2008年05月18日

歌いたい熱。

日本に行くと楽しみなのが、NHK教育の一連の大人好みの子供番組。
『にほんごであそぼう』や『クィンテット』がまだまだ継続していて安心しました。いずれ子供にも見せたいと思いDVDも仕入れてきましたが、あんな日本語がマスターできたらスゴイ子供になるだろうな。

ちょうど『にほんごであそぼう』でおおたか静流(しずる)さんが沖縄の子供の遊び唄である『赤田首里殿内』を歌っているのを見て、沖縄民謡熱が再燃しております。
この半年間、子供の世話やらで両手がふさがることが多く、なかなか三線を握れなかったのですが、これなら手遊びを見せながら子供に唄ってあげられる上に、自分の唄い熱が発散できる、まさに一石二鳥な曲で、今勉強中です。
子育てやら仕事で忙しい、という口実で三線から遠ざかってしまうのは惜しすぎます。

ところで、大阪に行ったとき、いつも寄っていた大阪第3ビルのわしたショップがなくなっていたのですが、日本では沖縄ブームが冷めつつあるのでしょうか?
ハードコア沖縄民謡好きにとっては、これからが勝負。細くても長く続けたい沖縄民謡です。

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2008年05月16日

初めての子連れ里帰り。

3週間ほど日本に行って参りました。
初めての赤ちゃん連れ里帰りの旅でした。
飛行機や電車内のバギーとかあれこれ心配したのがもったいないくらい、問題なく移動もでき、あっというまに日本滞在3週間が終わってしまいました。
案ずるより生むが易し。何でもやってみるもんですね。

初めての子連れで、今までのように1日中本屋に入り浸ったり、好きなものを好きな時間に食べ歩いたりはできなかったけど、充実度で言えば、今までにないほど充実した里帰りだったなぁ。

ただの親バカ話になってしまわないように説明するには難しいけど、子供と一緒だと今までつまらないと思ってた田舎生活もいいもんだなぁ、と見直せたり、いろんな人と話すきっかけができたりと、子供がいるからあれこれできない、ではなく、子供がいるから今まで大人だけじゃやらなかったことができるようになったり、どうでもいいと思ってたことがめちゃめちゃ有難く思えたり、ぐぐっと幅が広がった気がする。

そんなわけで、あれこれと心配事ばかりで面倒くさいなぁと思ってた里帰り、やってみてよかったです。

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2008年04月11日

胎児の記憶

赤ちゃんはお腹の中で聴いた音楽を覚えている、というのは本当だろうか。

この説にとても興味があったので、実験のつもりで意識的に妊娠中に同じ音楽を何度も聴いてみた。

ひとつはキューバンサルサCharanga HabaneraのCD。このCDは妊娠中、ほとんど毎晩聴いたかもしれない。
うちのお嬢さんが胎児の頃にサルサばかり聴いたおかげで、年頃になったらラテン男好きになって、私は16年後この手で孫の世話をするのかぁ、母親としては心配事が増えそうだな、と本気で心配するくらい聴いた。

もうひとつは日本では胎教に良いと言われているらしい、古謝美佐子の『童神』。これまたまことしやかに胎教に良いと言われている三線を弾きがなら唄ってみたりしてみた。

さて、もうあと半月で6ヶ月になろうといううちのお嬢さん。
胎児の頃に聴いた曲に対して、他の曲とは違う反応を示すのだろうか、と様子を見ているのですが、結論は、どうやら胎児の記憶っちゅうのは大人の思い過ごしではないかと…。何を聞かせても泣くときは泣く、泣き止むときは泣き止みます。

妊娠中に聴いた曲が特に好きかというと、そういうわけでもなく、うちのお嬢さんはあかるく楽しい曲なら何でも好きなようで、サルサ、スカ、レゲエ、ハッピーロックならご機嫌。
期待通り、ささやき系のバチャータAventuraや、同じくささやき系ソウルのAl Greenもお好きなよう。ハンスによるとCheap Trickが好きで、メタリカもOK?らしいです。判断に個人的嗜好入りまくってますので、あまりアテになりませんが…。

逆に私が真面目に演歌を歌うと泣きます。これはテキメンすぎ。
陣痛が来たときに、ちょうどアマゾンで注文した細川たかしと杉良太郎のCDが届いたので、痛みを忘れるために『すきま風』やら『北酒場』を歌ってあげ、これも忘れられない胎児の記憶になるはずだと思ったのですが、今ではすっかり演歌は嫌われ者です。

胎児の記憶が残っているかどうか判断するには、まだ時期尚早のかもしれません。
しゃべれるようになって、ある日突然、
『お母さん、この曲はお腹の中で聴いた覚えがある。』
って言うのでしょうか。
もし、そう言われたら、逆にちょっと怖いかも。うちのお嬢さん、かなり普通の子供っぽいので、多分そんなことはないと思いますが。
胎教、って何なんでしょうね。

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2008年04月06日

去るも、残るも・・・

この2週間、ひさびさに、仕事が忙しかった。
まぁ、忙しいといってもそこはオランダなので、しっかりコーヒーも飲み、同僚にコーヒーも注ぎ、5時過ぎには子供のお迎えに間に合うように帰っているのですが。
しかし、私なりの最速で8時間みっちり仕事をしても、まだ見積もり依頼がザクザク残っている、というちょっと普通ではない状態。

職場にリストラの津波が押し寄せ、多数の犠牲者を残し、去っていこうとしています。
社会人人生で初めて身近に経験するリストラです。
すぐそこまでリストラの大ナタが、ぶるぅ〜ん、と迫ってきていましてヒヤヒヤでしたが、私はなんとか生存しました。

しかし、残念ながら、何でも質問に答えてくれていた優しいオランダ人同僚が、残留不可と判決を下されてしまいました。
まさに彼にとっては晴天の霹靂で、相当のショックだったよう。
そのショックぶりを傍から見ていて、こちらも心が痛かった。

一旦お役御免と判決が下されたからには、モチベーションは下がるに決まっていて、辞めることになった人の仕事が残される私にどんどこ降りかかってきている。
会社に要らないといわれりゃやる気なくなるのも当然だよな、と理解できる反面、毎日短距離走を8時間も走ってるような状態がしばらく続くのか、と思うと、考えるだけでどっと疲れる。はぁ〜。
去るのも地獄なら、残るもの地獄、とまではいかないけど、プチ地獄です。

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2008年03月21日

社会理論の実験場

今月の宝くじは箸にも棒にもかからないハズレっぷりでした。
というわけで、夢の物件はお預けにして、現実的に手の届きそうな物件を探すため、先日新築物件フェアに行ってきました。
実は以前から気になっていた再開発予定地域がありまして、そこに庭付きの長屋が建つので、虎視眈々と狙っております。

そこはかつて通ったオランダ語学校があったところで、私にはちょっとした思い出の地。
比較的衛星アンテナやトルコ系の店が多い地区で、これから数年かけて古いアパートを取り壊して、地区ごと再開発するそうです。

社会学の授業で、すでに妊娠ホルモンのせいで授業のタイトルを度忘れしてしまいましたが、大都市の人口と都市住宅計画の問題を取り上げた授業がありました。
高所得層が多い地域は生活水準や環境が良い、逆に低所得層が集まる地域は景観や生活環境が悪化し犯罪の巣窟になりやすい。という見地から、低所得層の集まる地域に高所得層向けの住宅を造り、環境の改善を図ろう、という政策の一手があります。
ロッテルダムはそのセオリーに基づいて、今、さかんに街のどまんなかに中高所得層、高学歴層むけのアパートをどしどし建設しているところです。

私たちが狙っている再開発地区の物件は、そうした思惑が見え見えのプランです。
我が家のようなダブルインカムの子持ち家庭で、ロッテルダム市内に住み続けたい人間には、すべての必要条件が揃った物件になりそうです。
が、個人的には、そういった貧乏人のプライドをへし折るようなプランに、まんまと乗せられてしまうのは非常に悔しい。

この地区の住民はまだまだ再開発計画と戦っているようで、今日は現存のアパートの取り壊しが一時停止される、というニュースが新聞に載っていました。
私はあの地区の建物が特別老朽化しているとか、荒れているとか、少しも思わないし、今のままでも十分住みやすい地域だと思うので、住民の気持ちも理解できる。新しい物件の数は、明らかに現住民がみんな戻ってこれるほど多くない。現住民の給与水準では買えないような物件も増える。ということは、事実上、出て行け、と言っているようなものである。
現住民がんばれ、と言いたいところではあるけれど、あんまり頑張ってもらうと、第二の夢の物件の建築も進まず…。
ああ、ジレンマ、であります。

ちなみについ最近発見したのですが、オランダの家探しの代表サイトFUNDAで、売りに出ている物件があるストリートの平均所得水準やらとっている新聞までチェックできます。
これで近所の住人やら、将来物件が値上がりしそうかまでだいたい予測できるわけです。ここまで分かったら、もうプライバシーもへちまもありません。

fumingo235 at 05:47|PermalinkComments(0)TrackBack(0)clip!社会学系 

2008年03月02日

gezelligheid信仰

このあいだ会社のお昼休みに同僚と出産話しをしていて、まぁありとあらゆるホラーストーリーが出てくることに、正直驚いた。
オランダは自宅出産が多いので、みんなさぞかしスポンと簡単に子供を産んでいるんだろうな、と思っていたのだが…。
1日近くも自宅で踏ん張って、とうとう諦めて病院に運ばれ、挙句の果てにバキュームで吸引。二度と自宅出産なんかするもんか、とか。
女5人集まってこれだけの出産ホラーストーリーが集まるのに、なぜオランダでは出産時に異常が起こらないことを前提に自宅出産に臨む妊婦が多いのか、本当に不思議で仕方ない。

オランダはEU加盟国のなかでも新生児の死亡率が高い。
過去にこのテーマで、死亡率の高さは外国人の出産が増えたから、と書いてあるものをいくつか読んだことがある。確かに助産師とコミュニケーションが取れなかったり、医療習慣の違いで出産に支障があることも考えられるが、他のEUの国でも同じくらい外国人率が高い国があるのに、なぜオランダだけがそれを理由にするのか、ちょっと安易な分析じゃないかと記事を読んで思っていた。

このテーマについて出産前から疑問を持っていたところに、こんな記事を見つけた。

Gezellig bevallen geen doel op zich

gezelligというのはオランダ人が良く使う言葉で、”cosy=心地良い”に近い。
自宅出産を選ぶ人は、自宅で産むのは心地良いから、という理由を挙げる人が多い。病院へ移動しなくてもいいし、自分の勝手知ったる場所がいい、と。
確かにそれも一理あるが、でも、出産の最中に異常が発生した場合に処置が手遅れになってしまう危険性が十分ある。

この記事の内容は、オランダの出産時の胎児・新生児死亡事故は夜間に多く、夜間に緊急対応できる産婦人科、小児科の医師がいない病院が多い。病院出産をする人が増えれば、夜間に産婦人科医等を常駐させる病院が増え、オランダ全体として新生児の死亡率を低下させることができるのに、というもの。

自宅から病院に担ぎ込まれるのにすでにタイムロスがあり、その上医師がいなくて手遅れに…となると、出産のリスク、よりも、自分の居心地の良さを優先し自宅出産を選んでいる場合ではないと思うのだが。
これだけ巷に出産ホラーストーリーが漂流しているにもかかわらず、『出産はgezelligであるべき』というアイデアが、なぜこんなにもオランダで広まっているのか、元妊婦としては不思議で不思議で、書いておかずにはいられませんでした。

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2008年02月25日

そして今月もまた・・・

今住んでいるアパートは、ロッテルダムの街中。
商店街まで歩いて5分、そして職場まで歩いて5分。
立地条件もいいし、建物の造りも雰囲気もいいし、ご近所付き合いも充実している。
が、いかんせん80屬離▲僉璽箸覆世韻法3人暮らしでは無理が出てきた。
日本なら80屬△譴4人家族で住めるのに、こっちの家具やライフスタイルでは2人が限界。
というわけで、ボチボチと家探しをしている。

畳部屋を作りたい、有り余るほどの収納スペースが欲しい、庭が欲しい、駐車スペースが欲しい、日当たり良好、などなど条件を連ねていくと、どうしても郊外か、ロッテルダムでも交通の便があまり良くない場所しかない。
市内で条件に合う物件を見つけても、一生ローン地獄から抜け出せそうにない価格。
しかも一旦、この何でも徒歩圏内の生活に慣れてしまったからには、遠くに引越す決心がつかない。
どの物件を選ぶにしろ、何らかの妥協は覚悟しないと。

しかし、どこをどう妥協するかがまた難しいところで、もう、見た瞬間に『これだーっ!!』と思うような物件が天から降ってこないかと願っています。
ローン地獄の物件、あれが買えたら言うことないんですけどね。
というわけで、今月もまた、宝くじを買いました。
10ユーロなんて端金じゃなく、どかーんと大当たりして、即金であの家、買ってみたいです、今月こそは。
そして残ったお金の金利で余生を優雅に過ごすのもいいかと。

ちなみに、3月のスーパージャックポット大当たりの賞金は1390万ユーロ。
http://www.staatsloterij.nl/
でも今月こそは私が当てる予定なので、皆さん邪魔しないでください。

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2008年02月09日

『床屋』という名の秀逸ファーストフード

私は、ターキッシュビザやショアルマ、ドネルケバブの類が手軽に食べられるオランダ、秘かに気に入っているのですが、皆さまはいかがでしょうか。

去年街で無料配布している情報誌で”Kapsalon(床屋)”という名の新種のファーストフードがあることを知りました。

”床屋”と称される食べ物の箱の中身は…

|   ガーリックソース    |
| レタス トマト きゅうり   |
|     チーズ        |
|   ドネルケバブの肉   |
|    フライドポテト     |
 ____________

とこの順番になっております。

フライドポテトとショアルマの肉のうえにチーズをかけて、一旦オーブンで焼く。
チーズがとろけたところに、サラダとガーリックソースを載せてできあがり。
まさにオランダとトルコが一つの地平線で融合した素晴らしいコンビネーション。
一度この”床屋”を食べてから、空腹時の定番はすっかり”床屋”です。

”床屋”と言う名前の由来は、ロッテルダムのどこかの床屋に勤めている兄ちゃんが、近所のケバブ屋の兄ちゃんに、『床屋の休憩時間短いからさ、好きなもんがいっぺんに食べられて、おいしいやつ、なんかできない?』と相談し、試行錯誤を重ねた末できあがったのがこの作品、ということだそうです(とNL10という雑誌に書いてありました)。
今ではロッテルダムから他の都市のケバブ屋にも伝播しております。

”床屋”はいうなれば、野菜入り焼肉丼の土耳古/阿蘭陀バージョンで、なかなかの味ですから、一度お試しあれ。
『ええん・かっぷさろ〜ん!』と注文してください。

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2008年02月06日

進んでいる、遅れている、の問題ではなく。

産休明けの職場復帰後、以前より出勤日を1日減らし、週4日間にしています。
週4日勤務にたどり着くまでの道のりは簡単ではありませんでしたが、結果的に実現できました。なんだかんだ言ってもオランダですから。

最近のオランダは、おそらく、小さな子供がいる女性は週3日勤務くらいが社会的平均ではないかと思います。産休明けでフルタイムで復帰したオランダ人女性は、まだ会ったことがない。
ほとんどの人が、子供との時間を持ちたい、余裕をもって私生活も楽しみたい、という理由で勤務日を減らしています。共同体存続のための”ワークシェアリング”では決してなく、極めて個人的な理由です。
私も産休に入る前に職場の子持ちオランダ人と話した結果、出勤日を減らさなくては、という、考えにすっかり洗脳されていました。当然そうしなきゃ、と。

たしかに週1日休みが増えただけで、時間的にも精神的にもずいぶん余裕ができて、快適です。私としては非常に良かった。
ですが、私が今働いている部署は、ほとんどがパートタイマーで、常に誰かのやりかけの仕事を引き継いだり、自分のやりかけの仕事を誰かがやったり、と、どこまで終わっていてどこから始めたらよいのかキャッチアップするだけでかなり時間がかかることが分かりました。当然仕事に漏れも生じます。
あぁ、これがオランダのパートタイマー社会の弊害なのか、と自分がパートタイマーになってみてよぉく分かりました。
オランダの社会全体がこの調子だからいいけれど、企業間の競争がシビアになったらこの状態だと競争に負けるだろうなぁ、と思ってしまった。

オランダの雑誌新聞で、『オランダのフェミニズムは失敗に終わった』だとか『オランダ人女性の社会進出は進んでいない』というテーマの記事を去年はよく目にしました。
オランダは女性が強いように見えて、実は国会議員、企業の管理職、大学教授など女性が占める割合がヨーロッパでも低いほう。
単純に考えれば、女性が解放され社会進出が進めば、女性が高い地位を占める率が上がるはず、です。
が、オランダはそうはならなかった。
フェミニズムを声高に叫ぶ割には、オランダ人女性は家庭の外での地位向上よりも、パートで仕事をし家事と育児も女性が主にやる、という選択をした。オランダ人女性は上昇志向に欠けすぎる、と批判するHeleen Meesの本なんかも話題になりました。

この波に乗って、そうだ、オランダの女性は甘っちょろすぎる、働くならもっと本気で働け!、というオランダ人女性からの批判も読みました。出世もしたいけどフルタイムで働きたくない、というムシのいい女はけしからん、とか。出世したいとも思わないような意識の低いのはもっといかん、とか。
私も自分に子供ができる前は、そう思ってました。オランダ人の女は甘い、と。
でも、実際自分も子供ができてからパートにしてしまった。私もオランダ人女と変わらない、甘い女にすぎなかった。

でも、世の中は誰もが高い地位の仕事に就けるわけではないわけで、無理ならさっさと諦めて私生活を大事にする、というのも一つの選択としてあってもいい。
実際男性でもそっちのほうを選択している人も会社にいる。それはそれで潔いと思う。

女性が働いているほうが進んでいるか、というと、そう単純に片付けられるわけでもなく、例えば男が怠けものでしょうがない社会に生まれてしまった女性は、一生馬車馬のように働かなくてはいけないわけで、その結果会社で重職に就いたとしても、それが目出度いかどうかは分からない。

地位が高い女性が多いかどうか、というのは一つのものさしではあるけれど、自分のやりたいようにできる選択肢があるかどうか、というのがポイント、だと私は思う。
そういう意味では、出世したい女性は、”女はパートタイム”というトレンドに足を引っ張られている、と思うかもしれない。
適当に仕事して、家庭を楽しみたい人にはオランダは天国。
ふと気がついたら、私もいつのまにかオランダ女の適当、ではなく、中庸主義に染まっていた…。社会の圧力というのは力強いものです。

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2008年02月04日

母乳に関してはタテマエ主義です、オランダは。

いきなり、貧乏臭い話しです。
オランダ人のポイントシール(磁気カードとかじゃなく、台紙にシールを張る形式でないとダメです、オランダ人は)好きは育児の世界にも浸透していまして、赤ちゃん用品を買うと、Babyzegelというシールがもらえます。それをチマチマ集めると、割引がもらえる、という仕組み。

わたくし、既に母乳育児は断念しておりますので、粉ミルクを買っています。このミルクがまた貧乳者への天罰のように高いのですが、初めて買ったときに、ポイントシールがもらえないことにも驚きました。

理由を聞いたところ、答えは・・・

オランダでは6ヶ月までは母乳で育てるように奨励しているので、6ヶ月以下の赤ちゃんのミルクはプロモーション対象商品にしてはいけないから。

ということ。
だからポイントシールも付けてはいけないんだと。

雑誌広告もインターネットでも、0〜6ヶ月の赤ちゃんのミルクの広告は禁止されているようです。

でも、ですよ。
母乳が出なくてミルクを使う人はたくさんいます。
しかも、オランダは産休は産後12週まで。
確かに1日2時間の搾乳時間が法律で護られているとしても、実際は職場復帰を機に、サクッと母乳をやめてミルクに切り替える人がものすごく多い。
6ヶ月まで母乳で、なんて正気で言ってるんなら、産休も6ヶ月にするべきでしょう。
母乳育児に関しては、オランダではタテマエが一人歩きしてるなぁ、と感じています。
オランダで6ヶ月以上母乳をあげていたら、長いこと頑張ってるねぇ、と褒められるくらいですから。

しかし、私の隣の席に座っている同僚のおばさんが出産した頃は、オランダも産後6週までしか産休をもらえなかったそう。
かれこれ22年前の話し。
それを聞いて、産後12週ももらえるのが有難いのか、それともフィンランドのように産後9ヶ月ももらえないことを恨むべきか、なんとも言えないなぁ、と考えさせられました。

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