みなさん“間人ガニ”ってご存知ですか?

ここ2、3年、観光バスのステッカーにもこの“間人ガニを食す”なんて書かれたツアータイトルをたまに見かけます

最初見たとき

え?人間ガニ?

ってかなりインパクトを受けたはフナッシュだけではないと思います

でもよく見たら“人間”じゃない“間人”

これで“たいざ”って読みます

今まで一部の食通の間でしか話題に上らなかった幻のかに“間人(たいざ)ガニ”

間人がに

レイクサイド琴引さんで『この間人ガニ(写真の)いくらですか?』って聞いたら
『ん〜3万くらいかな?』だって
( ̄□ ̄)!!

 

 

カニって“松葉ガニ”“越前ガニ”とか色んな呼び名があるけど、もともとは同じ“ズワイガニ”でしょ

津居山港で揚がったカニは“津居山ガニ”
浜坂港で揚がったカニは“浜坂ガニ”
間人港で揚がったカニは“間人ガニ”

揚がった港が違うだけで、なんでこんなに値段が違うの?
って誰もが疑問に思いますよね

レイクサイド琴引さんのホームページにその訳が載っていました

間人港の沖合い30kmの場所には全国で最も良い蟹がとれるとされる蟹の漁場があって、福井県・京都府・兵庫県の漁師はここを目指すそうです
で、この漁場まで日帰りで行けるのは“網野港”“間人港”“津居山港”のみ
その中でも大型の底引き網漁船(約100トン)を使い何日にも渡って漁をする他の港と違い、間人港は小さな港
船も小型の漁船が5曹(約15トン)しかありません
さらに風速10m以上、波の高さ約2mを越えると漁に出れないという厳しい条件つき

そんなわけで、間人の蟹は“貴重かつ新鮮”とクチコミで噂が広がっていったそうです

 

なるほど、間人ガニの高値にはこんなエピソードがあったんですね〜

 

ちなみにブランド蟹の証、カニの足に付いてるタグの意味は

青色→“兵庫県の港で揚ったカニ”
緑色→“京都府の港で揚ったカニ”
黄色→“越前ガニ”

 

ちなみについでに
“間人”『たいざ』と読む由来もいっときましょ

六世紀の末、蘇我氏と物部氏の間に争いが生じ、用命天皇のお后(きさき)で聖徳太子の生母の穴穂部間人皇后(あなほべのはしうど)は、乱を逃れる為、「大浜の里」に逃げてこられました
昔は間人を大浜の里と呼んだそうです
やがて争いも治まり、皇后は大和の斑鳩(いかるが)に帰ることに
大浜の里を離れる際、皇后は自分の名を取って「はしうど村」と名づけたそうです
ところが、大浜の里の人々は、皇后の名前を口にするのは恐れ多いとして、
退座されたことにちなみ「たいざ」と呼ぶようになったと云われています

以上、『添乗員知っとくコーナー』でした

ってそんなコーナーないない

ま、今度バスガイドさんが付かない日帰りカニツアーが付いたらバスでこのネタ使お〜っと

 

参照ページ『幻の間人蟹とは?』(レイクサイド琴引さんのHPより)