以前のブログで、愛犬とのお出かけできる、紅葉スポットをご紹介しましたが、その記事の作成中に私が以前働いていたペット宿で、愛犬の車酔いが酷くてお出かけに気が引けるという声を、多くの方から聴いたことを思い出しました
きっとこのブログを読んでくださった方の中にも、同じ悩みを抱えて愛犬とのお出かけに、踏み出せない人がいるのでは?
もしくは初めての車で、不安ということもありますよね
ですが、そんな時に試してみたい対処法がいくつかあります。
まずワンちゃんの車酔いも人の車酔いも原理は同じです
車の振動や速度により、耳の奥にある三半規管が刺激され起こるものです
犬の車酔いを誘発させるものとしては、車内の臭いや、揺れ、エンジン音などがあり、過去に車に乗ったときに嫌な思いをしたなど、心理的な要因も大きく関係していると言われています。
特に今まで車に乗ったときに嘔吐したことがある犬はそれ以降、車酔いの症状が出やすくなります
車に乗せる前から、不安そうな表情や行動を見せるなどの前兆があらわれることもあるので、
よく観察することが大切です
1、車酔いの予防法
車に乗る直前に食事をさせない!
人もそうですが満腹の状態だと吐きやすくなります。
逆に空腹でもそうです。
遠出をする際は、出かける2時間前までには餌を与えておくと、
車に乗る頃には程よく消化され、胃がベストなコンディションになっています
こまめに休憩をとる
一時間に一度は、車から降り外の空気に当たらせてあげる!
サービスエリアによってはドックランが併設されていたりするので、そこで気分転換させてあげるのもいいです
時間に余裕をもって出かけるのが大切ですね!
耳の付け根のマッサージ
耳のつけ根から耳全体を優しく持ち上げて、円を描くようにマッサージする!
ツボの指圧やマッサージは、車に乗せる前や途中の休憩の時にしてあげましょう。
前耳が触られて嫌な犬には無理にさせようとせず、胸や顎の下、尻尾のつけ根などもリラックス効果がありますので、触れる場所を優しく撫でてあげるだけでも、リラックス効果があります。
匂いのキツイ芳香剤や消臭剤はつけない
ワンちゃんの嗅覚はちょっとした匂いにも敏感な為、芳香剤の強いにおいは、車酔いを誘発させる可能性が高いです!
少し窓を開けて外の空気が入ってくるようにすると、リラックスしやすくなります。
車へのいいイメージを与える
私たちもそうですが、病院嫌いのワンちゃんは多いはず。
そのときだけ車に乗せていると、車に乗ること=嫌なこと…という認識を犬が持ってしまいます!
病院に限らず、車に乗ったことで嫌なことが起こったという認識を持たせないことです。
初めて車に乗るワンちゃんは停まっている車に乗せることから始めて、徐々に乗っていられる距離を伸ばしていきますが、その際は必ずワンちゃんにとって、良い事があると認識させることが大切です。
例えば、車で近くの大好きなドックランまで連れていき、思いっきり遊ばせる…など。
日頃からすぐそばであっても、車で楽しいところへ出かけ、慣れさせることです。
揺れは最小限に
車が揺れることで犬が車酔いをするのであれば、体を固定すれば改善されます。
車の中で自由にさせるのではなく、キャリーケースやケージに入れるようにしましょう。
慣れているワンちゃんならば、その中に入っていることで安心感もうまれます。
犬用のシートベルトを着用させるのも良いでしょう。
ラベンダーアロマで鎮静
ラベンダーの香りのは自律神経を整え、リラックスさせてくれたり催眠効果があります!
コットンにラベンダーアロマを1滴たらしよく揉み込みます。
そして車に乗る前に少しだけ嗅がせてあげます。
ラベンダーの効果によって寝てしまい車酔いしない場合もあります。
ジップ付きの袋に入れて持ち歩けば休憩のたびに嗅がせて出発することもできます。
ただし、人間にも効果的なので運転手さんがリラックスして
寝ちゃわないように気を付けてくださいね!
飼い主さんが心配しない
うちの子酔うかな?吐いちゃうんじゃないかな?
と車に乗る前から不安そうにしていると愛犬もそれを感じ取り不安が移ります。
その結果一種の暗示のように車酔いしてしまい嫌な経験をどんどん重ねていく無限ループに落ちてしまうことも・・・。
そうならないよう現地に着いた時の楽しい未来を想像して、明るく過ごすことも愛犬のためです!
2、酔ってしまったときは
犬の車酔いの症状は
・大量のよだれがでる・そわそわしておちつきがない・ガタガタと震える・あくび・心細く鳴く・吠える・嘔吐などが挙げられます。
愛犬の様子がおかしい、車に酔ってしまったのかな…そう感じたら、できるだけ早く休憩をさせましょう。
可能ならば車から降りて、外を少し歩かせるだげでも気分転換になります
車内の空気が良くない場合は、窓を開けてあげてください。
それでも車内で嘔吐してしまった場合も、慌てたり騒いだりせず、冷静に素早く汚物を片付けるようにします。 また、嘔吐したときに慌てないようにするには、必ずトイレシートやビニール袋などを前もって、車内に常備させておくことが大切です。
酔いやすい犬を乗せるときは、犬を乗せるスペースにあらかじめペットシートを敷いておいても良いでしょう。
○●○●○●○●○○●○●○●○●○
車での移動に慣れさせていくと共に、飼い主さんにもできることがたくさんあります。
また、動物病院に相談して酔い止めをもらうこともできるのでその子にあった方法を探して、車での外出=楽しいこと!と知って、リラックスして過ごせるように、
できるだけ恐怖経験、辛い経験をさせないことが大切です。
車での外出が楽しく快適な時間になるようにさまざまな工夫をして
少しづつ克服できるように目指しましょう