というか、掲示への熱意が凄すぎて「鬼の掲示」と呼ばれている。もはやただの節分である。
んなことは、置いといて、
僕は掲示を本気でつくる。
そこにはこんな信念がある。
「掲示は最高の褒めアイテム」
声で直接伝える褒めは、もっともオーソドックスかつ王道だが、受け手の状態で必ずしもいい効果を与えない。
しかし、掲示は受け手が見たいときに見る。常にあるからいつかは見る。つまり、常に応援し続けている状態だ。褒めの鉄則がここにある。
掲示物をつくる上で大切にしていることはこの5つ。
1.鮮度が命
2.手作り感を伝える
3.写真をたくさん使う
4.色にテーマを持たす
5.生徒もつくる
1
行事が終わった翌朝、昇降口に掲示があるのが最高だ。子どもたちの期待と感謝が最高レベルだからだ。遅くなればなるほど冷める。そして、萎える。最後に信頼がなくなる。
2
手作り感がない掲示はすぐに落書きされるか、破られてしまう。そこに誰かの温かみを感じるから感動するのであり、文字がプリンターで出してあったり、写真が四角に切ってあるだけでは愛が伝わるとは思えない。
3
写真をたくさん使うのは、できるだけ多くの子にスポットを当てたいからだ。人は誰もが注目されて特別視されたい、そうして評価されたいという気持ちを持っている。そのために余分な背景をカットして、人だけ切り抜くことも有効だ。
4
色にテーマがないと、メッセージが損なわれる。熱い行事なら赤、橙、黄を用いる。のびのびした成長を応援したいなら緑、黄緑、エメナルドグリーンを用いる。ポップな日常ならピンク、パープル、イエロー、ライムグリーン、ライトブルーから3色選んで作るといい。基本的に3色使うのは2色の時より表現力が格段にあがるからだ。
例えば、
のびのびカラーの緑と黄緑に茶色を使うと、地面や根っこをイメージさせて安定した伸びやかさを表現できる。緑と黄緑に赤を用いると、花をイメージさせ華やかさとのびのびした成長のゴールを表現できる。
5
生徒が少しでもかかわると、すべての掲示物が5割り増しに輝く。この輝きを出すにはプロのアーティストを雇っても無駄である。下手でもなんでもいいから、教師と生徒が一緒に作ったことにかけがえのない価値がある。
最後にもう一度、
掲示物は最高の褒めアイテム。
子どもたちは頑張ってるから、我々もドカッと受け止めなくちゃ!