宇宙・星座・地球

”しし座流星群”

045 しまなみ海道自転車旅では、”しし座流星群”(11/18未明)を観そこねた。
Youtubeでは迫力ある”火球”を見ることができる。

”しし座”は春の星座で、デネボラは「うしかい座」のアークトゥルス、「おとめ座」のスピカとともに「春の大三角形」を構成している。

ギリシャ神話の英雄ヘラクレスが退治した大獅子がうづくまっている姿で、首・大鎌の柄の部分に位置するのが一等星のレグルス
(ラテン語で「小さい獅子」)。
尻尾の部分にあるのが二等星・デネボラ、「獅子の尾」を意味している。

 しし座にはたくさんの銀河が集まっており、低倍率の望遠鏡でも幾つもの銀河が見えると。
M66銀河群は、M65・M66・NGC3628など、171個の銀河が集まっている。
「銀河群」とは、3~数十個の銀河が集まったもの。

M96銀河団は、M95・M96・M105のグループが集まっている。「銀河団」は50個以上の銀河が密集しているもので、現在では約9600個の銀河団が知られている。

「星落ちて 石となる夜の 寒さ哉」(正岡子規:明治27年)

 明治25年(1892)、子規は学年試験に落第し、東京帝国大学を中退して日本新聞社に入社した。
同28年('95)、日清戦争の従軍記者となり旅順に渡ったが、その帰途船中で吐血し、神戸に帰着して入院した。

脊椎カリエスという結核の一種で、不治の病とされていた。
一旦ふるさと松山に帰ったあと、東京・根岸に移って8年間を療養生活し、明治35年に9月19日に亡くなった。 (古田由秀監修「NHK銀が宇宙オデッセイ 大星空ウオッチング」、週刊俳句編「子規に学ぶ 俳句365日」参照)


「馬頭星雲」

501e 馬頭観音と云えば最も身近にある石碑で、近傍の某氏は町内の馬頭観音像を隈なく調査し、その数の多さにビックリしたと。

とくに、辻に置かれたものがおおく、我が地区でも古い地区への入り口にある。 農耕に馬が使われたことから農耕や養蚕の守り神として信仰されたと。

 古代インドでは、悪蛇を退治したり、太陽の車を動かしたりするという馬神の信仰があり、観音の成立に影響したヴィシュヌ神も馬頭に化身して梵天に復讐したとの神話があり、このような馬の神格化や威力への信仰から馬頭観音が生まれたと・・。

11 ところで、夜空も冬の星座に移り変わり、「オリオン座」が見られるようになった。
オリオン座の「三ツ星」のひとつ”ζ(ゼータ)”星のすぐ近くに、馬の首の形をした「馬頭星雲」がある。

馬頭星雲は約1500光年先にある”暗黒星雲”で、ピンク色をした輝線星雲「IC434」から放たれる光が、ちりに遮られてそのシルエットが浮かび上がっているもの。

馬頭星雲は分子星雲の一部であり、分子星雲には小さな塵が多く含まれている。
それらの塵が周囲にある恒星からの光を反射することで反射星雲として見えている。

 オリオン座は巨大な分子星雲があり、そのところどころに散光星雲や暗黒星雲が見られる。
その散光星雲の代表が「M42オリオン大星雲]で、暗黒星雲の代表が「馬頭星雲
(別名:バーナード33)」。

馬頭星雲は、オリオン座の「オリオンB」という分子星雲の一部で、その分子星雲を近くの「オリオン座σ(シグマ)星」が輝かせている。

 この星は、5重連星で、その明るさは太陽の10万倍近くにもあるという。
大量の紫外線を放っていて、分子雲に存在する水素原子にエネルギーを与え、水素原子が電子から飛び出で写真に撮ると赤く輝いて見える。
散光星雲「IC434」から放たれる光を、オリオンB分子雲の一部を遮って暗黒星雲となって見えるのが「馬頭星雲」なのだと
。 (速水侑著「観音・地蔵・不動」、「Newton 2018.12」号参照)


「南斗六星」

ite 「あくびする 口に落けり 天の川」(子規)

その昔、中国で天の川は銀色に輝く漢川(長江の支流)と考えられ「銀漢」・「銀河」と呼ばれていたのが日本に伝わって「天の川」となった。

中世の科学者の中には、空の継ぎ目がほころびて、神の国の炎の光が漏れているものと説明したとも。

ギリシャ神話では、怪力ヘラクレスが赤ちゃんだった頃、ヘルメス神は大神ゼウスのお后ヘラの乳を飲ませるのが一番と、眠っているヘラの乳首を吸わせた。
ヘラクレスの吸う力がとても強かったので、びっくりしたヘラ女神が赤ん坊のヘラクレスを突き放したところ、乳がほとばしり出て天の川になったとし、そのことから英語では「ミルキー・ウェイ」と呼ばれる。

 「天の川」は、直径が10万光年もある渦巻き銀河の「天の川銀河」を内側から眺めているもので、凸レンズ状に膨らんだ銀河系の中心部分は、いて座のケイローンがつがえた矢の先端付近。

そこには「南斗六星」が天の川をすくうスプーンのように見えることから、”ミルク・ディッパー(乳のさじ)とも呼ばれる。
日本では農具の「箕
(み)」と見立て「箕星(みぼし)」、中国でも別の四辺形を「箕宿」と呼んでいたと。

 「いて座」付近には、散光星雲M8、三裂星雲M20、散開星雲M23など、
双眼鏡でも見ることができる星雲・星座がたくさんある。 (藤井旭著「星座と星座神話 夏」参照)

火星大接近!

201807312100






 7月31日、いよいよ火星が大接近する。
これ程の大きさにみえるのは15年ぶりのことだと。

そのうえに、南西には木星、南には土星、西には金星まで、ほぼ黄道上に並ぶというから見逃せない。
(次は17年後!)

 また、28日には月が皆既月食となるとき、火星は衡(太陽と反対側)にあり、赤く染まる月のそばに輝くので、赤い月と赤い火星が並ぶと。(皆既食が始まるのは3時24分からで、5時21分に最大となる)

火星までの距離は5,759万㎞で、6万年ぶりの大接近といわれた2013年の5,576万㎞には及ばないようだ。

 火星は、ギリシャ・ローマ神話では「戦争の神」だそうで、今大河ドラマで放映されている「西郷どん」西郷隆盛が亡くなった西南戦争(1877.2.15-9,24)があった9月2日にも火星が接近していた。
その距離は5,635万㎞で、今回よりも近かった。

当時の新聞は、「現出せる赫色(かんしょく)の星を遠眼鏡にてよく見れば、西郷隆盛氏が陸軍大将の官服を着せる体なりと。何人かこれを言い・・」と報じている。(「大阪日報」明治10年(1877)8月3日付) (「月刊 星ナビ 2018.7」アストロアーツ 参照)

「夏のウラ三角形」

Asklepios うだるような暑さでとても外出する気分にもなれない祝日”海の日”だが、W杯サッカーもウインブルドン・テニスも終わって暇を持て余す・・。

先の異常な長雨で、今年の七夕は空を見上げることさえもできなかった。

織姫(ベガ)と彦星(アルタイル)は、はくちょう座のデネブと「夏の大三角形」を織りなしていることは知られているが、デネブとは反対側のへびつかい座の頭の部分にあたる2等星ラス・アルハゲと結ぶのが「夏のウラ三角形」。

 このへびつかい座は、へび座と一体になっている珍しい星座で、へびつかいとはギリシャの名医アスクレピオス
(写真)で、へびは脱皮を繰り返して成長することから医学の象徴とされている。

アスクレピオスは死者をも生き返らせることができ、冥界のプルトーンは死人が黄泉の国にこなくなったので、大神ゼウスに「生死の定めを勝手に変えられては世の中が乱れる」と訴え、ゼウスは雷電の矢でアレクスピオスを殺したが、彼を惜しみ声が神々の間でも広まったので星座とされたと。


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