Topological Life

位相幾何学的人生

数学の一分野に"位相幾何学", 別名"トポロジー:Topology”というものがあります.
本当は”位相”のことを"トポロジー:Topology”というので, ”位相幾何学”は正確には英語でTopological Geometryですが, 略してTopologyというのが一般的です.
"位相:Topology"とは, ざっくり言えば図形の連続性の源です.
これに"幾何学:Geometry"がつくと, 図形を連続的な変形(同相写像:Homeomorphism)では変わらないその図形の位相の性質を調べることにより,
図形の本質, 魂のようなものを研究する幾何学の分野を表し,
柔らかい幾何学とも呼ばれている比較的新しい数学です.

人生, 毎日色々なことがあって, 人間は日々変化をしていかなければ生きていくことはできません.
心も, 体も, 周りの環境も日々変わっていくまさに"諸行無常"の世の中です.
しかし, 姿形が変わっても自分にとって永遠に変わらない"芯"とか”魂”のようなもの、数学的に言えば"位相:Topology"とでも言いましょうか,
それをいつでも大切にしたいとおもいます.

そんな"位相幾何学的", "トポロジカル:Topological"な人生を送ることができたらいいなあ, と思いこのブログ名にしました.
よろしくお願いしますm(_ _)m

EBV(Epstein-Barr virus:EBウイルス)はバセドウ病の発症や増悪の最終因子となる & 自己免疫疾患の原因の一つはEBVである〜その①〜

皆さんこんにちは、Naokiです。










今日は、こんなYahoo!ニュースの記事を見て、この記事を書こうと思いました。
声優の宮村優子さんがバセドウ病で苦しんでいると聞き、書きたくなってしまったんです。。



なぜかというと僕はエヴァンゲリオンが好きなんですよ(旧も新も)、そのエヴァのキャラクターのアスカ役をやっていらっしゃるのが、宮村優子さんなんです。。

コナンの和葉ちゃんもやっていらっしゃるんですよね、コナンのファンとしては、宮村さんに和葉ちゃんをやってほしい!という思いも大きいと思います。

そろそろ新劇場版ヱヴァンゲリオンも始動するでしょうし、アスカの声は宮村さんしか無理だ!と思っているので、もう一度バセドウ病がEBウイルスによって引き起こされることを、最新の医学論文を紹介しながら解説していこうかと思った次第です。










僕は去年(2016年)のクリスマスのあたりに、自己免疫性甲状腺疾患(橋本病・バセドウ病)とEBウイルスの関係を一度記述しております。特に、バセドウ病はEBウイルスが原因であることを明らかにしました。

Topological Life『甲状腺疾患(橋本病・バセドウ病)の原因と治し方・EBウイルスとの関係 & バセドウ病はEBウイルスによって発症・悪化する』

今回の記事は、橋本病(甲状腺機能低下症)バセドウ病(甲状腺機能亢進症)といった自己免疫性甲状腺疾患(Auto-Immune Thyroid Disease:AITD)EBウイルスの関係に特に焦点を当てて書いていこうかと思います。

ただ最新の医学論文を解説する時に、かなり医学的・免疫学的な専門用語を多用するので、医者や免疫学研究者にしか見れない記事になってしまうかも知れません(^^;

でもその代わりに、バセドウ病が完璧にEBウイルスによって引き起こされているということ、そして橋本病・バセドウ病といった自己免疫性甲状腺疾患(AITD)の黒幕にEBウイルスがいるということ、そしてEBウイルスがあらゆる自己免疫疾患の黒幕になっているということが理解できるようになると思います。









まず、ざっくり橋本病とバセドウ病がどのようなものなのか、説明しておきましょう。










橋本病(Hashimoto's Thyroiditis)は、
Wikipedia『橋本病』

甲状腺ホルモンの前駆物質でありながら、巨大なヨウ素キャリア蛋白複合体となっているサイログロブリン(Thyrogloblin:TG)に対する抗体(抗TG抗体

Protein CD44 PDB 1poz.png
(サイログロブリンです。ヨウ素と結合した巨大なタンパク質です。)
By Emw - Own work, CC BY-SA 3.0, Link


甲状腺ペルオキシダーゼ(Thyroid peroxidase:TPO)という甲状腺ホルモンを合成する際に必要な酵素に対する抗体(抗TPO抗体

ができてしまい、これらの抗体が甲状腺濾胞を傷害するきっかけを作ってしまい、甲状腺機能が低下してしまう病気です。

Thyroid hormone synthesis
By Mikael Häggström. When using this image in external works, it may be cited as: Häggström, Mikael (2014). "Medical gallery of Mikael Häggström 2014". WikiJournal of Medicine 1 (2). DOI:10.15347/wjm/2014.008. ISSN 2002-4436. Public Domain. or By Mikael Häggström, used with permission. - Mainly Own work Source image for nucleus derivative: (Public Domain license), CC0, Link


上の絵は甲状腺濾胞でどのように甲状腺ホルモンを作っているかの図です。これから説明する甲状腺ホルモンの合成過程は難しいので囲っておきます、飛ばしてもらっても構いません。甲状腺疾患を持っていらっしゃる方はぜひ読んでいただきたいのですが…人間のホルモンの合成過程で最も複雑なのは甲状腺ホルモンの合成過程です。
ここでサイログロブリン(Thyroglobulin:TG)とは何かについて説明しましょう。

実はホルモンを作り出すプロセスの中で一番複雑なのは甲状腺ホルモンの生成に見られます。それではどのようにして甲状腺ホルモンが作られるかを説明しましょう。

まず脳に人間の活動性が高まるにつれて運動神経や感覚神経が刺激されると、それを感知した脳の細胞は基礎代謝やエネルギー代謝を活性化するために、脳の視床下部でTRH(thyrotropin-releasing hormone)という甲状腺刺激ホルモン放出ホルモンが作られます。このTRHは今度は脳にある下垂体に働いて、TSH(Thyroid stimulating hormone:甲状腺刺激ホルモン)を出させます。このTSHは別名チロトロピン(Thyrotropin)とも言います。

このTSHは血流に乗って甲状腺に伝えられ、甲状腺濾胞上皮細胞(Thyroid follicular cell)TSH受容体(TSHレセプター:TSH receptor)と結びつきます。このTSHの別名は先に述べました様にチロトロピンなので、TSH受容体はチロトロピン受容体(チロトロピンレセプター:Thyrotropin receptor)とも言います。

TSHをTSH受容体で受け取り、甲状腺ホルモンを作れという命令を受けた甲状腺濾胞上皮細胞の核の遺伝子はメッセンジャーRNAを作り、サイログロブリンを作る命令を出します。すると甲状腺濾胞上皮細胞は、巨大なタンパク質であるサイログロブリンを合成します。この巨大なサイログロブリンが2個くっついて、さらに糖が付加されて、2個結びついたサイログロブリンが作られ、これをサイログロブリンのダイマーとよびます。このダイマーを甲状腺濾胞上皮細胞の横にひっついている濾胞膠質(follicle colloid)というサイログロブリンの貯蔵所に運び込むために細胞外に放出し運び込みます。

この濾胞でサイログロブリンのダイマーは初めてヨウ素(I:iodine:ヨード)と出会います。このヨウ素とサイログロブリンのダイマーが結合します。人間の活動が盛んになればなるほど、この濾胞からヨウ素と結びついたサイログロブリンのダイマーが今度は逆に甲状腺濾胞上皮細胞に取り込まれます。そして甲状腺濾胞上皮細胞の中で2種類の甲状腺ホルモンが作られます。ひとつはサイロキシン(Thyroxin:T4)で、もうひとつはトリヨードサイロニン(Triiodothyronine:T3)です。T3の方がT4よりもホルモンの強さは10倍あります。   

甲状腺濾胞にサイログロブリンとヨウ素が貯蔵されています。なぜわざわざ細胞外にサイログロブリンとヨウ素の貯蔵所を作る必要があったのでしょうか?なぜ甲状腺濾胞上皮細胞の中で直接にサイログロブリンとヨウ素を結び付けることをしなかったのでしょうか?なぜわざわざサイログロブリンを細胞から外へ出したり、細胞内に取り込んだりするような面倒なことをせざるを得ないのでしょうか?このようにホルモンを生成する際に面倒な貯蔵所を細胞外に作っておくという内分泌組織は甲状腺以外に何一つありません。その答えは次のように考えられます。   

おそらくヨウ素がちょうど漆と同じように、全ての人間にとって異物と認識され、従ってアレルギーや膠原病を起こす可能性が大きかったからこそ、他の組織には一切漏れさせずに甲状腺濾胞に取り囲ませて、他に一切漏れないようにして、アレルギーや膠原病を起こさないようにしたのです。 ときどき漏れるときには、正常な甲状腺機能を持っている人でも、抗TG抗体を少しは作り出していることについては既に述べました。抗TG抗体(抗サイログロブリン抗体)を大量に作り出す免疫の能力の多様性を持っている人のみが甲状腺機能低下症となる橋本病にかかってしまうのです。

松本医院『膠原病には3種類ある 橋本病とリウマチと血小板減少症の違いについて』 
※一部Naokiによる加筆修正あり 
橋本病の患者さんは、異物を処理する能力(HLAの多型)が優れているので、ヨウ素と結合した巨大なタンパク質であるサイログロブリンが甲状腺濾胞の外に漏れでてきた時に、サイログロブリンを異物として先天免疫が認識し、サイログロブリンに対するIgG抗体(抗TG抗体)を作ってしまうことで甲状腺で炎症が起きてしまい、甲状腺組織が破壊されることで甲状腺機能が低下するのだと述べました。










バセドウ病(独:Basedow-Krankheit)は、英語圏ではグレーブス病(Graves' disease)と言いますが、
Wikipedia『バセドウ病』

この病気は、甲状腺刺激ホルモン受容体(TSH受容体:TSHレセプター:TSH receptor)、別名チロトロピン受容体(チロトロピンレセプター:Thyrotropin receptor)に結合してしまう抗体(抗TSHレセプター抗体:抗チロトロピン受容体抗体:Thyrotropin Receptor Anti-body:TRAb)を分泌する(見かけは)自己反応性Bリンパ球(自己免疫B細胞)が存在してしまうことで、TRAbがTSH受容体にクロスリアクション(交叉反応)してしまうことで甲状腺ホルモンが過剰に分泌されてしまう、甲状腺機能亢進症でした。

以下の『Janeway's 免疫生物学 原書第7版』の、バセドウ病(グレーブス病)の発症機序の絵をご覧いただいた方が早いでしょう。

ケニス マーフィ
南江堂
2010-04


このTRAbを分泌してしまう自己反応性Bリンパ球(自己免疫B細胞)は、拙記事『甲状腺疾患(橋本病・バセドウ病)の原因と治し方・EBウイルスとの関係 & バセドウ病はEBウイルスによって発症・悪化する』 の中で紹介した通り、 人類の95%が保有・共存している至って普遍的な常在ウイルスであるEBウイルス(Epstein-Barr virus:EBV)に感染されてしまった、TRAbを膜上に持つBリンパ球(B細胞)であるのです!

EBVに感染されてしまったBリンパ球(B細胞)は、どこに結びつくかも分からない抗体を勝手に分泌したり、勝手に抗体の定常部をクラススイッチさせてしまうことがあります。

運悪くTRAbを膜上に持つBリンパ球(B細胞)にEBVが感染してしまった場合、勝手にTRAbを分泌してしまうBリンパ球になってしまうことがあるのでした。TRAbを分泌するBリンパ球(B細胞)は、決して決して自ら暴走してTRAbを分泌している自己反応性Bリンパ球(自己免疫B細胞)なのではなく、EBVに嫌々暴走させられTRAbを分泌することになってしまったBリンパ球(B細胞)であるので、バセドウ病(グレーブス病)は自分の免疫が暴走した自己免疫疾患では決してないのです。

このことは、僕の書いたIBDとヘルペスの図解の最後の28枚目に、EBVについて詳しく書いておりますので、そちらも参考になさってください、無断転載は禁止です(出典を明記すれば大丈夫です)。
このことを明らかにしたのは、鳥取大学医学部分子病理学分野の長田佳子(ながた けいこ)特任教授であることも紹介しましたね。日本人がバセドウ病の原因を明らかにしたということがとっても誇らしいですo(^▽^)o 
分野での主要な研究テーマとその取り組みについての説明

教授は、Mekel cell polyomavirus 関連疾患やEpstein-Barr virus (EBV)関連疾患(悪性リンパ腫、血球貪食症候群、胃がん等)の研究を人体疾患の解析と、動物モデルの作成・解析の両面から進めています。特に、EBV関連動物モデルはたいへんオリジナリテイが高く、ユニークな研究システムです。また、血液病理分野を中心に臨床病理学的研究にも取り組んでいるところです。准教授は、実験動物における変異SODI遺伝子導入後の形態解析、最近、大変注目を集めている卓上型簡易走査電顕による腎生検パラフィン標本の簡易迅速法の検討等に取り組んでいます。   

長田特任教授はEBV感染によるバセドウ病発症や増悪の機序の研究を進めており、大へん独創的な研究として注目され、平成27年日本免疫学会のランチョンセミナーの特別講師として講演する栄誉ある機会を与えられました。

 分子病理学分野【公式ホームページ】|鳥取大学医学部 医学科 分子病理学ホームページ
長田特任教授は、平成27年日本免疫学会学術集会において、"Epstein-Barr virus triggers development and exacerbation of Graves’ disease."『EBウイルスはバセドウ病の発症や増悪の最終因子となる』の題名で公演されています。実は、この記事の題名もそれをお借りしているのです(^^)うふふ
第44回日本免疫学会学術集会|ベックマン・コールター
免疫学会2015抄録リーフレット










今日の記事の最大の目的は、長田特任教授の研究の集大成と言えるのではないかと思える、最新の医学論文(なんと今年の4月のものです、超最新です)の根幹の内容を全て和訳・解説し、バセドウ病は完璧にEBウイルスによって引き起こされることが免疫学的・分子生物学的に証明されたことを明らかにしたいと思います、素晴らしい研究です! 日本人だから、論文の根幹の内容を和訳・解説しようと思いました〜

論文の根幹の部分を全て和訳解説するので、記事としてはその①・その②に分かれます。

これから解説する長田特任教授の論文の内容は、かなりハイレベルです。免疫学をあまり知らない素人さんは心してかかってください。

しかし医学基礎研究者や免疫学者には是非とも見ていただきたいと思います!いわゆる自己免疫疾患と呼ばれる難病の数々の黒幕がEBウイルスであること、完璧に分かると思います!

もし素人さんでも、これだけの内容が消化できれば、普通の医師は顔負けです!医師を超える素人になれます!

特に僕の和訳だけでなく解説も入っている、Abstruct(概要)、Introduction(導入)、Discussion(考察)の部分を読んでいただきたいと思っています。

クラススイッチ、AID(活性化誘導シチジンデアミナーゼ)、EBウイルス、LMP1、NF-κB…松本理論を理解する上で最も重要な役者達が勢揃いします、楽しいですヨ〜

論文は全て無料で手に入りますので、是非是非印刷してください、一緒に読んでいきましょう!!!

医学論文(2017年4月)

Nagata Keiko, Kumata Keisuke, Nakayama Yuji, Satoh Yukio, Sugihara Hirotsugu, Hara Sayuri, Matsushita Michiko, Kuwamoto Satoshi, Kato Masako, Murakami Ichiro, and Hayashi Kazuhiko. Viral Immunology. April 2017, 30(3): 240-249. doi:10.1089/vim.2016.0179.

"Epstein-Barr Virus Lytic Reactivation Activates B Cells Polyclonally and Induces Activation-Induced Cytidine Deaminase Expression: A Mechanism Underlying Autoimmunity and Its Contribution to Graves' Disease."
『EBウイルスの溶解感染再活性化はB細胞を多クローン性に活性化し、そして活性化誘導シチジンデアミナーゼの発現を誘導する:自己免疫性の元となる機構とそのバセドウ病への貢献について』


ジャーナルサイトは→こちら
全論文は→こちら(PDFファイル形式)


Abstruct(概要)

Graves' disease is an autoimmune disease that results in and is the most common cause of hyperthyroidism, and the reactivation of persisting Epstein–Barr virus (EBV) in B lymphocytes induces the differentiation of host B cells into plasma cells. 
バセドウ病(グレーブス病)は、最終的に甲状腺機能亢進症(hyperthyroidism)という結果になり、また最もありふれた甲状腺機能亢進症の原因となるような自己免疫疾患であり、そしてBリンパ球に潜伏しているEBウイルス(EBV)の再活性化は宿主のB細胞(Bリンパ球)の形質細胞への分化をを誘導する。

形質細胞は、Bリンパ球(B細胞)が抗体を分泌するようになった時の呼称です。また、これからBリンパ球・B細胞と言い方が論文中で変わってきますが、同じ免疫細胞であることに注意してくださいね。





We previously reported that some EBV-infected B cells had thyrotropin receptor antibodies (TRAbs) as surface immunoglobulins (Igs), and EBV reactivation induced these TRAb+EBV+ cells to produce TRAbs. EBV reactivation induces Ig production from host B cells. 
私たち著者は昔、いくつかのEBV感染B細胞は抗チロトロピン受容体抗体(TRAb)を膜免疫グロブリン(Igs)として持っており、そしてEBVの再活性化はこれらのTRAb陽性EBV陽性細胞からTRAbを分泌させたことを報告した。EBVの再活性化は宿主のB細胞からの免疫グロブリン(immunoglobulin:Ig)産生を誘導する。

免疫グロブリンは抗体のことで、免疫学の専門用語です。EBV感染Bリンパ球は、正常なプロセスを経ずに抗体を勝手に分泌してしまうことは前に述べましたね。






The purpose of the present study was to examine total Ig productions from B cell culture fluids and to detect activation-induced cytidine deaminase (AID), nuclear factor kappa B (NF-κB), and EBV latent membrane protein (LMP) 1 in culture B cells during EBV reactivation induction and then we discussed the mechanisms of EBV reactivation-induced Ig production in relation to autoimmunity.
本研究の目的は、B細胞培養液からの全免疫グロブリン産生量を調べること、EBV再活性化誘導時の培養B細胞内の活性化誘導シチジンデアミナーゼ(activation-induced cytidine deaminase:AID)核内因子κB(nuxlear factor kappa B:NF-κB)、そしてEBVの潜伏感染膜タンパク(latent membrane protein:LMP)1を検出することであった、そしてその後私たち著者は自己免疫性との関連に於けるEBV再活性化によって誘導される免疫グロブリン産生の機構を検討した。

AIDNF-κBLMP1に関しては、論文のIntroduction(導入)・Discussion(考察)の部分で詳しく説明します。



ざっくりいうと、AIDは抗体のクラススイッチに必要不可欠な酵素で、松本先生の宿敵(?)である京大医学部の本庶佑(ほんしょ たすく)教授が発見されました。ちなみに本庶佑教授よりも前に、松本先生は臨床的にクラススイッチ現象を発見していたので、ある意味クラススイッチの第一発見者は松本仁幸です。
Wikipedia『本庶佑』

Tasuku Honjo 201311.jpg
By 大臣官房人事課 - 平成25年度 文化勲章受章者:文部科学省, CC 表示 4.0, Link




NF-κBは免疫反応において中心的な役割を果たす転写因子の一つであり、活性化されたNF-κBはAIDをエンコードしているBリンパ球のAID遺伝子(AICDA)の転写を促進するので、クラススイッチを起こすためにはNF-κBの活性化が必要不可欠なのです。
Wikipedia『NF-κB』

しかし、ストレスが強く長期的にかかると副腎皮質から免疫を抑制する副腎皮質ステロイドホルモンであるコルチコステロイドが大量に分泌されたり、ステロイド系抗炎症剤を投与したりすると、これらのステロイドはNF-κBの標的遺伝子の転写を抑制してしまうので、AID遺伝子の転写も抑制され、クラススイッチができなくなってしまうのです。

ストレスが多かったり、ステロイドを使うとIgG→IgE・IgAクラススイッチが阻害されるというのは、上のような機構だったのです。

ケニス マーフィ
南江堂
2010-04



LMP1は、EBウイルスの遺伝子が潜伏感染型2・3型を取っている時に発現する膜タンパク質であり、Bリンパ球のCD40という膜タンパク質のシグナルを模倣するものです。
LMP1molecule
CD40のシグナルは、Bリンパ球を活性化・増殖・クラススイッチさせます、なぜならCD40の活性化はNF-κBを活性化するからです。

このCD40のシグナルを、EBVの作る膜タンパク質LMP1は真似してしまうので、EBV感染Bリンパ球は勝手に抗体を分泌させられたり、クラススイッチさせられてしまうのです。詳しいことは後ほど検討部にて説明します。





We showed that the EBV reactivation induces the production of every isotype of Ig and suggested that the Ig production was catalyzed by AID through LMP1 and NF-κB. The results that the amount of IgM was significantly larger compared with IgG suggested the polyclonal B cell activation due to LMP1. 
私たち著者は、EBVの再活性化は全てのアイソタイプの免疫グロブリンの産生を誘導することを示し、その免疫グロブリンの産生はLMP1とNF-κBによって発現されたAIDによって触媒作用を及ぼされたことを支持する。IgM抗体の総量がIgG抗体の総量と比べた時に顕著に高かったという結果は、LMP1による多クローン性のB細胞活性化を支持する。

アイソタイプ(isotype)は抗体の定常部(Fc部:クラス)の異名です。クラススイッチ(class-switching)は別名アイソタイプスイッチ(isotype-switching)とも呼ばれます。

上に述べられているように、EBV感染Bリンパ球は勝手に抗体を分泌させられたりクラススイッチさせられたりするので、EBVはいわゆる自己免疫疾患の黒幕となるのです。自己免疫疾患は存在しないという図解もいずれ書きますが、世の中の自己免疫疾患はバセドウ病も含めて、決して自己の免疫が暴走しているのではなく、EBウイルス(あとサイトメガロウイルス)によって免疫が暴走させられているだけの話なのです。





We proposed the pathway of EBV reactivation induced Ig production; B cells newly infected with EBV are activated by polyclonal B cell activation and produce Igs through plasma cell differentiation induced by EBV reactivation. LMP1-induced AID enabled B cells to undergo class-switch recombination to produce every isotype of Ig. 
私たち著者は、EBVの再活性化の経路が免疫グロブリンの産生を誘導することを提示した;新しくEBVに感染したB細胞は、多クローン性のB細胞活性化によって活性化され、EBVの再活性化によって誘導された形質細胞への分化を通して免疫グロブリンを産生する。LMP1によって誘導されたAIDは、B細胞に全てのアイソタイプの免疫グロブリンを産生するためのクラススイッチ再編成(class-switch recombination)を経ることを可能にさせた。





According to this mechanism, EBV rescues autoreactive B cells to produce autoantibodies, which contribute to the development and exacerbation of autoimmune diseases.
この機構によって、EBVは自己抗体を産生するような自己反応性B細胞を奪回する、そして自己免疫疾患の発症と増悪に寄与する。

この論文のアブストの最後で、あらゆる自己免疫疾患の原因がEBVにあると断言していますね!





目次に戻る









Introduction(導入)

Graves' disease is an autoimmune disease that results in and is the most common cause of hyperthyroidism. Patients with Graves' disease have serum thyrotropin receptor antibodies (TRAbs) that stimulate thyroid follicular epithelial cells to produce excessive thyroid hormones (12,27,29) .
バセドウ病(グレーブス病)は、甲状腺機能亢進症という結果になり、また最もありふれた甲状腺機能亢進症の原因となるような自己免疫疾患である。バセドウ病(グレーブス病)の患者は、血清にチロトロピン受容体抗体(TRAb)を持ち、それは甲状腺濾胞上皮細胞を刺激し過剰な甲状腺ホルモンを産生させる (12,27,29)。





Epstein–Barr virus (EBV) is a human herpes virus, with primary infections occurring in most adults in childhood (11). EBV mainly persists in B lymphocytes and shows four phases (types) of latency (latency 0–3) based on viral antigen expression. EBV occasionally reactivates to switch its replication mode from latent to lytic and produces a large number of infectious virions with the lysis of host cells (7).
エプシュタイン・バール・ウイルス(EBV)は、殆どの大人に初感染が幼少期に起きるヒトヘルペスウイルスである (11)。EBVは主にBリンパ球に持続感染し、ウイルスの抗原発現に基づいて4段階(タイプ)の潜伏型(潜伏0〜3型)を示す。EBVは時折再活性化し、複製形式を潜伏から溶解へ切り替え、宿主の細胞の溶解とともに大量の伝染性のビリオンを産生する (7)。

EBウイルスの正式名称はエプシュタイン・バール・ウイルス(Epstein-Barr virus:EBV)と言います。これは人間に感染するヒトヘルペスウイルスの4番目(human herpesvirus-4:HHV-4)で、英国人ウイルス学者のマイケル・A・エプシュタイン(Michael A. Epstein)と、その弟子のオーストラリア人のイボンヌ・M・バール(Yvonne M. Barr)により1964年、バーキットリンパ腫という悪性リンパ腫の培養細胞から、世界初のヒト癌ウイルスとして発見されました。

EBVを含むヘルペスウイルスの仲間は全て、普通のウイルスとは違い、宿主の免疫回避機構をたくさん保持しているので、一度でも感染したら終生排除することは不可能となります。EBVは主に、抗体を分泌するBリンパ球、上皮系細胞に好んで持続感染します。

それゆえに、20歳以上の大人のEBVの保有・共存率は9割以上に及ぶという、いたって普遍的なウイルスなのです。殆ど全ての人が癌ウイルスのEBVと共存しながら、つまり増殖しようとしたEBVは免疫に見つかっては殺され、免疫に追いやられたEBVはBリンパ球や上皮系細胞に隠れて、を繰り返し生きているのです。



EBVがBリンパ球や上皮系細胞にひっそり潜伏(latency)している時の状態を潜伏感染(latent infection)と言います。この潜伏感染ではEBVの複製は行われず、EBVのDNAは宿主の染色体にひっついて、限定的なEBV遺伝子の発現のみが行われます。
対してEBVが感染を広げる時は、潜伏感染から再活性化(reactivation)し、隠れ家・複製のアジトだったBリンパ球や上皮系細胞(epithelial cells)を溶解(lysis)して、感染範囲を広げていくので、この状態を溶解感染(lytic infection)と言います。この溶解感染では、盛んにEBウイルス粒子の複製が行われます。

EBV infection cycle in healthy humans.png
By Graham Beards - Own work, CC BY-SA 3.0, Link




潜伏感染の形式には0型・1型・2型・3型の4段階(タイプ)があり、数字が大きくなるほど感染形式を溶解感染に切り替える間近になります。

潜伏感染の時には、非常に限定的なEBV遺伝子発現のみをしています。
  • 潜伏膜タンパク質(latent membrane protein:LMP)…LMP1LMP2A・LMP2B
  • EBV核抗原(EBV nuclear antigen:EBNA)…EBNA1・EBNA2・EBNA3A・EBNA3B・EBNA3C・EBNA-LP
  • ノンコーディングRNA…EBV-encoded small RNAs (EBERs)・BamHI A rightward transcripts (BARTs)・microRNAs
潜伏膜タンパク質1(latent membrane protein1:LMP1)はこれから重要になってきますので、是非とも覚えてください。潜伏膜タンパク質2A(LMP2A)EBV核抗原(EBV nuclear antigen1:EBNA1)もEBV研究の分野では頻出です。EBV潜伏感染遺伝子の発現は潜伏感染型によって変わってきます。もちろん、溶解感染間近の潜伏感染3型では、これらの全てのEBV潜伏感染遺伝子が発現されます。
LMP1は、潜伏感染2・3型で発現される遺伝子です。

ウイルス粒子のことをよくビリオン(virion)と言います、覚えておきましょう。





EBV was previously suggested to be related to autoimmune diseases, because several autoantibodies were detected during the course of infectious mononucleosis, the symptomatic primary infection of EBV (4,20,26), and this was sometimes found to be accompanied by the development of autoimmune diseases (11,15,23). EBV nuclear antigen (EBNA) 1 has been reported to appear before the onset of systemic lupus erythematosus and shows cross-reactivity to the myelin antigen of patients with multiple sclerosis (11,15,23).
EBVは前から自己免疫疾患に関わっていると提示されてきた、何故ならいくつかのの自己抗体がEBVの初感染を表している伝染性単核球症(infectious mononucleosis:IM)の過程の間に検出され (4,20,26)、これは時々自己免疫疾患の発症に伴なわれていることが発見されていたからである (11,15,23)。EBV核抗原のEBNA1は全身性エリテマトーデス(systemic lupus erythematosus:SLE)の発病前に出現すると報告されてきており、多発性硬化症(multiple sclerosis:MS)の患者のミエリン鞘抗原に対する交叉反応性を示している (11,15,23)。

EBVの初感染による症状を伝染性単核球症(infectious mononucleosis:IM)といいます。青年期に異性とのキスで、唾液の中に分泌されたEBVに初感染するとこのIMになるので、IMは俗称「キス病」といいます。発熱・咽喉痛・リンパ節腫脹といった症状が出ます。
Wikipedia『伝染性単核球症』



全身性エリテマトーデス(systemic lupus erythematosus:SLE)は、難病の中でも最も難病と呼ばれる病気です。症状は多彩すぎて書けないので、Wikipediaを参照してください。
Wikipedia『全身性エリテマトーデス』
松本先生は以下のコラムで、SLEがEBVによって引き起こされることを述べています。補体についてのコラムの中でもSLEとEBVの関係について述べていますが、これはまだ僕も全ては理解していません、しっかり補体のことを勉強してからじゃないと読めそうにありません(^^;
松本医院『EBウイルスについて』
松本医院『補体について』



多発性硬化症(multiple sclerosis:MS)は、神経細胞の髄鞘(ミエリン鞘)に対しての自己抗体ができてしまい、神経伝導に異変を生じる疾患です。この自己抗体も言うまでもなく、EBV感染Bリンパ球がEBVによって分泌させられた抗体であるのです。
Wikipedia『多発性硬化症』
IBDやリウマチの治療に用いられる、レミケードやヒュミラといった抗TNF製剤の重篤な副作用にこの多発性硬化症を始めとする脱髄疾患がありますが、実は抗TNF製剤の強力な免疫抑制によるEBVの日和見感染によるものなのです。EBVは抗TNF製剤投与時の日和見リンパ腫の黒幕であるだけでなく、脱髄疾患の黒幕でもあるのです。
レミケードやヒュミラ(モノクローナル抗体)で脱髄疾患の悪化と発生だってよ!|MS東北『只今ちん道中』
インフリキシマブ治療中に Epstein-Barr ウイルス再活性化 にともなって急性散在性脳脊髄炎を発症した 1 例





We previously found a positive relationship between serum levels of TRAbs and the EBV-early antigen (EA) antibody, a marker for EBV reactivation, in 66 patients with Graves' disease (17). TRAb titers represent the activity of Graves' disease, and the EBV-EA antibody recognizes the product of the BMRF1 gene expressed in the early phase of lytic reactivation. Even EBV-persisting B cells terminally differentiate into plasma cells and produce a large number of antibodies. If B cells are autoreactive, EBV latent infection or reactivation may affect autoantibody production.
私たち著者は以前、66人のバセドウ病(グレーブス病)患者に於いて、血清中のTRAbの値と、EBVの再活性化の指標であるEBV初期抗原抗体(EBV-early antigen抗体:EBV-EA抗体)の間の正の相関を見出した (17)。TRAbの力価はバセドウ病(グレーブス病)の活動度を表し、EBV-EA抗体は溶解感染再活性化の早期段階で発現されるBMRF1の転写産物を認識する。さらにEBVが持続感染しているB細胞は最後に形質細胞へと分化し、大量の抗体を産生する。もしB細胞が自己反応性であれば、EBVの潜伏感染ないし再活性化は自己抗体の産生に影響しうる。

EBVは溶解感染する時、つまり複製されたEBV粒子が宿主のBリンパ球を溶解し溶かし殺して感染範囲を広げる際に、EBVは厳密なカスケード式の溶解感染遺伝子発現をします。溶解感染に移行すると、
  1. 前初期(immediate early:IE)
  2. 初期(early:E)
  3. 後期(late:L)
のEBV溶解感染遺伝子の発現の順番を取ります。
  1. 前初期(IE)遺伝子として有名なのは、BZLF1(別名Zta、ZEBRA)とBZRF1(別名Rta)です。BZLF1とBZRF1は潜伏状態にあったEBVを溶解感染に誘導する上で非常に重要な働きをする転写活性化因子です(BZLF1に関しては、拙記事『レミケード・ヒュミラ等の生物学的製剤と悪性リンパ腫との関係、その予防法②』で紹介した医学論文のアブストで見たように、IBD患者さんに抗TNF製剤を投与した時に、BZLF1の溶解感染遺伝子転写産物のZEBRAが血中に増えたと書いてありましたね。EBVが抗TNF製剤投与時に日和見増殖(溶解感染)していると言うことを示す結果となっています)。
  2. 初期(E)遺伝子として、BALF5と呼ばれるウイルスDNAポリメラーゼ、BMRF1(別名EA-D, early antigen diffuse)と呼ばれるDNAポリメラーゼプロセッシビティファクターなどのDNA合成関連遺伝子群のほか、Bcl-2のホモログであるBHRF1(vBcl-2)なども発現します。今回紹介している長田特任教授の論文では、この初期(E)遺伝子の中のBMRF1の転写産物を捕まえるEBV初期抗原抗体(EBV-early antigen抗体:EBV-EA抗体)の血清中量とTRAbの血清中量は比例関係にあると言っていますので、EBVの再活性化とTRAbの分泌には関係があると言うことです。
  3. 後期(L)遺伝子には、ヌクレオカプシド(Nucleocapsid)・膜タンパク(Envelope protein)などのEBV構造タンパク(EBウイルス粒子の材料)が含まれます。

    Viral Tegument.svg
    By Ben Taylor - Own work, Public Domain, Link

    それらのうちgp350と呼ばれる膜糖タンパクは、子孫ウイルスのエンベロープに取り込まれ、新規感染の際、吸着レセプターであるCD21(およびCD35)に結合します。gH/gL/gp42複合体は、HLA class IIに結合し、Bリンパ球への侵入を誘導します。





Therefore, we hypothesized that the reactivation of persistent EBV in TRAb-producing B cells may stimulate TRAb production and induce or exacerbate Graves' disease. Then we showed that patients with Graves' disease and healthy controls had EBV-infected B cells with TRAbs on their surface (TRAb+EBV+ cells) (18). We also demonstrated that peripheral blood mononuclear cells (PBMCs) containing these double-positive cells released TRAbs during the induction of EBV reactivation (19).
それゆえ我々著者らは、TRAbを産生するB細胞に持続感染しているEBVの再活性化がTRAbの産生を刺激し、バセドウ病(グレーブス病)の誘導ないしは増悪させるだろうと、仮説を立てた。そこで我々は、バセドウ病(グレーブス病)の患者と健常対照群はTRABを膜にもつEBV感染B細胞(TRAb陽性EBV陽性細胞:TRAb+EBV+ cells)を保有することを示した (18)。我々はまた、これらの二つが陽性な細胞を含む末梢血単核球(peripheral blood mononuclear cells:PMBCs)は、EBVの再活性化を誘導した時にTRAbを産生することも示した (19)。





Thyroid-stimulating TRAbs are IgG1 class immunoglobulins (Igs) (12). Therefore, class-switch recombination (CSR) catabolized by activation-induced cytidine deaminase (AID, encoded by AICDA) should be necessary for B cells to produce thyroid-stimulating TRAb (16). EBV-latent membrane protein (LMP)1 is known to activate mature naive B cells by mimicking the CD40 signal without specific antigen and cognate CD4 T cells (3,11,28). The CD40 signal promotes AICDA transcription through nuclear factor kappa B (NF-κB). Therefore, EBV reactivation could induce the production of class-switched Igs, as well as IgM.
甲状腺を刺激するTRAbはIgG1クラスの免疫グロブリンである (12)。それゆえ、活性化誘導シチジンデアミナーゼ(activaton-induced cytidine deaminase:AID、AICDAによって遺伝子がエンコードされている)によって異化されるクラススイッチ再編成(class-switch recombination:CSR)が、甲状腺を刺激するTRAbをB細胞が産生するには当然必要不可欠である (16)。EBV潜伏膜タンパク質1(latent membrane protein1:LMP1)は、同系のCD4陽性T細胞と特定の抗原なしに、CD40のシグナルを模倣することで、成熟したナイーブB細胞を活性化することが知られている (3,11,28)。そのCD40のシグナルはAIDCAの転写を核内因子κB(NF-κB)を通して促進する。それゆえに、EBVの再活性化はIgMの産生と同様に、クラススイッチした免疫グロブリンの産生を誘導することができる。

では、ここの導入部でクラススイッチとCD40の関係についてしっかり解説しておきましょう。

クラススイッチ(class-switching)またの名をアイソタイプスイッチ(isotype-switching)とは、Y字型の抗体を分泌するBリンパ球(B細胞)が、抗体の定常部(Fc部)を変えることで抗体のエフェクター機能を変化させることです。

抗体の構造は大きく分けて2つあります。抗原に結びつく部分である可変部(Fab部)と、クラススイッチで構造が変わる定常部(Fc部)です。僕の書いた図解の24〜27コマ目に抗体分泌のプロセスの初歩が解説されているので、見てください。無断転載は禁止です(出典を明記すればOKです)。
  • IgG抗体は、マクロファージ・好中球・NK細胞といった殺しの戦いに関わる免疫細胞が、その膜上にIgGのFc部分に対するレセプターを持っているので、IgG抗体で捕まえられた抗原をマクロファージや好中球が溶かし殺すのに役立ちます。Bリンパ球(B細胞)がIFN-γ(interferon-gamma:インターフェロンガンマ)というサイトカインを受け取った時に、作る抗体のクラスをIgGにクラススイッチします。
  • IgE抗体は、マスト細胞・好酸球・好塩基球といったアレルギー反応を引き起こす免疫細胞が、その膜上にIgEのFc部分に対するレセプターを持っているので、IgE抗体で捕まえられた抗原をアトピーや喘息などの症状を引き起こすことで、痒みを引き起こして掻いて排出したり、粘液を産生させて洗い流すのに役立ちます。Bリンパ球(B細胞)がIL-4(interleukin-4:インターロイキン4)というサイトカインを受け取った時に、作る抗体のクラスをIgEにクラススイッチします。
  • IgA抗体は、主に粘膜防御(外分泌免疫)に関わります。Bリンパ球(B細胞)がIL-4(interleukin-5:インターロイキン5)やTGF-β(transforming growth factor-β:トランスフォーミング増殖因子β)というサイトカインを受け取った時に、作る抗体のクラスをIgAにクラススイッチします。
no37_interview_zu02
(出典:免疫のしくみに魅せられて ー何事にも主体的に挑む|サイエンティスト・ライブラリー|JT生命誌研究館|本庶佑)この絵の中でIgE(紫)の機能が寄生虫感染免疫と書いてありますが、もっと広くアレルギー反応といったほうが正確です。

このクラススイッチを起こす際に、最も重要なのが活性化誘導シチジンデアミナーゼ(activation-induced cytidine deaminase:AID)という酵素なのです。

これに関しては、IgM・IgD→IgGクラススイッチ(アイソタイプスイッチ)の過程の動画がYouTubeにありますので、こちらを見ていただいた方が早いかと思います(英語ですが…)。素人さんの場合には、なんかAIDってのがクラススイッチする時に必要なんだな〜くらいの認識で良いです(^^)

この動画をしっかり見ていだだいた方にはわかると思いますが、IgGにクラススイッチする前に、まずCD40というB細胞の分子に、ヘルパーT細胞のCD40ligand(CD40リガンド)が結合し、NF-κBが活性化されています。このNF-κBがAID遺伝子(AICDA)の転写を促進し、AIDが作られるからこそIgGにクラススイッチすることができるのです!

そしてIgGにクラススイッチさせるサイトカインのIFN-γも受け取っています。

つまり、クラススイッチや抗体を分泌する際には絶対にCD40のシグナルが活性化され、NF-κBが活性化されなければならないのです!

しかしEBVのずるいところは、潜伏感染2・3型で発現するLMP1がCD40のシグナルの真似をすることで、ヘルパーT細胞のCD40リガンドの結合・B細胞のMHCⅡでの抗原提示なしに、勝手にNF-κBを活性化することができてしまうところなのです!!!

このEBVの遺伝子LMP1によって活性化されたNF-κBは、B細胞を活性化させ抗体を勝手に分泌させたり、AID遺伝子(AICDA)の転写を活性化しAIDを作りクラススイッチの引き金を引いてしまうことがあるのです。

バセドウ病を引き起こすTRAbの定常部はIgGなので(正確にはIgG1)、TRAbを分泌するB細胞でIgM・IgD→IgGクラススイッチが行われないと、バセドウ病は発症しないことになります。

本来は、絶対に甲状腺のTSHレセプターに対する抗体(TRAb)は、自己免疫疾患は存在しないので(いずれ図解を書きます)、正常な抗体分泌のプロセス(抗原提示細胞→ヘルパーT細胞活性化→B細胞抗体分泌)を経ていれば絶対にできることはないのです。しかし、EBVはこの機構を転覆させてしまうのです。文になってしまいますが、EBVが関わってこない限り自己免疫疾患は絶対に存在しない理由を一応書いておきましょう。囲っておきますので、読みたい人だけ読んでください。僕の書いた文ですが、専門家向けでちょっと難しいです(^^;
CD40のシグナルは別名、共刺激シグナル(co-stimulatory signal)といって、自己抗体を分泌するB細胞を活性化させないために非常に重要なシグナルなのです。

CD40リガンドは活性化されたヘルパーT細胞(CD4陽性T細胞)の膜上に発現されるのですが、ヘルパーT細胞が活性化するにはマクロファージや樹状細胞といった抗原提示細胞(antigen-presenting cells:APCs)膜上の共刺激分子B7からCD28で受け取った共刺激シグナル(co-stimulatory signal)と、MHCⅡ分子による抗原提示を受け取ったT細胞レセプター(TCR)のシグナルが必要です。

B7は、マクロファージや樹状細胞といったAPCsの膜上に、Toll様受容体(Toll-like receptor:TLR)やNOD様受容体(NOD-like receptor:NOD)といった先天センサーが活性化された時に限り発現されます。これらの先天センサーは病原体に共通の分子パターンである病原体分子関連パターン(pathogen-associated molecular patterns:PAMPs)を認識するパターン認識受容体(pattern recognition receptors:PRRs)なので、自己の蛋白を仮にマクロファージや樹状細胞が取り込んだとしてもこれらの先天免疫の先天センサーが活性化されないので、共刺激分子B7がAPCsの膜上に発現されることはありません。

ナイーブT細胞は、ナイーブT細胞が持つ膜上のCD28で、APCsの膜上にあるB7からの共刺激を受け取れないと、アネルギーやアナジーといって不活化し、いずれ細胞自殺(アポトーシス)してしまいます。B7は自己の蛋白を取り込んだ時には絶対にAPCsの膜上に発現されないので、自己反応性のナイーブT細胞が、APCsがMHCⅡで提示した自己抗原をそのTCRで認識したとしても、B7からの共刺激が受け取れないのでアネルギーになって、いずれ死んでしまいます。つまり自己反応性のTCRを持つヘルパーT細胞(CD4陽性T細胞)はどんなことがあっても活性化できないので、絶対にその膜上にCD40リガンドを発現できないことになります。

それゆえに、自己反応性のB細胞が仮にMHCⅡで自己反応性のT細胞に抗原提示したとしても、自己反応性のT細胞は絶対にCD40リガンドを上に述べた様に発現できないので、自己反応性の抗体の可変部を持つB細胞はCD40で共刺激を受け取れないので、自己抗体を分泌することも絶対にEBVが関わってこない限りはあり得ないのです。ただし、B細胞レセプターとしてのIgM抗体が自己の蛋白にひっついて、剥がれて血中に漏れ出ることはありますが。しかしその量は微々たるもので、大量の自己反応性IgM抗体の分泌は絶対にCD40からの共刺激がないとできませんから、EBVが自己反応性のB細胞に感染しない限りは、大量の自己反応性IgM抗体が分泌されるということもあり得ません。

ここで、「B細胞がMHCⅡを用いて抗原提示細胞として働けるのならば、先天センサーのないB細胞が自己免疫疾患を引き起こしているのではないか?」と思われる方もいらっしゃると思いますが、B細胞は活性化されないとB7をその膜の上に発現できないということがこの疑問を否定するためのキーとなります。

B細胞の活性化、つまりCD40で活性化したヘルパーT細胞からの共刺激を受け取ることですが、先に述べた様に絶対に自己反応性のヘルパーT細胞が活性化されることはないので、自己反応性のB細胞はそもそも活性化されることがなく、B7をその膜の上に発現することもできません。ゆえに、自己反応性のB細胞が仮にB細胞レセプターにくっついた自己の蛋白をMHCⅡで抗原提示したとしても、自己反応性のB細胞は絶対にB7を膜に発現できないので、抗原提示されたナイーブT細胞はCD28で共刺激を受け取れず、アネルギーで不活化してしまいます。

その意味では、ある抗原に対してのナイーブT細胞を、一番最初に活性化できるのはやはりマクロファージと樹状細胞であり、これらの先天免疫は先天センサーを持っているゆえ、自己の蛋白を提示したとしても絶対にB7を発現できないので、自己反応性のナイーブT細胞を活性化することも絶対にできません。つまり自己免疫疾患は存在し得ないのです。

CD40の共刺激の意味は、自己反応性のヘルパーT細胞が絶対にCD40リガンドを発現できないので、自己反応性B細胞が自己抗体を分泌することを防ぐ役割をしているのだと推察されます。

しかしEBVはそのLMP1遺伝子で、感染したB細胞がもしかすると自己抗体を分泌しうるのに、CD40のシグナルを模倣しNF-κBを活性化してしまうことで、自己抗体を分泌させ(見かけは)自己免疫疾患を引き起こしてしまうのです。本当は自己免疫疾患なんて言わないで、EBV性クロスリアクション症候群と名付けるべきかもしれませんネ





In the present study, we induced EBV reactivation on PBMCs, detected every class of Ig secretion and AID expression, in vitro, and discussed the mechanisms underlying EBV reactivation-induced Ig production in relation to autoimmunity.
本研究では、我々は末梢血単核球(PBMCs)におけるEBVの再活性化を誘導し、試験管内(in vitro)でのすべてのクラスの免疫グロブリンの分泌とAIDの発現を検出した。そして自己免疫性との関わりに於けるEBV再活性化誘導性免疫グロブリン産生の背景にある機構を検討した。





目次に戻る









Materials and Methods(材料と方法)

Subjects :Ten patients with Graves' disease and 14 healthy controls participated in this study (Table 1). All subjects provided written informed consent for participation in the study, and the study protocol was approved by the Medical Ethics Committee for Human Subject Research (No. 707, 707-1-12) at the Faculty of Medicine, Tottori University, Yonago, Japan.
被験者 :10人のバセドウ病(グレーブス病)患者と14人の健常対照群がこの研究に参加した(表1:Table 1)。すべての被験者がこの研究への参加に対しての書面でのインフォームド・コンセントを提供し、研究実施計画書は、日本の米子市の鳥取大学医学部の人体実験のための医療倫理委員会(No. 707、707-1-12)において承認された。
表1(Table1)

The mean ages (±SD) of the Graves' disease patients and healthy controls were 42.50 (±9.17) years and 34.43 (±12.06) years, respectively.
バセドウ病(グレーブス病)患者と健常対照群の平均年齢(±標準偏差)は、それぞれ42.50(±9.17)と34.43(±12.06)であった。

At the time of their diagnosis, patients exhibited symptoms and had laboratory data that included at least one of the following: (1) signs of thyrotoxicosis such as tachycardia, weight loss, finger tremors, and sweating; (2) diffuse enlargement of the thyroid gland; and (3) exophthalmos and/or specific ophthalmopathy. All patients met the following criteria: (1) elevated serum levels of free T4 and/or free T3; (2) the suppression of serum thyrotropin (thyroid stimulating hormone: TSH) (<0.1 μU/mL); and (3) positivity for TRAbs or thyroid-stimulating antibody.
その時の患者らの診察結果は、患者たちは症状を表し、そして研究以下に述べる研究室データのいずれか一つを持っていた:(1)甲状腺中毒症(thyrotoxicosis)の兆候、例えば頻脈(tachycardia)、体重減少(weight loss)、指の震え(finger tremors)、汗かき(sweating);(2)甲状腺の肥大(diffuse enlargement of the thyroid gland);(3)眼球突出(exophthalmos)ないしは特徴的な眼障害(specific ophthalmopathy)またはその両方。すべての患者は以下の診断基準に達した:(1)遊離サイロキシン(thyroxin:T4)ないしはトリヨードサイロニン(triiodothyronine:T3)ないしはその両方の高い血清レベル;(2)血清チロトロピン(thyrotropin、別名:甲状腺刺激ホルモン:thyroid stimulating hormone:TSH)の抑制(0.1 μU/mL以下);そして(3)TRAbないしは甲状腺刺激抗体の陽性。

Nine out of the 10 patients were receiving treatments with antithyroid drugs (methylmercaptoimidazole or propylthiouracil). Control subjects were enrolled voluntarily. Their thyroid functions were normal, and they had no family history of thyroid disease.
10人の患者のうち9人は、メチルメルカプトイミダゾール(methylmercaptoimidazole;別名チアマゾール・メルカゾール)やプロピルチオウラシルといった抗甲状腺薬による治療を受けていた。健常対照群はボランティアとして参加した。健常対照群の甲状腺機能は正常で、甲状腺疾患の家族歴を持っていなかった。





PBMC preparation :Peripheral blood samples were obtained from Graves' disease patients and healthy controls. PBMCs were separated using a Ficoll-Conray density gradient and stored at −80°C until used (18,19).
末梢血単核球の準備 :末梢血サンプルがバセドウ病(グレーブス病)患者と健常対照群から得られた。末梢血単核球(PBMCs)はフィコール・コンレイ比重遠心分離法を用いて分離され、使用するまで-80℃で保存された (18,19)。





Sampling protocol :PBMCs were cultured for 2 days in RPMI 1640/10% FBS with 0.1 μg/mL cyclosporin A at 37°C, as described in our previous study (18,19), to suppress T cell function and enrich the B cell population. They were then transferred to a culture at 33°C to induce EBV reactivation and were regarded as day 0 samples. Culture at 33°C is a physiological way to induce EBV reactivation (6,19,24,25).
サンプルリングプロトコール :末梢血単核球(PBMCs)はRPMI1640倍地で(10%FBS)、私たちの以前の研究 (18,19)で述べられている様に、T細胞の機能を抑制し、そのB細胞集団の数を高めるために0.1 μg/mLのシクロスポリンAが37℃で与えられている状況で、2日間の間培養された。そして、EBVの再活性化を誘導するために33℃の培地にそれらは移され、それらは日付0のサンプルと見なされた。33℃の培地はEBVの再活性化を誘導するような生理学的な方法である (6,19,24,25)。

On days 0, 5, 10, and 12, half of the culture fluid was sampled and replaced by fresh medium. Culture cells were collected at the same time for total RNA purification. PBMCs for cell population analyses and immunohistochemistry (IHC) were prepared using the same procedure and collected on days 0 and 12.
日付0、5、10、そして12で、培養液の半分がサンプルされ、新鮮な培養液に取り替えられた。培養細胞は全RNA精製と同じ時に集められた。末梢血単核球(PMBCs)の細胞集団分析と免疫組織化学(immunohistochemistry:IHC)が、同じ手順を用いて準備され、日付0と12で集められた。





Flow cytometry for cell population analyses and LMP1 expressions :The PBMCs collected were fixed by 2% paraformaldehyde, and cell population changes, plasma cell populations, and LMP1 expressions were assessed by flow cytometry. We analyzed frequencies of T lymphocytes with CD3 antibody, B lymphocytes with CD79a antibody, and plasma cells with CD138 and CD38 antibodies.
細胞集団分析とLMP1発現のためのフローサイトメトリー :その集められた末梢血単核球(PMBCs)は2%のポリオキシメチレンで固定され、細胞集団の変化・形質細胞集団・LMP1の発現がフローサイトメトリーで評価された。我々はTリンパ球の頻度をCD3抗体で、Bリンパ球の頻度をCD79a抗体で、そして形質細胞の頻度をCD138抗体とCD38抗体で分析した。

The PBMCs of three subjects (Controls Nos. 6 and 8, Patient No. 3) were analyzed for cell population changes during the culture period. PBMCs of two subjects (Controls Nos. 6 and 8) were analyzed for LMP1 expression variations during the culture period. PBMCs of eight controls and eight patients were analyzed for plasma cell populations.
3人の被験者(健常対照群No.6とNo.8、患者No.3)の末梢血単核球(PMBCs)は培養期間の間、細胞集団の変化を分析された。2人の被験者(健常対照群No.6とNo.8)の末梢血単核球(PMBCs)は、培養期間の間LMP1発現変動が分析された。8人の健常対照群と8人の患者の末梢血単核球(PMBCs)は、形質細胞の細胞集団が調べられた。

The primary antibodies (1 μg/1 × 106 cells) used for immunofluorescent staining were as follows, and secondary antibody for CD38 and EBV-LMP was anti-mouse IgG (H+L) goat IgG Alexa Fluor 488 conjugated (Invitrogen, Camarillo, CA).
免疫蛍光染色で使われた一次抗体(1 μg/1 × 106 cells)は以下の様である、そしてCD38とEBV-LMPに対しての二次抗体はanti-mouse IgG (H+L) goat IgG Alexa Fluor 488 conjugated (Invitrogen, Camarillo, CA)である。

anti-humanCD3 mouse IgG2a, k (clone HIT3a) APC conjugated (BioLegend, San Diego, CA),
anti-human CD79a mouse IgG1 Alexa Fluor 647 conjugated (AbD Serotec, Oxford, United Kingdom),
anti-human CD138 mouse IgG1 Alexa Fluor 647 conjugated (AbD Serotec),
anti-human CD38 mouse IgG1 (Beckman Coulter, Pasadena, CA),
anti-EBV-LMP mouse IgG (Dako, Glostrup, Denmark).

同上





AICDA mRNA expression :AICDA mRNA was quantified by real-time PCR with a 7900HT Fast Real-Time PCR System (Applied Biosystems, Foster city, CA). The primers (14) and probes used for AICDA and β-actin were as follows:
AICDA-mRNA発現 :AICDA-mRNAは7900HT Fast Real-Time PCR System (Applied Biosystems, Foster city, CA)のリアルタイムPCRによって定量された。AICDAとβ-アクチンに用いたプライマー(primer) (14) とプローブ(probe)は以下の通りである。

AICDA
forward primer: 5′-aaatgtccgctgggctaagg-3′
reverse primer: 5′-ggaggaagagcaattccacgt-3′
fluorescent probe: 5′-FAM-tgacagtgctacatcct-MGB-3′(Applied Biosystems).

同上

β-actin
forward primer: 5′-cctggcacccagcacaatg-3′
reverse primer: 5′-gccgatccacacggagtact-3′
fluorescent probe: 5′-VIC-atcaagatcattgctcctcctgagcgc-MGB-3′ (Applied Biosystems)
.
同上

The results obtained were analyzed using the ΔΔCT method with β-actin as the reference and Raji cells as the calibrator. The amplification efficiencies of the primers of AICDA and β-actin were equal.
得られた結果は、β-アクチンをリファレンス遺伝子として、ラージ細胞をキャリブレーターとして用いたΔΔCT法を用いて分析された。AICDAとβ-アクチンのプライマーの増幅効率は等しかった。






Immunohistochemistry :Two percent paraformaldehyde-fixed PBMCs were washed by phosphate-buffered solution (PBS) and permeabilized by 0.5% Tween20/PBS for 10 min at room temperature. After washing by distilled water (DW), PBMCs were smeared on silane-coated slide, washed twice by DW, and air dried.
免疫組織化学 :2%のポリオキシメチレンで固定された末梢血単核球(PMBCs)はリン酸緩衝生理食塩水(phosphate-buffered solution:PBS)で洗浄され、0.5%のTween20を含むPBSで約10分間の間実験室温度で透過処理された。蒸留水(distilled water:DW)での洗浄後、DWで2回洗浄され空気乾燥させられたシラン(水素化ケイ素)でコーティングされたスライドに、末梢血単核球(PMBCs)は塗りつけられた。

The proteins of AID, LMP1, and human NF-κB p65 were detected using IHC with the following primary antibodies and Dako EnVision+ System/HRP (Dako) and Dako Liquid DAB+ Substrate Chromogen System (Dako).
AID蛋白、LMP1蛋白、そしてヒトNF-κB p65サブユニット蛋白は、以下の一次抗体とDako EnVision+ System/HRP (Dako)とDako Liquid DAB+ Substrate Chromogen System (Dako)での免疫組織化学的検査(immunohistochemistry:IHC)によって検出された。

AID: anti-AID mouse IgG1-κ (Invitrogen), dilution 1: 200  
LMP1: anti-EBV-LMP mouse IgG (Dako), dilution 1: 100  
NF-κB: anti-NF-κB p65 (phospho S536) antibody (Abcam, Cambridge, United Kingdom), dilution 1: 100

同上(dilution:希釈)

We semiquantified the positive cell percentage,  
我々は、これらの蛋白の陽性細胞のパーセンテージを半定量化した。

+1: 10% and under(10%以下) 
+2: over 10% and under 50%(10〜50%)
+3: 50% and over(50%以上)

Concerning the positivity of NF-κB, we adopted only nuclear staining, because nuclear expression of NF-κB should be activated form, while cytoplasmic expression would be inactive form.
NF-κBの陽性性については、我々は核染色のみを適用した。なぜならNF-κBの核発現は活性化型を当然とるからである、対して細胞質でのNF-κB発現は不活化型を取りうるからである。







Ig concentration in the culture medium :The quantities of IgG, IgM, and IgE in the culture medium were measured by ELISA (No. E80-104, E80-100, E80-108; Bethyl, Montgomery, TX), according to the manufacturer's instructions. On the sampling day, we took half of the culture medium for examination and added the same amount of fresh medium. The values at each sampling point represent increases obtained by subtracting half the previous values.
培養液における免疫グロブリン濃度 :培養液におけるIgG、IgM、そしてIgEの量はメーカーの指示による酵素免疫測定法(enzyme- linked immunosorbent assay:ELISA, No. E80-104, E80-100, E80-108; Bethyl, Montgomery, TX)によって計測された。サンプリングの日では、我々は培養液の半分を調査用に採取し、同量の新鮮な同じ培養液を加えた。それぞれのサンプリング点における値は、前のサンプリング点における値の半分を引くことによって得られた増加量を表す。






Statistical analyses :Statistical analyses were performed using SPSS Statistics 21 (IBM, Armonk, NY).  
統計分析 :統計分析はSPSS Statistics 21 (IBM, Armonk, NY)を用いて行われた。

Friedman's test was adopted to analyze time course variations in AICDA mRNA expression and Ig concentrations. The Wilcoxon rank sum test was used for comparisons of the concentrations between IgG and IgM.
フリードマン検定がAICDA-mRNA発現と免疫グロブリン濃度における時間経過変動を分析するために適用された。ウィルコクソンの符号順位検定がIgGとIgMの間の濃度の比較に用いられた。





目次に戻る










Results(結果)

The B cell population is enriched by a preculture and plasma cell population increases by the EBV reactivation induction :We confirmed in analyses of cell population changes that a preculture suppressed the CD3-positive T cell population and enriched CD79a-positive B cells (Fig. 1 and Table 1).
B細胞集団は前培養で増され、形質細胞集団はEBV再活性化誘導によって増加した :我々は、細胞集団変化の分析に於いて、前培養はCD3陽性T細胞集団を抑制しCD79a陽性B細胞を増加させることを確認した(図1:Fig. 1)(表1:Table 1)。
図1(Fig. 1)
表1(Table1)


FIG. 1.  Cell population changes during the culture protocol. PBMCs were cultured at 33°C for the induction of EBV reactivation after a preculture for 2 days. The B cell population was enriched by the preculture, and EBV reactivation was accompanied by an increase in the plasma cell frequency. APC, allophycocyanin; EBV, Epstein–Barr virus; FL, fluorescence; NC, nonstain control; PBMC, peripheral blood mononuclear cell.
図1…培養プロトコールの間で細胞集団は変わった。末梢血単核球(PMBCs)は、2日間、前培養の後で、EBVの再活性化の誘導のための33℃で培養された。B細胞集団は前培養で増され、EBVの再活性化は形質細胞の頻度の増加に伴われた。APC, allophycocyanin(アロフィコシアニン);EBV, Epstein-Barr virus(エプシュタイン・バール・ウイルス);FL, fluorescence(蛍光発光);NC, nonstain control(非染色対照群);PMBC, peripheral blood mononuclear cell(末梢血単核球)。

During the EBV reactivation induction, the CD138-positive plasma cell population increased. However, even in day 0 samples, the percentages of CD138-positive and CD38-positive plasma cells were 3.61 and 6.36, respectively, in patients and 12.13 and 10.94, respectively, in controls.
EBVの再活性化誘導中、CD138陽性形質細胞集団は増加した。しかしながら、たとえ日付0のサンプルであっても、CD138陽性CD38陽性形質細胞のパーセンテージは患者ではそれぞれ3.61と6.36で、対照群ではそれぞれ12.13と10.94であった。





AICDA mRNA and protein were expressed on day 5 or later :We detected the expression of AID and AICDA mRNA during the EBV reactivation induction.  In IHC, the expression of the AID protein in nucleus and cytoplasm was weak in day 0 cells just after the preculture; however, on day 12 of EBV reactivation, we noticed the intensely stained expression of AID in nucleus and cytoplasm of large cells (Fig. 2).
AID遺伝子(AICDA)のmRNAと蛋白(AID)は日付5以降に発現された :我々はAIDとAICDA(AID遺伝子)のmRNAの発現を、EBVの再活性化誘導の間に検出した。免疫組織化学では、核内と細胞質におけるAID蛋白の発現は、前培養直後の日付0の細胞では弱かった;しかしながら、EBV再活性化の日付12においては、我々は大細胞の核内と細胞質に於いて、強烈に染色されたAIDの発現に気づいた(図2:Fig. 2)。
図2(Fig. 2)
figure2
FIG. 2. 
Immunohistochemistry for AID of PBMCs in vitro. A few cells were stained by immunohistochemistry for AID in day 0 samples, just after a preculture. In day 12 samples, many cells were positive, particularly large cells that stained intensely. AID, activation-induced cytidine deaminase.
図2…in vitro(試験管内)での末梢血単核球(PMBCs)のAIDに対しての免疫組織化学。前培養直後の、日付0のサンプルにおけるAIDの免疫組織化学的検査によっては、少数の細胞が染色されている。日付12のサンプルでは、特に強烈に染色された大細胞で、多くの細胞が陽性であった。AID, activation-induced cytidine deaminase(活性化誘導シチジンデアミナーゼ)。

Variations in AICDA mRNA expression from days 0 to 12 were not significant.
日付0〜12の間のAID遺伝子(AICDA)のmRNAの発現の変動は顕著ではなかった。

However, AICDA mRNA was negligible in day 0 samples and increased on day 5 or later (Fig. 3A).
しかしながら、AID遺伝子(AICDA)のmRNAの発現は、日付0のサンプルでは無視できるもので、日付5以降では増加した(図3A:Fig. 3A)。
図3(Fig. 3)
FIG. 3.  Time course changes in AICDA mRNA and Igs produced. We sampled culture fluid and cells on days 0, 5, 10, and 12 and then examined AICDA mRNA in these cells, as well as Igs in culture fluids. AICDA mRNA was expressed on day 5 or later (A), and Igs was detected with peaks on days 0 and 10–12 (B–D). Variations in IgG, IgM, and IgE were significant according to Friedman's test. "x" represents outlier. AICDA, gene of activation-induced cytidine deaminase; Igs, immunoglobulins.
図3…産生されたAID遺伝子(AICDA)のmRNAと免疫グロブリンの時間経過変動。我々は日付0, 3, 10,そして12で培養液と培養細胞をサンプルし、そして培養液中の免疫グロブリンも同様に、これらの細胞中のAID遺伝子(AICDA)のmRNAを調べた。AID遺伝子(AICDA)のmRNAは日付5以降に発現され (A)、免疫グロブリンは日付0と日付10〜12でピークをとって検出された (B〜D)。フリードマン検定によるとIgG, IgM, そしてIgEの変動は顕著であった。"x"は異常値を示す。AICDA, gene of activation-induced cytidine deaminase(AID遺伝子);Igs, immunoglobulins(免疫グロブリン)。






LMP1 and NF-κB :LMP1 and NF-κB were positive in every cell sample detected by IHC on days 0 and 12 (Table 1). LMP1 was positive in cytoplasm, and we decided positivity of NF-κB by nuclear stain.
LMP1とNF-κB :LMP1とNF-κBは日付0と12の免疫組織化学的検査で検出された全ての細胞サンプルで陽性だった(表1:Table 1)。LMP1は細胞質で陽性で、我々はNF-κBの陽性性を核染色によって決定した。
表1(Table1)

We examined time course changes in LMP1 in two subjects (Control Nos. 6 and 8) by flow cytometry and IHC. LMP1 was expressed throughout the reactivation period with peaks at days 0 and 12 (Fig. 4).
我々はフローサイトメトリーと免疫組織化学的検査で2人の被験者(対照群No.6とNo.8)においてLMP1の時間経過変動を調べた。LMP1は日付0と日付12でピークを取る再活性化期間を通して発現された(図4:Fig. 4)。
図4(Fig. 4)
FIG. 4.  Expression of the LMP1 protein during the induction of EBV reactivation. LMP1 expression was detected by IHC and flow cytometry throughout the examination period. A quantitative analysis by flow cytometry revealed two peaks on days 0 and 12. LMP1, latent membrane protein 1.
図4…EBV再活性化の誘導中の、LMP1蛋白の発現。調査期間の間、LMP1発現は免疫組織化学的検査とフローサイトメトリーで検出された。フローサイトメトリーによる定量分析は日付0と12での2つのピークを明らかにした。LMP1, latent membrane protein 1(潜伏膜タンパク質1)。





Biphasic Ig production during the EBV reactivation induction :Total IgG, IgM, and IgE production showed biphasic increases on days 0 and 10 or 12. These variations were found to be significant by Friedman's test (Fig. 3B–D). IgM concentrations were significantly higher than those of IgG on days 0, 5, and 12 (Fig. 5).
EBV再活性化誘導の間の2相性免疫グロブリン産生 :IgG, IgM, そしてIgEの総産生量は日付0と日付10または12における2相性の増加を示した。これらの変動はフリードマン検定にて顕著とわかった(図3B〜D:Fig. 3B–D)。IgMの濃度は、日付0, 5,そして12におけるIgGのそれと比べ顕著に高かった(図5:Fig. 5)。
図3(Fig. 3)
図5(Fig. 5)
FIG. 5.  Comparison of the total-IgG and total-IgM produced during the induction of EBV reactivation. The medians of Ig concentrations are shown. In contrast to the proportion of serum Igs, total-IgM concentrations in the culture were significantly higher than those of total-IgG on days 0, 5, and 12. This observation suggests that the proportion of Ig isotypes produced by EBV reactivation-induced mechanisms depends on the proportion of circulating B cell surface globulin isotypes. *p < 0.05.
図5…EBVの再活性化誘導中の産生された全IgGと全IgMの比較。免疫グロブリンの濃度の中央値が示されている。血清中の免疫グロブリンの比率に対し、日付0, 5, 12で、培養液中の全IgMの濃度は全IgGのそれに比べて顕著に高かった。この観察は、EBV再活性化誘導性機構によって産生された免疫グロブリンのアイソタイプの比率が、循環しているB細胞の膜グロブリンアイソタイプの比率に依存していることを示唆する。p値 < 0.05。
 
In the present study, we measured total Ig, regardless of specificity, but were unable to detect any significant differences between patients and controls.
この研究では、特異性を無視して全免疫グロブリンを計測した。しかし患者と対照群の間に一切の顕著な違いを検出することはできなかった。





目次に戻る













にほんブログ村 病気ブログ クローン病へ
にほんブログ村
にほんブログ村 病気ブログ 橋本病へ
にほんブログ村
にほんブログ村 病気ブログ バセドウ病へ
にほんブログ村

息子さんのクローン病を松本医院で治療していたお父様の経営されているバー『ON-SIDE(オンサイド)』の紹介

みなさんこんにちは、Naokiです。

ソリブジン復活・ブリブジン承認・アシクロビル保険適応疾患拡大・副作用の少ない抗サイトメガロウイルス剤の開発嘆願とその諸難病治療への保険適応活動のアナウンスが延び延びになってしまいすいませんね…手術したばっかなのでしっかり体力が戻り次第やろうかと思います!お待ちください!提言は少しずつ、論拠となる医学論文もまとめながら書いているところです、かなりしっかりしたものにしようかと思っています、医学論文みたいになりそうです(笑)

YouTube松本理論解説も体力が戻り次第です(^^)、すいませんね長々とお待たせして…大学卒業の感想も書きますので、そちらも楽しみにしておいてください(^^)

最近IBDの再生医療が話題ですが、これに関してはそのうち記事にてしっかり扱います。iPSを用いないのであれば、癌化のリスクは少なく、免疫も抑制しないので、それで良くなる方がいらっしゃるならそれでいいとも思いますが。 








今回の記事は、今までとはちょっと毛色が違います。何を書こうと思っているかと言いますと、埼玉県久喜駅西口にある、とあるバーの紹介です。

そのバーの名前は、『ON-SIDE(オンサイド)』といいます。 なぜ紹介するのかというと、ここのバーの店主(辛島さん)の息子さんが松本医院のクローン病患者さんだからです、現在ではクローン病の方は症状は全くなく漢方薬も飲んでない状態らしいです(治療終了宣言は頂いていないらしいですが、漢方薬を飲まなくても一切体調に変化はないそうなので現在は治療されていないそうです)。
(店主の辛島さん)
店主の辛島さんはアメーバブログ『karapman通信』にて、クローン病の息子さんの松本医院の治療記録を書かれていました、最近は息子さんの体調はめっぽう良いとのことで更新されていないのですが、まあ更新されていないくらいが一番いいんです(^^)息子さんの松本医院治療をブログで書かなくてもいいくらい、息子さんの調子が良いということに同義ですからね!

息子さんは今年度から大学四年生になられるそうです。警察官を目指していらっしゃるとのことです(^^)無理しない程度に頑張って欲しいですね(^^)(^^)

僕は何を隠そう、痔瘻が松本医院の漢方治療で治ったケースがあるのだということを、辛島さんの息子さんが痔瘻を松本漢方治療で治されたのでそこで知り、ミニ痔瘻を漢方でやってみようということにしたんです(結果的には手術してとってしまいましたが…痔瘻に関しては漢方でも治る治らないがあります、最近松本先生はクラビットという抗生物質が痔瘻の腫れの痛みをとるのに著効だと発見したそうですが)。

僕がよく見ていた辛島さんのブログ記事をいくつか載せておきます(痔瘻の漢方治療についての記事をよく拝見させていただいておりました)、上方が古い、下方が新しめの記事となっております。
karapman通信『クローン病は完治すると謳う病院』
karapman通信『松本医院へ』
karapman通信『傷口が…』
karapman通信『松本医院へ薬を頼みました』
karapman通信『息子、その後の経過』
karapman通信『息子の様子』
karapman通信『漢方薬が届いた&慢性鼻炎』
karapman通信『膿が止まった』
karapman通信『松本医院へ行く日を決めました』
karapman通信『松本医院受診と京都観光』
karapman通信『松本医院へ』
karapman通信『血液検査の結果』
karapman通信『痔瘻の傷』
karapman通信『息子の様子』
karapman通信『息子の体調』
karapman通信『痔瘻が治った?』
karapman通信『次回松本医院へ』
karapman通信『息子の現在の体調』
karapman通信『息子、一人で松本医院へ』
karapman通信『最近は…』
karapman通信『クローン病手記を送りました』
karapman通信『薬と血液検査結果が届いた』
辛島さんは、松本医院でクローン病を治療終了まで持っていたリチャード・ケイさんと直接電話し、それで受診を決意されたそうです。息子さんには効果覿面で標準治療薬を一切用いておられなかったのでIgG→IgE・IgAクラススイッチ阻害があまり起きておらず、難儀なヘルペスウイルスのサイトメガロウイルス(Cytomegalovirus:CMV)もEBウイルス(Epstein-Barr virus:EBV)も僕と同じくそんなに大量増殖していなかったからです、この松本医院受診の選択は間違いなかったと辛島さんはおっしゃっています。

松本医院の治療に興味のある埼玉県内ないし関東のIBDの方は、このバー『ON-SIDE(オンサイド)』にきていただければ、辛島さんはいくらでも息子さんのIBD松本治療の経験を語り、相談に乗れるとおっしゃっていますので、行ってみてはいかがでしょうか?

僕としては、僕の痔瘻の手術創が治り次第、関東近郊の松本医院患者ないし元患者、松本医院に興味のある方でここで一度オフ会を開いてみたいな!と思っています。どうでしょうか?














さて、店主の辛島さんバー『ON-SIDE(オンサイド)』の紹介をさせていただこうと思います。

店主の辛島さんは、高校からラグビーを始めて、息子さんが小学生になり近くのラグビースクールに通わせると共にラグビースクールのコーチを始められました。現在では埼玉県ラグビーフットボール協会の広報委員を務めておられます、広報委員長を3期6年目を迎えられるそうです。
上の写真は、ラグビースクールを立ち上げられた時に毎日新聞社の記事で特集され、その時の辛島さんの写真です。

バー『ON-SIDE(オンサイド)』は、スポーツバー(特にラグビー観戦)を目的としているバーだそうで、ラグビー日本代表のユニフォームが飾ってあります辛島さんとラグビー日本代表選手は仲が良いそうです、すごいな〜〜〜ついでに松本医院バーにもなっちゃうかもしれませんね(笑)しっかりとお酒も楽しめる空間を提供しているそうです(^^)
お酒もいっぱいありますね〜松本先生は糖尿病なのでウイスキーしか飲めないのですが、ウイスキーがあったら松本先生も来られるかもしれません(笑)僕はハーフにみられますが実際は純日本人で日本酒が好きですが、ウイスキーも飲めますので僕の手術創がよくなる頃に辛島さん用意しておいてください(^^)
和太鼓グループ「彩」さんとも交流があるそうです!これは、きっと僕の和太鼓チームも行かなきゃならんかもしれませんね〜(笑)もう流石にこの手術創が良くなったら和太鼓再開したいですね!





下のタイムラインは『ON-SIDE(オンサイド)』の公式facebookのものです。









僕の手術創が良くなったら松本医院の治療も終了できる(?)と思うので、そうしたら松本理論トークショーなんかやってみたいですね、いかに松本理論が免疫生物学的で全ての難病の原因を説明するとんでもない理論かを伝えてみたいです(^^)










にほんブログ村 病気ブログ クローン病へ
バー『ON-SIDE(オンサイド)』
にほんブログ村 病気ブログ 潰瘍性大腸炎へ
よろしく!
にほんブログ村 病気ブログ 膠原病へ
お願いします!

医学論文紹介:「難治性IBDの原因はサイトメガロウイルス(Cytomegalovirus:CMV)とEBウイルス(Epstein-Barr virus:EBV)の日和見腸管感染である」〜その②〜

(2017/3/28 現在の医療の状況についての個人的意見を最後の方に追記しました)



こんばんは、Naokiです。もうじき桜🌸の咲く季節、スマホ版の背景を春色にしました(^^)



おととい、大学を無事卒業しました(^^) B'zの稲葉さんに一歩近づきました(笑) 

感想は、別の記事で書きますので、そちらを見ていただくこととしまして、今日の記事はまたお勉強の記事です。遊び心がないなぁ〜僕(笑)

たまにはふざけた、なんの意味もない記事を書いてみたいものですが、どんどん免疫学的にも書きたいことが出てきてしまうのですよねぇ。。




今日の記事は、『医学論文紹介:「難治性IBDの原因はサイトメガロウイルス(Cytomegalovirus:CMV)とEBウイルス(Epstein-Barr virus:EBV)の日和見腸管感染である」〜その①〜』の記事で、全ての標準治療不適応なIBDの原因はサイトメガロウイルスとEBウイルスの腸管日和見感染にあると明らかにしたわけですが、今回の記事はこの記事で一度紹介した医学論文の最後のコメントの部分を紹介したくて、書きました。

下の医学論文はPDFファイルで全部で13枚あるのですが、10〜11枚目に渡っているこの論文のコメントを訳しながら、解説していきたいと思います。この論文は無料で見られるので、是非印刷して、僕の解説と一緒に読んでみてください。

医学論文(2015年)
"Human cytomegalovirus and Epstein-Barr virus infection in inflammatory bowel disease: need for mucosal viral load measurement."
『炎症性腸疾患(Inflammatory Bowel Disease:IBD)に於けるヒトサイトメガロウイルス(Human cytomegalovirus:HCMV)とEBウイルス(Epstein-Barr virus:EBV)の感染:粘膜のウイルス量測定の必要性について』

Ciccocioppo R, et al. World J Gastroenterol 21(6):1915-26. 2015.
全論文は→こちら(PDFファイル形式)
COMMENTSコメント
Background :Inflammatory bowel disease (IBD), including Crohn’s disease and ulcerative colitis, are disabling, lifelong, pathological conditions affecting the gastrointestinal tract, mainly the colon, triggered and sustained by a dysregulated immune response towards antigens of the gut microbiota. 
背景 :クローン病や潰瘍性大腸炎といった炎症性腸疾患(Inflammatory Bowel Disease:IBD)は、腸管の微生物叢の抗原に対する調節不全の免疫応答によって惹起され維持される、不自由な一生涯に亘る、消化管に、特に腸に、影響を与える病状のことである。

この記述には不正確なところがあります。まず、IBDは腸管にいる腸内細菌(微生物)の抗原に対する調節不全の免疫応答と書いていますが、そうだとしたらUCの治療でかつて存在した、抗菌剤を組み合わせたATM療法はIBDの完治療法になったはずです。しかしなりませんでした、なぜなら腸管の免疫が戦っている相手というのは『食事中の化学物質(ハプテン)・腸内細菌・ヘルペスウイルス』であり、腸内細菌を抗菌剤を組み合わせて叩いたATM療法は、化学物質(ハプテン)とヘルペスウイルスを叩くことができなかったからです。

調節不全の免疫応答の実態が何かは、松本医院の患者さんならば皆さん耳タコでしょうが、過剰かつ長期的なストレスによる免疫を抑制する副腎皮質ステロイドホルモン大量分泌・女性ならば黄体ホルモン(プロゲステロン)の間接的な免疫抑制・ステロイド系抗炎症剤・免疫調節薬・抗TNF-α製剤などによる、IgG→IgE・IgAクラススイッチ阻害によるいつまでも終わらない化学物質(ハプテン)・腸内細菌・ヘルペスウイルスに対するIgGでの殺しの戦いのことを指します。この調節不全の腸管免疫応答を、正常な腸管免疫応答(IgG→IgE・IgAクラススイッチを起こさせ、食事中の化学物質(ハプテン)に対し免疫寛容・IgAでの平和な粘膜防御をさせる)に戻すというのが松本医院のやっていることです。

IBDは決して自己免疫疾患ではありません。免疫を抑えて症状を取ることが正当化されている最大の理由は『あなたの免疫は強すぎて自己の腸管細胞を攻撃してしまうから抑えなければならない』ですが、そうだとしたら絶食することがIBDの症状を消すという現象を説明できません、自己の腸管細胞を免疫細胞が攻撃しているとしたら、絶食しても免疫は自己の腸管細胞を攻撃し続けるでしょうから症状は消えるはずがないからです。食事中に含まれる化学物質(ハプテン)に対するIgG抗体でのいつまでも終わらない殺しの戦いが原因で、IgGでの攻撃が止まらない理由はストレス・黄体ホルモン・免疫を抑制する薬でIgG→IgE・IgAクラススイッチが阻害されているからです。



A better understanding of the fine mechanisms responsible for tissue injury has led to the use of more aggressive therapies even in the early phase of the disease aimed at achieving mucosal healing and preventing disease progression.
腸管組織の破壊の原因であるこの大変なメカニズムのより深い理解は、たとえこの病気の早い段階に於いても、粘膜治癒・病気の進展を妨げることを目的とした、より積極的な治療の使用へと今まで導いてきた。

標準治療の現状というのは、この調節不全の免疫応答の原因(メンタルストレスや免疫を抑制する薬によるIgG→IgE・IgAクラススイッチ阻害)が分からないので、とにかく症状を改善しなければ社会生活をIBD患者に遅らせることができないからと、免疫を抑制し症状を取る対症療法の範囲を出ることは今現在のところありません。

特に現在では『トップダウン』という、この病気のなり初めからレミケード・ヒュミラを用いることもあるそうですから、対症療法のアグレッシブさはこれからもっと増大していくことでしょう。

しかし、これから見るように、標準治療は所詮『対症療法』であり、症状を取った時に何を犠牲にしているか、患者だけでなく医者でさえも気づいていないのが現状です(トップの医者は気づいていると思います、僕の3人目の主治医はC◯JAPANでコラムを書いていた先生ですが、僕は医療関係者に可愛がられるという才能があるので、僕に情が湧いてしまい、標準治療をやっていた高3の秋頃全大腸に再燃した時に「ステロイドですか…?」と聞いた時に「嫌だ!!!!!」と大声で否定したのは、長年IBD患者を見てきて、実は薬そのものがIBD進行の原因となっているということを感じていたからでしょう、それはヘルペスウイルス日和見増殖が最大の役割を果たしているということです)免疫や体の細胞に影響を与えない抗生物質(抗菌剤)・アシクロビル以外の薬は有用性よりもむしろ毒性の方が優ってきます。そしておそらく最も難儀な犠牲というのが、まさにこの論文が紹介している医原性の免疫能低下によるサイトメガロウイルス(Cytomegalovirus:CMV)やEBウイルス(Epstein-Barr virus:EBV)の日和見感染なのです。サイトメガロウイルスは全人類の7割以上、EBウイルスは9割以上の人間が保有・共存しているヘルペスウイルスの仲間なのですが、この2つのヘルペスウイルスは日和見リンパ腫(opportunistic lymphoma)・深掘れ潰瘍・狭窄・穿孔・IBDの様々な合併症に関わっている、IBD患者を最も殺しているヘルペスウイルスなのです。



However, the increasing use of immune-suppressant and immune-modulant molecules carries the risk of opportunistic infections, including those due to human Cytomegalovirus (HCMV) and Epstein Barr virus (EBV).
しかしながら、免疫抑制剤(immune-suppressant)や免疫調節分子(immune-modulant molecules)の使用の増大は、ヒトサイトメガロウイルス(human Cytomegalovirus:HCMV)EBウイルス(Epstein-Barr virus:EBV)によるものを含めた、日和見感染(opportunistic infections)のリスクを押し進める。

免疫抑制剤はプレドニンやゼンタコートといったステロイド系抗炎症剤(Steroidal Anti-Inflammatory Drugs:SAIDs)、アザニンやプログラフといった免疫調節薬のことを指します。免疫調節分子はレミケードやヒュミラ等の人工抗体分子製剤のことを指します。

opportunisticという英単語は是非とも覚えて欲しいもので『日和見性の』を意味します。日和見感染とはエイズ(後天的免疫不全症候群:Acquired Immune Deficiency Syndrome:AIDS)や臓器移植時の大量の免疫調節薬投与時の免疫能低下時に起こる、健常者には普通起こらない感染のことを指します。エイズや臓器移植の患者に日和見サイトメガロウイルス感染が起こることはよく知られた事実です。エイズ患者の主要死因はサイトメガロウイルスによる間質性肺炎です。

IBD治療では、臓器移植時程の大量の免疫調節薬は用いませんが、それなりに免疫を抑制しますので、この論文ではIBD患者の医原性の免疫能低下による日和見サイトメガロウイルス・EBウイルス感染を調べた、というのがこの論文の執筆動機となっているようです。









Research frontiers :To date, the information available on the frequency, role and risk factors of HCMV and EBV infections in IBD exacerbation and their diagnostic and therapeutic approaches is conflicting. The causes for this discrepancy lie in the differences amongst the patients enrolled, the diagnostic methods applied, and the retrospective design of the majority of studies.
研究最先端 :現在では、IBDの悪化・診断・治療のアプローチに於ける、ヒトサイトメガロウイルス(HCMV)とEBウイルス(EBV)感染の頻度・役割・リスク因子についての利用できる情報は錯綜している。この食い違いの原因は、研究に登録された患者間の違い、適用された診断方法間の違い、大多数の研究の過去の罹患状況の追跡の設計間の違いにある。

松本医院の話でいうと、標準治療に限界を感じて受診される方は絶対と言っていいほどサイトメガロウイルスやEBウイルスの血液検査は高い値を示します。これらの難儀なヘルペスウイルスが大量増殖した状態だと、いくらレミケードやヒュミラ、免疫調節薬、ステロイド系抗炎症剤を用いても、これらの難儀なヘルペスウイルスが免疫に殺されなくなって増えるだけで、再燃時には前回よりもっと症状が悪くなってしまい、手術しかないと言われてしまうので、その時に松本医院を受診することになるのです。

松本医院は言ってみれば現時点、サイトメガロウイルスやEBウイルスが大量増殖した、いっくら食事制限・エレンタールを頑張っても手が出ない『全標準治療不適応患者』が生きるための最後の行き着く場所となっており、それゆえに松本先生の「わしの仕事は薬害の後始末や。」という言葉が出てくるのです。松本先生からしたら、20〜30年レベルの全標準治療不適応患者は絶対にサイトメガロウイルスやEBウイルスが大量増殖しているので、難治性IBDの原因がサイトメガロウイルスやEBウイルスであることはこの論文が出る前から臨床的に分かっていたのですが。

この論文が2年前の論文なので、標準治療の世界ではここ最近になってやっとサイトメガロウイルスやEBウイルスの怖さを認識し始めた、ということになるのかもしれませんね。

しかし、EBウイルスの存在を標準医療が認めてくれて、標準治療の医製薬業界がブリブジン・ソリブジンを復活させてくれるかというと、なかなか厳しいでしょう。なぜならEBウイルスの存在を認めることは、レミケード・ヒュミラ・免疫調節薬投与時にEBウイルスが増殖することによる日和見EBウイルス性リンパ腫発現頻度増加の因果関係を与えるだけでなく、日和見EBウイルス腸炎によって腸を切っているという事実にも因果関係を与えることになります。つまりEBウイルスの存在を認めることは標準医療を否定することに同義だからです。レミケードやヒュミラがもたらした巨万の富を、EBウイルスの存在を全IBD患者に公表し、否定するなんてことは医製薬業界はしてくれるんでしょうか。製薬会社に勤めている方々はそれで家族を養って飯を食っています。EBウイルスほど現代医療にとって邪魔な存在はないでしょうし、患者にとっても邪魔な存在ですね、とほほ。。









Innovations and breakthroughs :This study prospectively investigated the presence of HCMV and EBV infection in IBD patients and control subjects by applying immunohistochemistry and quantitative real-time polymerase chain reaction (PCR) assay, carried out on both peripheral blood and fresh mucosal samples. The latter proved to be the best diagnostic technique, since it allowed us to distinguish between viral colitis and infection by identifying a cutoff value.
革新と新発見 :この研究は、末梢血と粘膜生検サンプルの両方で実行された免疫組織化学的検査と定量リアルタイムPCR分析を適応することによる、IBD患者と対照被験者に於けるヒトサイトメガロウイルス(HCMV)とEBウイルス(EBV)感染の存在を将来を見越して調査した。後者(定量リアルタイムPCR分析)は、カットオフ値を同定することによりウイルス腸炎とウイルス感染を区別することを我々に可能とさせたので、最も良い診断技術だと明らかになった。

定量リアルタイムPCRに関しては、免疫学・生物学をやっていないと絶対に理解してもらえないと思うので、ざっくりいうとウイルス感染細胞内のウイルス量をウイルスDNAを増幅して調べることを言います。
Wikipedia「リアルタイムPCR」
末梢血の血液検査でサイトメガロウイルスやEBウイルスの抗体価が高かったからと言って、実際に腸管にサイトメガロウイルスやEBウイルスが感染しているかどうか、というのは分かりません。あくまで血液中のサイトメガロウイルスやEBウイルスに対する抗体の量を測ることで「間接的に」ウイルスの量を測定しているだけなので、腸管にサイトメガロウイルスやEBウイルスが感染しているか否かというのは内視鏡の生検で調べるしかありません(例えばクローン病の確定診断に用いられる非乾酪性肉芽種病変は、サイトメガロウイルスやEBウイルスが作るものなので、肉芽種が検出された場合はサイトメガロウイルスやEBウイルスの腸管感染が起こっていることが分かります)。しかし、何度も手術をしてきた難治性IBD患者には、これから見るように必ずと言っていいほどサイトメガロウイルスやEBウイルスの腸管感染があるとみて間違いありません。



Interestingly, all refractory IBD patients carried the highest mucosal viral loads, which correlated with the severity of mucosal damage and endoscopic activity. EBV infection was found to be the most prevalent, and steroid therapy was identified as a significant risk factor. Finally, with a view to treatment, a course of antiviral therapy was of benefit in determining both the disappearance of viral DNA and mucosal healing in HCMV-related colitis, whilst the vast majority of patients with EBV colitis underwent colectomy.
興味深いことに、全ての難治性(refractory)IBD患者は、粘膜ダメージと内視鏡による活動度の酷さと相関する、最も高いウイルス量を持っていた。EBウイルス感染は最も広く認められるものと判明し、そしてステロイド治療は重要なEBウイルス感染のリスク因子と同定された。最終的に、治療を目的として、抗ウイルス剤(ガンシクロビル:Naoki註)による一連の治療はウイルスDNAの減少とヒトサイトメガロウイルス(HCMV)関連腸炎の粘膜治癒を確認するにあたって功を奏した、対してEBウイルス腸炎をもつほとんど大多数の患者は大腸切除術(colectomy)を受けることになった。

refractoryという英単語、これも覚えて欲しいのですが『難治性の』を意味する形容詞です。全ての難治性患者からは大量のサイトメガロウイルス量・EBウイルス量が検出されるということ、そしてその大量のウイルス量が粘膜の炎症の度合いと内視鏡による活動度と正の相関を持つということは、まさに松本先生や僕が言っていることと完璧に一致します。
上の絵はこの論文からスクショした絵です。上3つがヒトサイトメガロウイルス(HCMV)の腸管におけるウイルス量と炎症の酷さを、下3つがEBウイルス(EBV)の腸管におけるウイルス量と炎症の酷さを、赤色の濃さで表現したものです。これらの難儀なヘルペスウイルス量と腸管の病変の酷さは完璧に一致することが見て取れるかと思います。10万単位のウイルス量が増殖してしまった腸管を正常な腸管(ヘルペスウイルスの殆ど感染していない腸管)に戻すということが、どれだけ大変なことか容易に想像がつくと思います。

こうなると標準治療の患者さんは再生医療にしかIBD完治の術はないと思われるでしょうが、再生医療も結局のところiPS細胞のガン化を防げていませんし、そもそも山中4因子を入れたところでどうして初期化みたいなことが起こるのかさえわかっていないのですから、ガン化を防ぐ試みも全て破綻するでしょう。だって、人間の細胞には20万もの遺伝子の発現を調節する領域があり、その相互作用で細胞は動いているのですから、20万の相互作用まで考えたらもはや量子コンピューターでも計算不可能でしょう。探索問題のオーダーがデータ数Nの時に、現行のコンピューターでは計算量オーダーがNのところ、量子コンピューターでも√N(Groverアルゴリズム)に落とせるくらいしかないですからね。たとえiPSで腸を作成できたとして、何年かに一回は必ずガン化してしまうので、取り替え手術を繰り返すか、熾烈を極める抗がん剤治療をするしか標準治療では方法はないでしょう。

サイトメガロウイルスに対する抗ウイルス薬(ガンシクロビル:商品名デノシン・バリキサ)は存在しますが、副作用が強いのでサイトメガロウイルス感染の予防投与の目的では絶対に用いることはできません。本来ならば、予防投与できる副作用の少ない抗サイトメガロウイルス剤を使いながら、レミケードやヒュミラ等を使うならまだ許せますが、現在の標準治療の状況はヘルペスウイルス完全無視なので、大量増殖して初めて治療しますが、ヘルペスウイルスは数を減らすのが非常に困難(免疫でしか殺せない)ゆえに、将来普通の腸管(ヘルペスウイルスが感染していない腸管)に戻る可能性をどんどん減らしていくことにほぼ同義です。
上の写真は論文中のヒトサイトメガロウイルス腸炎の内視鏡画像です。A・Dは二人の異なる難治性IBD患者さんでA→B→C・D→E→Fの順でそれぞれ、ガンシクロビル投与前→ガンシクロビル投与4週間→ガンシクロビル投与12週間となっています。ガンシクロビルを投与すると顕著に粘膜治癒が起こっていることがわかるでしょう。

しかし、そもそもサイトメガロウイルスがたくさん増えてしまってから対策をするんでは遅いのです、なぜならガンシクロビルはあくまでサイトメガロウイルスの増殖抑制であり、サイトメガロウイルスを殺すことができるのは免疫だからです。標準治療の範囲ではガンシクロビルを投与し終わり、また免疫を抑制して症状をとったらまたサイトメガロウイルスは増殖をし始めます。ヘルペスウイルス無視の標準治療は今すぐヘルペスウイルスに真摯に目を向けなければ、これから若い患者が何度も腸を切る羽目に陥ることを予言しておきます。

またここに書いてある通り、EBウイルス腸炎を持つ難治性IBD患者は結局は大腸摘出以外に方法はないと書いてありますが、この理由はソリブジン・ブリブジンの無い今では、標準治療の強力な免疫抑制下でもEBウイルスに有効な抗ヘルペスウイルス剤が存在しないからです。
上の写真は論文中のEBウイルス腸炎を持った難治性IBD患者さんの内視鏡画像です。A・B・Cそれぞれ異なる難治性IBD患者さんで、深掘れ潰瘍からEBウイルスが検出されたそうです。

しかし、多少は現行の抗ヘルペスウイルス薬のアシクロビル(商品名:ゾビラックス)がEBウイルスには多少なりとも有効ですから、これをこの論文の著者が知っていれば、このEBウイルス腸炎の難治性患者さんは腸を切らずに済んだのかもしれません。アシクロビルは殆どの医者にとっては『単純ヘルペスウイルス疱疹・帯状疱疹治療薬』程度の認識しかないでしょうが、正常細胞には影響は全くない副作用皆無の、しかも多少はEBウイルスに有効な非常に有用な薬剤です(もちろん単純ヘルペスウイルスと水痘・帯状疱疹ヘルペスウイルスにも有効です)。

松本医院の患者さんでも、勉強をしていない患者さんはきっと「なぜ保険の効かない高いアシクロビルなんて飲まにゃならんのかいな。」と思う方もいらっしゃるでしょうが、ちゃんと理由はあります。腸管の神経叢に感染した単純ヘルペスウイルス(Herpes simplex virus:HSV)や水痘・帯状疱疹ヘルペスウイルス(Varicella-Zoster virus:VZV)の増殖を抑制し、蠕動運動異常・粘液分泌過多・腹痛を抑制して下痢を改善するだけでなく、腸管を切る羽目になるEBウイルス腸炎を防ぐためでもあります。もちろんアシクロビルの保険が効かないのは、現時点ではアシクロビルの保険適応疾患は『単純疱疹・帯状疱疹・性器ヘルペス・造血幹細胞移植(俗に言う骨髄移植のことです)時の単純ヘルペスウイルス感染予防』しかないからです。









Applications :This study contributes to our understanding of the frequency and role of opportunistic viral infection in refractory IBD patients and provides the basis for the use of real time quantitative PCR as the gold standard diagnostic technique in differentiating viral end-organ disease from infection. This technique also allows the patients to be monitored.
応用 :この研究は、難治性IBD患者に於ける日和見ウイルス感染の頻度・役割についての我々の理解に寄与し、またウイルス性の終末器官の病気と感染を区別する際の最も優れた模範的な診断技術としての定量リアルタイムPCRの使用に対しての基礎を与えた。この技術はまた患者にモニターされることを可能とする。










Terminology Inflammatory bowel diseases are chronic enteropathies triggered and sustained by an abnormal immune response to usually-tolerated antigens, which develops in genetically susceptible individuals.
専門用語 炎症性腸疾患Inflammatory bowel diseasesIBD)とは、通常は寛容を起こしている抗原に対しての異常な免疫応答によって引き起こされ維持される慢性の腸疾患であり、遺伝的に敏感な人間で現れるものである。

先にも説明しましたが、健常者の腸管では本来食事中の化学物質(ハプテン)・腸内細菌に対しIgGでの殺しの免疫応答は起こしていないのです。健常者の腸管では化学物質(ハプテン)・腸内細菌に対し、そもそもレギュラトリーTリンパ球(Treg)による免疫寛容、ないしはIgA抗体による平和な粘膜防御が行われているだけで、殺しの武器であるIgG抗体を用いる必要性はよっぽど病原性の高い細菌(コレラ菌とか)が体に侵入しない限りないのです。先進国では衛生状態が良いので、病原性の高い細菌というのはほぼ駆逐されているので、通常は免疫寛容ないしはIgAによる粘膜防御をしているのが健常者の腸管だということです。

しかし、化学物質(ハプテン)や病原体の処理能を司るMHC(ヒトではHLAとも言います)の多型多重性の遺伝的に優れた、遺伝的に化学物質(ハプテン)に敏感な方が、長期的かつ過剰なストレスにより免疫を抑制する副腎皮質ステロイドホルモンを過剰に分泌したり、妊娠中などに免疫を間接的に抑制する黄体ホルモン(プロゲステロン)が恒常的に分泌されることで、IgG→IgE・IgAクラススイッチが阻害され、IgA抗体での平和な粘膜防御ができなくなって、いつまでも化学物質(ハプテン)に対するIgG抗体での攻撃が止まらず、その飛び火として症状が出現するのです。

実際にWikipediaのクローン病の病因の項目には、『クローン病のかかりやすさはHLAの多型に強く影響を受ける』と書いてあり、これはまさにHLAという、化学物質(ハプテン)や病原体の処理能力を司る遺伝子が多型ゆえに、色々な化学物質(ハプテン)を異物として処理することができるということを示している内容となっています。
Wikipedia「クローン病:病因」

松本医院のIBD治療は、免疫を抑えずにIgG→IgE・IgAクラススイッチ・免疫寛容を起こさせ健常者の腸管の働きに戻す、というのが最大の治療理論なのですが、EBウイルスやサイトメガロウイルスといった難儀なヘルペスウイルスが腸管にたくさん増殖していると、IgGでの殺しの戦いをこれらの難儀なヘルペスウイルスに対して続けざるを得ず、なかなかIgG→IgE・IgAクラススイッチや免疫寛容を起こしにくいのです。EBウイルスやサイトメガロウイルスといった難儀なヘルペスウイルスが腸管に感染していた場合、これらを免疫で殺しきるまでは、なかなかクラススイッチ・免疫寛容を起こす余裕が出てきません。



Refractoriness is defined as the lack of response to current therapies. 
難治性(Refractorinessとは、現代医療に対する感応性がないこととして定義する。

形容詞では『難治性の』refractoryですが、これの名詞形『難治性』はその派生形のrefractorinessであります。-nessは名詞化するときの英語の語尾として有名ですよね。



Opportunistic viral infections, including HCMV and EBV, are those caused by organisms capable of establishing latency in target cells and reactivating in cases of reduced host defence, such as during immunosuppressive or immunomodulant therapy, giving rise to both systemic and end-organ disease, which can also be localized to the gastrointestinal tract.
ヒトサイトメガロウイルス(HCMV)とEBウイルス(EBV)を含めた日和見ウイルス感染(Opportunistic viral infections, including HCMV and EBVとは、標的の細胞に潜伏を確立し、宿主の防御(免疫能:Naoki註)が減じられている時、例えば免疫抑制ないしは免疫調節治療の間、に再活性化し、全身性または消化管に限局することもまたありうるような終末器官の病気を生じさせることのできる有機体によって引き起こされるものである。









Peer-review :The authors investigated CMV and EBV in tissue specimens of refractory and non-refractory mixed IBD patients by quantitative real-time PCR and immunohistochemistry. Additionally, the whole colon was mapped in oder to correlated viral loads to endoscopic lesions. This is a very good paper.
査読 :この論文の著者たちは、定量リアルタイムPCRと免疫組織化学的検査によって、難治性とそうでないIBD患者の組織検体に於けるサイトメガロウイルス(CMV)とEBウイルス(EBV)を調査した。加えて、全ての結腸は内視鏡での病変と相関しているウイルス量にしたがって位置が解明されている。これはとっても良い論文である。

査読というのは、その研究分野の専門家による、研究の評価を意味します。確かにこの論文はたった13枚の中に非常に濃密な情報が含まれており、とっても良い論文だと、医者ではないただの免疫学を趣味でやっている素人ですが、思います!しかも無料だし。













さて、こんな風にして僕や松本先生がなぜサイトメガロウイルス(Cytomegalovirus:CMV)EBウイルス(Epstein-Barr virus:EBV)にこだわっているのか、その理由を最後にお話ししたいと思います。僕の主観的な意見も入っていますので、気分を悪くされる方は最初から読まない方がいいでしょう。










この医学論文の解説の途中でも書きましたが、現時点松本医院は『どんなに食事制限・エレンタールを守ろうが、全ての標準治療不適応な難治性IBD患者が生きるために最後に行き着く場所』と言いました。これは嘘では決してなく、本当にそうなのです。

まず考えてみてください、なぜ松本先生がこれだけサイトメガロウイルス(CMV)EBウイルス(EBV)を含む、ヘルペスウイルスにこだわっているかということをです。こんなにヘルペスウイルスにこだわらざるを得ないくらいに、免疫を抑制し症状を取る対症療法である標準治療を続け、日和見感染で人間の常在ウイルスであるヘルペスウイルスが大量増殖した、全ての標準治療不適応患者が生きるために松本医院に寄り集まってくるということです。

松本医院の患者さんの開腹手術回数で最高は7回です。6回もざらにいます。4〜5回はたくさんいらっしゃいます。この手術回数の多い方全てに共通しているのが何かと言いますと、言わずもがなサイトメガロウイルス(CMV)EBウイルス(EBV)の血液検査の抗体価の値が非常に高いのです。この論文の言っていることと全く一致します。

僕の尊敬しているクローン病歴30年以上の松本医院患者さんのzubunさんも、どんなにエレンタール・食事制限を守ろうが、数年に一回の手術は避けられずに、複数回開腹手術をされることになったのですが、その理由は松本医院で判明しました。サイトメガロウイルスEBウイルスの大量増殖と腸管日和見感染を標準治療の模範生のごとく取り組んできた30年の間に許してしまったのです。クローン病の症状が出るたびにプレドニン・免疫調節薬を使い、その間に免疫に殺されなくなったサイトメガロウイルスEBウイルスは増殖し、薬の効き目が切れるとよりサイトメガロウイルスEBウイルスは腸管で増殖しているので、前回の症状より絶対に症状が再燃時には悪くなるという負のスパイラルにはまり、手術不可避の状態を何度も何度も繰り返されてきました。

逆にいうと、ベテラン患者さんであって、エレンタールや食事制限を守っていれば標準治療でも症状が安定するという方の場合は、もしかすると運よくサイトメガロウイルスEBウイルスといった難儀なヘルペスウイルスを保有していない可能性が高いですサイトメガロウイルスは全人類の7割、EBウイルスは全人類の9割が保有・共存しているヘルペスウイルスの仲間ですが、裏を返せば3割の人間はサイトメガロウイルスを保有しておらず、1割の人間はEBウイルスを保有していないことになります。実際に僕はサイトメガロウイルスを保有していません)。

その意味では、サイトメガロウイルスEBウイルスを保有していない患者は、標準治療をやっても日和見CMV・EBV感染が起きないので、難治化することはあまり考えられないでしょう、標準治療でも十分に病状をコントロールできるということです。これに当てはまる方はサイトメガロウイルス非保有率が3割、EBウイルス非保有率が1割ですから、だいたい患者の2割程度は標準治療で症状をしっかりコントロールできる患者であるということです。

しかし、サイトメガロウイルスEBウイルスを保有している患者の場合、ヘルペスウイルスというのは一度感染したら終生排除することは不可能になりますから、標準治療をやっている限り日和見感染のリスクはいつでもついてまわる、難治化のリスクはいつでもあるということになります。これに当てはまる方はサイトメガロウイルス保有率が7割、EBウイルス保有率が9割ですから、だいたい患者の8割程度は標準治療を続けていたら何度も腸を切ることになる難治性IBDになるリスクを背負っているということです。









僕が今一番考えているのが、若いIBD患者のことです。松本医院には10代にしてサイトメガロウイルス・EBウイルス大量増殖を経験し、標準治療に限界を感じて松本医院を受診したIBD患者が沢山いらっしゃいます。ヘルペスウイルスというのは、免疫から回避する機構をたくさん持っているので(それ故に一度感染したら終生排除できない)、一度増えてしまったら数を減らすということは本当に本当に大変なのです。

標準治療は確かに特定疾患でタダ同然で受けられる治療であるが故に、一家を養う大人のIBD患者にとっては経済面というのは死活問題になってくるので、社会生活を送るために標準治療の方がメリットがあるという主張は理解できますし、それ故に僕は日和見リンパ腫・難治化IBD予防の為に、標準治療の患者さんも生かすべくソリブジン復活・ブリブジン本邦承認・アシクロビル保険適応疾患拡大・副作用の少ない抗CMV剤の開発とその諸難病治療への保険適応はしっかりやらせていただく所存です。

しかし、IBDになりたての10代・20代の若者、ないしはIBDになりたての0〜10歳の小さい子供に標準治療を、このサイトメガロウイルスやEBウイルスの恐ろしさを知らずに標準治療を受けさせ、日和見感染を許すということは本当に正しいことなのでしょうか?先に述べた様に、難治性IBDになるリスクは実質8割の患者が保有しており、若い頃から強力な免疫抑制による治療をさせることにより将来サイトメガロウイルスやEBウイルスの日和見感染により日和見リンパ腫・難治性IBD・原発性硬化性胆管炎などの様々な合併症のリスクをどんどん上げていくことになります。

僕の場合は標準治療時代から免疫学・生物学を医学部を目指していた時に多少なりとも勉強していましたので、抗TNF-α製剤や免疫調節薬を使う段階になったら標準治療は辞めようと思っていましたので、結果そこまで難儀なヘルペスウイルスではない単純ヘルペスウイルス(herpes simplex virus:HSV)水痘・帯状疱疹ヘルペスウイルス(Varicella-Zoster virus:VZV)の増殖程度で済みました。たまに顔に単純ヘルペス疱疹ができるくらいで、命に関わることはないでしょう(不愉快な症状ではありますが)。HSVやVZVの増殖程度では松本医院治療のリバウンドで緊急事態になるリスクというのは限りなく低いです(逆にいうとCMVやEBVが大量に増殖している場合、松本医院治療のリバウンドはきついものになると覚悟すべきです)

しかし、ちゃまはらさんの娘さんは、レミケード・ヒュミラ倍量投与でEBウイルスが日和見大量増殖してしまい、アミロイドーシスになって標準治療をやめざるを得なくなりました。そして胆管の上皮細胞にEBウイルスが感染することによりクローン病の合併症として名高い原発性硬化性胆管炎(Primary Sclerosing Cholangitis:PSC)を発症されています(松本医院のアシクロビルと対ヘルペス用の漢方で改善されましたが)。ほとんどの医者は原発性硬化性胆管炎(PSC)の原因は不明と言い、予後不良の病気で5〜10年以内に死に至ると言います。松本先生を除く殆どの医者はEBウイルスやサイトメガロウイルスの胆管上皮細胞感染がPSCの原因と分かっていないので、勉強もせずに手の施しようがないというのです。







クローン病30年以上のzubunさんなんかは、本当に良い人です。自身は何度も開腹手術を経験されている(開腹手術だけでなく、標準治療薬の重篤な副作用も経験されています)のにも関わらず、僕の痔瘻手術程度でも「嫌なものだよねぇ。」と共感してくださいます。もっともっときつい経験されているはずなのにです、決して上から物を言うことはしません。

僕の方がもっと苦しむべきなんではなんではないかと思うくらいに良い人です。僕が代われるものなら代わってやりたいくらいに、日和見CMV・EBV増殖の洗礼を今現在まざまざと見せつけられている状態です。だからと言って絶対に標準治療に戻れないのは、標準治療に戻り一時的に症状を楽にしたところでCMV・EBVの増殖を許し何度も腸を切ることになることを、30年の病歴の中で嫌という程認識されているからです。どんなにエレンタール・食事制限を頑張っても数年に一度の手術のために生きている様な、その時の絶望感が如何程のものか、僕は直接話に聞いてるのでわかるのです。

なんか宗教ちっくな話になってしまいますが、僕は「人を救う神はいない」と思っています。なぜならzubunさんの様な良い人は、絶対に神様に報われるべき人間だと思っても、現実は厳しくてサイトメガロウイルス・EBウイルスの恐ろしさったら、こいつらを奇跡で全部一掃してくれと願っても、してくれないからです。神なんてクソッタレです…

人間は生きている限り、物理法則に縛られて生きていかねばなりません。体にとっての物理法則はどちらかというと免疫生物学的法則に当たるのですが、生きている限り人間は免疫生物学的法則に縛られて生きていかねばなりません。

キリストに祈ろうが、アラーに祈ろうが、仏に祈ろうが、これらの神様は体にとっての物理法則である免疫生物学的法則まで変えることはできません。どんなに良い人でも、サイトメガロウイルスやEBウイルスのことを知らずに日和見増殖させてしまったら、地獄を見るだけです。逆に言うとどんなに悪い人でも、サイトメガロウイルスやEBウイルスの存在を知っていれば、地獄を見ることはないのです。本来は苦労して人をたくさん助けた良い人が救われ、人を貶め楽ばかりしてきた悪い人が地獄に落ちるべきだと思うのですが、そうはならない不平等で残酷な世界がこの世界なのです。僕としては、せめて神様が物理法則(免疫生物学的法則)を変えられないのならば、苦労している方々に対し涙くらいは流してくれても良いんじゃないかと思うのですが!

だから、どんなに良い人であっても、どんなに苦労しようが、神に祈ろうが、サイトメガロウイルスやEBウイルスの大量増殖を許してしまったら最後、標準治療でも手が出なくなりサイトメガロウイルスやEBウイルスの厳しさをじっくりと味わうことになると言う松本医院の状況を見ると、「ああ、人を救う神なんていないんだな、本当に己を救うのは己のみ、免疫学のみなんだな…」と思ってしまうのです。厳しい現実です。試練を乗り越えることをサポートするめちゃくちゃ厳しい悪の神の存在は今まで僕は何度も感じてきましたが、それはまたいつか書くこととしましょう。









今回の記事では、標準治療の医者が言っていることが全て正しいと言うわけではないと言うことの、一端をお見せしました。己を救うのは、己のみです。

僕は自分で免疫学を勉強し、自分は自分で救ってきました(親のサポートもありますので甘ちゃんですが!)。

みなさん、もっと免疫学とヘルペスウイルス感染症を勉強して行きましょう、そして医者に負けないくらいの知識をつけて、病気を深く理解して行きましょう!







にほんブログ村 病気ブログ クローン病へ
にほんブログ村
にほんブログ村 病気ブログ 潰瘍性大腸炎へ
にほんブログ村
にほんブログ村 病気ブログ 膠原病へ
にほんブログ村

また痔瘻手術してました & 肛門科についての質問 & 少しだけ自己免疫肝疾患(Auto-immune Liver Diseases:AiLDs)について

お久しぶりです、Naokiです(^^)



いきなりの報告になりましたが、実はミニ痔瘻をまた手術で取ってしまいました。僕のTwitterを見ていただいている方はわかっていらっしゃると思いますが(^^)



どうしてまた手術したのかというと、3月に入るまで千金内托散でミニ痔瘻は2ヶ月近くふさがっていたのですが、3月に入ったくらいからまたちょっとしこりのようなものができたんですね。別に下痢になったわけでもなかったのですが、それで「あ、これは漢方では治せないな。治せるにしても2ヶ月ふさがってまたしこりができるくらいだから、ものすごく時間がかかるな。」と思って、僕の誕生日の3月7日の1日前にまた多摩大腸肛門科を受診したんです。その時に「このしこりは手術でしか取れませんから、手術してください。」と言って3月8日から入院して手術の予約をしました。

しかし、全く痛くもないしで、3月8日入院当日にやっぱり一度キャンセルしました(笑)痛くもないのに手術で痛い思いするなんて…と思って踏み切れなかった、心の弱い人間です。。まあ、入院当日の朝にしこりを触ってみたら、しこりが少し小さくなっていたのも当日キャンセルに拍車をかけたんですが。その時の帰りに多摩大腸肛門科の近くの映画館ですごいラッキーなことにキャンペーンをやっていて「君の名は。」を無料で観れたんです! 
3回目でした!この映画はなんかよく分からないけどすっごいシンパシーがあって何回でも観れますね〜〜でも、家に帰って一日経って、やっぱり頭からしこりのことが離れません。で、このまま気にしているより手術をした方がメリットは大きい!と判断し、本当に本当に迷惑なことに電話して「やっぱり3月12日日曜から入院して、翌日手術してください!」と頼んで、手術しました。それから一週間入院して、昨日退院してきた、という感じになってます。

ちなみにこのミニ痔瘻は、1回目の痔瘻を手術で取った時に、肛門ポリープがあってそれも一緒に取ったのですが、運の悪い(?)ことにその肛門ポリープの傷が治る時に細菌を巻き込んで治ってしまい、それがまた痔瘻になってしまったのです。浅いところを通過する最も軽い痔瘻と手術時にも言われました。







てなわけで、入院してから痔瘻手術、入院中のことをさっくりと書いときましょうか。

ちょうど一年くらい前に、しっかりした痔瘻(複雑ではないですが)をここで手術したことがあるので、それについての記事もみていただけると良いかと思います!
『実は…報告遅れました(わざと遅らせたのですが)』
『術後一ヶ月経ちました』
『通院終了(^-^)/』

まず、大前提なのですが、僕は本当に運のいいことに松本医院の漢方治療を理解してくれる「多摩大腸肛門科」という、しかもものすごい腕のいい医者が家の近く(車で30分以上かかりますが)にあるというものすごく恵まれた人間であるということを先に断っておきます。この記事の後半で、ちょっとここの話題について話したいことがあるので。











2017年3月12日(日曜)のお昼に入院しました。この入院日から、クローン病の大大大先輩であるzubunさんにいただいたJaneway's Immunobiology 9th edition(最新版英語原書第9版)を最初から読んで、免疫学を松本先生に負けないレベルで理解しようと決心し(そもそも普通の医者は免疫学なんて難しいのでやりませんが)、読み始めました!左側の日本語訳の免疫生物学(原書第7版)は結構読み込んでるんですがね、こんな感じに付箋がたくさん貼ってあります。
分からない単語や用語を書き込みながら、よちよちペースですがこれからもゆっくりと読んでいきたいと思います。こっちが最新版の英語原書第9版です(^^)
僕は英語も塾のアルバイトで指導していますが、免疫学の専門用語に関してはまだまだなので、読むスピードは遅いですが、免疫学の英語での専門用語が分かるんで、これから英語で記事を書いていくときの役に立ちそうな気がしますね(^o^)

松本先生にも、「わしの言ってることを確認するような人間は君くらいのもんやわ。」と言われていますがね、僕は例え松本先生の言っていることでも証拠を確認しないと納得しない人間なんです、数学やってる人間の悪いところです(笑)実際、僕はいくつか松本先生のおっしゃることの論理的な不備をいくつか発見しているので、それを補強することもしたり松本先生にそれを指摘しています。まあ医学論文や免疫学の本などで確認すると、松本先生のおっしゃることは100%合ってますのですごい方なんですがね(たまに論理の不備がありますが、それは松本先生は数学をしっかりやっていないので仕方のないことです)。



顔なじみの看護士さんたちに「またお世話になります(照)」と言いまして、2回目だったのでオリエンテーションなしでそのまま病室に入りました(僕は看護士さんに非常に可愛がられるという才能を持っているので(冗談)、Naoki君よろしくねって感じで照れました)。前と同じく2人部屋の窓際にしてもらいましたが、結局入院中誰も廊下側には入院して来なくて、ほぼ個室と言っていい状態でした(笑)

下の写真は入院初日(手術前日)の食事です。ここの病院の食事は味付けもしっかりしていて美味しいです(^^)
例え2回目とは言っても、人間手術には緊張はするもので、なかなか早くは寝れずに入院初日は終わりました。。












ここ(多摩大腸肛門科病院)の手術当日の流れを写真で撮っておきました。もちろん、僕はステロイド系の軟膏や免疫を抑制する消炎剤は使わないようにと言って了承を得てあります(漢方は普通に飲んでいい、お茶みたいなものですと言っておきました)。

普通、痔の手術となると前日から低残渣食で、当日下剤を飲んで、みたいのがメジャーだと思います。しかし、ここの病院の痔瘻手術方法は主に『切開開放術(レイ・オープン法:lay-open method)』という術後の排便コントロールがあまり要らない術式(しかしある程度の腕が要求される術式だそう)をやっているので、当日朝も食事できるのだと思います。まあ、僕は現在1日1回の便にアシクロビルを飲んでれば全然なるので、クローン病を持ってはいるが、ないものと考えてもらっていいということで手術してもらえました(ここら辺の話で話したいことがありますので、後半で書きますが)。

手術当日(2017年3月13日(月曜))朝の食事です。固形のものは次の日(術後1日目)の朝まで食べられないので、味わって食べます!モグモグ…
手術当日の朝の診察で座薬を入れて、便をしっかり出しておきます。

手術当日お昼は抜きです。普通13:30から手術が開始する(一日あたり5人くらいやるそうです?順番は先生たちが決める)のですが、その日は外来が混んでいたようで、最初の手術の人の開始時間が14:30からと、少し遅れていました。

僕は15:00からでした。ベットに寝たまま手術室に運ばれました。手術前室で、看護師さん達が準備している時に、僕が看護士界の女神と思っている(笑)看護士士長さんにこの病院についての歴史を聞きました。

まずここの病院は、大学病院に特有にあるなんか冷たい感じ・無機質な感じってのがないんですよね。すっごくアットホームな感じ・あったかい感じがあります(松本医院もそうですが)。その理由はやはり「肛門病変を専門にやっているからなんだよね〜」とのことでしたね。やっぱり大学病院だと緊急の患者さんがいらっしゃって、医師にも看護師にも余裕がない。対してこの病院は、お尻専門ですから、看護師さんにも医師にも余裕がある。患者さんも緊急の方がいないので、看護師と患者も楽しく談笑できると。すごく自由だから、スタッフの間の仲も良い。

その看護士士長さんは、多摩大腸肛門科病院がまだクリニック時代だった頃から勤務しているそうで、「この病院はNaoki君の年齢より古いかもしれない〜」っておっしゃっていました。クリニック時代は病床数は少なかったけれども、需要が大きくなってきて病院になったのが平成元年だったとのこと。僕より年上ですね!

クリニック時代の面白い話が、ある患者さんがどうしても外食したくて夜中に病院を抜け出し近くの食事処で食事をしようとしたら、隣の席に院長が座ってきたということがあったそうです(笑)でも、自由な病院だったから、お咎めなしだったそうで(笑)

そんなことを話していたら、手術の本番になりました。もう看護士さん達は手際が良くてスパスパ僕を動かします。そして腰椎麻酔(下半身麻酔)を打ちます。これが痛いという方多いですが、そんなに痛いですかね?まあ全く痛くないということはありませんよ、でもチクッというよりは引き攣る?ような変な感じですかね。

麻酔が効いてくると、下半身があったかくなって感覚がなくなります。それで動きがノロイ癒し系の院長先生がまた痔瘻を手術してくれました(動きはノロイおじいちゃんですが腕はピカイチです)。院長先生は手術中ずっと喋ってまして、僕の母親が手術に立ち会ったのですが「最初のメスお母さん入れなよ」とか冗談ばっか言ってました(笑)

一回手術をキャンセルしなければ仕事の都合上、父親が手術に立ち会う予定でしたが、キャンセルしてしまってまた手術をやることにしたので、仕事の都合上母親が手術に立ち会ってくれました。

院長先生「痔瘻があるといいことないよねぇ、女の子とも遊べないでしょぉ〜?」「お母さん優しいねぇ、俺の母さんはクソババアだったんだぁ」
看護士士長さん「最近のお母さんは優しいんですよ、自分の子供のこととなると自分より痛いんですよ院長」
院長先生「昔の母ちゃんはみんなクソババアだったんだよぉ?俺はいじめられたんだぁ」

他にも色々喋っていたと思いますが、とにかくずっと喋ってます院長先生。独り言に近いくらいですね(^^)

院長先生「筋肉を避けながら切ってるんだよぉ」「はい、お〜〜〜わり。」
看護士士長さん「院長点検してください」
院長先生「あ、そうだった、点検点検…オッケー」

で、ミニ痔瘻を取れました。見せてもらいましたが意外と想像してたより瘻管自体は長いです。

院長先生は「今回のは自信作だよぉ」「もっと血がいっぱい出ればよかったのにねぇ〜」とドSなことを言ってきます(笑)「あまり痛くないだろうから、痛み止めはなしでいけるよぉ」「痔瘻の中では軽い方だねぇ」

看護士士長さん「院長今日は手術これで終わりです」
院長先生「えぇ〜これで終わりかぁ〜もっとやりたかったなぁ〜」のそのそとオペ室から出て行く
僕「院長先生物足りないんですかね?」
看護士士長さん「院長ね、手術好きなの」

院長先生は確かに普段はただのおじいちゃんですが、手術中だけ若返ります(笑)お尻の悩みを解決するためにこの世に生まれてきたのでしょうね。かなりの症例数をこなしていらっしゃるので、腕は確かです。確か複雑痔瘻でも難しい切開開放法(レイ・オープン法:lay-open method)をしてしまうくらいだとお聞きしましたので。シートン法やくりぬき法は、再発率が多少なりともあるそうですが、切開開放法は再発率は限りなく0に近いとのことですからね。新しい痔瘻ができてしまったらそれはまた別の話ですが。

そんなこんなで手術それ自身は麻酔が効いてるので、全くの無痛です。ちなみにここの院長先生はタモリ倶楽部の痔特集で出演された経験がおありです(笑)
gmen3
(出典:Gメン2002
手術後はベット上安静です。夕食は重湯と味噌汁で、流動食です。麻酔が22:00くらいから切れてきましたが、前回の痔瘻に比べたらあまり深いところは切開していないのか、そんなに痛くありませんでした。もちろん痛み止めはなしです(麻酔が切れた術後が一番痛いので、これを乗り切れば後は大丈夫です)。

ちなみに手術というのはストレスはかかりますので、ストレスで免疫が抑制されている時にヘルペスウイルスは増えますので、アシクロビルを多めに手術当日は28錠を分けて飲みました。








次の日(術後1日目)から普通に食べられます。なるべく手術創の安静を保つためにこの日は排便しない方がいいらしいです(まあ前日朝食しか食べてないのでしたくならなかった)。朝に診察はしますが、お風呂はまだ入れません。院長先生曰く「自信作だから、痛みはあまりないと思うよぉ、もっと痛かった方が良かったねぇ。」とのこと(笑)紫雲膏(赤い漢方塗り薬)とエルタシン軟膏(抗生物質外用剤)を看護士さんに塗ってもらいました。普通はここでステロイドの入った強力ポステザリン軟膏を塗ってもらうのですが、僕は免疫を抑制するステロイドは嫌なので塗りません。

確かに前回に比べて痛みも少なかったので、ちょっとJaneway's Immunobiologyを読んで勉強したり、テレビを見たり、Twitterしたりで終わった1日でした。

術後1日目の朝食です。 納豆おいしいよねー(^^)納豆大好きです!日本人でよかった!漢方のある日本に生まれて本当に良かったと思います。。
術後1日目の昼食です。洋食が出た時にちょっと嬉しいですね、まあ基本は和食がいいなと思いますが。このシチュー?が美味しかったです。
術後1日目の夕食です。お魚香味焼き?が美味しかったです。
写真にはありませんが、もちろんアシクロビルや漢方も飲んでます。抗生物質を細菌感染予防に飲みますが、この病院で処方されるのはフロモックスでこれは僕下痢してしまうので、松本医院で処方してもらったクラリスを代わりに飲んでました。あと止血剤(カルバソクロムスルホン酸ナトリウム)です、止血剤は副作用はなく免疫抑制しないのでOKです!

この日の夜に手術創を鏡で見てみましたが、予想以上に大きかったです(汗)ミニ痔瘻だったのに前よりちょっと大きい?同じくらい?ですが、まあ院長先生が自信作とおっしゃるので良いのでしょうネ。自分で紫雲膏とエルタシン軟膏を塗って、ガーゼと紙おむつを変えます(術後、手術創から滲出液が出るので、1日に2~3回はガーゼと紙おむつを変えなくてはなりません)。








術後2日目の朝に排便指導と言って、排便をしっかりします。朝の診察の時に浣腸をして、強制的に排便させます。怖いですが、しっかり排便しなくてはなりません、大切なのは怖がらずしっかりいきんで便を出すことです。その後しっかりウォッシュレットでしっかり手術創を洗います。

前回の痔瘻手術の時は、排便した後「イテテテ…」って感じでしたが、今回は手術創が浅いのか、あんまり痛くありませんでした。さすが院長先生の自信作なだけあります、院長先生ありがとうございます(^o^)

その後、お風呂に入れます。しっかり手術創をシャワーで綺麗に洗います。3日ぶりのシャワーなので気持ちいい!髪の毛も体もしっかり洗って気分一新です!

術後2日目の朝食です。温泉卵うまー
術後2日目の昼食です。炊き込みご飯美味しかったですねえ。鯛の煮付け?も美味しかったです(^^)
術後2日目の夕食です。豚の生姜焼き美味しかった!肉はたまに食べるにはいいですね〜!肉の白身が苦手なので、肉はあまり食べる方ではありません。
ガーゼなどもしっかり変えて、ちゃんと紫雲膏・エルタシンを塗ります。


 




術後3日目以降はだいたい同じです。朝にしっかり怖がらず1回排便、診察、お風呂、あとは自由です。テレビ見る・音楽を聴く・Janeway's Immunobiologyで免疫学勉強・間食(売店で色々売ってる)・寝る…

ガーゼもしっかり交換、紫雲膏・エルタシンを手術創に塗ります。ここまでくると、楽しみは食事くらいしかありませんネ〜〜〜

術後3日目の朝食です。ちくわうまし〜
術後3日目昼食です。たまにアクセントで洋食が出ると嬉しいですね!ミートソース・かぼちゃスープ美味しかったです!
術後3日目夕食です。鶏肉グリル?美味しかったです!B'zの稲葉さんは鶏鍋好きです。




術後4日目の朝食です。切り干し大根美味しいですよね!
術後4日目の昼食です。肉巻き野菜?が美味しかったです(^^)
術後4日目の夕食です。この白身魚のフライ?がとっても美味しかったです、美味しいものは後に残すタイプです、僕は。




術後5日目の朝食です。逆光で暗いな…
術後5日目の昼食です。右上のかんぴょうで締めた奴?が美味しかったです(^^)
術後5日目の夕食です。右上のカジキの焼き物?が美味しかったです(^^)




そして退院日(昨日)の術後6日目の朝食です。美味しくいただきました(^^)
ちゃんとテレビカードを残りなく使い切りましたよ(^^)
今回もお世話になりました。悪いところは全部取ったので、もう二度とお世話にならないことを祈ります(>人<)

この病院の雰囲気は大好きなんで、もし僕が看護士だったとしたら絶対にここで働きたいな〜って思います(^^)この病院は夜歩いても怖い感じがないんです、大学病院とかで夜歩くの怖いじゃないですか、なんか分かりますよね?とにかくあったかい感じの病院なんでここはすごいいい病院です。これから何回か定期的に通院して、手術創がしっかり治れば通院終了です、しっかり治るまでは1〜2ヶ月かかりますが。。

診察室前はこんな感じになってます。いい感じでしょ?明るいあったかい感じ、しませんか(^^)



入院中に実はJaneway's Immunobiologyの出版社であるGarlandScience社のTwitterアカウントからファボ(お気に入り)されました(笑)
これはJaneway's Immunobiology頑張って読みなさい!ってことなのかな?(笑)


これは頑張って読むしかないですね〜〜〜笑笑笑






家帰ってから、久しぶりに煮出したての漢方薬を飲みました、やっぱり煮出したては美味しいですね〜〜入院中は親に煮出してもらって、冷えたものをペットボトルからお茶のようにして飲んでいただけなので、あったかい漢方はやっぱり美味しいものです(^^)
2017-03-19-18-58-59
ちなみにこの漢方薬はヘルペスウイルス討伐の免疫を上げる『治打撲一方湯』です、松本先生はヘルペスウイルスに有効な漢方としてこれを処方しますが、他の漢方医は所詮「外傷をよくする」くらいの認識しかないでしょう、免疫学・漢方医学両方に卓越した松本先生は、気まぐれな人ではありますが本当にすごい方だなあ。。と思います。。

ミニ痔瘻は近いうちに完全にクリアできる(?未来のことは分かりません)と思うので、残るはヘルペスウイルスのみです!結局IBDの症状が良くなっても、標準治療時代や急性喉頭蓋炎の緊急事態時にステロイド系抗炎症剤(Steroidal Anti-Inframmatory Drugs:SAIDs)を僕はいくらか使ってしまったので、その免疫抑制をしている間に、免疫に殺されなくなった単純ヘルペスウイルス(Herpes Simplex virus:HSV)水痘・帯状疱疹ヘルペスウイルス(Varicella-Zoster virus:VZV)が日和見増殖してしまったので、これが後遺症のように残ってしまいます。
ストレスをかけたら、副腎から免疫が抑制する副腎皮質ステロイドホルモンが分泌され、ヘルペスウイルスを殺してくれるリンパ球が減り、ヘルペスウイルスが増えるだけなので、ヘルペスウイルスが標準治療などで増殖してしまった人間は『無理をしない・欲を諦める・強がらない・ありのままの自分を受け入れる・エゴを捨てる』などと、自分にストレスをかけない生き方が非常に重要になってきます。自分に新たな何かを足して生きる『足し算』の生き方ではなく、自分の余計なものを捨てる・人間の汚れを洗い流していく・エゴイズムやナルシシズムの克服といった『引き算』の生き方を心がけねばなりません。日本人は『引き算の美学』を持っているので、まあ、ちょうど良いでしょう!華道なんかも『引き算の美学』らしいですからね!

まさに『身を捨てて 浮かぶ瀬もあれ この世の中』です!(^^)

 

僕はよくハーフに見られますが親は二人とも純日本人です。兄弟の中でも僕だけ肌が白くなんか突然変異体みたいな感じです、実際入院中に看護士さんにまたハーフじゃないの?って間違われましたが、僕は日本人で本当に良かったと思ってます!納豆 & 松本先生のいる日本で本当に良かったです(^^)

まあ、まだ難治性IBDの原因ヘルペスウイルスのEBウイルス(Epstein-Barr virus:EBV)サイトメガロウイルス(Cytomegalovirus:CMV)が大量増殖しなかっただけ僕は運がいいですがね。EBウイルスやサイトメガロウイルスは本当に本当に難儀です。早めに標準治療やめたから、IBDが良くなっても残ったヘルペスウイルスがHSVやVZVといった人を殺さないヘルペスウイルスで済みました。顔にたまに単純疱疹ができるくらい、どうってことありませんよね。

ヘルペスウイルスは、免疫から回避する機構をいくつも持っており、免疫でも非常に殺しにくいので一度感染すると生体から完璧に排除するということはできないので、アシクロビルで増殖を抑えつつ、ある程度数を免疫で減らして共存レベルに持っていくしかありません。





















そして、実はここからが本題なんです。

それは何かと言いますと、この記事の最初に書いたように、僕は本当に運のいいことに松本医院の漢方治療を理解してくれる「多摩大腸肛門科」という、しかもものすごい腕のいい医者が家の近く(車で30分以上かかりますが)にあるというものすごく恵まれた人間であるということです。

なぜこんなことを書いているのかと言いますと、実は僕がミニ痔瘻手術をする前に、名古屋の若い松本医院クローン病患者の男の子(とそのお母様)が、痔瘻を手術したくて一回ここ多摩大腸肛門科病院に来てくれたんです。その時に僕はお二人にお会いしましたが、断られてしまったとのことでした。

まず、どうしてわざわざ遠い名古屋から東京まで来て診察されたのかと言いますと、関西の方では松本医院の漢方治療を理解してくれる肛門科は皆無なんだそうです。
 
大体が「レミケード・ヒュミラやらないと手術はできない」と言われてしまうんだそうです。しかし、松本医院のIBD患者というのは、僕みたいな標準治療に疑問を感じて早めに松本医院の治療を始める人間はむしろレアケースで、ほとんどが標準治療に限界を感じられて最も難儀なヘルペスウイルスのEBウイルス(EBV)やサイトメガロウイルス(CMV)が増えている患者さんが多いのです。例えレミケードやヒュミラであっても、これらの難儀なヘルペスウイルスが増殖した状態だと、レミケードやヒュミラで免疫を抑制して症状を取ろうとしても、その間に免疫に殺されなくなったEBウイルスやサイトメガロウイルスが増えるだけで、レミケードやヒュミラでも全く手が出ない故に、どうしても松本医院でしか治療できない方々なのです。さらに悪いことに、難儀なヘルペスウイルス増殖だけでなく、ステロイドや免疫調節薬で免疫細胞だけでなく体細胞の遺伝子の働きが変えられているが故に訳のわからない症状が出現したり、リンパ球の幹細胞が殺されているが故にリンパ球が上がらなかったり、クラススイッチしにくかったりと、しっちゃかめっちゃかです。

松本先生がよく「わしの仕事は薬害の後始末や、それで飯を食ってるんや。」とおっしゃるように、僕のような単純ヘルペスウイルス(HSV)や水痘・帯状疱疹ヘルペスウイルス(VZV)程度で済む患者は松本医院では少ない方です。ちなみにその名古屋の若い松本医院クローン病患者の子は、標準治療は全くしていないのですが、メンタルストレスでサイトメガロウイルスが多いというレアケースなのですが。

特に松本先生曰くは、サイトメガロウイルスが多い患者に複雑痔瘻を持っている患者さんが多いことを臨床的に見ているそうです。痔瘻は基本的には免疫が落ちた時に腸内細菌の中でも最悪のグラム陽性菌、クロストリジウム・パーフリンジェンス(ウェルシュ菌)が増えて、そのクロストリジウム・パーフリンジェンスの出す外毒素(トキシン:toxin)が肛門の歯状線に穴をあけ壊死させることで起きます。
Wikipedia「クロストリジウム・パーフリンジェンス(ウェルシュ菌)」

僕の痔瘻も結局はリバウンド時に免疫細胞の中のエリートであるリンパ球が低くなり、その時にできたんです。リンパ球が低いと、肛門近くの粘膜でウェルシュ菌の出す外毒素(トキシン:toxin)に対するIgA抗体などを分泌するBリンパ球が少ないということですから、外毒素が肛門の歯状線から穴を開けて痔瘻になりやすいんです。もうリンパ球は十分に回復したので、もう痔瘻になることはないと思います(そう祈ります)。
上の写真のIgA分泌細胞というのは、Bリンパ球の活性化型です。過剰なストレスで免疫を抑制する副腎皮質ステロイドホルモンが大量に分泌されたり、ステロイド・免疫調節薬・生物学的製剤などでリンパ球を殺してしまうと、IgG→IgE・IgAクラススイッチが阻害されたり、そもそもIgA分泌Bリンパ球が少なくなって、粘膜防御で最も重要なIgA抗体が分泌されなくなります。
上の写真の様にして、IgA抗体は粘膜防御で最も重要な役割を果たしています。肛門の歯状線の粘膜に溜まったウェルシュ菌の出す外毒素をIgAは中和してくれるのですが、リンパ球が低くなるとそのIgAの外毒素中和作用がなくなり、粘膜が破壊され痔瘻の管ができていくというわけなんです。リンパ球はめちゃくちゃ大切です!!!

クロストリジウム・パーフリンジェンスはフラジール(メトロニダゾール)という抗菌物質で殺せるので、これを投与することで痔瘻・膣瘻が良くなる松本医院IBD患者さんもいらっしゃるそうです。しかし、複雑痔瘻を持っている松本医院IBD患者さんはなかなかよくならず、みなさんサイトメガロウイルスを臨床的に持っている様です。事実、痔瘻ではないですが、小腸結腸瘻からサイトメガロウイルスが検出されたという医学論文もあります。

その名古屋の子も例外ではなく、サイトメガロウイルスの値が高いゆえに複雑痔瘻を持っていて、下痢回数も1日4~5回で、遠方ゆえに漢方治療は理解できるが、手術したとしても通院できないので責任持てないとのことで断られてしまったそうです。

また、ここの病院の看護師さんにもお聞きしましたが、クローン病や潰瘍性大腸炎といった基礎疾患を持った患者さんは、下痢のコントロールができないとさすがに手術できないのだとおっしゃっていました。僕はアシクロビル飲んでれば、便は1日1回になりますので、手術やってもらえたと言っても過言ではありません。漢方治療でも下痢が2〜3回程度なら良いですが、下痢が10回くらいだとさすがにしてあげたくてもできないのだということです。サイトメガロウイルスの多い方は本当に大変です。。

しかし、ここ多摩大腸肛門科の院長先生は以下のブログを見てもらってわかる様に、複雑痔瘻でも熟練の腕が要求されると言われる切開開放術を行ってしまう(というかここの院長先生はそもそも切開開放術しかやらない、切開開放術は保険が効くので手術代も比較的安く済みます)くらいなので、便回数が2〜3回にコントロールできさえすれば、複雑痔瘻でも再発率のほぼない切開開放術をやってくれる可能性はあります。
入院2日目 手術当日 午後編|痔ろう(肛門周膿瘍)手術体験記
僕はシートン法やくりぬき法をやったことがないのでわからないのですが、ゴムを締める必要もなく、くりぬき法みたく再発率の高いわけでもない、 切開開放術(レイ・オープン法)は原始的ですが腕の良い医師にやってもらえれば本当に良い術式だと個人的には思っています(^^)
(解説)

後方(背中側)のII型痔ろうや、前方側方のII型痔ろうであってもごく浅い場合には、通常切開開放術が行われます。 (参考:低位筋間痔ろうの手術)  

切開開放術はもっとも単純確実な痔ろうの術式であり、再発率が一番低い(1~2%)という長所があるので、切開しても変形の起こるリスクが低い痔ろうの場合に用いられます。

 術後も排便コントロールを厳密に行う必要はないので、短期入院手術にも対応できるというメリットもあります。  

いっぽう前方側方のII型痔ろうや、III型痔ろう・IV型痔ろうといった複雑なタイプの痔ろうにこの術式を用いると、肛門が変形して便漏れが起こる可能性が高くなります。  

こういった複雑な痔ろうの手術は、肛門科の専門病院とそれ以外の病院では結果の差が大きく出ます。 痔ろうの手術は、肛門科を専門とする病院で受けられることをおすすめします。  

(マニアックな蛇足・・・)  

この痔ろうの切開開放術は、数ある肛門科の手術の中でももっともシンプルなものと考えられており、肛門科手術に熟達した医師であればものの数分で終わってしまいます。  

手術書を読んでみても、この「痔ろう切開開放術」はいかにも簡単にできそうな記載がなされているので、肛門科を専門家としない医師が手がけることも多いようです。  

でも実際には、肛門科を専門としない医師が切開開放術を手がけて、経過が悪くて肛門科専門病院を受診してくる方がけっこういます。  

診察してみると、本当に色々なトラブルのパターンがあります。たとえば・・・  

痔ろうのトンネルを正確に切開できていなかったり・・・
切開した左右の皮膚がくっついて浅い痔ろうを再びつくっていたり・・・
傷の形が悪くて治らなくなっていたり(難治創といいます)・・・
奥に向かう痔ろうのろう管(高位筋間痔ろう:IIH)を見逃して再発したり・・・
「III+IIL型痔ろう」という深くて複雑な痔ろうなのに、浅いところだけ切開開放して終わっていたり・・・  

実を言うと私も肛門科の手術を始めた10年ほど前には、ベテラン肛門科医師の手術助手を行いつつ、「痔ろうの切開開放術って簡単な手術じゃないか」と思っていました。  

でも正直言って当時の私は、
ベテラン肛門科医師がこれらのトラブル対策をすべて押さえた手術をわずか数分でやってのける匠の技がまったく見えていませんでした。  

こんな経験を色々としてからというもの、私はどんな手術も「簡単だ」とは思わないようになっています。  

肛門科を専門としない外科医の中には、「肛門科の手術なんて簡単じゃないか」という人がいます。 でもたぶんそれは経験が少ないために、たまたまマグレでトラブルに遭遇しなかっただけということです。  

いっぽう肛門科専門の医師は、ベテランの先生ほど、「肛門科の手術は難しい」といった発言をされます。 多くの失敗パターンを経験するほど、手術の奥深さが分かってくるのだろうと考えています。
多摩大腸肛門科の院長先生は、見た目は普通のおじいちゃん(笑)ですが、複雑痔瘻でも切開開放術をやってのけるくらい腕は超ベテラン(タモリ倶楽部に出るくらい有名)なので、痔瘻に悩まれているIBD患者さんは、ここでの手術というのも検討されてみては如何でしょうか?

事実、僕が1年前に手術した時の記事を見て、1人関西の漢方治療している方がここの手術をされに来て、茨城の方から手術はしなかったが相談しに来られた方がいらっしゃるそうです。看護士士長さんから「Naoki君のことを知ってここに来られる患者さん多いんですよ〜」って言われて感謝されました(←僕は多摩大腸肛門科と癒着しているんでしょうか笑)。癒し系院長先生が存命の間に受けておいた方が良いのではないでしょうか〜(笑)





僕が聞きたいのは、『関西の方面で漢方治療を理解してくれる肛門科はないか?』ということです、これを知りたがっている松本医院患者さんは多いと思います。関東ではまずこの多摩大腸肛門科は一つ、理解してくれる病院として確実です。また広く地域を問わず、『この肛門科は漢方理解してくれました!』とかありましたら、コメント等で教えていただけると幸いです(^^)

よろしくお願いしますm(_ _)m

これからまたしばらくこの病院の通院記録を書いていくことになりそうです、体力が復帰して来たらソリブジン復活・ブリブジン承認活動やYouTube松本理論解説などもやっていこうと思っています、本当にお待たせしてすいません!まずは自分のことをなんとかしなければなりませんね!まあ、一刻も早くEBウイルスの治療を始めないと、日和見リンパ腫を防げないので本当は1日も早くソリブジン復活・ブリブジン本邦承認をやらなければならないと思っていますが!

もうしばらくお待ちくださいm(_ _)m

コメントの返信ももう少しお待ちください!








おまきさん(ちゃまはらさんの娘さん)の4コマ漫画がまた出ました(^^)おまきさんの絵の才能をなんとか生かせないかと思い、最近色々考えてます!お待ちください! おまきさんを漫画家にしてお金を稼げる様にしたいと目論んでます!笑
ちゃまはらさんの娘さんの倦怠感ですが、これもまたヘルペスウイルスが関わっています。EBウイルスは慢性疲労との関連も指摘されているほどです(最近ではヒトヘルペスウイルス6型との関連も指摘されています)。
この後何があったかというと、ちゃまはらさんの娘さんは無理をして免疫を抑制する副腎皮質ステロイドホルモンが過剰に分泌されたことにより、免疫が抑制されたことでEBウイルスが増殖し、EBウイルスが胆管の上皮細胞に感染することによって、クローン病の合併症として名高い原発性硬化性胆管炎(Primary Sclerosing Cholangitis:PSC)を発症されたのです。
2017-03-22-09-40-17
上の写真の灰色の細胞が、胆管上皮細胞で、ここにEBウイルスが感染してしまったのです。PSCはよくクローン病の合併症と言われますが、実は結局のところ医原性の免疫抑制による日和見EBウイルス・サイトメガロウイルス胆管上皮細胞感染が原因なのです。ほとんどの医者は原因不明で予後不良というのですが、松本先生はPSCがEBウイルスやサイトメガロウイルスによるものであると長年の臨床でわかっているので、ちゃまはらさんの娘さんに免疫を抑制しない状態では多少なりともEBウイルスに有効なアシクロビル大量投与と、ヘルペスウイルスに対する免疫を上げる(つまりヘルペスウイルス感染細胞を殺すキラーTリンパ球やナチュラルキラーリンパ球の働きを上げる)治打撲一方湯を処方することで、ちゃまはらさんの娘さんは一命を取り止めた、ということです(ここまでしつこくヘルペスウイルスにこだわっている医者は松本先生くらいしかいませんから、予後不良と言われるPSCに対しても松本先生はこんなことができてしまうのです、すごい医者です)。アシクロビル高いですが、EBウイルスは人を殺すヘルペスウイルスですので、ちゃんと飲まなければなりませんヨ!ちゃまはらさんちゃんと娘さんのお尻叩いておいてくださいね!

難病情報センター|原発性硬化性胆管炎(指定難病94)
Wikipedia「クローン病:合併症」

EBウイルス原発性硬化性胆管炎(Primary Sclerosing Cholangitis:PSC)原発性胆汁性肝硬変(Primary Biliary Cirrhosis:PBC)自己免疫性肝炎(Auto-Immune Hepatitis:AIH)といった自己免疫肝疾患(Auto-immune Liver Diseases:AiLDs)の関係の医学論文(Reviewですが)で最も良いのは以下の論文でしょう(この論文はAiLDsとEBウイルスの関係のみに焦点を当てており、サイトメガロウイルスに注目していないことを一つ忠告しておきます、EBウイルスのみがAiLDsを引き起こすわけではありません、サイトメガロウイルスもAiLDsを引き起こします!この論文の結論は、EBウイルスとAiLDsの関連はあるけれどもEBウイルスそれだけではAiLDsの病態を説明できないとなっていますが、何がそれだけではないのかと言いますとサイトメガロウイルスによるAiLDsもあるということを調べていないだけです。)

医学論文(2012年)
"Epstein-barr virus as a trigger of autoimmune liver diseases."
『自己免疫肝疾患(AiLDs)の引き金としてのEBウイルス』
Rigopoulou EI, et al. Adv Virol. 2012.
全論文(PDFファイル)は→こちら

いつかアブスト・内容を解説したいとは思います。ちゃまはらさん曰くは娘さんがPSCを発症された時に、娘さんを緊急的に連れていった先の肝臓の専門医でもEBウイルスがPSCの原因になりうるということを知らなかったらしく(つまりこの論文の存在を知らない)、ホントに医者はもっとヘルペスウイルス感染症なり免疫学を勉強すべきだと強く思います。全ての医者に言いたいことですが、患者さんは教科書に乗っていることだけ勉強していたら救えるなんてそんな甘いものではありません、最新の医学論文も勉強しないとダメです、患者さんは教科書通りではないですから(この言葉は僕の好きな3人目の主治医(C◯JAPANでコラム書いていた)の言葉でもあります、僕にステロイド処方することを断固拒否した標準治療の医者の中では唯一の医者です)。医者には教科書だけでなくもっと広く勉強してほしいものです。。

松本先生は自己免疫肝疾患(AiLDs)とEBウイルス・サイトメガロウイルスの関わりについて、コラムの中で詳しく解説されていますからこちらもぜひ参考にしてください(^^)
松本医院『補体について』

また、一度『全難病患者の救世主になり得た、ソリブジン(Sorivudine)について〜その①〜』の中でAiLDsとEBウイルスとサイトメガロウイルスの関係についての松本先生の記述を抜き出していますので、こちらでも構いません。

そもそも自己免疫疾患というもの自体存在しないのですがね、EBウイルス感染Bリンパ球の勝手に分泌する抗体によるクロスリアクションで、見た目には自己免疫疾患みたいのは存在しますがね!「あなたの免疫は強すぎるから」というのが、現代医療においてステロイドや免疫調節薬・生物学的製剤を使用する最大の根拠になっていますが、いつか図解を書きますが決して免疫が強すぎるんではなく、95%の人間が保有しているEBウイルスに感染したBリンパ球の勝手に分泌する抗体がクロスリアクションを起こしているだけです。さらに化学物質(ハプテン)に対するIgGでの止まらない殺しの戦いの飛び火もです。

「あなたの免疫は強すぎるから」と言ってステロイド・免疫調節薬・生物学的製剤を用いて免疫を抑制し一時的に症状をよくしても、実態はその間にEBウイルスは免疫に殺されなくなり増えて、再燃時にはEBウイルス感染Bリンパ球のクロスリアクションはより激化し症状は前回より悪くなるばかりなんですがねぇ。。

EBウイルスについては、以下の僕の図解の最後の28枚目をみてくださいね、無断転載は禁止です。
常に免疫というのは化学物質(ハプテン)やウイルスや細菌といった「異物」に対して攻撃するのであって、自己の細胞を攻撃するなんて馬鹿げたことはしません。IBDなんかも絶食すれば症状が消えるというのが自己免疫疾患ではないという最大の証拠です、IBDが自己免疫疾患だとしたら絶食しても自己の腸管細胞を免疫が攻撃し続けるはずですから症状は消えないはずです。食事中の化学物質(脂質抗原など)に対する、過剰なストレスや免疫を抑制する薬によるIgG→IgE・IgAクラススイッチ阻害によるいつまでも終わらない化学物質に対する殺しの戦いの飛び火が原因の一つです。さらに免疫を抑制する薬や過剰なストレスにより、免疫に殺されなくなったEBウイルスやサイトメガロウイルスといった9割の人間が保有している人間の常在ウイルスであるヘルペスウイルス、腸内細菌の中で最も最悪なウェルシュ菌の出す外毒素などにより、難治化して狭窄・穿孔・痔瘻・瘻孔ができていくだけです。

こうなると、やはり一刻も早くブリブジン承認・ソリブジン復活・アシクロビル保険適応疾患拡大・副作用のない抗サイトメガロウイルス剤の開発とその保険適応をしなければならないなと思うわけです!標準治療でやっていきたい方々の気持ち(社会生活を優先させたい)も分かりましたから、EBウイルスやサイトメガロウイルスといった最も怖い人を殺すヘルペスウイルスの日和見感染制圧に真摯に取り組むことを現代医療に要求したいです。

自己免疫疾患が存在しないというここら辺のお話はしっかり証明するとなると免疫学的にも登場人物が多くなり(免疫細胞が全員出てくるだけでなく、病原体関連分子パターン(PAMPs)、パターン認識受容体(PRR)、Toll様受容体・NOD様受容体、共刺激分子・共刺激などなどが勢ぞろいする)かなり難しいので理解してくれるか心配なのですが、いつか図解描きますんでお楽しみに!



まあ、おまきさん(ちゃまはらさんの娘さん)の4コマ漫画の、おまきさんと松本先生の初めての出会いの漫画は松本医院や松本先生の特徴をうまく捉えていていつ見ても笑ってしまいます、いい漫画です(笑)
ステロイド禁止は本当に貼ってあります(笑)
おまきさん(ちゃまはらさんの娘さん)の場合は、レミケ・ヒュミラでEBウイルスが増えてしまったが故に標準治療に適さなかっただけです。EBウイルスやサイトメガロウイルスがどれほど難病患者を殺しているかを知らない医者の方が多いですから、今の現代医療の現状は仕方のないことです。自分の身は自分で守らねばなりません。







なんとなんと!!!!!B'zが再始動する様です!!!!!これは嬉しい〜〜〜〜!!!!!手術頑張ってよかった〜〜〜〜!!!!!
100年に一度の
恋が実るようなEPIC DAY 
I'm waiting for you…

「A LIFE〜愛しき人〜」のEDの "Still Alive" 発売してほしいなぁ〜〜笑









にほんブログ村 病気ブログ クローン病へ
にほんブログ村
にほんブログ村 病気ブログ 潰瘍性大腸炎へ
にほんブログ村
にほんブログ村 病気ブログ 膠原病へ
にほんブログ村

ブログ村の記事がダブっていて変ですが、どうしてこうなったかよくわかりません(^^;
見逃しておいてください(^^; 

『ソリブジン復活を願う会』Twitterアカウント作成しました

お久しぶりです、Naokiです(^^)



前回と前前回と前前前世ならぬ前前前回(笑)の記事で書いたように、『ソリブジン復活を願う会』のTwitterアカウント作成いたしました!

こっちは本物の前前前世です(笑)


アカウント名はそのまま、@sorivudine です!!!誰も使ってなかったみたいで、運が良かったです!!!

前前前世ならぬ前前前回(笑)の記事→『近況報告:「君の名は。」& ヘルペスウイルスとIBDの関係』
前前回の記事→『全難病患者の救世主となり得た、ソリブジン(Sorivudine)について〜その①〜』
前回の記事→『全難病患者の救世主となり得た、ソリブジン(Sorivudine)について〜その②〜』

ホーム画面は自己満足ですが、「君の名は。」の隕石が落ちるところにしました。僕にとっては『隕石=EBウイルス』で、ソリブジンが復活すればリアル「君の名は。」を起こせると思っているからです\(^O^)/
17
「君の名は。」を一度観たことがある方ならば、分かる話だと思います!ネタバレはダメだからあまり書けません!笑

だって僕は一度EBウイルス(僕にとっての隕石)の急性喉頭蓋炎で死にかけたから、三葉ちゃんが隕石で一度死んでしまったこととも一致します!(←ネタバレ笑)





このアカウント、@sorivudine「ソリブジン復活を願う会」はフォロバ(フォローを返す)ことは基本的にいたしません。

もし、僕の提起する『ソリブジン復活・アシクロビル保険適応疾患拡大・副作用の少ない抗CMV剤の開発嘆願』に賛同していただけるならば、Twitterアカウントを作成し(無料で作れます)、フォローしてください(^^)

まあ、すぐに大きなムーブメントになるとは考えにくいですが、草の根活動で少しづづ少しづづ、ですかね(^^)

僕としては、明日からでもソリブジンを復活させ、レミケードやヒュミラ投与時のEBウイルスの増殖を抑えて、若い子の日和見EBウイルス感染悪性リンパ腫を防ぐべきだと思っているんですけどね!!!ちゃまはらさんの娘さんと同じ子を二度と出してはならないと思います。。





このアカウントは、botではなく手動で、僕が気が向いた時にソリブジンやアシクロビルをはじめとする、抗ヘルペスウイルス剤の有用性をつぶやこうと思います。一応、1日1呟きを目標にします。

もう一度、ソリブジン復活の恩恵を書いておくと、

IBD治療に対するソリブジンの恩恵は、 
  • 腸管神経に感染する単純ヘルペスウイルス1型(HSV-1)と水痘・帯状疱疹ヘルペスウイルス(VZV)の増殖をソリブジンで強力に抑制することにより、蠕動運動異常・下痢・腹痛を改善する。
  • レミケード・ヒュミラなどの生物学的製剤・免疫調節薬使用時におけるEBウイルスの増殖をソリブジンで強力に抑制し、日和見EBウイルス感染による種々の悪性腫瘍(悪性リンパ腫・胃癌・乳癌・上咽喉癌・もしかすると大腸癌も)の発症リスクを健常者レベルに下げる。
  • 全ての標準治療不適応な難治性IBDの原因に、EBウイルス腸管感染があった場合、EBウイルスの増殖をソリブジンで強力に抑制することによって、EBウイルス腸炎による深掘れ潰瘍・狭窄・穿孔を未然に防ぎ、手術を回避ないし症状を改善する。
IBDに限らず、
  • 単純ヘルペスウイルス(HSV)や水痘・帯状疱疹ヘルペスウイルス(VZV)が関わっている疾患の症状を劇的に改善できる。(例:頭痛、片頭痛、群発性頭痛、緊張性頭痛、風邪に際して見られる頭痛や肩こり、 生理に際する頭痛、顔面神経麻痺、ベル麻痺、三叉神経痛、耳鳴り、難聴、突 発性難聴、メニエール病、熱性痙攣、めまい、立ちくらみ、吐き気、原因不明の嘔吐、車酔い、船酔い、慢性疲労症候群、五十肩、四十肩、肩こり、首こり、 倦怠感、疲れやすさ、口内炎、口唇炎、口角炎、しわがれ声、いつまでも続く 喉の痛み、慢性的な喉の詰まり・違和感、寝汗、異常な汗かき、こむら返り、 顎関節症、歯肉炎、歯周炎、筋肉の痙攣、目の結膜の痛み・違和感、目の奥の 痛み、ブドウ膜炎、目の強膜炎、目の脈絡膜炎、虹彩炎、細菌感染によらない角結膜炎、視神経炎、リウマチの痛みの一部、リウマチ性多発筋痛症の筋肉の痛み、線維筋痛症の筋肉の痛み、漢方で梅核気といわれる喉の詰まる症状、い わゆる自律神経失調症、熱の出ないあらゆる種類の腹痛、クローン病や潰瘍性 大腸炎の腹痛、原因不明の腹痛、坐骨神経痛、腰痛症、腱鞘炎、性器の痛み、 ペニスの痛み、放射線治療後の痛み、抗癌剤を使用している時の様々な痛み、 糖尿病性神経障害の痛み、変形性膝関節症の痛み、変形性股関節症の痛み、原因不明の股関節の痛み、痛風といわれる時の痛み、あらゆる神経の痺れ感、心因性多汗症、心因性排尿障害、発作性動悸、発作性頻脈、発作性高血圧症、発作性心房頻拍の一部、狭心症の一部、心因性疼痛、小脳性運動失調症、筋萎縮性側索硬化症(ALS)の一部、てんかんの一部、多発性硬化症やその他の中枢神経系脱随性疾患、チック障害、Hunt 症候群、レイノー病の一部、多くの逆流性食道炎、多くの慢性胃炎、原因不明の肝炎、原因不明の膵炎、前立腺炎、アト ピーのピリピリ感やチクチク感や不愉快な痛み、椎間板ヘルニアの痛み、脊柱管狭窄症の痛み、脊椎すべり症の痛み、不眠症の一部、振戦、筋肉の筋膜性疼痛、過喚起(ハイパーベンチレーション症候群)の一部、しゃっくり、原因不明の発熱、原因不明の下痢...)
  • EBウイルスが病態の裏に関わっている種々の難病の治癒ないし改善。(例:全身性エリテマトーデス(SLE)、混合性結合組織病(MCTD)、関節リウマチ(RA)、シェーグレン症候群、橋本病、バセドウ病(グレーブス病)、自己免疫性肝炎(AIH)、原発性胆汁性肝硬変(PBC)、原発性硬化性胆管炎(PSC)、間質性肺炎(IP)、悪性貧血、などなど…)
  • EBウイルスが関わる癌の治癒ないしは予防・改善。(例:悪性リンパ腫、胃ガン、乳ガン、上咽喉ガン、肝臓ガン、大腸ガン(?)、肺ガン(?))
といった恩恵があります。



アシクロビルの保険適応疾患拡大の理由は、単純ヘルペスウイルス(Herpes Simplex virus:HSV)や水痘・帯状疱疹ヘルペスウイルス(Varicella-Zoster virus:VZV)の関わる上記のような症状を、保険適応したアシクロビルによって治療法の如何にかかわらず誰でも改善することができること。松本先生がEBウイルス性悪性リンパ腫をアシクロビル投与によって治したことがあるということ。



副作用の少ない抗サイトメガロウイルス剤の開発 & その難病治療保険適応嘆願の理由は、例えばIBDにおいては何度も何度も腸管を切ることになる原因はヘルペスウイルスの中でも最も難儀なサイトメガロウイルス(Cytomegalovirus:CMV)ないしEBウイルス(Epstein-Barr virus:EBV)の日和見腸管感染にあるのですが、ソリブジンとアシクロビルはEBウイルスには有効だけれども、サイトメガロウイルスには無効で、現時点では抗サイトメガロウイルス剤は骨髄抑制などの副作用の強いガンシクロビル(Ganciclovir)しかないので、ガンシクロビルをサイトメガロウイルス増殖を未然に防ぐために常用するということは不可能だからです。もし、副作用の少ないサイトメガロウイルスに有効な抗ヘルペスウイルス剤があれば、サイトメガロウイルスによる深掘れ潰瘍・狭窄・穿孔を未然に防ぐことが可能になると思います!!!










前回の記事を見た方(kさん)から、メールをいただきました。

naoki様 

こんにちは!­
日頃の記事に勉強させて頂いております。­

さて、ソリブジンの復活活動を応援する次第で­すが、現在日本以外で
存在するブリブジン(­Brivudine­)と言う薬は代用できない物でしょうか?­
 

ソリブジンに極めて似ているように思いますが­、いかがでしょうか?
 

https://en.wikipedia.­org/wiki/Brivudine

全く関係なかったら申し訳ありません。

少しでもお役に立てればと思い取り急ぎメール­いたしました!

それでは失礼いたします。­

「ソリブジンに似ているブリブジンはどうなのか?」という提案をいただきました。

ブリブジン(Brivudine:BVDU)というのは、ヨーロッパ圏で用いられているソリブジンにほとんど似た薬です。下の化学構造式がブリブジンです。

Brivudine - Brivudin.svg
By Yikrazuul - Own work, Public Domain, Link


下の構造式がソリブジン(Sorivudine:BV-araU)です。

Sorivudine.svg
By Yikrazuul (talk) - Own work, Public Domain, Link


水酸基(OH)がブリブジンに比べ、ソリブジンが一つ多い(2'位にある)だけの違いとなっています。

ブリブジンは、現行の抗ヘルペスウイルス剤のアシクロビルに比べて、200~1000倍近い水痘・帯状疱疹ヘルペスウイルス(VZV)に対する活性を持つ抗ヘルペスウイルス剤でありますが、やはり調べるとソリブジンの方がVZVに対し2000~3000倍の活性を有していますので、ブリブジンの承認だけでなくソリブジンも復活させたいところではあります。

しかし、kさんに強力な情報をいただけたと僕は思っています。

実は「公知申請」という手続きがあり、それは何かと言いますと、日本では保険適応が認められていないが海外で認められているある薬の適応を公知申請という手続きで、治験なしに適応拡大の審査申請をすることができるのです。
 
しかし、この公知申請は、例えば日本ではアシクロビルは帯状疱疹・単純疱疹・造血幹細胞移植における単純ヘルペスウイルス感染症(単純疱疹)の発症抑制に対してしか保険は適応されませんが、例えば海外で腹痛に対してアシクロビルの保険が効いていた時に、腹痛に対しての保険適応を治験なしに審査申請できる、というシステムなのです。

故に、そもそも日本において承認されていないブリブジンという薬を、ヨーロッパ圏のブリブジン保険適応疾患に対して公知申請し、ブリブジンを承認させるとともにブリブジンを本邦で使用できるかというのはなかなか分からないところなのです。

まず、なぜヨーロッパ圏でブリブジンは使用できて、日本では使用できないのかと言いますと、ブリブジンとソリブジン両方ともブロモビニルウラシル(Bromo-Vinyl-Uracil:BVU)というものに腸内細菌によって分解され、これが抗がん剤5-FUの代謝酵素であるDPDに結合し、5-FUの代謝を阻害してしまいます(これがソリブジン薬害事故の原因)。故にソリブジン薬害事故のおきた日本では、ソリブジンの類似品であるブリブジンであっても、流れ的に使えないということがあるのでしょう。

下の絵がブロモビニルウラシル(BVU)です。

Bromovinyluracil skeletal.svg
By Anypodetos - Own work, CC0, Link


ソリブジンもブリブジンもこれ(BVU)を化学構造式の中に含んでいることは見て取れるかと思います。このBVUが抗がん剤5-FUの代謝酵素であるDPDに結合して5-FUの代謝を阻害し、5-FUの血中濃度をあげてしまうことによって、5-FUの毒性が増し、ソリブジンと5-FUの併用により薬害事故が起きてしまいました(併用しなければソリブジンそのものは非常に有用な薬剤です!!!)

しかし、ブリブジンに関しては、ヨーロッパで用いられているためにソリブジンよりも承認させやすいとは考えます。

そして、日本でブリブジンを復活させることはソリブジンを復活させることにほぼ同義(化学構造式がほぼ同じ)ですから、一緒にソリブジンも復活させられたらなあ、と思います。

ちなみに、以下の論文でブリブジンとソリブジンの、日和見リンパ腫の原因・難治性IBD患者の最大の敵の一つであるEBウイルスの増殖抑制能力は、アシクロビルに優ると証明されています。しかもこれはソリブジンの開発者であられる町田治彦さんが参加している論文です!!!

医学論文(1988年)
"Comparison of two bromovinyl nucleoside analogs, 1-beta-D-arabinofuranosyl-E-5-(2-bromovinyl)uracil and E-5-(2-bromovinyl)-2'-deoxyuridine, with acyclovir in inhibition of Epstein-Barr virus replication."
『2つのブロモビニルヌクレオシドアナログの比較:1-beta-D-arabinofuranosyl-E-5-(2-bromovinyl)uracil(ソリブジン:BV-araU)とE-5-(2-bromovinyl)-2'-deoxyuridine(ブリブジン:BVDU)の、アシクロビルと比べたEBウイルスの複製抑制の比較』
Lin JC, H Machida. Antimicrob Agents Chemother. 1988 Jul;32(7):1068-72.
全論文はこちら(PDFファイル)

この論文のアブスト(概要)だけですが、ささっと和訳して紹介します。

Abstruct:The effect of 1-beta-D-arabinofuranosyl-E-5-(2-bromovinyl)uracil (BV-araU), a new antiviral drug, on Epstein-Barr virus (EBV) was studied and compared with those of E-5-(2-bromovinyl)-2'-deoxyuridine (BVdU) and acyclovir (ACV).
概要:新しい抗ウイルス剤の 1-beta-D-arabinofuranosyl-E-5-(2-bromovinyl)uracil(BV-araU:ソリブジン)のエプシュタイン・バール・ウイルス(Epstein-Barr virus:EBV:EBウイルス)に於ける効果が研究され、そして E-5-(2-bromovinyl)-2'-deoxyuridine(BVdU:ブリブジン)と acyclovir(ACV:アシクロビル)の抗EBウイルス効果と比較された。

BV-araU effectively inhibited EBV replication both in superinfected Raji cells and in virus producer P3HR-1(LS) cells, as determined by density gradient centrifugation, in situ cytohybridization with an EBV DNA probe, and cRNA-DNA hybridization.
BV-araU(ソリブジン)は、密度勾配遠心分離法・EBウイルスDNAプローブの in situ 細胞ハイブリダイゼーションと cRNA-DNA ハイブリダイゼーションで決定した時に、EBウイルスに重複感染したラージ細胞とEBウイルス産生細胞である P3HR-1(LS) 細胞の両方において、EBウイルスの複製を効率よく阻害した。
Wikipedia「ラージ細胞(Raji cells)」
Wikipedia「in situ ハイブリダイゼーション」


The 50% effective doses for viral DNA replication were 0.26, 0.06, and 0.3 microM for BV-araU, BVdU, and ACV, respectively. The relative efficacy on the basis of the in vitro therapeutic index was BVdU (6,500) greater than BV-araU (1,500) greater than ACV (850). Synthesis of EBV-induced polypeptides with molecular weights of 145,000 and 140,000 was inhibited by these drugs. Kinetic analysis of reversibility of inhibition of EBV DNA replication after removal of the drugs indicated that BV-araU, like BVdU, has a more prolonged inhibitory effect than ACV.
50%がEBウイルスのDNA複製の阻害に対して有効となる薬の服用量(50% effective doses)は、ソリブジン(BV-araU)・ブリブジン(BVdU)・アシクロビル(ACV)それぞれに対して0.26・0.06・0.3μMであった。in vitro(試験管内での)その治療指数に基づいた相対的効能はブリブジン(BVdU)が最も高く6500で、次にソリブジン(BV-araU)の1500、最後にアシクロビル(ACV)の850であった。分子量が145000〜140000のEBウイルスによって誘導されるポリペプチドの合成はこれらの薬剤によって阻害された。この薬(ソリブジン)の除去後のEBウイルスDNAの複製の阻害の可逆性についての動的な分析は、ブリブジン(BVdU)に似たソリブジン(BV-araU)は、アシクロビル(ACV)に比べてより長期的な阻害効果を持っているということを示した。
Wikipedia「治療指数」

These results indicate that the 2' OH group in the arabinosyl configuration of BV-araU results in marked reduction in anti-EBV activity while slightly diminishing cytotoxicity.
これらの結果はソリブジン(BV-araU)のアラビノシル立体配置に於ける2' 位の水酸基(OH group)は、細胞毒性を僅かながら減少させつつも、抗EBウイルス活性の顕著な減少の結果となるということを示唆する。

この論文によると、ブリブジンの方がEBウイルスの増殖抑制力はソリブジンに勝るようです。むしろソリブジンよりブリブジンの方がEBウイルス増殖抑制には有効そうです!アシクロビルに比べて、ブリブジンは約7倍、ソリブジンは2倍の抗EBウイルス活性を有するんだそうです。

しかし、ソリブジンの方がブリブジンに比べて肝臓抽出液や体内の酵素によって分解されにくい(ブリブジンの生体使用率は約30%と低い、ソリブジンはほとんど生体内で利用されるそう)ので、ソリブジンの方が少ない服用量で済みます。かつ細胞毒性はブリブジンよりソリブジンの方が少ないそうです。

故に、ブリブジンとソリブジン両方承認・復活させるのが良いでしょうね!ソリブジンはVZVに対しアシクロビルの2000~3000倍の活性を持ち、対してブリブジンはVZVに対しアシクロビルの200~1000倍ですから、あらゆる神経の痛みの原因となるVZVに対する活性はソリブジンの方が勝りますからね。

kさん、貴重な情報ありがどうございました!!!よりソリブジンを復活させやすくなったと思います!!!言ってみれば、現時点レミケード・ヒュミラでEBウイルスによる日和見リンパ腫になってしまったとしても、ヨーロッパでブリブジンを投与すれば助かる可能性があるということです!!!

あと個人的な思いとして、ブリブジンはヨーロッパで、ソリブジンは日本で開発された薬剤ですので、ソリブジンが復活したら日本人として嬉しいな〜と思うところもあります。ヤマサ醤油にもう一度頑張っていただきたいです、美味しい醤油いつもありがとござんすですからね!笑

ソリブジン復活に加えて、ブリブジンの日本での承認も一緒にやってしまいましょう!!!

あと、アシクロビルの保険適応疾患を見ると、『造血幹細胞移植における単純ヘルペスウイルス感染症(単純疱疹)の発症抑制』があるんですが、これに保険適応されるんならレミケード・ヒュミラ投与時や免疫調節剤投与時、ステロイド系抗炎症剤投与時の強力な免疫抑制時における医原性の日和見ヘルペスウイルス感染症の発症抑制に是非とも保険適応して欲しいんですがね〜というか標準治療にアシクロビルをメサラジンと同じように入れるべきだと強く思いますわ…

造血幹細胞移植っていうのは、ざっくりいうと骨髄移植なんですが、免疫細胞の工場に当たる骨髄の幹細胞を移植する時に自分の骨髄を殺してから移植するので、一時的に免疫が全くいなくなるんですよ。それ故にヘルペスウイルスが免疫に全く殺されなくなって、ヘルペスウイルスがとんでもなく増殖するんですよ。

日和見リンパ腫はEBウイルスが原因なのに、EBウイルスに対してアシクロビルは少しなりとも有効なのに、EBウイルスの存在を無視していいんですかねえ〜医者は全く勉強してないのか、ヘルペスウイルスに全く興味がないのかわかりませんが、おかげで若い子に癌ウイルスのEBウイルスが増殖し放題ですよ…ちゃまはらさんの娘さんはまさにそのパターンです。EBウイルスは多種多様な癌の原因になりますから、未来ある若い子にEBウイルスを増殖させていいんですかねえ〜早死しちゃいますよホント。。EBウイルスなんて全人類の95%が保有してるすごい普遍的なヘルペスウイルスなのに…

まあ、患者がヘルペスウイルスに対して意識を持ち変わらないと、医者は勉強してないのか興味ないのかわかりませんが、全くヘルペスウイルスに対する対策をしてくれそうにないので、患者が対策を打って欲しい!って言わなきゃならんのですね〜困ったもんだ。。現在の医療の現場に呆れそうです、本来は医者が先に気づいて対策を取るべき('д` ;)

まあ、それに耐性ヘルペスウイルスの出現もあります。免疫を抑制し症状を取る対症療法である標準治療の範囲では自分の免疫でヘルペスウイルスを殺しにくくなるので、たとえブリブジンやソリブジンが使えたとしてもヘルペスウイルスの増殖抑制しかしないので、ヘルペスウイルスの数が減るということはなかなかありません。免疫を抑制しない治療ならば自らの免疫でヘルペスウイルスを殺せますから、いつかは抗ヘルペス剤を中止できますが、免疫を抑制する治療法だと抗ヘルペス剤を中止することなく継続的に投与しなければならないので、いずれ耐性ヘルペスウイルスが出現してきます。ブリブジン・ソリブジン以外の抗ヘルペス剤を投与しないと耐性ヘルペスウイルスに対しては対策ができなくなります。





あと、最近知ったのですがグラクソ・スミスクライン(GSK)がサイトメガロウイルスに有効な抗ヘルペス剤のMaribavir(マリバビル)を開発してる途中なのかわかりませんが、あるそうです。副作用が少なかったらいいな〜って思います。最近知ったばかりなのでなんとも言えませんが…

Maribavir.svg
By Yikrazuul (talk) - Own work, Public Domain, Link


サイトメガロウイルス(Cytomegalovirus:CMV)は何度も何度も腸を切る羽目になる難治性IBDの2大原因の一つですが(もう一つはもちろんEBウイルス)、もっと広くいろんな難病の黒幕にもなっているんですよ。CMVの間質性肺炎もありますし、CMVの原発性硬化性胆管炎もありますし。









そんなわけで、ソリブジン&ブリブジン承認復活活動・アシクロビル保険適応疾患拡大・副作用の少ない抗サイトメガロウイルス剤の開発&その難病治療保険適応嘆願に賛同してくださる方は、Twitterアカウントを作って@sorivudineをフォローしてくださいネ!

そのうちYouTubeにて僕の言葉でも直接働きかけたり、提言を発表するつもりなので、宜しくお願いします!みなさんも有望な抗ヘルペス剤を調べて教えてください!アシクロビルの日本では保険適応されていないが、海外では保険適応されているとかも教えていただけると、公知申請の役に立ちますので教えてください!

何か伝えたいことでもありましたら、「ソリブジン復活を願う会」関係に関しましては、
sorivudine?gmail.com
にメール(?を@に変えてください)宜しくお願いします(^^)

リアル「君の名は。」起こしましょう!








にほんブログ村 病気ブログ クローン病へ
ソリブジン(Sorivudine:BV-araU)
にほんブログ村 病気ブログ 潰瘍性大腸炎へ
ブリブジン(Brivudine:BVDU)
にほんブログ村 病気ブログ 膠原病へ
日本での承認 & 復活に向けて一致団結しましょう!
お問い合わせ
お問い合わせはこちらまで。
クローン病ブログランキング
アクセスカウンター
  • 累計:

最新コメント
ソリブジン復活を願う会
Twitterプロフィール
Topology(トポロジー)□Graph Theory(グラフ理論)□Immunobiology(免疫生物学)□和太鼓□国高8100外チ□塾講師□B'z□The Matrix□宇多田ヒカル□久石譲□カサゴ□タマカイ□
Twitterタイムライン
松本理論bot
LINE読者登録QRコード
LINE読者登録QRコード
タグ絞り込み検索
メッセージ

ブログ主にのみメッセージを送ることができます。返信を望む場合はメールアドレスを入力してください。

名前
メール
本文
ギャラリー
  • EBV(Epstein-Barr virus:EBウイルス)はバセドウ病の発症や増悪の最終因子となる & 自己免疫疾患の原因の一つはEBVである〜その①〜
  • EBV(Epstein-Barr virus:EBウイルス)はバセドウ病の発症や増悪の最終因子となる & 自己免疫疾患の原因の一つはEBVである〜その①〜
  • EBV(Epstein-Barr virus:EBウイルス)はバセドウ病の発症や増悪の最終因子となる & 自己免疫疾患の原因の一つはEBVである〜その①〜
  • EBV(Epstein-Barr virus:EBウイルス)はバセドウ病の発症や増悪の最終因子となる & 自己免疫疾患の原因の一つはEBVである〜その①〜
  • EBV(Epstein-Barr virus:EBウイルス)はバセドウ病の発症や増悪の最終因子となる & 自己免疫疾患の原因の一つはEBVである〜その①〜
  • EBV(Epstein-Barr virus:EBウイルス)はバセドウ病の発症や増悪の最終因子となる & 自己免疫疾患の原因の一つはEBVである〜その①〜
  • EBV(Epstein-Barr virus:EBウイルス)はバセドウ病の発症や増悪の最終因子となる & 自己免疫疾患の原因の一つはEBVである〜その①〜
  • EBV(Epstein-Barr virus:EBウイルス)はバセドウ病の発症や増悪の最終因子となる & 自己免疫疾患の原因の一つはEBVである〜その①〜
  • EBV(Epstein-Barr virus:EBウイルス)はバセドウ病の発症や増悪の最終因子となる & 自己免疫疾患の原因の一つはEBVである〜その①〜
自己紹介
現在大学4年のNaokiといいます。

専攻は数学、特にトポロジー・グラフ理論をやってます。

アルバイトは塾講師を2年程、趣味は和太鼓です。

高校時代に極度のストレスによるHPA軸のフィードバッグが効かなくなり、自身のステロイドホルモンの過剰による逆クラススイッチ・クラススイッチ阻害で高校1年の12月に潰瘍性大腸炎の下血が始まり高校2年の4月に診断され、高校を卒業してすぐクローン病(と潰瘍性大腸炎の複合型)と診断されました。

高校を卒業してその年の4月に大阪の松本医院にて漢方治療を開始し、1年半強の治療でクラススイッチ、免疫寛容により症状が良くなり治療終了しました。

しかし、約半年後に急性喉頭蓋炎にて緊急入院し、ステロイドの点滴を行ったためにステロイドによる逆クラススイッチ・クラススイッチ阻害が起こり、もう一度IBDの症状が出現し、もう一度松本医院での漢方治療を再開しました。
2年ほどかけて、現在ではまた快方に向かっています。
Self-Introduction
Hello, My name is Naoki.
I live in Tokyo, Japan.
I'm 22.

I'm an undergraduate, majoring in mathematics.
Especially, I'm interested in topology and graph theory.

When I was a first year high school student, my first bloody bowel discharge began.
It was December, 2010.
And on April 2011, I was diagnosed with Ulcerative Colitis(UC).

After completing my high school course, I was diagnosed with Crohn's Disease(CD) in addition to my UC.
It was March, 2012.

On April 2012, I visited MATSUMOTO CLINIC in Takatsuki, Osaka, Japan, and I started to cure my CD and UC with its original harval medicines (Kampo:漢方).

Though I'm sorry for my ability to use English being poor, I can tell you not only the cause of Ulcerative Colitis (UC) and Crohn's Disease (CD), but also collagen diseases such as Rheumatoid Arthritis (RA), Systemic Lupus Erythematosus (SLE), Sjögren syndrome, polymyalgia rheumatica, Hashimoto's thyroiditis, fibromyalgia, and allergic diseases such as athopic dermatitis, asthma, using the latest immunobiology and Dr.Matsumoto's immunobiological theory.

Contact me anytime :) , please !