September 03, 2025

WordPressのカスタム分類(タクソノミー)

カスタム分類(タクソノミー)で生成されるアーカイブページは基本的には、カテゴリーページ・タグページなどのアーカイブページと同様のものとなります。これはWordPress投稿カテゴリーやタグに加えて独自に作る新たな分類タイプです。

WordPressのカスタム分類(タクソノミー)

しかしながら、カスタム分類のアーカイブページを独自性のあるものにカスタマイズすることも可能です。カスタム分類(タクソノミー)で生成するカテゴリータイプの分類の特徴は、通常の「カテゴリー」と同様、階層(親子関係)を設定することができます。WordPressでサイトを構築する際、コンテンツの分類には「カテゴリ」や「タグ」といった既定の分類が用意されています。これらで十分な構造を作れる場合もありますが、より柔軟かつ精緻な情報設計を実現したい場面では、カスタム分類(タクソノミー)の導入が大きな力を発揮します。

カスタム分類(タクソノミー)の導入

たとえば、コラム記事と実績紹介、製品データとFAQ、イベント情報とお知らせ記事といった異なる投稿タイプに対し、それぞれに独自の分類軸を設けたいケース。あるいは、タグでは表現しきれない専門性の高いジャンル分けや、特定の検索ニーズに応える絞り込み導線を実現したい場合。そうした設計を求める際、カスタム分類は不可欠な機能となります。WordPressの関数で カスタム投稿用のカスタム分類(タクソノミー)内から条件にあった記事だけを取得することもできます。

 

カスタム分類は、投稿やカスタム投稿タイプに対して独自のカテゴリやタグのような分類軸を追加する機能です。例えば、ニュース記事には「カテゴリ」ではなく「地域」や「重要度」といった別の分類を設けたいとき、そのための枠組みを作るのがタクソノミーです。分類そのもの(例:「地域」)をタクソノミーと呼び、その中の選択肢(例:「北海道」「関東」「関西」)をターム(term)と呼びます。この構造により、投稿コンテンツに複数の視点から分類を与えることが可能となり、ユーザーにも検索エンジンにもわかりやすい情報構造を提供できます。

WordPressを運営していると、記事や投稿をどうやって整理するかって結構悩むポイントなんですよね。最初から用意されている「カテゴリー」と「タグ」だけでうまく整理できる場合もあるんですが、少し複雑な情報を扱い出すと「あれ、もうちょっと分け方を工夫したいな」と思うことが増えてきます。そういうときに便利なのが「カスタムタクソノミー」、つまり自分で追加できる分類方法です。

たとえば音楽教室のサイトを考えてみましょう。通常ならカテゴリーで「レッスン情報」とか「講師紹介」くらいに分けると思います。でも実際に通いたい人からすると、ピアノの先生を探したいとか、ギターコースを知りたいとか、もっと細かい切り口で整理されていたほうが便利です。そんなときに「楽器別」というカスタム分類を作れば、ユーザーは「ピアノ」「バイオリン」「サックス」といった一覧から探せるようになります。さらに「レベル別」というタクソノミーを作れば「初心者向け」「中級者向け」「プロ志向」という風に整理できる。これは単なるカテゴリー分け以上に、訪問者の目的に合わせた検索導線を作れるという点で大きなメリットがあります。

また旅行会社のホームページでも、カスタム分類はかなり有効です。カテゴリーで「国内旅行」「海外旅行」と分けるのは一般的ですが、それだとまだ粗すぎる。実際にユーザーは「北海道旅行」で探したいとか「ヨーロッパの美術館巡りツアー」で調べたいわけですよね。ここで「地域別」というカスタムタクソノミーを作って「北海道」「沖縄」「フランス」「イタリア」と分類すれば、エリアに特化した一覧ページが自動的に生まれます。さらに「テーマ別」のタクソノミーを追加して「自然」「歴史」「グルメ」などの切り口を作れば、検索意図に合わせて提案できる。こうした構造は、SEO的にも「北海道 グルメ ツアー」といった複合キーワードに対応できるので、集客効果が見込めます。

教育関係のメディアでもカスタム分類は重宝します。たとえば大学受験対策ブログを運営するとします。普通にカテゴリーを「英語」「数学」「国語」で分けてもいいんですが、さらに「学年別」というタクソノミーを追加すると便利です。「高校1年」「高校2年」「高校3年」と分ければ、読者が自分の学年に合った情報を探しやすくなる。加えて「試験形式別」というタクソノミーを作れば「定期テスト対策」「模試対策」「共通テスト」といった切り口も加えられる。ユーザー目線で見ると、自分が欲しい情報に素早くアクセスできる環境が整うわけです。

さらに意外に思われるかもしれませんが、会社案内サイトやコーポレートサイトにもカスタムタクソノミーは役立ちます。

例えば製造業の会社が自社製品を紹介するページをWordPressで構築している場合、単純にカテゴリーで「製品一覧」として並べても、種類が多ければ探すのが大変です。ここで「材質別」や「用途別」というカスタム分類を作れば「ステンレス製品」「アルミ製品」や「建築用」「医療用」といった形で整理できる。営業担当者が見せたい資料としてもわかりやすいですし、顧客も目的の商品に素早くたどり着けるようになります。

カスタムタクソノミーは単なる便利機能ではなく「ユーザーが情報にアクセスする導線を設計する仕組み」と言えます。整理の仕方によっては、サイト全体の体験がガラッと変わってしまうんです。訪問者にとって探しやすい構造は、そのまま問い合わせや購入につながる確率を高めるので、サイト運営の成果に直結します。

カスタムタクソノミーを導入すると、その分類ごとに自動でアーカイブページが生成されます。つまり「ピアノ講師一覧」とか「北海道旅行のプラン一覧」といったページが自然に増えることになる。こうしたページはGoogleにとっても理解しやすく、特定のニッチなキーワードで検索流入を取り込みやすくなります。たとえば「高校2年 英語 模試 対策」という検索をする人がいて、その条件に合致したタクソノミーアーカイブが用意されていれば、検索上位に表示されやすくなるということです。

便利だからといって分類を増やしすぎると、管理する側も利用する側も迷子になります。たとえば旅行サイトで「テーマ別」「季節別」「価格帯別」「対象年齢別」…とどんどん追加していったら、かえってごちゃごちゃしてしまう。だからこそ「ユーザーはどんな視点で情報を探したいのか」という観点を常に優先する必要があります。自分たちが分類したい方法ではなく、ユーザーにとって自然な探し方を基準にすることが成功の鍵です。

WordPressのカスタムタクソノミーは「情報の整理整頓ツール」であり、サイトの利便性と集客力を高めるための武器です。音楽教室なら「楽器別」や「レベル別」、旅行サイトなら「地域別」や「テーマ別」、教育サイトなら「学年別」や「試験形式別」、製造業なら「材質別」や「用途別」。こうした切り口を加えることで、ユーザーが迷わず情報を探せる環境が作れるし、結果的に検索エンジンからの評価も上がりやすくなります。カスタムタクソノミーをどう設計するかは、サイトの目的や訪問者の行動をよく理解して決めることが一番大事です。


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