July 2011
部活動激励会
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部活動激励会。
中学校二年生を担当しているぼくは、最後の大会を前にした3年生を激励する応援団の現場監督をしている。なぜ現場監督かというと総指揮の先生と、オーナー役の先生の2人の強力なバックがいてくれるからだ。
前置きが長くなった。
応援団。
おれも経験があるが、そのときの先生はこわかった。鬼気迫るものがあった。
「これが応援団ってもんなのか」
と中学生時分に感じた。
おれはそういうことを良く覚えているので、あの人がやったように真似してみた。
初日はうまく言った。
総指揮、オーナーともに大絶賛だった!
「国語なんか教えてちゃダメだねw君はバリバリの体育会系だわww」
おれもこのままやれば、当初に与えられた課題。
「時間がないから創意工夫はこの際いい、達成感を与えられればいい」
を達成できるはずだった。
現場監督はおれ。
優柔だが不断ではない。
2日目の練習で子どもたちにガンガン創意工夫させた。
応援旗を持つ係の子が不満を漏らしたからだ。
「走りたーーいーーー」
有志で集まった生徒たちにはあまりに退屈な役回りだったのだ。
授業では意欲的でないその生徒だったので、「黙って俺の指示に従え!」と言ってしまいそうだったが、なぜか言わなかった。
目を見たら、より明確な具体案が映っていたからだ。
おれは言った、
「激励会は教師が君たちにお願いしてやってもらうものじゃない、君たちが先輩に感謝を伝える為にやるものだ。君たちが考えて一番、先輩の為になるように考えてやるといい。」
完璧に創意工夫をさせた。
それが、達成感を与えると思ったから優柔したのだ。
中学校二年生を担当しているぼくは、最後の大会を前にした3年生を激励する応援団の現場監督をしている。なぜ現場監督かというと総指揮の先生と、オーナー役の先生の2人の強力なバックがいてくれるからだ。
前置きが長くなった。
応援団。
おれも経験があるが、そのときの先生はこわかった。鬼気迫るものがあった。
「これが応援団ってもんなのか」
と中学生時分に感じた。
おれはそういうことを良く覚えているので、あの人がやったように真似してみた。
初日はうまく言った。
総指揮、オーナーともに大絶賛だった!
「国語なんか教えてちゃダメだねw君はバリバリの体育会系だわww」
おれもこのままやれば、当初に与えられた課題。
「時間がないから創意工夫はこの際いい、達成感を与えられればいい」
を達成できるはずだった。
現場監督はおれ。
優柔だが不断ではない。
2日目の練習で子どもたちにガンガン創意工夫させた。
応援旗を持つ係の子が不満を漏らしたからだ。
「走りたーーいーーー」
有志で集まった生徒たちにはあまりに退屈な役回りだったのだ。
授業では意欲的でないその生徒だったので、「黙って俺の指示に従え!」と言ってしまいそうだったが、なぜか言わなかった。
目を見たら、より明確な具体案が映っていたからだ。
おれは言った、
「激励会は教師が君たちにお願いしてやってもらうものじゃない、君たちが先輩に感謝を伝える為にやるものだ。君たちが考えて一番、先輩の為になるように考えてやるといい。」
完璧に創意工夫をさせた。
それが、達成感を与えると思ったから優柔したのだ。