エイガ
November 24, 2008
ひょんなきっかけで百万円と苦虫女を見たくなったので、ぐぐったら柏の葉のシネコンでやってるのを発見して、仕事をちょいと早めに切り上げ見に行ってきた。
これ、予告編や特報番組がyoutubeで見れるけど、全然この映画のよさを伝えていない。と思う。
特報の中でわかる唯一秀逸なところは、
「むしろ自分を探したくないんです」のセリフぐらいだ。
この言葉は、「旅」とか「自分探し」といった単語が持つ嘘くささの正体を明らかにしているような気がする。
08年にみた映画では、恐らくポニョと1位2位を争う秀作。
これから見る人のために、個人的に注目すべき点をいくつかあげます。
（ネタばれは最小限に。）
■携帯を持たないキャラ設定。
蒼井優演じる鈴子は友達がいないからという理由で、携帯が必要ないと言って携帯を持っていない。すでにこの事実から、鈴子の自意識の強さ（あるいは強いのだと思い込む）を感じれる。
人との関係に自信が持てない。持たなくても生きていける。と、思いたい自分。
「苦虫女」とタイトルにあるぐらいで、このキャラ設定が全編にわたって映画を支えている。
■姉弟（家族）の関係（←これ、予告で全く触れないんだよね・・・）
どんなに人間関係をリセットしながら生きていっても、家族だけは切ることができない関係。縁だ。
鈴子のストーリーに、唐突に挟まれる拓也（弟）の描写。同じような問題を抱えながら、違った「生き方」「強がり方」を見せる2人。
人生を突き動かしてくれるぐらい、パワーを持った言葉を与えられるのは、家族なのかもしれない。と思わされる。
■場所場所に出てくるサブキャラの設定がうまい。
ピエール瀧は、伝えたいことがあるのに、億手だからいつもあのタイミングでしか話ができない。あの、男子心情はすごくわかる。（しかもそれがすごく笑える描き方をしていてとてもよい。）
■エンディング
それでも、生き方を簡単に変えられるほど人間は単純ではない。
エンディングの落とし方が秀逸でした。
これ、予告編や特報番組がyoutubeで見れるけど、全然この映画のよさを伝えていない。と思う。
特報の中でわかる唯一秀逸なところは、
「むしろ自分を探したくないんです」のセリフぐらいだ。
この言葉は、「旅」とか「自分探し」といった単語が持つ嘘くささの正体を明らかにしているような気がする。
08年にみた映画では、恐らくポニョと1位2位を争う秀作。
これから見る人のために、個人的に注目すべき点をいくつかあげます。
（ネタばれは最小限に。）
■携帯を持たないキャラ設定。
蒼井優演じる鈴子は友達がいないからという理由で、携帯が必要ないと言って携帯を持っていない。すでにこの事実から、鈴子の自意識の強さ（あるいは強いのだと思い込む）を感じれる。
人との関係に自信が持てない。持たなくても生きていける。と、思いたい自分。
「苦虫女」とタイトルにあるぐらいで、このキャラ設定が全編にわたって映画を支えている。
■姉弟（家族）の関係（←これ、予告で全く触れないんだよね・・・）
どんなに人間関係をリセットしながら生きていっても、家族だけは切ることができない関係。縁だ。
鈴子のストーリーに、唐突に挟まれる拓也（弟）の描写。同じような問題を抱えながら、違った「生き方」「強がり方」を見せる2人。
人生を突き動かしてくれるぐらい、パワーを持った言葉を与えられるのは、家族なのかもしれない。と思わされる。
■場所場所に出てくるサブキャラの設定がうまい。
ピエール瀧は、伝えたいことがあるのに、億手だからいつもあのタイミングでしか話ができない。あの、男子心情はすごくわかる。（しかもそれがすごく笑える描き方をしていてとてもよい。）
■エンディング
それでも、生き方を簡単に変えられるほど人間は単純ではない。
エンディングの落とし方が秀逸でした。
(12:39)
October 04, 2008
■よく晴れた土曜日。昨日は設備会社の人たちと呑む。飲めや歌えの大騒ぎで疲れた。そして、今日は9時からパーカスレッスン。今日は遅刻せずにレッスンに向かい、バシバシやってやったぜ。ボンゴは手の毛細血管が切れまくってる感じがして、それだけでストレス発散かも。
■お昼から洗濯機を回しながら、事務所の人にもらった野菜に火を通して、冷凍しまくる作戦を決行。
■DVDに焼いておいた「空中庭園」を見る。不気味さと変なリアルさがあいまって、とても楽しめる映画でした。しかし、いまだに家族を持ちたいという願望というか、憧れというか、そういうものは一切芽生えません。板尾は天才。永作博美が特別出演で大満足。セフレの役だったけど。
■要するに夢にまでみたマイホームに潜む、欺瞞が暴かれていくさまを描いた映画でした。最後、ばあさんのくだりナシに、母親（小泉今日子）にプレゼントの方が良かったようなきがするな。ともかく京橋家はそれでも家族のルールを守り続けます、的に終わればもっと良い作品になっていた気がします。
■2時から事務所に行き、だらだらと書類の整理をしつつ図面を直す。途中二日酔いが若干残っていたので机で寝る。起きたら頭は復活。おなかのあたりが若干ぐるぐるしている。
■久しぶりに普通の日記を書いてしまった。
■お昼から洗濯機を回しながら、事務所の人にもらった野菜に火を通して、冷凍しまくる作戦を決行。
■DVDに焼いておいた「空中庭園」を見る。不気味さと変なリアルさがあいまって、とても楽しめる映画でした。しかし、いまだに家族を持ちたいという願望というか、憧れというか、そういうものは一切芽生えません。板尾は天才。永作博美が特別出演で大満足。セフレの役だったけど。
■要するに夢にまでみたマイホームに潜む、欺瞞が暴かれていくさまを描いた映画でした。最後、ばあさんのくだりナシに、母親（小泉今日子）にプレゼントの方が良かったようなきがするな。ともかく京橋家はそれでも家族のルールを守り続けます、的に終わればもっと良い作品になっていた気がします。
■2時から事務所に行き、だらだらと書類の整理をしつつ図面を直す。途中二日酔いが若干残っていたので机で寝る。起きたら頭は復活。おなかのあたりが若干ぐるぐるしている。
■久しぶりに普通の日記を書いてしまった。
(19:37)
June 02, 2007
■少しまえに、やっと今敏のパプリカを見る。衝撃的だった。おそらく今監督の作品でDVD化しているものは、全部見てるんだけど、演出は今ワールドの極み。一つの極地を見たのではないだろうか。（ただ、原作ファンには評判悪いみたいですね。これは少し考えもの）監督は妄想代理人のときに、まだまだアニメでできる表現があるし、そういうものに取り組みたいという風な趣旨のことを言っていたんだけど、彼の場合には、妄想や夢と現実の境をアニメーションと言う手法で超絶にこなしているのです。写実的な表現が苦手な日本人の得意な、特異な絵を使って。ざっつジャパニメーションですね。
パプリカも妄想代理人も（ついでに言うと千年女優も）音楽を平沢進って言う人を起用していてあの音楽の独特の雰囲気が今ワールドをさらに不思議な感じにしているのでは、と感じました。
パプリカ
今敏 オフィシャルHP
http://www1.parkcity.ne.jp/s-kon/
平沢進
http://www.chaosunion.com/
■預言者ピッピ（１）。久しぶりに内臓をえぐられる漫画を読みました。不気味な漫画だ。
帯より文章転載
「つまりぼくら、人類の未来をすべて計算しつくしちゃったんだ」
決定論的な物語の進み方と、科学者の苦悩、大衆の愚劣さ。よく描かれています。死んだ人間のデータを集めて、、云々のあたりの設定にまず鳥肌が立ちました。その不気味さに。
論より証拠。まずは読んでみてくだされ。
預言者ピッピ 1 (1)
■上の二つは自信を持ってお勧めします。
■気が付いたらお金がありません。しまった。
パプリカも妄想代理人も（ついでに言うと千年女優も）音楽を平沢進って言う人を起用していてあの音楽の独特の雰囲気が今ワールドをさらに不思議な感じにしているのでは、と感じました。
パプリカ今敏 オフィシャルHP
http://www1.parkcity.ne.jp/s-kon/
平沢進
http://www.chaosunion.com/
■預言者ピッピ（１）。久しぶりに内臓をえぐられる漫画を読みました。不気味な漫画だ。
帯より文章転載
「つまりぼくら、人類の未来をすべて計算しつくしちゃったんだ」
決定論的な物語の進み方と、科学者の苦悩、大衆の愚劣さ。よく描かれています。死んだ人間のデータを集めて、、云々のあたりの設定にまず鳥肌が立ちました。その不気味さに。
論より証拠。まずは読んでみてくだされ。
預言者ピッピ 1 (1)■上の二つは自信を持ってお勧めします。
■気が付いたらお金がありません。しまった。
(20:38)
February 19, 2007
■久々に、映画などを見に行く。念願のマイケルアリアスのアレです。お互いに松本大洋作品をほとんど見ている二人で見に行ったのだけど、面白かった。雑感を書いてみます。
■2006年は新たなメディアミックスががんがん登場して、邦画の興行収入が洋画を抜いたことに一役買っていることは疑いない。ただ、基本的に原作のファンには受け容れられないことが多い。
■松本大洋に関しても、ピンポンは非常に評判が悪い。少なくとも、俺には。メディアミックスされる際に、２時間の枠には収まらなかったり、実写不可能だったりアニメ化に無理がある描写だったりで、割愛される部分が少なからずある。ピンポンは、ペコがポコになって、また復帰するまでの間のドラマが一番面白いのに、かなりの割合で割愛されている印象に非常に腹が立った。これは実写であることの問題ではない。あと、キャプテン太田の髪型ね。
■しかし、今回の鉄コンは非常に脚本が良かったのではないかと、思われる。後半のイタチ関連の部分の割愛の仕方は有りだと思うし、クロとシロとイタチの戦いの描写はむしろ映画、スタジオ４℃のクオリティでかなりこゆい描写になっているように感じた。二重まる。そのほかには、宝町の描写と子供の城も良かったんじゃないかな。でも、クロに毎晩遊びに来てくれる「友達」としての殺し屋のポジションは必要だったような。
■松本大洋の女の子の描写は可愛くないから、アニメになるとかわいくなる。しかし、木村の相手役は、もっと殺伐としたお水のお局的な声の低い感じであってほしかった。これは唯一の残念。ちなみに、黒田硫黄の書く女性は非常にしっかりとしたキャラクターと顔立ちでかかれることが基本。この話はまた今度に。
■久しぶりの映画は、期待通りでおもしろかった。☆三つ。
■2006年は新たなメディアミックスががんがん登場して、邦画の興行収入が洋画を抜いたことに一役買っていることは疑いない。ただ、基本的に原作のファンには受け容れられないことが多い。
■松本大洋に関しても、ピンポンは非常に評判が悪い。少なくとも、俺には。メディアミックスされる際に、２時間の枠には収まらなかったり、実写不可能だったりアニメ化に無理がある描写だったりで、割愛される部分が少なからずある。ピンポンは、ペコがポコになって、また復帰するまでの間のドラマが一番面白いのに、かなりの割合で割愛されている印象に非常に腹が立った。これは実写であることの問題ではない。あと、キャプテン太田の髪型ね。
■しかし、今回の鉄コンは非常に脚本が良かったのではないかと、思われる。後半のイタチ関連の部分の割愛の仕方は有りだと思うし、クロとシロとイタチの戦いの描写はむしろ映画、スタジオ４℃のクオリティでかなりこゆい描写になっているように感じた。二重まる。そのほかには、宝町の描写と子供の城も良かったんじゃないかな。でも、クロに毎晩遊びに来てくれる「友達」としての殺し屋のポジションは必要だったような。
■松本大洋の女の子の描写は可愛くないから、アニメになるとかわいくなる。しかし、木村の相手役は、もっと殺伐としたお水のお局的な声の低い感じであってほしかった。これは唯一の残念。ちなみに、黒田硫黄の書く女性は非常にしっかりとしたキャラクターと顔立ちでかかれることが基本。この話はまた今度に。
■久しぶりの映画は、期待通りでおもしろかった。☆三つ。
(23:19)
May 11, 2006
昨日はオフ（半ば強制的に）
なぜか、gyaoで「バタアシ金魚」を見る。
ストーリーとか言葉遣いとかスンゲェ違和感があるけど、原作者が望月峯太郎であることを忘れなければ、むしろそれは面白さに変わる。
映画としては、ピンポンよりむしろこっちのほうが僕は好きだ。
９０年の映画だから僕は８歳。
当時、小学生だった頃って、こんなに古臭い感じだったっけ？髪型とか、ファッションとか。つまり、僕ももう２４になったということでしょう。
まあ、暇なら見ろ、な一本。
最近、携帯の料金プランを見直し中。
やっぱりどうやら、サイド携帯を買って今の携帯のプランを落としたほうが、長い目で見れば得なような気がする。少なくとも、今のままではだいぶ損をしている気がするので、もうちょっと検討したい。
でも、わかっていても初期投資がいたいんだよね・・・
なぜか、gyaoで「バタアシ金魚」を見る。
ストーリーとか言葉遣いとかスンゲェ違和感があるけど、原作者が望月峯太郎であることを忘れなければ、むしろそれは面白さに変わる。
映画としては、ピンポンよりむしろこっちのほうが僕は好きだ。
９０年の映画だから僕は８歳。
当時、小学生だった頃って、こんなに古臭い感じだったっけ？髪型とか、ファッションとか。つまり、僕ももう２４になったということでしょう。
まあ、暇なら見ろ、な一本。
最近、携帯の料金プランを見直し中。
やっぱりどうやら、サイド携帯を買って今の携帯のプランを落としたほうが、長い目で見れば得なような気がする。少なくとも、今のままではだいぶ損をしている気がするので、もうちょっと検討したい。
でも、わかっていても初期投資がいたいんだよね・・・
(13:30)
November 18, 2004
最近、カラっと晴れることがないですね。
やだやだ。晴れたら、敷地を歩こうと思っているのに。
今日は、映画を一本紹介。
この森で、天使はバスを降りた
お勧めの一本です。
持っているので、見たい人は是非。
今回は内容よりも、邦題について。
最近の映画は、海外の映画の名前をそのままカタカナにすることが多いけど、昔は邦題をつける人がいたらしい。
そんで、この映画も、すばらしい邦題がつけられています。
元のタイトルは、すげーあっさり系の名前。
まあ、見ればわかるさ。
やだやだ。晴れたら、敷地を歩こうと思っているのに。
今日は、映画を一本紹介。
この森で、天使はバスを降りた
お勧めの一本です。
持っているので、見たい人は是非。
今回は内容よりも、邦題について。
最近の映画は、海外の映画の名前をそのままカタカナにすることが多いけど、昔は邦題をつける人がいたらしい。
そんで、この映画も、すばらしい邦題がつけられています。
元のタイトルは、すげーあっさり系の名前。
まあ、見ればわかるさ。
(18:44)
