2019年05月18日

SRの例会だったのだが

 少し体調に不安があったので、不参加を決める。寸前まで行くつもりにしていたのだけれど。この歳になると、こういう兆候を軽くみると、後で、長引く不調に悩まされることがあるので、念のため。来週も予定があるし。

 ということで、自治会費を集めに外に出た以外は、家の中で過ごす。掃除をしたり、処分する本を検討したり。

 『思考機械【完全版】』第1巻を、とりあえずどこに置いておくか悩む。なお、通勤電車の中で読むのは大変だが、国枝史郎で何回かやっているので、まあ、慣れていないわけではない。大丈夫。読める。
 創元推理文庫の『思考機械の事件簿』の三巻は読んでいるが、ほとんど忘れているので、全部読み返せばいい。『隅の老人』もそうだったから。

 次は何なんだろう。順当なら『ソーンダイク博士』なのだが、これは二巻ではすまないように気がする。『ピーター卿』はどうだ。東京創元から続けて出るのだと思っていたのだが。『アプルビイ』は若いか。

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2019年05月17日

『読書戦隊SR』第五巻 出来!

20190517_150235 『突読! 読書戦隊SR』の第五巻/2018年版ができました! 発行はSRマンスリーの四月号が出てからになります。 お楽しみに!

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2019年05月15日

グランツールの始まり

 どうやって寝不足を解消するか。歳をとってきたから寝なくても大丈夫か?

 『ずれた銃声』(D・M・ディズニー)と『銀の墓碑銘』(M・スチュアート)を買う。よしよし。
 ちなみに『銀の墓碑銘』の定価は、1980年における『鑢』(P・マクドナルド HPB)の値とほぼ等しい(個人的な感想です)。


 『ガメラの精神史』 小野俊太郎 小鳥遊書房 読了。

 ゴジラを語るときガメラに触れることは、必ずしもないが、ガメラを語るとき、ゴジラを意識しないわけにはいかない。当然だろうと思う人は古い人であり、そこは感覚ではなく、文字として残しておかないと、神話とか神話になってしまう。

 本書も、ガメラと、その対面にいる、いや丘の向こう側にいるゴジラが含むものを語りつつ、その制作にかかわった人々の物語となっている。

 それにしても、今の時点で振り返ると、ガメラの数奇な歩みは、宿命という言葉を意識せざるを得ない。
 大映、徳間、KADOKAWAと、さして小さくもない母体を移り変わり、今は期待をさせる予告編を残した状態で、地上から消え去っている。
 私と同世代の、平成ガメラを観た友人たちは、口をそろえてゴジラより面白いと言っているのにもかかわらずである。

 もう、彼は戻ってこないのだろうか。子供が少なくなった日本に、居場所はないのだろうか。

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2019年05月11日

昨日深夜から続いて

20190505_094053 このブログ始まって以来の、ものすごいペーパービューを記録する。どなたかが、一気に見てくださったらしい。

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2019年05月09日

今年もすみれの小道が残っていた

20190505_145501
 このところ新刊書店ではあんまり買っていないのだが、いわゆる同人誌をたくさん買っていて、いつの間にか、かなりの量の積読になってしまった。いかん、いかんなあ。


 『殺人鬼がもう一人』 若竹七海 光文社 読了。

 この作者が得意とする(というのは言い過ぎか)ダークな連作短編。
 前半の三編は、南海キャンディーズのしずちゃんのような人物が活躍。後半の三編は、脇役に回るが、心の中の描写がなくなるので、さらに黒さに拍車がかかる。

 面白くないと言うことは決してなく、描写力は際立っているが、続けて読むとお腹いっぱいになる。

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2019年05月06日

文学フリマ東京に行く

 待機列で、「殺したら・・・何人か殺したら・・・意外性が・・・殺したら」という、若い女性の声が聞こえ、まだまだ大丈夫と安心する。

 多くの知り合いの方がたとお会いして、30分ほどして会場を出ると、Mさんがおられて、立ち話をしてると、Kさんも来られて、一緒に帰る。阿呆な会話を楽しむ。
 
 (会場が羽田空港に向かうモノレールの途中駅にあるので)「往路で乗ったときに、キャリー・バッグを持っている人が多かったけど、飛行場には行かないということが分かったよ」
「なんで?」
「本読んでたから。本読んでるやつが飛行機に乗るはずがない」
「んなこたあない」
「手荷物検査で止められる。『これは何ですか? 本が持ち込めないことは知っていますよね』」
「あっ、機内で燃え出すから」
「燃えだす本の作品を三つあげろ」

 途中下車して、スモークしたチキンと、ヴァイセン(ビールの中では一番好き。いつかドイツに行って死ぬほど飲みたい)と、コロッケと、アップルパイを買って帰る。


 『ディオゲネス変奏曲』 陳浩基 HPB 読了。

 習作集という感じで、そんなには面白くない。日本の新本格の影響を強く受けている感じがし過ぎる。
 作者が、読者を騙そうとする感じが強すぎて、登場人物が読者と同じところにいない作品が多い。そういう読み方をする自分にとっては、「姉妹」が好み。『13・67』も、犯罪小説の部分が面白く感じたので。

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2019年05月05日

実家から戻る

 『だから殺せなかった』 一本木透 東京創元社 読了。

 確かに、『屍人荘の殺人』がなければ、本作が鮎川哲也賞を受賞していただろう。それだけの筆力は感じる。
 しかし、読みどころが、ミステリの部分でないのが残念。
 ミステリの部分も、登場人物と読者ではなく、作者と読者の関係である。何のことを言っているのかよく分からないかもしれないが、まあそんな感じ。

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2019年04月28日

見せかけの片づけ

 VHSテープをDVDに焼き直そうとしたり、段ボール箱の中の本の詰め込み方を変えてみたりして、少しでもかさが減ったように見せかけるしぐさをする。


 『クラヴァートンの謎』 ジョン・ロード 論創社 読了。

 全然退屈ではない。
 退屈とは、視点が定まらない、登場人物の見分けがつかない、作者が読者に解かせたい謎が何なのか分からない、登場人物の気持ちが理解できない、物語に起伏がない、作者だけが面白がっている、まあ、そういったところである。そういうのは、ただただ字面を追い、頁をめくるだけになってしまう。眠くなる前に投げ出したくなる。

 ところが本書は、解くべきなぞは明確だし、親切にも、立ち止まって状況の整理をしてくれるし、探偵が何を考えているのかも説明してくれるので、迷子にならない。ただまあ、探偵が、決めつけて捜査をしているようなところが、分かってしまうので、そこがちょっとどうよ、という気もする。

 

 それから、これは、ちょっと解決に触れることになるのだが、これは、一般的には「そうなんだ、へえー」系の解決だと思う。
 これはミステリなのだから、一応、未知の毒や、超自然現象を使ったトリックというのは、使わないというのが、物語の外で決められたルールで、これについては抵触していない。
 しかし、公知であるから許されるというのと、そうか、そうだったのかーっという感動とは、全く別物である。
 そういうところの弱さは、あるのかもしれないと思う。
 

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2019年04月27日

また寒くなった、くくっ

 散髪に行く。
 
 『傳盗快トッベチ』(湘南探偵俱楽部)が届いていたのだった。書くのを忘れていた。
 今日は、『悪魔館案内記』(東都我刊我書房)と『ぺガーナ・コレクション第1巻 ロマンス』(盛林堂ミステリアス文庫)が届く。ふと思い立ってクリックした『聖者の行進』(創元推理文庫)も。

 「QUEENDOM」のゲラも来た。連休中にチェックせよということだなこれは。


 『Dの再審』 柳井祥辧幣佑了が違うが出てこない) かはづ書屋 読了。

 いただいた冊子である。劇の脚本である。この芝居、初演を観た。
 「D坂の殺人事件」を、再検証、再審するという話である。

 ああ、そうだったなあと思いだしながら読む。
 原作が短編で、省くべきところは省いた作品であるので、作品の叙述のみでは、想像しかできない。だから、後から証拠を加えるというやり方で処理している。そりゃまあね。それをやればね。そこがちょっと気になる。


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2019年04月25日

寒がりなのにTシャツ

 つい先日まで、寒さが戻るのを恐れていたのに。

 『だから殺せなかった』 一本木透 東京創元社 読了。

 無差別連続殺人犯(とおぼ時期人物)と新聞記者とのやり取りが読みどころ。なかなかの筆力。
 ただ。、ミステリとしてのワクワク感は少なく、面白かったかと言われると、うーむという感じである(あくまでも個人的な見解です)。まあ、古い人間だから仕方がない。

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2019年04月20日

選挙カーがまわっている

 作秋からプライベートでやり始めたことがあり、今ふとあたりを見回すと、勇気をもって踏み出してよかったと思う。もしかすると、これが最終便であったかも。最終便だから、接続する列車はないかもしれないが、翌朝まで走り続ければ、新しい何かが待っているかもしれない。

 意味の分からない内容だが、ま、日記だからね。


 『西遊記 (十)』 中野美代子訳 岩波文庫 読了。

 読みました! ついに読み切りました『西遊記』! 岩波文庫版全十巻。全100話、難儀は八十一だそうです。

 読み始めたのが2009年のことだったので、ちょうど十年。物語の中で、玄奘が唐から天竺まで十四年かかっているようなので、そこまで長くはないけれど、まあ、それに近い旅をしたような気分です。

 中野美代子さんの訳は、現代的でわかりやすく読みやすいけれど、しかし流麗で原作の面白さを生かしていて楽しかった。
 十巻なのだから、まとめて読めば、今の自分のペースであれば一か月で読めるのだが、まあ、そういう読み方も良いけれど、物語のペースに合わせて読むのも、苦労を共にしているような気がして悪くない。

 やっぱり、圧倒的に面白かったのは、悟空が帰依し、旅を始め、猪八戒と沙悟浄を味方につけ、金角銀角と戦うという、誰もが知っている前半部分。
 後半は、焼き直しみたいな話が多いなあ、やれやれと思うのだが、それには重要な意味があったことが、物語を読み終わった後、解説を読むことでわかる。これも、読み通したことでわかる面白さかもしれない。

 ただ、後半は、敵が強くなったというより、悟空の無双の強さが影をひそめ、手こずって、天界に助けを求めるというシーンが多くなるような感じをうける。それが残念なところ。まあ、読むのに時間がかかって、前半のエピソードは忘れかけているので、そう思い込んでいるだけかもしれないが。

 行きに十四年かかったら、帰りも同じくらいかかるだろう、どうするのかなと思っていたら、そうか。そうですか。

 高校の世界史で、唐と天竺を往復した僧は、玄奘以外に二人いて、一人は往復とも海路を使い、もう一人は片道が陸路で片道が海路、玄奘は両方とも陸路と習った記憶がある(記憶だけで確認せず書いています。間違っていたらごめんなさい)。
 業績としては同様の結果を残しながら、玄奘のみ物語としてというよりも、伝説として今も語り継がれているというのは、何なのだろうか。
 往復陸路で苦労したということだけではないような気がする。当時は海路だって、遭難の危険は高く、相当の苦労があったはずである。順調であれば、海路の方が早いかもしれないが、どちらが厳しい旅程であったかは、今の眼だけで判断はできない。
 帰国後の行動とか、そういうことだろうか? そういうことを一般人向けに書いたような本があるのかな? 中野さんの他の本を読めばわかるのかな?

 


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2019年04月18日

もう寒くはならないだろな

 『廃魔団』 (本当はこの字ではない) ヴァル・ジールガッド 湘南探偵俱楽部 読了。

 うーん、これはちょっとしんどかったなあ。当時の新人のようだが、新人らしい何に焦点を当てたいのかわかりにくい筋立て、整理されていない登場人物、冒険小説のようだが、何とも読みにくい。
 同時代の、エラリー・クイーンだけでなく、ヴァン・ダインに比べても古い感じがする。
 その後を聞かないものなあ。


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2019年04月14日

ラジオドラマを観る?

20190414_132938 「エラリー・クイーン ミステリーオムニバス 〜観客への挑戦〜」を観る。場所は、東京新宿の全労済ホール/スペースゼロ。何度か近くを通ったことはあるが、中に入ったのは初めて。

 感想は紙で。エラリイ・クイーン・ファンクラブの会誌に載ると思います(希望的観測)。

 パンフレットの写真を載せておきます。北村薫さんや法月綸太郎さんがコメントを寄せています。

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2019年04月13日

これから気温が上がるらしい

 今日は出かける予定。


 『こうして誰もいなくなった』 有栖川有栖 KADOKAWA 読了。

 良く言えばバリエーションに富んだ、悪く言えばごった煮のような短編集。帯と前口上に「見本市」と書かれているが、まさにこんな感じ。
 プロというのは、いろいろな要求に応えて書かなければならないのだなあ、また、そうでなければ、プロとは言えないのだなあと思わせる。

 巻末に、一番ボリュームのある表題作が来ていて、最後に読むことになるから余計に、この作品の印象が残る。本人も楽しんで書いている感じ。
 「鉄路の国のアリス」も面白い(二番目に長いのかな?)。鉄道にもう少し詳しければ、表面からは隠されている謎、例えば、それ以上に共通点がなさそうという吏員の名前の」共通点などが、わかるのかもしれないなあと残念。

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2019年04月10日

ラインハートが面白い

 『おびえる女』 M・R・ラインハート 別冊宝石112号 読了。

 先ほど出た『大いなる過失』が、思いのほか面白かったので、読んでみた。面白かった。

 警察にコネクションがある女性看護師(看護婦さん)が、問題が生じている家庭に乗り込むという設定である。
 彼女がいわば探偵で語り手なので、いわゆる「もし私が・・・」というセリフが少なく、読みやすいといえば読みやすい。もっとも、明らかに誰もが何かを隠しているが。

 ちょっと内容に触れることになるが、動機がちょっと面白く、読んでよかった。やったねという感じである。

 妹尾韶夫の翻訳は、実に滑らかで読みやすい。言葉が古いだけである。抄訳だとかで、やみくもに新訳(現代風言葉遣い)にするのはいかがなものかと思う。森鴎外とか幸田露伴を新訳するか? 紫式部はするか、ごめん。
 表紙デザインが、小林泰彦で、永く新しいと思えるデザイン。やっぱりこのまま再版してほしい。
 

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2019年04月09日

明日はまた寒いらしいよ

 寒いのが苦手なので、こんな題名ばっかり。

  論創社の二冊、『必須の疑念』(C・ウィルスン)、『楽園事件』(J・S・フレッチャー)を買う。
 「ダイヤモンド」がダブリかあ。ややこしい。前月の積み残しがあるので、早く読まないと。


 

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2019年04月06日

やりたいこと、やらなければならないこと、多いね

 『ノースライト』 横山秀夫 新潮社 読了。

 ナイスミドル(死語か?)向け「青春」小説かな。
 とても良い作品だと思うけれど、私が好む話ではなかった。


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2019年04月04日

桜が長持ち

 『大阪圭吉単行本未収録作品集 マレーの虎』 盛林堂ミステリアス文庫 読了。

 「北洋小説 アラスカ狐」が面白かったというか、ちょっと気になった。
 短い話なのだが、これは梗概みたいなもので、本当はもっと長くなるはずの話だったのではないのかなーという感じ。


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2019年04月01日

近くの川縁の桜は未満開であった

 昨日は、息子に「やることないんなら、行ってきたらわ」と言われ、やることはあるが、パソコンを取られてしまったら、やることがないので、神保町に行く。

 いろいろな店を見ながら、ダブリはいかんよダブリは、などと言い聞かせつつ歩いていると、SRのKSさんと会う。
 声をかけると、休日は、近くの喫茶店で趣味の翻訳をしていて、今は、休憩時間とのこと。趣味が翻訳!

 なんと、コミック専門店高岡書店が、この日にて閉店とのこと。ああ、泰文社の時と同じような切なさが。
 ネットのない時代、『漫画の手帳』の発売を確認した日々、奇譚社から出る予定の大友克洋を予約したこと、懐かしく思い出す。それも青春の一ページであったか。


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2019年03月30日

寒いのかな?

 『バートン版 千夜一夜物語 第十巻』 ちくま文庫 読了。

 巻頭の二編は長い話。特に二編目は230ページという、全編を通じても屈指の長さ。 両編とも恋愛物語で、滑らかな詩歌が花を添える。

 最初の方は、何も悪いことをしていない夫が、妻と間男によってどうしたこうしたという、法律的にも道徳的にも大問題の内容。

 次も、王女と平民のよくあるロマンスと思ったら、とんでもないクライマックスを迎える。男はハンサムなのだが、だんだん弱くなる。ヒロインは、まあ、最初から強いか。

 一方、巻末の一編は、これも長いが、たとえ話がたくさん挟まれた、王と臣下の、きわめて説教的、教義的な内容。詩歌全くなし。

 とても一人の人が書いたとは思えない。複数の作者がいたのだろうなあ。
 九百夜を過ぎ、次が最終巻である。何とかここまで。

 

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