして我々の施術の全てを盗もうとした挙句、
わけの分からない政治家のような言い訳をした、そのクリニックだけにはあまり教えたくないと思いました。




第14回日本臨床毛髪学会

長い間更新をしていませんでした、すいません。

実は先日11月15日と16日の2日間に渡り「第14回日本臨床毛髪学会」が福岡で行われたのですが、その学会を私が開催する事となっていたのです。

前もってそのことを、ここでお伝えしようかとも思ったのですが、私は学会長ですと、自分で高名乗りを上げているような気がして、かっこ悪いかもと思い、何もなかったかのように、振舞っていました。

しかし、しかし!
準備とは会場の手配、参加者(参加予定者)の方々への公示、演題募集、スポンサー探し、学会プログラム作成、海外のドクターとの交渉などほんとに大変でした。
そんなこんなでやっているうちに、いつの間にか時間が過ぎていき、結果として更新がお留守になってしまっていたことは、
時々見ていただいていた方々にとても失礼でした。
再びあやまります。

でも学会の内容はとても充実したものでした。臨床の発表だけでなく、基礎の内容もものすごく高度で私には時々分からないくらいの発表もありました。
そんな内容を今後要約して、少しずつこの場でデスクローズしていこうと思います。

というのもとてもいい内容でしたので、是非情報のおすそ分けをしたいと思ったのです。

それと私は今年(今年度?)いっぱいは学会長なので、発言等はなるだけ中立でなければならないので、必要以上に他の方法などをけなしたりすることが出来ないので
逆に丁度いいと思ったからというのもひとつの理由です。

特に今年は参加してくださった先生方もバラェティにとんでいましたので、色々な見方で色々な討論が出来ました。

又学会には海外からの参加の先生も多数いらっしゃり、その国ならではの特別な理論や方法などについて、教えてもらう事も出来ました。

やっとやり遂げたという気持ちでいっぱいです。

ラインスリットとラウンドスリットの比較

5434cba3.JPG今日は、大変なチャレンジをしました。
皆さんは、スリットを開けるという表現は良く耳にすると思いますが、実際の方法については良く分からないと思います。
スリットとは頭皮に移植毛を挿入するために作る「すきま」の事で、新しい毛穴のようなものです。

そのスリットには2種類あります。
一つは注射針で丸い穴をあける「ラウンドスリット」、もう一つは極小のメスの刃のようなもので線状のスリットを開ける「ラインスリット」です。

ラウンドスリットの特徴は、頭皮に移植毛よりやや大きめの「丸いすきま」を作りますので、一番のメリットが移植する手技が比較的簡単です。
しかしスリットの径が大きいと、密度を上げることが難しいですし、移植毛とスリットの大きさの差があるため、術後に出血をして、カサブタになりやすいのです。

一方、ラインスリットは、移植毛の径より、少しだけ短い径のスリットを開ける事で、カサブタ、密度、頭皮へのダメージなどすべてにおいて、優れています。
しかし一番のネックは移植手技自体が難しいという事です。
スリットの径としては0.6から0,9ミリ場合によっては1.1ミリまでを移植毛の大きさにあわせて2から3種類、使用しますが、皆さんは実際頭皮に開けられた0,1ミリの違いを見分けられると思いますか?

拡大鏡を使用して、スリットを見るのですが、それでも大変見分けにくいです。
これが一つ目の難しさなのです。

それと移植株の大きさより少々小さく開けたスリットに移植株を挿入する事も難しい!!です。
更に密度を上げて、挿入すると目が痛くなってきます。

それでもこのやり方にこだわるのは!

「より自然な結果を得るため」この1点につきます。
自己満足かもしれませんが、よりよい結果を出すための道しるべが分かっているのなら、たとえ遠回りでも(時間がかかっても)、険しい道でも(目や肩や腰に疲れがたまる)その道を行くのが道理だと思っています。

まえがきが非常に長くなりましたが、今回の患者さんは1平方センチメートルの密度が82,4FUs/c屬叛祥凌佑覆澆旅睫度の方でしたが、
その分西洋人と同じように、細い髪の方でした。

なので今回は2本毛用のスリットも0,8ミリで開ける事にしました。通常は0,9から1.0ミリですのでいかに小さいか!
しかし、しかし、時間はかかりましたがやり終えました。
患者さんもとても協力的な方で、少し長くなったことにも全然嫌がられず、安心しました。

術直後の画像もとても、自然に出来ていました。

なので特別な事をやり遂げた感が今回はありました。 
早く時が過ぎて結果を見たくてしかたがないです。

まゆ毛のアートメークで思うこと パート2

先日、男性の患者さんが、まゆ毛のことで相談に来られました。
その時に言われたのが、
1.短いヘアースタイルが多いので、後頭部に傷がないほうがいい
2.自然な目立たない感じにしたい
3.きれいなまゆ毛ではなく、粗い感じで生えているようにしたい
4.なるだけ早く結果を得たい
という事でした。

この中で1.は後頭部の皮膚を部分的にとる以上、大なり小なり傷ができる可能性はあるということ、それと4.のなるだけ早く結果を出したいということから、アートメークを勧めました。

しかし本人は当院スタッフのモニターのまゆ毛のアートメークを見て、「すぐわかるし、形がきれい過ぎる」と言われました。その時もう一度その方のまゆ毛を見てみると、確かに粗い感じで、生えていました。

そこにアートメークをするときれい過ぎ、整い過ぎに見えるというのも、十分に納得いく話しです。

そこでアートメークという選択肢はなくなりました。

しかし患者さんはそれまで一番気にしていた「後頭部の傷」のことが、色々な症例を見て、あまり気にならならなくなったとのこと。結果、自毛植毛でのオペとなりました。

同じ治療にしても、男性、女性の別、年齢の違いなどで、適応が変わるという側面を持つのが、まゆ毛の治療であることを再確認しました。

まゆ毛のアートメークで思うこと

05078384.jpg

今日又まゆ毛のアートメークの患者さんが来てくれました。
もちろん毛を一本ずつ書くアートメークで、いわゆる巷のアートメークとはまるで違うものです。

「なぜ私がアートメークをやるのか?」という質問は時々いただくのですが、毛のようなものを描くことで、まゆ毛に見えるのであれば結果的に植毛と同様に毛の治療と考えてもいいのではないか?更にこの毛のようなものを描く作業がとても好きなのです。

結果に差の出る仕事こそやりがいが有り、それとともに精進のしようがあるというものです。今回はモニターさんということもあり、画像も使わせていただけるので、是非ご覧下さい。

それとまゆ毛とは関係ないのですが、この染料を傷ややけどなどでピンク色になり目立つところに、使用すると思いの他目立たなくなりいい結果が得られるというのも、私にはトピックです。全然違う事をしているつもりでそれが、ふとした瞬間にリンクした時に、えもいわれぬ喜びがあります。

これでまゆ毛治療の幅が更にひろがりました。

「お医者はいますか?」

14e8becc.jpg「お医者はいますか?」と言われた時のことについて改めてお話します。

皆さんは公共の場所や飛行機、列車などで「苦しんでいる方がいます、お医者はいますか?」というアナウンスをきいたことはありますか?
そんな経験がある方もない方もいると思いますし、もちろんそんな状況はないに越した事はないです。

でも実際そんな時に、「はい、私は医師です。」と直ぐに手を上げて出て行けるかどうか?
これはとても大切で難しい事です。もちろん医師であれば患者さんがいれば、自分ができる限りの事をして、治療したり、救命することは義務だと思いますが、自分の診断、治療能力を超えた状況であれば、どうすることも出来ませんし、もしそんな状況になれば周りの人たちには無能な医師という風に見られるかもしれません。

そう考えると怖くてなかなか手を上げられないというのは、医師であるからこそわかります。

そもそも一般の方は、医師であれば全ての治療に精通している、あるいはしていて当然と言う風に思っていらっしゃるでしょう。本当はそれが望ましいのですが、現実はそうではありません。
でも私はそうあるべきだと考えていますし、だからこそ見ず知らずの方や自分よりずっと目上の方にも「先生」、とか「お願いします」とか話していただけているのだと思っています。
それに答えられるにはどうしたらいいのか?出来る範囲で修行をして、もしもの時に備えることが大切です。

ある時に飛行機で「気分不良の患者様が、いらっしゃいます。どなたかドクターはいらっしゃいませんか?」というアナウンスがありました。
その時に私は内心ビビリながらも、「はい、私は医師です。」といい出て行きました。すると実際非常に危険な状態の方が意識不明になっておられました。
自分のつたない知識と限られた医療器具を使って、最も安全だと思われる処置を行おうとしていたら、5分と経たずに2人のナースの方が手伝いを申し出てくれました。
1人はERの看護士さんでしたので、大変心強く、又控えめな言葉で適切なサポートをしてくれたので、本当に助かりました。
結果2時間後には、患者さんも意識を取り戻し、本当に感動し、お互いに手を取り合って喜びました。
すると50歳代後半くらいの医師が「何かすることはないかね?」と明らかに危機を脱したところで出て来ました。

我々3人とも憤慨して、「何を今さらいっているのか?自分も一応医師ですよといいたい売名行為か何かですか?」といいました。
そのあとも3人のナースがきて同様のことを言いましたので、「用はないのは見てわからないですか?」いいました。

このときに、今から先もクリティカルな状況で、躊躇せずに手を上げて、少なくとも救命に役立つ医師になれればと思い、今も微力ですが、そのようなことをやっていますし、その事の影響もあり、当院にはAED装置、心電図、救命カートなど一揃え以上の設備を準備しています。

それ以来、飛行機で3回電車で2回、ショッピングモールで1回と、道路で3回と何故かそのちような機会の多い医師になりました。
最後にいくつかもらったうちの一番嬉しかったアリタリア航空からの感謝の手紙を添付しました。

誇大広告は、どこまで許されるのか?


昨日たまたま、ある毛髪クリニックのHPを見ました。


それはとても奇妙内容で、かつらと自毛植毛を行うところのようでした。
最初の感想は「又変なのが出来たなあ」というものでしたが、植毛手術の施術内容のジャンル分けに「やけどや傷あと」みたいなのが有りました。


胸騒ぎを覚え、症例写真を探しましたが、「やけどや傷あと」に関わらず自毛植毛に関して、1例も載っていません。
この施設は知っているのでしょうか?


火傷や傷痕などの瘢痕部位に生着させることがいかに難しいか!
更に不適切な施術を繰り返せば繰り返すほど、生着どころか皮膚の瘢痕が汚くなり、結果として、患者さんには、取り返しもつかないような深い悲しみを与えてしまうのです。


商売と医療は本当に別のもののはずなんです。


我々のクリニックには、交通事故ややけどあと、その他外傷跡の植毛を総合病院や大学病院で行い、
どうする事も出来ないような症例を引き受けています。
その時いつも思うのは、「患者さんの髪の毛なんてこんなもんでいい」という気持ちで治療をしているのではないかという事です。
もし私なら、出来ない、もしくは成功経験のない手術はとてもではないですが、引き打受けられません。
事実、開業して2年までは、ニードル法だけでしたので、思うような結果は期待できなかったので断ってきました。
3年目に、なってやっと引き受ける事が出来るようになったのです。


適当な治療をする施設や医師は本当に、患者さんにとっても、植毛を取り巻く環境にとっても大迷惑です。

同じ技術で自分に、施術出来るのか?と問いたいです。


皆さんも、最も難しいのは、やけどや傷の瘢痕への植毛だと十分理解して下さい。
そして不幸な結果には絶対ならないように。

イタリア事情

     

前後しますが、モデナで泊まったホテルはとても綺麗で清潔なところです。
名前はホテルカステッロ、つまり城という名前です。

その名前のとおり昔の城をホテルに改装したところなんですが、こじんまりして居心地が非常によかったです。
庭にはゆらゆら揺れる椅子や、テーブルがあり、そこに座っているだけでいい気持ちになります。

更に朝からフィオラノサーキットからのフェラーリF1の轟音も聞こえてきて、正に今イタリア、モデナに滞在して
いるんだという気持ちが盛り上がります。

ホテルカスティロの紹介をさせていただきました。

毛髪移植の展望は?

医学の発展には、何が大切なのでしょうか?

よく言われるのに「知識、技術、経験」などがあると思います。
これらは特に医学に限らずとも、料理人や芸術家など色々な分野における達人の条件のような気がします。医師の場合はこれに信頼が加わるのかも知れません。

元来私は、「医療とはチームワークだ」ということをことあるごとに言っていますが、医師がピッチャーとすると看護師がキャッチャー、その他のスタッフが野手といったところでしょうか?
それに事務長という、球団広報兼監督の役目もとても大切です。
当然ですが、ピッチャーが駄目だと、どんなに皆が脇を固めてもホームランを打たれ続ければチームとしては機能しません。特に治療のメインが手術である外科系においては、医師に求められるとても大切な要素だと思います。

時々、メディアで拝見する神の手を持つ脳外科医である福島先生や、心臓外科医の南雲先生という先生方はその典型例だと思います。
その経験と技術だけでなく真摯な態度で患者さんたちと接する態度には、本当に尊敬します。
同じ手術を選択しても医師の技術で結果が大きく左右されるだけでなく、その医師の能力によっては、出来る手術の数や種類にも制限が出来てしまいます。
だからこそ切磋琢磨するのだと思います。私も考えています。
しかし毛髪移植は、他の外科手術とはそのプロセスがかなり異なります。
それは看護師の受け持つパートの割合が非常に大きいことです。

極端な例を出すと、ドナー採取と縫合以外はすべて看護師が行ってしまう施設さえあります。一番重要なのは看護師がいかにうまくオペを仕上げるかということで、それ以外ここに関わる医師には経験も、知識も、技術もほとんど必要ではないのです。
これが「毛髪移植の展望」をおぼろげなものにしてしまっているのです。
個人的には、毛髪移植は職人的な技術がものをいう最後のカテゴリーだと思っています。だからこそ頑張りがいがあるのです。

何も経験もなく知識もないのに、いつの間にか専門医として立派な広告に出ている医師たち。
そんな彼らと自分が同じようなカテゴリーの医師として見られているかと思うと、せつない気分になることあります。しかしそんな時は気を取り直し、精進することで自分を保ち、毛髪治療をより高めていくことが自分自身の証明になると考えています。

イタリア事情(1)


列車は 相変わらず無茶苦茶でした。

モデナを11時06分発の列車に乗る予定で、10時40分に駅につき窓口でチケットを買おうとしたら、わりと流暢な英語で、「10時8分発のが40分遅れてるから、それを買うように」と説明してくれました。

ちょうどよかったと喜んでたら、40分経ってもとのホームに来るのか表示がなく、他のイタリア人がカスタマーサービスという窓口で、やる気のなさそうなおっさんに尋ねると「2時間遅れる」と言い出して、みんなが色めき立ち、「掲示板は40分遅れのままなのに!」と言うと「そんな事は知らない」と言うので、「そんなら11時6分のやつが早く来るんじゃないのか?」と尋ねると初めて「チケット変えたら。」みたいな事を言いました。

そこにいたミラノ行きの客は慌てて買いなおすためにチケット売り場に並び、我々もチケット売り場で、英語で起こった事を説明したら????とした顔でいるのでイタリア語で言いおすと、「あ〜わかった、でも2時間遅れなんて知らなかったわ。あなたの言うとおり後から来るはずのやつに買い代えた方がいいわね。」とニッコリ笑うので、「それは遅れないの?」というと「今のとこはね。」と曖昧な顔をしていました。

とりあえず言葉が通じたのと、チケットを買えたのはよかったのですが、イタリアでの英語は日本でのそれと同じ位、厳しいものがある事に驚きました。国内線の飛行機で英語の説明が必ずありますが、その人達が流暢に話せる訳じゃないのと同じようなものでしょうか?

その直後にも又50分遅れるとアナウンスがあり掲示板には相変わらず何番ホームかも、遅れる事も出てなくて、呆れかけたころにと突然アナウンスがあり、「2番乗り場にまもなく到着します〜、遅れてすんまへんトレインイタリア〜。」と謝る気持ちゼロの放送があり、結局最初の予定から10分遅れで乗れました。しかしその間の列車に乗れるかの不安と、どうしていいか判らない焦りは、大変なものでした。

たかがイタリア語、されどイタリア語だと感じました。

イタリアでの交通事故

今日は交通事故が起きました。高速道路の上りも下りも、両方です。
私たちは行きは下りでしたから、上りの事故を見ながら通り抜けました。

なんと5台のトラックがぶつかっていました。
とくに後ろの2台は運転席も助手席も、ぐしゃぐしゃに潰れていて、
悲惨な事故です。

あんな大きなトラックでも、跡形もなく潰れてしまっているのは、
積み荷の重さとスピードのせいでしょう。

事故現場からは夥しい数の車が渋滞の列にならび、
時間が読めないドライバー達は、みんな車から降りて、
ケイタイをかけたりお互いに話したり、
まるでどこかの集会か駐車場を見ているようでした。

イタリアでは高速道路ではトラックの事故が、断トツに多いそうです。
そこを過ぎると5キロ先に交通事故があると、掲示板に出ていました。

我々も同じような渋滞が待っているかと覚悟したのですが、
実際は2台のトラックがぶつかり1台は道路を飛び出し畑に
飛び出していたおかげで、混まずにすみました。

でも帰り道にもまだかたずけは終わっておらず通り抜けるのに
1時間以上かかりました。
すると又反対側に交通事故が起こっていて激しい渋滞が!
とにかく恐い思いをしました。

イタリア臨床毛髪学会へ

今回もイタリアの学会と併せて、植毛手術の見学と、
イタリアの有名な毛髪専門医の先生との会談など
盛りだくさんな内容です。

2人とももともと懇意にしている先生たちなので、
仕事として会う喜びと同様に友人として再会する喜びがあり、
とてもわくわくしています。

しかしいつも以上に出発前があわただしく、
前日の夜の2時頃に準備が終わりました。
朝は4時50分ころ起きなければならず、少しきつかったです。
でも楽しんできます。

海外のドクター紹介

7d16c10a.jpg今回は、Dr エブスタインを紹介します。

http://www.hairtransplantnetwork.com/Consult-a-Physician/doctors.asp?DrID=36

彼は次期国際毛髪学会の会長と言われています。
バックグラウンドが泌尿器科の医師であるところが、
私と同じでしたので、親しみを感じました。

夕食会では、髪の毛の事に限らず、開業医のつらさや、大変さなど
色々な事を話しました。

彼は今回の日本臨床毛髪学会で、ライブサージャリーと講義をしてくれました。

特に講義の内容がすばらしいものでした。

患者さんの診断に始まり、実際に植毛手術をする際の
基本的な技術や操作のとどまらず、微に入り細に入り事細かに説明していましたが、
その内容の全ては、

いかにロスなく移植毛を安全に植えて、結果を出すという事に、
注意が払われていました。

これが一番大切であることは言うに及ばずなのですが、
それが現在の大半の植毛といわれる手術において、欠けているのも又悲しい事実です。


それは何故か?難しいからでしょうか?

それもあります。
しかしそれ以上に、緻密な手順を踏む事自体が面倒だからです。 

そろそろ、私はその悪しき習慣を見直す時期に来ていると考えます。

I will be proudly to introduce Dr Epstein.

He is said that he will be elected as a president of ISHRS near future.
Both of our back ground is urologist, we felt sympathy each other.

At the dinner party, we were talking about not only about the hair
but also difficulties to manage the private clinic.

He performed live surgery and lecture about hair restoration surgery.

Especially his lecture was splendid!

It started from the diagnosis of hair loss to most of the practical steps
about the hair transplantation.

It consists of not only basic technique and handling of the hair but
original tips that will achieve effective result.
That can eliminate the risk of poor growth and transection in the surgical
process.

We know that such tips are most important but about major part of operations
they are still lacking.

Why? Is it difficult to do so? I will say "yes" partly but,
more over it's just a pain to follow all the certain processes.

I think that the turning point to reconsider this. will be coming.


「薄毛の悪夢」


最初に植毛をして、もうすぐ10年になろうとしています。
もちろん植毛前と比べて、生え際がはっきりしてきました。
というより18才でものごころついた時から
「なかった生え際が出来た!」というのが本当のところです。

おかげで本当に明るくなれたというのは、事実です。
しかし一方で、AGA(男性型脱毛症)であるというのも事実です。
AGAから抜け出す事は、今のところ不可能とされています。
私の場合、精神的ストレスですぐ薄げになります。

常に髪の毛のことを気にして生きているというのは以前から変わりません。
以前との違いは、鏡に映った姿を最悪だと思うか、
これくらいなら我慢できるかな?と思うかの違いだけです。

前置きが長すぎました。
実は私は定期的に、はげてしまう夢を見るのですが、昨日の夢は強烈でした。
今植毛をしていなければ、ノルウッド&ハミルトンの靴犬如▲廛蹈撻轡△
飲んでいなければ、垢困世辰燭呂困箸いΔ海箸魄綣圓任△襪らこそ
分かってしまいます。

なので、夢の中の自分はいつも前から後ろまで、ずるっと禿げています。
そして途方にくれていて目が覚めるというのがいつものパターンなのです。
しかし今回は頭のてっぺんが禿げているといういつもとも、実際の禿げ方とも
違うパターンでした。
これは何を表しているのか?

実は最近頭頂部から始まる薄げの患者さんで、植毛を希望されて来院された方が
数人いました。
いずれもまずはプロペシアから始めていきましょう!と話しましたが、
ほとんどの方が最初から植毛オペを期待して来られていたので、がっかり
されていました。

確かに治療知的にはプロペシアが第一選択で、それで効果があればオペを
受けなくても良くなるので、長い目で見ると患者さんのための提案なんですが、
オペを希望されている方には、期待していた答えではなかったと思います。

そんな時の心のケアーをどうするのか? 
もしかしたら髪の神さまからの提案だったのかもしれません。
最後がくだらなくてすいません。  

後頭部の皮膚採取について



以前より、質問を受けてる項目のひとつに、「オペは受けたいが後頭部に傷が出来るのが気になる。傷が出来ないように施術出来ないだろうか?」
というのがあります。

残念ながら答えは「ノー」です。何故なら自毛植毛というオペの目的は薄毛の部位の改善であって、そのためには出来るだけ必要十分なドナー毛を取りその薄毛部分に移植を行い、外観を改善する事です。

ですのでノルウッドハミルトンの犬ら嵯燭里茲Δ貿毛の進行が強い場合は、可能であれば出来る限り多くの移植毛を採取したいところです。
ということは後頭部の皮膚の採取面積も大きくなります。

それであればいきおい後頭部の傷も大きくなりがちです。
更に我々はどんな時でも一生懸命やりますが、患者さんの頭皮の状況、(硬さ、伸びやすさ、厚さ)によっても術後の傷の大きさには差が出てしまいます。

ここで、傷を見えないくらい小さく治すということと、植毛で最大限の効果を出すと言うのは相反することだということが問題となるのです。

今回「他院で植毛を6年前に2回受けたが、後頭部の帯状の傷が気になります。ぼうず頭に出来ませんか」とのお問い合わせを頂き、再度この件について詳しくお伝えするべきだと考え取り上げてみました。

■その返事として

「坊主頭にしたいのですが」と言う質問についてですが、あなたの年齢やどのような手術をしたのか、どのような傷が残っているのかがわからないので、一般的なお返事をさせていただきます。

後頭部の皮膚採取は、自毛植毛オペにつきものであり、薄毛を治療するためにはどうしても必要な過程です。

ですので我々はオペを受ける事前に「後頭部に傷が出来るので、坊主頭には出来ません」という話を全ての患者さんにして、納得していただいてからオペを決定しています。

もちろん傷に関しても極力目立たないように採取していますので、坊主頭に出来る人もいます。治療を考えているのであれば、現状を見て判断する必要があり、やはり診察が必要です。

とさせていただきました。

それでは傷が出来た場合はもうだめなのか?ということですが必ずしもそうではないのですが、一度手術した場所というのは、次に2度目の手術をしようとした際、どうしても傷が残りやすくなります。

特に傷というのは張力でその幅が拡がるものです。
ですので傷を小さくする手術自体でも、ある部位を切って縮めると言う行為自体が傷を拡げてしまう可能性があるのです。(少し分かりにくいですね。)

ですので現状の判断をして、縫い縮める治療が必要か又可能か?を決めます。
それで不可能な場合でどうしても、なんとかしたいという方の場合は、タトゥーを入れて目立たなくするという方法があります。

ただ我々は後頭部の傷の修正よりも、それを作らないようにすることのほうがはるかに重要だと考えています。

RKB毎日放送「今日感テレビ」に

cfe6083f.JPG今日のオペは当院での手術が2回目の患者さんでした。
1回目のカウセリングで彼女と2人で来院され、カウセリングの時も2人で一生懸命に聞いてくれました。その結果1回目を受けてくれたのですが、その結果には大筋で満足していただき、今回2回目となりました。

しかし彼はとても痛みに敏感な方でしたので、我々も痛みを軽くさせる事にそうとう気を配っていました。特に局所麻酔においては、私は時間をかけてゆっくり行いますので、その分痛みも少ないと思いますが、今回は上眼窩神経ブロックという、痛みどめを事前に行いました。

その甲斐あってか、「1回目と全然違う、痛みが少ない!」と言ってもらえました。

施術自体は、既存毛の間に移植を行うので、前回より難易度が高かったため、時間はかかったのですが、それについても「痛いと思うと長く感じるが、今回はもう終わったの?というかんじでした。」と言ってもらえました。

時間も大切ですが、患者さんの快適さというのがもっと大切だと感じた一日でした。



ここからお知らせですが・・・

4月30日(水)16時から放送の、RKB毎日放送「今日感テレビ」に
当院での手術の様子が放送決定となりました。

今回の放送は、実際に手術をお受け頂いた患者様ご本人の、インタビューが放送されることのほかに、手術の全ての工程が放送される予定です。

是非ご覧頂き、興味関心のある方はお電話でも結構ですので、お問い合わせ下さい。



眉毛植毛

今日はとてもうれしいことが有りました。
それは1年ぶりに経過を見せに、患者さんが来てくれたのですが、
その方は傷あとの瘢痕のために、眉毛が部分的に生えなくなった患者さんでした。

大学病院で2度の植毛を受けていたのですが、生着率は非常に低く、生着していた毛も向きがばらばらでとても整容的に満足できるものではありませんでした。

その患者さんが、最後の希望をもって来院してくれ、オペを受けていただいたのが1年以上前のことでした。
術前に、全ての説明をした後に「瘢痕部位の植毛は、一般的に生着率は低いです。
もちろん再手術保障はしますが、簡単ではないと思って下さい。」
と話すと涙を少し浮かべながら、「今のままより、この手術で少しでもよくなることにかけます。」
というようなことを言っていただき、オペを行いました。

その後出来るだけ通院して経過観察をさせてくださいとお話していたのですが、
1か月後以降来院されていませんでしたので、うまくいっていなくて絶望しているのではないか?
と心配していました。

しかし!今日見せていただきました。
明らかに生着してまゆげとなった、髪の毛たち!患者さんも「上手くいっていて嬉しかったのだが、たまたまいろいろ忙しくて来れなかった。ごめんなさい。」
と言ってくれた。

そして術前に言ってくれたとおり、眉毛のモニターで画像を使う事を快く許可してくれました。
心配が嬉しい気持ちに変わる瞬間というのは滅多にないのですが、久しぶりに味わいました。
ありがとうございました。
更に植えた部位でも、瘢痕がとても強く生着があと少しの部位に、3Dアートメークを行い完成させる事を約束しました。
クリニック紹介
院長 長井 正寿
私自身「元はげ」を自認していますが、自毛植毛でコンプレックスを克服し若返ることが出来て人生が変わりました。
Recent Comments
SEO対策・登録代行【e-poketサーチWEBサービス】
alt="SEO対策検索エンジンe-poketサーチ">SEO対策検索エンジンe-poketサーチ

border=0 alt=SEO対策検索エンジンe-poketサーチ>

検索サイト【e-poketReサーチ】

アクセス解析&SEM/SEO講座 for オンラインショップ開業/運営


相互リンクドクター!アクセスアップ
相互リンクPRO

PersonalComputer.TV

All Japan 検索エンジン!

Access up Victory Clubの完全無料登録自動プログラムで国内3500サーチエンジン一括簡単登録

検索エンジン登録代行でアクセスアップ!
ホームページ登録.com

ホームページ登録.comであなたのサイトをアクセスアップ!
検索エンジン・検索サイト【Wodge】

引越し
複数の引越業者に見積もって最安値をGET!

自動車保険.jp
複数の自動車保険の内容を比較!

懸賞情報
懸賞・プレゼントのことなら懸賞サーチ!

バイク買取
バイクの売却はバイク買取比較.com

相互リンク.net
相互リンクをしてアクセスアップ!

無料アクセスアップ

QRコード
QRコード
訪問者数

  • ライブドアブログ