2017年02月

Q&A 2017.2.28

Q. これまでに4回体外受精をしたのですが、最近になって更年期のような症状(熱くなって汗がでる)があります。HMG注射を行なっているのですが、それと関係がありますか。
A. 体外受精で行う排卵誘発は、一般不妊治療で用いられる排卵誘発よりも投与量が多く、多数の卵胞発育が起こるために、卵胞ホルモンの増減幅が自然排卵周期よりも大きい傾向があります。自覚されている症状はホルモンの増減に伴って起こる一時的な症状の可能性があります。甲状腺機能異常などが原因となっている可能性もありますので、症状が長期的に続く場合は主治医へご相談ください。

Q&A 2017.2.28

Q. 性同一性障害(gender identity disorder : GID)の方とおつきあいをしています。彼女はFTM (female to male) で現在、注射やお薬によるホルモン治療をしています。配偶子や受精卵の冷凍を考えています。しかし、性的マイノリティに対する理解度のせいか、医療機関での治療を断られています。戸籍上結婚できないので不妊治療助成を使うことも出来ません。
A. 当センターでは、GIDの方々に関連したご質問に対して十分な対応をすることができません(AIDについての情報提供を除く)。下記のHPが参考になるかもしれません。事実婚のカップルへの不妊治療助成金の取り扱いについては、自治体ごとに対応が異なりますので、個別にお問い合わせください。
GID学会 http://www.okayama-u.ac.jp/user/jsgid/#
NPO法人 性同一性障害支援機構 http://www.npogid.or.jp

Q&A 2017.2.28

Q. 男性不妊のため、夫の手術や、顕微授精を行いましたが、妊娠に至らず不妊治療を辞めました。遠方への通院だったため、仕事は退職していました。治療終結後、夫は働かなくても好きなことをすれば良いと言ってくれたのですが、子どももいない・仕事もない・何も取り柄のない私は、せめて仕事だけはと思い、フルタイムの仕事を始めました。仕事は忙しく、覚えることは多かったですが、環境は悪くありませんでした。しかし、このままずっとこの仕事を続けていくのか?できるのか?夫のいう通り無理に働かなくてもよかったのじゃないかと不安を感じるようになり、気持ちに余裕がなくなり、次第に夜眠れなくなったり、不安から仕事に集中できずミスをしたりするようになりました。結局仕事は続けられず退職。その後にパートで簡単な仕事を始めましたが、今度は暇が多く、一人で考える時間が長くなってしまい、結局この働き方(生き方)でよいのかと不安は消えません。誰からも何も求められていない現状。自分の人生を豊かにすることだけを考えればよいのに、どうしたらよいのかわかりません。
A. 不妊治療を行わない場合でも、妊娠を諦めていることとイコールではなく、治療を行なっていない時期であっても毎月妊娠に対しての期待、そして落胆が続いているのではと感じます。このような周期的なストレスはご自身でも気がつかないことが多く、さまざまなネガティブな感情がわき起こってくることは当然です。ご自身を責めるのではなく「よく頑張っている」と褒めてあげて下さい。「悲しみ」「苦しみ」をご自分の中にためてしまわずに、外にだしてあげて下さい。ご自分の人生が価値あるものと思えるようになると良いですね。 
そのためには、できるだけ自分だけで問題を抱え込まないようにして下さい。当相談センターの電話相談や面談をぜひご利用ください。
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