会計

今日は、午前中に練馬区桜台のお客様を1件訪問しただけで、あとはずっと事務所でデスクワークをしていました。

メルマガ(今後読んで下さるという方は→こちら)を始めてからは、このブログで税金関係の話題にはあまり触れていませんでしたが、今日は久しぶりに書いてみます。

来年1月からいよいよ復興特別所得税(以前のブログは→こちら)の課税が始まります。

25年間に渡るおそろしく長い特別税ですが、震災復興のためですから仕方ないですね。

今日は、その復興特別所得税の源泉徴収についてまとめていきます。


まずは、『給料や賞与』に係る復興特別所得税の源泉徴収についてです。

平成25年1月分の給料からは、毎月天引きされる源泉徴収税の金額が変わります。

新しい『源泉徴収税額表』が、年末調整の資料と一緒に税務署から会社に送られているハズです。

経理・給与担当者の方は、注意して下さいね。

また、賞与に対する源泉徴収税の率も変わります。

これも新しい源泉徴収税額表に記載されていますので、賞与の支払時には注意して下さい。


次に、『報酬や料金』に係る復興特別所得税の源泉徴収についてです。

私の事務所は税理士法人ですので、顧問料等は源泉徴収の対象外となっていますが、個人の税理士や社会保険労務士等に報酬を支払う場合や、講演料・原稿料等を個人に支払う場合には、所得税の源泉徴収をしなければなりません。

この時の源泉徴収の率は、従来は10%(1回の支払金額が100万円以下の場合)でした。

しかし、平成25年1月からは、この率が10.21%(所得税10%+復興特別所得税0.21%)となります。


例えば、30,000円(消費税込31,500円)の報酬・料金を支払う場合について考えていきます。

従来であれば、3,000円(30,000円×10%)の源泉徴収が必要ですから、相手には28,500円【30,000円(消費税抜)−3,000円(源泉徴収税)+30,000円×5%(消費税)】を支払っていました。

経理担当者にとって必要な『支払額から総額への逆算計算』は、『28,500円(支払額)÷0.95×1.05=31,500円(消費税込・総額)』でした。

これが、来年1月からは次のように変わります。

まず源泉徴収税額は、『30,000円×10.21%=3,063円』となります。

よって、相手への支払額は『30,000円(消費税抜)−3,063円(源泉徴収税)+30,000円×5%(消費税)=28,437円』となります。

なんともハンパな金額ですよね。

『支払額から総額への逆算計算』は、『28,437円(支払額)÷0.9479×1.05=31,500円(消費税込・総額)』となります。

ちなみに算式中の『0.9479』は、『1.05−0.1021』で算出します。

そして、源泉徴収税額3,063円(所得税3,000円+復興特別所得税63円)は、支払月の翌月10日までに国に納付します。

また実務的には、源泉徴収税控除後で、しかも消費税込みの支払額が30,000円ピッタリになるように報酬を支払うケースがあります。

このような場合、従来であれば『30,000円(消費税込・支払額)÷0.9=33,333円(消費税込・総額)』という算式で総額への逆算計算を行っていました。

しかし、来年1月からは『30,000円(消費税込・支払額)÷0.8979=33,411円(消費税込・総額)』という逆算計算となります。

算式中の『0.8979』は『1−0.1021』で算出します。

そして、総額33,411円と支払額30,000円との差額の源泉徴収税額3,411円(所得税3,341円+復興特別所得税70円)は、支払月の翌月10日までに国に納付します。


気付いたら随分マニアックな内容になっていました(苦笑)。

会計事務所の職員や会社の経理担当者には必要な知識ですが、そうでない方には全くもって楽しくないブログでしたね。失礼しました(笑)。


さて、今日のブログはこんへんで終わりにして、日本シリーズのテレビ観戦に集中することにします。