最近よく出会う言葉は、

「No.1にならなければならない」 

という言葉、ではなく

「小さな分野でNo.1にならなければならない」 

という言葉です。


セミナーに参加するとよく例として、こんな話になります。


日本で1番高い山はなんですか?
富士山ですよね。
では、日本で2番目に高い山はなんでしょう?


今だに僕は覚えられません。
答えを聞いてすぐに忘れてしまいます。

じゃあ、富士山になることを目指せばいいのでしょうか?
みんなが富士山を目指す。目指すような教育が確かにありました。
その結果どんな雰囲気が出来上がって、どんな子どもたちが増えましたか?

できない奴を切る、落ちこぼれ、
自分を肯定し、相手を否定する雰囲気が出来上がりました。

小さなNo.1になるとは、特定の分野でNo.1になるということです。


ようかんのNo.1と言われてどこのようかんをイメージしますか?
関東にお住まいの方は、とらやと答えるのではないでしょうか。
では、No.2は?まったくわかりません。

僕はようかんについて全く知識がありません。

贈り物やお返しをようかんにしようとした時に、
「その分野のNo.1を贈り物にすれば失礼はないだろう」
という考えになります。

これに僕たちもならなければなりません。
というより、なりたいです。

会社や学校で、

書類管理は○○さんだね!
営業スマイルは○○さんだね!
結婚式の思い出ムービーは○○さんだね!
給食当番は○○くんだね!
プリント配りは○○くんだね!

実際に、
お弁当の分野でNo.1がとれなかった会社が
法事専門の分野で趣向をこらしNo.1になって売上を上げた会社や、
こども用の歯医者を経営し、開業前から予約でいっぱいにした
という事例がたくさんあります。

もうすぐ、4月。新しい生活が始まります。
いろんな人が頑張ります。
自分よりすごい人はたくさんいます。
自分より頑張る人もたくさんいます。
真っ向勝負するのもいいですが、
この分野なら自分らしくやれる
この分野なら楽しく頑張れる
というものをつくって
小さなNo.1になりましょう。