海外に暮らして生きることを考える-livedoor Blog共通テーマ

この土地の中心地にある伝統的市場。食料から日用品まで何でも売っている。食事をするところもある。

そして、汚くて、くさくて、人がごった返しているところである。

僕は毎週日曜日に伝統的市場で、買い物をする。平日は、家の近所で済ます。
この伝統的市場には、いろいろな人たちがいる。

買い物客、食料品売り、ガイドに連れられた観光客、食べ物売り、博打屋、セキュリティー、駐車係員、お供え物売り、日用品売り、金銀細工屋、衣服屋、宗教行事備品屋、物乞い、紙細工などのアクセサリー屋、時計屋などもいたような気がする。

おっと、忘れていた。SUUN(スウン)がまだいた。

SUUNとは、買い物客の荷物をもって買い物客に付き添う市場でのお手伝いさんである。

彼らは、竹(?)で編んだ行水用のバケツのような籠を頭の上にのせて、「荷物持ちますよ」ってな感じで買い物客にアイ・コンタクトを投げかける。

「あぁ、お願いね、荷物持ってね」ってなアイ・コンタクトが観光客から戻ってくると、早速付き人になる。

買い物客の後について込み合った市場内をくまなく付いていき、買い物客が買った商品を頭の籠の中に置いていく。

生ものからは汁が垂れるので、彼らの頭の上の籠のそこには、新聞紙かビニール袋などが敷いてある。

頭の上の籠にたくさんの荷物を載せて、ひたすらに買い物客を追いかけている。

ときには、頭の上の荷物の重さが10kg、15?、20kgとなることもある。そんな重さになっても、彼らはニコニコしながらその荷物を運んでいる。


買い物客の買い物がすべて終わると、買い物客の車のあるところまでいって、車に荷物を積み込むと彼らの1回の仕事は終わり。

1回の荷物運び付き添いは、多くの買い物客がRp. 5,000ほど渡しているらしい。

SUUNは毎日毎日、一生懸命買い物客を探す。1人で持ちきれないほどの荷物を持った買い物客がターゲットである。

彼らSUUNはまた、声をかけてくれる買い物客の常連さんを持っていたりする。

毎日10人の買い物客に付き添うとして、1日Rp. 50,000。1週間(6日勤務)でRp. 300,000。4週間で約Rp. 1,200,000。

この土地の州政府が商業団体と決定する州最低保証賃金(Rp. 110,000)よりは高い収入となる。

荷物持ちである。まずまずの収入であろう、おそらく。

そうそう、SUUNは本来女性の仕事である。男性はいない。

籠を頭の上に載せた荷物持ちスタイルは、彼女たちの背筋を矯正する機能があるかのように、女性たちのスタイルは良い。

彼女たちの年齢幅も人それぞれ。小学生ぐらいの子供もいれば、40歳を超えているように見える女性もいる。

みんな必死に、荷物を持たせてくれる買い物客を探している。

そうであった、そもそもこの土地の市場とは女性の場所であった。1930年代のその昔から、市場は女性の働く場所であった。男性の物売りはいなかったらしい。

もっとも、SUUNが発生したのは、きっと、それほど昔のことではないだろうが、市場は女性の場所なのである。

日常の台所仕事、市場、宗教祭事の際のお供え物などの準備、子供の世話……。

女性の働く場所である。

市場へ行くと元気な女性たちに会える。

老若な女性たちが頑張っている。

2つ目の小さな夢である。伝統的市場の女性たちの写真を白黒で集めてみたい。

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