早、2月を迎えました。会員の皆様には厳しい寒さの中を日々ご活躍のことと存じます。懸念されていたインフルエンザ流行も少し落ち着いた様にも見受けられますが施設等ではまだまだ厳戒体制で後見人活動での面談の折もマスク、手洗い、体温測定などが義務ずけられており、なによりも職員さんのマスクしての1日の労働は息苦しさ等が伴い大変だろうなあと思っています、春を待ち望む思いが切実です。そんな中で1月23日24日大阪社会福祉会館で後期の「第2期高齢者虐待対応専門アドバイザー研修」写真が開催され参加してきました。前期では講演も入っていたのですが後期はほとんどが演習でしかも大ホールで8人ずつグルー(高齢者虐待対応専門アドバイザー研修)プに分かれての活発な演習が行われ、実際に社会福祉士が弁護士と共にチームで市行政等の個別ケース会議に招かれて出席したことを想定し、事例に基いて演習を繰り返し、会議で陥りやすい役割の混乱として①助言ではなく、実務を行ってしまう(緊急性の判断、虐待の事実の認定、支援計画上の立入り調査等)②専門職としての個別対応(成年後見人申し立て、多重債務の処理等)を担ってしまう。③助言ではなく支援策を示してしまう(助言によって行政や地域包括が自ら支援計画をたてることを支援する)以上のような問題点に注意を払いながら 専門職チームの立ち位置を堅持することは至難なことと思われます、ひとつひとつの経験を積み重ねての実践が欠かせない部分だと思いました。ところで昨年発表された厚生労働省の調査による高齢者虐待ケースは全国で1万4千件(前年比12%増)その内死亡は24人で虐待者が同居人の事例が86%と大半を占め、死亡した24件はいずれも家庭内だったと報告されています(朝日新聞)。今後も一層この分野での社会福祉士の活躍が期待されています。滋賀県社会福祉士会では2月6日7日開催される近畿ブロック和歌山研修大会での分科会でも「高齢者虐待防止に向けて専門職チーム立ち上げとこれからの展望」と題してシンポジウムを行う予定にしています、どうか会員の皆様のご参加をお願いいたします。
<会長1月のあゆみ>
8日県社協電話相談・9日滋賀県社会福祉士会理事会・ぱあとなあ滋賀例会11日滋賀県介護福祉士会一般社団法人設立記念式典・12日家裁調停委員会・成年被後見人面接日・15日介護保険情報公表調査日・近畿ブロック和歌山大会分科会シンポジュム打合わせ会16日成年被後見人面接日・19日家裁調停委員会・成年被後見人面接日・20日介護保険情報公表調査日・22日県社協電話相談・3団体(MSW・PSW)代表者会議・23日~24日後期高齢者虐待対応専門アドバイザー研修 会・26日滋賀県社会福祉士会理事会・27日調停委員彦根支部理事会・湖北地域介護認定審査会・29日介護保険情報公表調査日